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『 CHANEL/シャネルの今』ココシャネルとカールラガーフェルドの遺産、後継者ヴィルジニーヴィアール(Virginie Viard)氏とは?? | GXOMENS Blog|大人のいい男を目指すメンズファッションマガジン
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『 CHANEL/シャネルの今』ココシャネルとカールラガーフェルドの遺産、後継者ヴィルジニーヴィアール(Virginie Viard)氏とは??

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”CHANEL and Virginie Viard”

カールラガーフェルド氏が19日早朝にパリの病院でお亡くなりになられシャネル(CHANEL)より後継者としてヴィルジニーヴィアール(Virginie Viard)氏が公表されました。2019SSのシャネルコレクションではカール不在ながらも彼女がマネジメントし成功裡におさめたことから次期後継者として目されていましたが。このような早いタイミングで交代の時期が来るとは誰しもが想像していなかったことかと思います。そして名前こそ知っていても詳しくヴィルジニーヴィアール(Virginie Viard)氏についてご存知の方もそこまで多くはないかと思いますので改めてご紹介したいと思います。

https://youtu.be/CTTJLdA_owk
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ヴィルジニーヴィアール(Virginie Viard)氏 プロフィール

”She is Virginie Viard”

名前ヴィルジニーヴィアール(Virginie Viard)
生年月日不明
年齢不明(1987年にキャリアをスタートしているため50代だと思われる。)
出身フランス リヨン
家族父親: スキーチャンピオンになった外科医
(彼女の母方の祖父母は絹製造業者でした。)
5人兄妹の長女 
夫:jean marc fyot(作曲家、音楽プロデューサー)
息子: Robinson Fyot ( レースブレザーを身に着けシンガポールでシャネル2014年ショーのランウェイに参加しました。)
参照: Virginie Viard Takes the Helm of Chanel After Karl Lagerfeld
ブランド シャネル(CHANEL)
経歴不明:ファッションスクール卒業後Dominique Borgでのもとでコスチュームデザインのアシスタントを開始
1987年:シャネル(CHANEL)でインターン開始
不明:両親の友人でもあるモナコ国王のレーニエ3世の紹介でカール・ラガーフェルド氏と出会う
1992年: クロエChloe) にてカール・ラガーフェルド氏の下で働く
1997年:シャネル(CHANEL)にて再びカール・ラガーフェルド氏と共に働く同時にスタジオディレクターに任命
2000年:プレタポルテの仕事を開始
2014年:息子 Robinson Fyot がシャネル2014シンガポールコレクションにてモデルデビュー

学歴リヨンのファッションスクールLe Cours Georgesで学び、母親・祖母からファッションの基礎を学ぶ
好きなブランド シャネル(CHANEL)以外の好きなブランド
ステラマッカートニー( Stella McCartney )のデニム愛用、バレンシアガ(ニコラス・ゲスキエール)、メゾン・マルジェラ、コム・デ・ギャルソン
Instagram@virginieviard(本人のものかは不明)
ハッシュタグ #VirginieViard  
#CHANELLaPausa
#LaPausa
#KarlLagerfeld  
#CHANELCruise
Twitter不明
友人親友:
カロリーヌ・メグレCaroline de Maigret)
ミシェル・ゴベール(Michel Gaubert
モナコの公爵夫人(カール・ラガーフェルド氏の友人でもあったことから彼女と知り合う。)
モナコ国王レーニエ3世は両親が友人でもあった。
尊敬するデザイナー マルタン マルジェラ(Martin Margiela)
ニコラ・ジェスキエール(NICOLAS GHESQUIERE)  
関連リンク Virginie Viard – Wikipedia
息子 Robinson Fyot
Robinson Fyot インスタグラム
Robinson Fyot – Medium
robinson fyot | Tumblr
Robinson Fyot | Free Listening on SoundCloud
Robinson Fyot – Facebook

ヴィルジニーヴィアール(Virginie Viard) 氏とは?

ヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)氏はあまり表に出ることを好まないチームワークを重要視することで知られる30年以上もカール・ラガーフェルド氏の下で彼のチームを取り仕切り、関係する業者や取引先との連絡や折衝も務め仕事の幅はデザインとクリエイティブはもちろんのこと、プライベートなものから秘書的な事務作業にまで至り。

ヴィルジニー氏のシャネルの仕事への取り組み方

彼女の仕事のやり方に関してリーダーとして仕事、チームに対して見たがりませんでした。役職や階層といった昔ながらの考え方ではなくいかにチームとして円滑にプロジェクトを成功させるための1つ1つのタスクをクリアしていくかに全身全霊を捧げていたかが見えます。そしてそれを実現できる彼女をカールラガーフェルド氏はかなり早い段階から後継者として見出していたのでしょう。

「何よりも私たちのスタジオはチームワークに関するものだから、すべてが順調に進んでいます」

via VIRGINIE VIARD ON CHANEL

「私は ‘監督’のようには考えていません。私たちにとって役職や階層はスタジオ全体では感じられません、それはシームレスです。最後に、ワークショップのリーダーと一緒に衣装を見るのはカールです。私もそこにいる必要はありません。最後の言葉を持っているのはいつも彼です。」

彼女はフランスの雑誌Crashに語りました

ヴィルジニーヴィアール(Virginie Viard) 氏の経歴は?

表に出たくない彼女の情報は非常に限られますが。出身は『世界遺産と美食の街』で知られるフランスのリヨン。そして母方の祖父母は絹製造業者であったことから幼いころからファッションやそれにまつわる情報、アイテムに触れ感性を磨かれたことでしょう。成長して、彼女はシャネルが「古かった」と思ったと話しています。

そして父親はスキーのチャンピオンで外科医で幼いころから裕福であたっただろうことが想像できます。また5人兄妹の長女であったことも現在のシャネルのクリエイティブチームのリーダーとしての素質と素養を持った一つの要因ともいえるかもしれません。

彼女のファッションスタイル

1960年代の前髪のソバージュヘアが特徴的な彼女はときどきカール・ラガーフェルド氏のようなロッカーシックな黒いジャケット、細く黒いタイトなジーンズ、そしてヴィンテージのTシャツを着ています。まるでココシャネル(Coco Chanel)とパティスミス(Patti Smith)をMIXさせたようなスタイルです。

彼女はステラマッカートニー(Stella McCartney)のジーンズ・デニムを好み、デニムを黒く染めるのにDylonホームキットを使い自ら染めます。そして彼女はヒールがあるサンダルやスニーカーを避けます。

「私は背が高いのでそれに気づかれるのが好きではありません。」

リヨンのファッションスクールLe Cours Georgesで学ぶ

ヴィルジニーヴィアール(Virginie Viard) 氏 は、映画と演劇の衣装を専門とするリヨンのファッション学校、Le Cours Georgesで学びました。彼女は世間がラフシモンズなどをはじめとするパンクファッションのピーク時にロンドンで1年間過ごしました。後に、リヨンのブティックで仕事をした後、彼女はパリのコスチュームデザイナーDominique Borgのアシスタントになりました。 

1987年:シャネル(CHANEL)でインターン開始

ヴィルジニー氏はシャネル(CHANEL)へインターンとして入社しますが。彼女の両親のネットワークから考えるに普通のインターンとは全く異なることが容易に想像できます。なぜならば両親の友人は当時のモナコ国王であるレーニエ3世です。そして彼女を推薦したのも当時すでにファッション界では名の知れた『モードの皇帝』カール・ラガーフェルド氏なわけです。特別扱いの特別待遇をするなという方が無理な話でしょうwww

両親の友人でもあるモナコ国王のレーニエ3世の紹介でカールラガーフェルド氏と出会う

via BAZAAR

カールラガーフェルド氏とヴィルジニー氏の出会いをつないだのは両親の友人であるレーニエ3世と言われています。勝手な推測になりますが。ファッションスクールである Le Cours Georgesで一生懸命に学び成功したいと願う我が子を見て子を持つ親としては自身のネットワークを最大限に活かして成功へのバックアップをしたいと思うのは当然のことでしょう。このとき友人であるモナコ国王のレーニエ3世という最強の切り札を使い、しかもシャネル(CHANEL)のキーマンであり皇帝であるカール・ラガーフェルド氏というBOSSにアプローチしたわけですから。もう当時のインターン、いや社内では誰も彼女を邪険に扱うことはできなかったでしょうwww

