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#グッチの歴史 Vol.4『History of GUCCI』鬼才アレッサンドロミケーレの新生グッチの魅力と世界観に陶酔するセレブたち | GXOMENS Blog|大人のいい男を目指すメンズファッションマガジン
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#グッチの歴史 Vol.4『History of GUCCI』鬼才アレッサンドロミケーレの新生グッチの魅力と世界観に陶酔するセレブたち

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“#グッチの歴史 Vol.4”

約90年前のイタリアはフィレンツェに創業したグッチに今世界中のセレブレティー達が夢中になっています。2019年現在の「新生グッチ」と言われるストリート感をプラスしたラグジュアリーでエレガントなアメカジをグッチ流「エレカジ」と言っています。

そのグッチ流「エレカジ」が2017年のファッションシーンを席捲しました。その陰にはグッチを見事若返らせた鬼才デザイナー、アレッサンドロミケーレがいます。そんなセレブたちが陶酔する新生グッチの世界観とはどのようなものなのか紹介します。

プロローグ

1921年にレザー製品の販売、修理から始まった90年以上の歴史を誇る老舗ブランドのグッチは徐々に独自のレザーアイテムを扱うようになりました。

グッチのレザーは上質で、特に創業者のグッチオグッチが10代のころに富裕層のスタイルから感銘を受けたバッグや乗馬用品のレザーグローブが高い評価を受けました。

レザーアイテムがメインだったグッチが本格的にアパレル分野に進出した1970年代、当時はウィメンズのドレスやスーツをリリースしていました。90年代までのグッチはメンズウェアよりもウィメンズのドレスなどのほうが印象深いブランドでした。

一族内の醜い争いやスキャンダルで暗黒期だったグッチは1990年代に革命的な改革に乗り出しました。トムフォードがレディースのデザイナーとして迎え入れたのち、クリエイティブディレクターとしてグッチ全体の若返りを目指します。

トムフォードは服のデザイン以外にもショッパーや内装、プロモーション、その他グッチのすべてにおいて完璧なまでのグッチを作り上げます。トムフォードが作り上げたグッチはトムフォードグッチと呼ばれ、黄金期に突入したグッチは世界中のファッショニスタやセレブを魅了していきます。

世界的に大ヒットを記録したトムフォードグッチは日本でもムーブメントを起こし、当時スタイリスト二大巨頭だった野口強はスタイリングでトムフォードグッチを多用し、木村拓哉もドラマでグッチを着用するなどトムフォードグッチは正に飛ぶ鳥を落とす勢いだったでしょう。

トムフォードグッチによる革命的なグッチの若返りから約20年さらなる革命ともいえる変化をグッチは迎えました。進化を止めない老舗ブランドのグッチは鬼才、アレッサンドロミケーレをクリエイティブディレクターに迎え入れ、新生グッチが始動しました。

ミケーレグッチの魅力とは??

セレブリティたちが陶酔するミケーレ率いる新生グッチのどこに魅力を感じているのか紹介しようと思います。

SNS時代におけるロゴやモチーフの持つ力

「グッチ」と言えば”ダブルG”ロゴが入ったアイテム、赤、紺、緑のライン(WEBライン)が入ったバッグやスニーカーですが、ミケーレのグッチは昆虫や動物のモチーフなど街中やSNS上で見た瞬間に「あ、グッチ」だと分かる視認性の高いものばかりです。

ファッショニスタ達が自身を発信し、コミュニティを形成するインスタグラムやツイッターにおいて、視認性が高く、ハイエンドな「グッチ」のアイテムは好みが似る人を惹きつけつつ、承認欲求を満たし、仲間を見つけるための格好のツールです。

またこのようなSNSを絡めたマーケティングを意図的に押し進めたのはデムナヴァザリアのバレンシアガとほぼ同時期であるものの初のラグジュアリーブランドと言ってもいいのではないでしょうか?

エレガントなアメカジとジャポニズム

ミケーレのグッチの特徴はSNS時代に映えるアイテムだけじゃないんです。今までのグッチを裏切ったかのようなデザインは、オーバーにまで思う刺繍の施されたスカジャン、ジージャンやジャストサイズがかっこいいはずのレザーライダースがオーバーサイズでリリースされたりと挑戦的です。

ボトムスはトップス同様、過剰なほどの刺繍の施されたデニムや80年代に流行ったブリーチデニムなどミケーレは目の肥えたファッショニスタにラグジュアリーやエレガントということ表現とは相反するアメカジを組み合わせて提案してきました。

エレガントなアメカジをベースにファッション界に殴り込んだミケーレによるグッチにはもう一つ注目されるべきポイントがあります。それは「ジャポニズム」です。ミケーレのグッチはジャポニズムとアメカジの融合とも言われているほどです。

カオスなネオン街でとられたプロモーションはどことなくオリエンタルな雰囲気が漂うものばかりで、ネオン街でバイクにまたがるモデルやパチンコ台に足をかけるモデル、デコトラに寄り掛かったり、デコトラの中のモデルは、「グッチ流チンピラスタイル」です。

このチンピラスタイルはグッチから派生し今やトレンドとなっています。2017年の春夏からハードでエレガントなアメカジ「エレカジ」とチンピラスタイルが業界でキーワードとして挙げられてるのは間違いなくグッチの影響があるでしょう。

