Home 家具・インテリア 無垢家具 必見【無垢家具 職人 15名】無垢家具を作り出す注目の職人をご紹介!

必見【無垢家具 職人 15名】無垢家具を作り出す注目の職人をご紹介!

天然木の美しさと風合いと木のあたたかみを感じられる無垢家具は、使い込むほどに味が出て長年使える高級家具として知られています。以前は職人による手作りで制作されることがほとんどだった家具も、時代の流れとともに機械に頼った大量生産が主流となってきました。

しかしそんな中、昔ながらの手法を取り入れ、今もなお手作りの家具づくりにこだわっている職人も多くいます。職人の手作りによる無垢家具は、細かな作業が施され、柔らかな雰囲気を感じられるものばかり。

そこで今回は、無垢家具を手作りで作り続ける、注目の職人たちをご紹介します。

岸 邦明 氏

https://www.acroge-furniture.com/

製造から販売まで責任を持って行える仕事に憧れ、木工そして家具作りに興味を持ったのは28歳。29歳から31歳の2年間。約20カ国をキャンピングカーで巡り、歴史ある国々の生活様式や文化財に触れ、どのような「ものづくり」を自分が取り組んでいくべきかを考え、土台となる感性を身に付けていき、32歳で家具制作の職業訓練校に通い始めたという、変わり種の家具職人の岸氏。

「少しでも早く経験を積みたい」「どんなものでもできる技術や知識を身に付けたい」とあらゆることにチャレンジし続け、今は培ってきた技術や知識を活かし、オーダーメイド家具だけでなく木工教室も開催する有名職人へと駆け上がりました。「しっかりした物を作りたい」「お客様の望みを叶えてあげたい」が今も変わらない一番の目標。、無垢の木の素材を活かし、日々の生活になじむようなシンプルで温かみのある家具製作に定評のある職人です。

職人名岸 邦明
工房URL家具工房アクロージュファニチャー

松岡 茂樹 氏

https://at-living.press/living/4580/

これまでウッドデザイン賞をはじめ、コンクールで多くの受賞歴を持ち、ミラノ万博のジャパンサローネに自身の作品を出展するなど、新進気鋭の家具職人として知られているのが松岡 茂樹 氏です。家具職人集団「KOMA」の代表でありKOMAのアイデンティティそのものといえる存在です。

上質な無垢材や天然木を使用し、機能的で美しい家具作りにこだわり、「理」がうむ「美」をつきつめた心に響く音楽のような家具を作り出しています。シンプルなデザインにこだわり、人の手業でしか到達できない、美しさや心地よさを追及し、工芸品のような1点物の家具を作り続けることをモットーとして、日々家具づくりに励んでいます。

職人名松岡 茂樹
工房URLhttps://www.koma.tokyo/

武内 舞子 氏

https://koma_co.stores.jp/items/606c0e73d263f04abc5899a9

1993年生まれの29歳。親子3代大工の家と血筋として、幼い時から家具に囲まれ過ごす。家具工芸学校を卒業後、2013年にKOMAの門をたたき、まずはアルバイトからスタート。1年後にはKOMAの一員として家具づくりに専念。家具職人という男社会の中で、「女性だから出来ない」という言葉を払拭。本人の努力と勝ち気な性格も加わり、今では松岡 茂樹 氏が率いる「KOMA」の一番弟子として活躍中です。

女性らしい繊細でデザイン性にあふれる作品を多く誕生させており、見て癒される、使って喜ばれる、そんな女性目線の作品が多いのが特徴。特に椅子や小物を得意としており、シンプルな中にもあたたかみのある女性に喜ばれる商品を作り出しています。メディアでも多く取り上げられており、今注目の女性家具職人です。

職人名武内 舞子
工房URLhttps://www.koma.tokyo/

村上 剛 氏

http://www.muracowood.com/

1971年神奈川県生まれの51歳。東京都内専門学校で木工技術を学び、大手家具会社の製作部門チーフとして活躍し、2017年に独立。現在は、無垢家具工房の「MURACO」を設立し、奥様の順子さんと二人三脚で活動してます。

家具の製作、デザイン、住宅の新築や改築時に伴う作り付け家具、 オーダー家具、オーダーキッチン、キッチン家具などの木の小物まで、 すべてをオリジナルで製作。伝統的な木工技術をたいせつに、「長く愛される、永く価値のある家具」をモットーに作り続ける家具は、シンプルな中にも独自のデザインを施し、まさに一流の技術を見ることができる人気職人の一人です。

職人名村上 剛
工房URLhttp://www.muracowood.com/

近藤 卓也 氏

http://beewalnut.blog112.fc2.com/blog-category-1.html

1974年千葉県生まれの48歳。小さい頃から大工に憧れ、関西大学建築学科に入学。卒業後は家具づくりとは全く違う、三重県庁建築課に入社しますが、自分のやりたいことでないという違和感を感じ退職し家具職人を目指したという変わり種の職人です。

三重県庁を退職後は、の職業訓練学校に入学し、そこで学んだ技術をもとに2001年に家具工房「BeeWalnut」を設立。自然の中でにある工房で、触れた時にふと暖かい気持ちになるそんな無垢家具を作り続けています。