1992年: クロエChloe) にてカールラガーフェルド氏の下で働く

カール・ラガーフェルド氏の庇護のもとで5年間働いた後、彼女は1992年にクロエ(Chloé)に彼を追いかけ、、、というよりも引き連れられてスタジオディレクターとしてChanelに戻る前にさらに5年間そこで働きました。 このエピソードからも実際の仕事ぶりも恐らく非常に高いパフォーマンスを発揮しており『モードの皇帝』も目を見張るものがあったのでしょう。

1997年:シャネル(CHANEL)にて再びカールラガーフェルド氏と共に働くと同時にスタジオディレクターに任命

カール・ラガーフェルド氏がスケッチを完成するとすぐに、彼女の仕事は始まりました。彼女は年間6つのコレクションを監督し、カールのビジョンの翻訳者も務めました。彼女は供給業者や7人のアトリエ長と時間を過ごし、どのような新しい技術やアーカイブ技術がラガーフェルド氏のアイデアに最もよく対応しているかを評価しました。彼女は、モデルキャスティングの承認と各詳細舞台裏の検査にまで及びました。 

2000年:シャネルプレタポルテコレクション

2015年: 南フランス・イエール国際モードフェスティバル

元 VOGUE編集長で ファッションアイコンとして様々なアパレル企業とコラボする Carine Roitfeld (カリーヌロワトフェルド) 氏とフランス人のモデルで女優の アナムグラリス(Anna Mouglalis 氏。 アナムグラリスといえばカール・ラガーフェルド氏に選ばれ、シャネルの香水「アリュール」のキャンペーンモデルとなり。現在も、シャネルミューズとしてシャネルのバッグの広告に登場する 現役スーパーモデルです。

ヴィルジニー氏がフェスティバルのマネジメントを取り仕切る。

2015年、ラガーフェルド氏が 南フランス・イエール国際モードフェスティバル のクリエイティブディレクターの役割を引き受けたとき、 ヴィルジニー氏 は、親友の カロリーヌ・ド・メグレ(Caroline de Maigret) と他の友人、建築家、そしてデザイナーであるIndia Mahdaviを含むファッション審査員を統括・マネジメントしました。ファッションのオンデマンドサウンドディレクター、パリの有名DJであるミシェル・ゴベール(Michel Gaubert) も彼女の友人のひとりとして参加しました。 

この時の審査員の写真で左から Olivier Zahm、Joana Vasconcelos、 カロリーヌ・ド・メグレ(Caroline de Maigret、Virginie ViardそしてJulie Liger

このメンバーはすべてヴィルジニー氏のチョイスで個人的な友人やネットワークから選ばれ彼女がすべて取り仕切りマネジメントを行ったそうです。このフェスティバルで採用されたことにより大きなターニングポイントとなった方も多いのではないかと思います。皆さん現在も第一線で活躍されているあたりがシャネル(CHANEL)の後継者に選ばれる彼女の力なのでしょう。

2005年: ドキュメンタリー映画「サインシャネル(Signé Chanel)」制作

こちらのサインシャネルの撮影風景の動画を見るとカール・ラガーフェルド氏、ヴィルジニー氏 の仕事ぶりを見ることが出来ます。

“Karl is the locomotive, and Virginie is the rails of Chanel”


「カールは機関車、ヴィルジニーヴィアールはシャネルのレールです」

と2005年に舞台裏のドキュメンタリー「サインシャネル(Signé Chanel)」を制作した映画監督、ロイック・プリジェント(Loic Prigent)は言いました。

2014年:息子 Robinson Fyot がシャネル2014シンガポールコレクションにてモデルデビュー

母ちゃんの威光を使いやがってぐらいに斜めに見ておりましたが。。。プロのモデルさんです。甘いマスクに高身長でスタイルも抜群、お母さんはシャネルのチーフデザイナー。天は不平等なものですwww

2019年:シャネル(CHANEL)チーフクリエイティブデザイナー就任

カール・ラガーフェルド氏の庇護のもとなどという言葉はもう今の彼女にとっては不要なのでしょう。シャネル(CHANEL)のどのスタッフからも認められチームワークと和を尊ぶ彼女は恐らく誰からも慕われているようにも見えます。そしてカール・ラガーフェルド氏が亡きあとでもシャネル(CHANEL)のブランドを築いていけることは2019コレクションで証明したことでしょう。