そのグッチ流チンピラスタイル、エレカジを体現しているのが鋲ジャンです。グッチからまさか鋲ジャンがリリースされるとは思ってもいなかった方が多いはずです。流石はミケーレ、またもいい意味で裏切ってくれました(笑)

老舗のラグジュアリーブランドからしかももともとはバッグからウィメンズのドレスがメインだったブランドからリリースされたかなりハードな鋲ジャンは本当に驚きです。基本的に鋲ジャンはパンクスが着るアイテムでグッチを着るセレブレティーにはあまり縁のないアイテムと思いましたが話題騒然となりました。

グッチのアニマルモチーフについて

まるで007にでも出演しそうなダンディでセクシーな誰もが憧れるような男のトムフォード、実際2012年のジェームスボンドはグッチが衣装を製作しましたが、そんなイメージを貫いてきたグッチが一転、ひと昔前のヒッピースタイルを彷彿とさせるミケーレのデザインに変革しました。

特にミケーレの得意とするのは動物や植物をモチーフにしたデザインです。

アニマルモチーフの歴史

実は数千年前の古代ローマ時代から、そしてあの古代エジプトの世界三大美女”クレオパトラ”も、神様として神聖化していた動物のパワーを「ジュエリー」として身につけお守りの代わりにしていました。

現在でも世界中にはジュエリーだけでなく、動物の体の一部、狼の牙やうさぎのしっぽを魔除けとして大切にする習慣が残っています。特にグッチのコレクションでも目立っていたモチーフの意味について紹介します。

アニマルモチーフの意味

実は蜂のモチーフはアンティークジュエリーにはよく見られるモチーフなのです。古代ギリシアでは「縁起が良い」とされ、よく働くミツバチにちなみ、「勤勉」「豊穣」といった意味もあったりします。

トラのモチーフには「キング・オブ・トップ」「権力」「支配」といった意味が込められています。マレーシアの国章やロシアの紋章にもトラが使われており、まさにトラは王侯貴族が好むモチーフと言えるのではないでしょうか。

ヘビには 「二面性」「豊穣」「太古の生命力」「創造」という多種多様な意味を持ちます。さらにヘビには脱皮からちなんだ「再生」という意味もあります。

もともと昔の貴族たちは、動物や植物などをモチーフにデザインし、家柄や階級などを誇張するように紋章に描き込んでいました。

さらにアニマルモチーフに関しては昔からカルティエ、ショーメ、ヴァンクリーフなど世界の有名ジュエラーたちも好んでおり、このようにアニマルモチーフには、流行やムーブメントに流されない深い意味と作り手の想いが込められています。

しかしシンプルでどんなファッションにも合うとは言い難いのが強烈な個性を放つアニマルモチーフです。ミケーレ率いるグッチは動物をモチーフとしたデザインを使って、新しい未来に挑戦し、過去の風習を現代の人々へのオマージュとしているのかも知れません。

グッチセレブリティ

ミケーレ率いるグッチのせかいかんは十分伝わったと思います。デザイナーがミケーレに代わってまだ間もないですが新生グッチの魅力に惹かれたセレブたちは多くいます。

その中でも特にファッショニスタとしても注目されているセレブを紹介しようと思います。

エイサップロッキー(A$AP Rokey)

ラッパーとして活躍する彼は世界でモチーフのットもお洒落な男性セレブ1位に輝くほどファッション界に多大なる影響を与えています。

ラフコレクターとしても知られているほどラフシモンズが好きなエイサップロッキーもまたミケーレグッチに陶酔しているようで、彼のSNSやパパラッチにはグッチのアイテムを纏った彼が多くキャッチされています。

ハリースタイル(Harry Styles)

ワンダイレクションのメンバーとして活躍していたハリースタイルもまたミケーレグッチが大好きです。

ウィズカリファ(Wiz Khalifa)

何かとお騒がせなニュースでよく見かけるウィズカリファですがそんなのどうってことないほどファッショニスタたちから注目されるほどのお洒落さんです。

そんな彼もグッチのコレクションに招待されたり、プライベートでも着用したりなどグッチのファンであるのは間違いないでしょう。

ジードラゴン(G-Dragon)

ファッショニスタが注目するのはエイサップロッキーだけじゃありません。ロッキー、カニエ、ファレルに続き世界のお洒落なセレブに選ばれた、クロムハーツマニアのジードラゴンもグッチを好んで着ています。

紹介したセレブ達のほかにも、ミケーレの世界観に共感した、歌手のビョークの新曲「The Gate」のミュージックビデオの衣装をミケーレが担当しました。

ミュージックビデオの中でのビョークは、独自の幻想的な世界を表現しており、その世界観を際立たせる衣装は、ミケーレの非現実的なクリエーションが、見事にマッチしています。

グッチを歌った歌はこちらもです。

さらに、昨年アメリカを皮肉った歌詞で世間を騒がせた「This is America」の歌詞でも「NYの若者はグッチを纏う」という歌詞も出てきます。

まとめ

これからのグッチの、ミケーレのクリエイションに期待が高まり、ミケーレには全く関係のない話ではありますが、次の元号初のグッチのコレクションやリリース、動向には一目置いておく必要がありそうです。

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