職人名近藤 卓也
工房URLhttp://beewalnut.blog112.fc2.com/

臼井 孝雄 氏

https://www.lmaga.jp/news/2021/09/336966/

もう一人変わり種の職人をご紹介しましょう。淡路島でオーダー専門で無垢家具を作り続けているのが臼井 孝雄 氏です。実は臼井氏、大阪生まれ大阪育ちで、もともとは吉本興業の養成所・NSCの卒業生で、一時は芸人として活動していた時期も。現在の木工の世界はゼロからのスタートだったため、家具屋に就職し木工の知識と技術を習得。技やセンスを磨くためデザイン家具会社に就職し、研鑽を積み、完全オーダーメイドの家具を作りたいと、独立に至ったという経緯をもったまさに変わり種の職人です。

そんな臼井氏ですが、現在は奥様と二人三脚で家具工房「PATRASCHE(パトラッシュ)」を営み、今では淡路島内外からもオーダーが舞い込む大人気のオーダーメイド家具店になっています。無垢材を活かした木の温もりを感じられる作品が多く、シンプルな中にもスタイリッシュさが加わったデザインは、和洋どちらにも合わせることができる家具となっています。

職人名PATRASCHE(パトラッシュ)
工房URLhttps://www.instagram.com/p_a_t_r_a_s_c_h_e/

吉田 欣司 氏

http://omoinosiori.com/2018/09/27

1986年大阪府箕面市生まれの36歳。大学卒業後、「デザインで物を作りたい」と建築とインテリアの専門学校へ。そこで学んだ家具制作に興味をもち、家具職人を目指す。専門学校卒業後は、さらに技術を学ぶべく木工会社に就職し、29歳で独立。現在は工房「YOSHIDA_WOOD_STUDIO」を構え、打ち合わせからデザイン、製作、納品まで一貫して1人で行う職人です。

使用する無垢材にこだわり、自分の目で見て納得するものしか使用しないという徹底ぶり。わざわざ県外まで足を運び無垢材を仕入れています。これまで多くの賞を受賞してきた家具の数々は、素材の素晴らしさを活かしたシンプルなデザイン。見た目・質感・香り、すべてが一級品の作品になっています。今後は木工教室や家具以外の商品にもチャレンジしていきたいという吉田氏。今後の活躍にも注目ですね。

職人名YOSHIDA_WOOD_STUDIO
工房URLhttps://www.yoshidawoodstudio.com/

鳥部 伸二 氏

https://www.treebe-f.com/

1974年新潟県生まれの48歳。デザイン専門学校卒業後、建築会社、小物家具メーカーを経て、2004年家具工房「家具工房ツリーベ」を設立。奥様の希美子さんと二人三脚でオーダー専門の家具製作を行っています。

鳥部氏の作り出す作品は、繊細で柔らかでおしゃれなものが多いのが特徴。というのも、家具のデザインを行うのはほとんどが奥様の希美子さんで、女性ならではの感性が家具のデザインに活かされています。それを形に変えるのが鳥部氏。自然無垢材をたくみに操る雄大な感性がプラスされ、見るものを魅力する家具を作り出しています。

職人名家具工房ツリーベ
工房URLhttps://www.treebe-f.com/

清水 智之 氏

https://www.cachitofurniture.com/about/

1981年生まれの41歳。奥様と二人三脚で家具工房「cachito furniture」を設立し、オーダーメイド・セレクト家具を専門に、お客様と向き合って最高の家具を提供しています。シンプルなものから北欧デザインまで様々なタイプの家具を作り上げます。

北欧家具でいわれている「何世代にも渡って愛される家具」に感銘を受け、一つ一つ手作りにこだわり、無垢材を活かした家具づくりを行っています。特にチェアやテーブルを得意としており、様々なデザインの商品を用意しているので、是非ご覧なってみてください。

職人名清水 智之
工房URLhttps://www.cachitofurniture.com/

艸島 功詞 氏

https://www.google.com/

1969年神戸生まれの53歳。大学を卒業後、家具を専門に扱う会社に就職し、家具づくりのノウハウを学び、1992年に独立。現在はオリジナル家具ブランド「KANNA」を設立し、無垢材を使ったオリジナル家具の制作を行っています。無垢材を使っても決してカントリーな感じにならず、上質で高級感のあるモダンスタイルに仕上げていくことをコンセプトとした作品を多く提供しています。

以前メディアで放映されていた「テレビチャンピオン」にも出演され、全国にその名を知られている艸島氏。無垢材を使った家具づくりもさることながら、リフォームやオーダー家具など、デザイン性にも定評のある職人です。

職人名艸島 功詞
工房URLhttps://kanna-fc.com/

間野 孝一 氏

https://www.tabinekokagu.com/about.html

長野県の木工家具制作専門の学校を卒業後、木工指導員を経て 千葉県九十九里に家具工房「Tabineko」を設立。設計からデザイン、製作までをすべて一人で行い、手作りにこだわった家具を作り続けています。