カール・ラガーフェルド氏の彼女に対する評価

https://youtu.be/CTTJLdA_owk

「ヴィルジニーは私にとってだけでなくアトリエにとっても、最も重要な人物です。彼女は私の右腕です。彼女に会えないと、私たちはいつも電話をかけている。」

via whowhatwear.com

カール・ラガーフェルド氏に愛猫のシュペットちゃんと同じぐらい必要不可欠な存在だと言わしめ。右腕中の右腕で左手でもあるとジョークも交え2018年11月にELLE (エル)アメリカとのインタビュー談話でラガーフェルド氏は語っています。

「彼女はわたしの牧師さまヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)です。私の手、私の左手です。私たちの関係は不可欠であり本当の、本物の友情と愛情によって更に深いものになりました。

via harpersbazaar.com.au

ヴィルジニー は、私にとってだけでなく、アトリエにとっても、すべてにとって最も重要な人物です。」

via
7デイズアウト(7DAYS OUT)

シャネルの2018年のオートクチュールショーに至る7日間の舞台裏のドラマを捉えたラガーフェルド氏は、Netflixのドキュメンタリー『7デイズアウト(7DAYS OUT)』 で語った。

シャネルのスタッフの彼女に対する評価


「私はいつも彼女が集中して微笑んでいるのを見ています。」

「絶対にカールに忠実であるように見えた」

「私は彼女がシャネルのコレクションのクレイジーペースについて不平を言うのを聞いたことがありません」

ヴィルジニー氏から見たカールラガーフェルド氏とは?

「何年にもわたって、退屈な瞬間、暗黙のことではありませんが、全般的に、常に尊敬と優しさがありました」

viaGrazia

と彼女はかつてGrazia誌に語った。

「私の仕事は彼が幸せであることを確認することです。私は彼が好きなものを予想しようとします。私は彼を喜ばせようとしますが、彼を驚かせようともします」

via The Telegraph

と彼女はイギリスの新聞The Telegraphとの別のインタビューでこのようにもカール・ラガーフェルド氏についての友情・愛情を丁寧に説明してくれました。

彼女はただのイエスマンではなかった!

「 私が言いたいことがあるとき…私はそれを言う! 」

via マダムフィガロ(madameFIGARO)

2011年のマダムフィガロ(madameFIGARO)のインタビューの際に決してカール・ラガーフェルド氏の単なるイエスマンではなく意見や助言が必要な時には遠慮せずに言うと答えていることから彼女の芯の強さや仕事に対しての真摯な態度やカール・ラガーフェルド氏が信用・信頼を置く理由が見えてきたようにも思えます。

カール・ラガーフェルド氏とココ・シャネル氏の遺産を受け継ぐ

Chanelはヴィルジニー氏をカール・ラガーフェルド氏の「30年以上に渡っての最も近い共同研究者」と説明しChanelの最高責任者である アラン・ヴェルテメール (Alain Wertheimer)は彼女に「コレクションの創造的な仕事」をガブリエルシャネルとカールラガーフェルドの遺産が生き続けることができるように任せました 。

シャネルのファッションプレジデント、ブルーノパブロフスキー (Bruno Pavlovsky) がヴィルジニー氏の任命を発表したInstagramの声明の中で、ヴィルジニー氏は「ラガーフェルドとシャネル(CHANEL)の創設者である ガブリエル・ボヌール・シャネル (ココ・シャネル)の両氏が残した遺産を継続する」と自信を持ってコメントし締めました。

ヴィルジニー氏のシャネル(CHANEL)への想いと情熱

”CHANEL was Born”

マガジンフィガロ(Le Figaro Magazine)から2017年のインタビューにて「シャネルの女の子」を作る理由を尋ねられたとき、彼女はこのように答えました。

「私はいつもシャネルの女の子でした​​、私は他に何かになる方法がわからない」


“I have always been a Chanel girl, I don’t know how to be anything else”

via マダムフィガロ(madameFIGARO)

いつもポニーテールと黒いスーツ、サングラスにレザーグローブを着ていたカール・ラガーフェルド氏のように、ヴィルジニー氏の個人的なスタイルはトレンドによって左右されないと言います。彼女は時代を超越した、個性的な作品・アイテムを好みます 。これこそが確かに、時代に左右されない王道を行く”シャネル(CHANEL)”なのかもしれません。

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