古くなったり飽きたら捨てるようなものではなく、しっかりした作りでデザインもシンプルに使い込むほどに味わいを増すような作品作りを目指し無垢材のオーダー家具・オリジナル家具・木工品を製作。次の世代へと受け継いでいける家具をしてくれる人気の家具職人です。

職人名間野 孝一
工房URLhttps://www.tabinekokagu.com/

九里 裕之 氏

https://nine-furniture.jp/about?id=about_about

1976年 新潟県長岡市生まれの46歳。大学卒業後、地元企業に就職。1999年長野県上松技術専門校木工科で木工技術を学ぶ。その後大分県くにさき六郷舎、大阪のTRUCKに勤務し家具の製作に携わる。2009年九里家具製作所設立。2016年nine店舗をオープン。奥様の美紀さんと二人三脚で工房を営んでいます。

無垢材の家具が持つ手触りや質感、変化の楽しみなどを伝えたいと、自宅自体を工房にし、お客様には実際自分たちが使っている無垢家具の変化を見てもらい、体感してもらっているという。素材の木目や質感を生かすために、過度な装飾やデザインは一切ないシンプルな家具を多く制作。九里氏がつくる家具は、お部屋をあたたかく温もりのある空間にしてくれます。

職人名九里 裕之
工房URLhttps://nine-furniture.jp/

高田 淳一 氏

https://www.kinome.jp/about/factory

1967年東京都生まれの55歳。大学卒業後、都内で住宅、別荘の仕事に携わる。その中で、実際に自分で家具を作ってみたいという思いにかられるようになり退職。2002年の35歳のときに、長野県の専門学校で家具製作を学び、2003年栃木県に家具工房「kinome」をオープン。35歳から家具づくりを学んだという遅咲きの職人です。

設計から製作までを一人で行い、日々の生活のための家具・道具として永く受け継がれるよう、丁寧な作業が特徴。使いやすい家具を追求し、シンプルで美しい形のデザインで、素材の素晴らしさも十分に感じられる無垢家具です。人気の工房なのでお届けまで時間がかかりますが興味がある方は工房サイトをご覧ください。

職人名高田 淳一
工房URLhttps://www.kinome.jp/

キムラ ケイゴ 氏

http://bambinaplus.com/about

1974年福岡県北九州市生まれの48歳。九州大学理学部物理学科卒業後、IT企業に就職するもデザインを志し海外で生活してみたいという思いもあり、イタリアにデザイン留学。デザインの基礎とインテリア、家具デザインの基礎を学ぶ。帰国後、職業開発能力校で木工技術を身につけた後、日本を代表する木工家である宮崎県の矢澤金太郎工房に弟子入り、3年間修行。2003年福岡県にて独立、無垢材オリジナル家具ブランド「bambina+」を立ち上げました。

新しい家具デザインの可能性を模索しつつ、お客様に良質な家具を提供していくことが第一の目標とし、いい家具デザインを世界に発信して、ロングセラーになるような家具デザインを生み出すことも目標としているキムラ氏。すべてがオリジナル作品で、今までになかった全く新しいデザインを生み出している、新進気鋭な家具職人です。

職人名キムラ ケイゴ
工房URLhttp://bambinaplus.com/

ギャリー ジェームス ライト 氏

https://www.britcraft.com/aboutbritcraft.html

最後に、異国の地で活躍する一人の外国人無垢家具職人をご紹介します。イギリス出身のギャリージェームスライト氏。高校卒業後、ジョイナリーをベースにした専門学校に3年通い、オーストラリアへ。そこで現在の奥様と出会い1年後に日本へ渡航。日本で家具工房「BritCraft」をオープン。自らの腕を活かした家具づくりを行っています。

手工具でジョイナリーを学んだ為、かんなで削って細かいラインを作りだしたり、ノミで地道に削っていくといった日本で昔からの製法もお手のもの。

「Quality is never an accident. It is always the result of high intention,sincere effort,intelligent direction and skillful execution.」

「高品質は、決して偶然の産物ではない。高い目的意識、誠実な努力、洗練された管理そして高度な技術の賜物である」

この言葉をスローガンに掲げ、イギリスで習得した伝統的製法・インテリアデザインを生かし、時間を惜しまず、丁寧に長持ちするモダンデザインの無垢家具を作り続ける、日本人の心を持ったイギリス人家具職人のギャリー氏です。

職人名ギャリー ジェームス ライト
工房URLhttps://www.britcraft.com/

まとめ

この記事では、無垢家具を作り続ける注目の職人をご紹介してきました。

機械だけに頼らず、手作りにこだわった家具づくりを行っている職人たち。手作りだからこそ素材の温もりをそのまま感じられる作品に仕上がります。古くからの手法を今に取り入れた作品の数々は、見た目も美しく私たちを癒してくれます。

現在、家具職人を目指す若い世代も多く、これからも有望な職人が生まれてくるでしょう。無垢家具を買うときに、家具を作った職人を知ることも、面白味の一つ。どんなこだわりを持った職人が自分が購入した家具を制作したのか、調べてみるのもまた違った楽しみ方の一つですよ。

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