20名厳選【寄木細工を伝える職人紹介】ベテラン職人から新進気鋭の若手職人まで

昭和59年に国の伝統的工芸品として認定を受けた箱根寄木細工。200年以上の歴史を持つこの伝統工芸を今に伝える職人は、全国に約50名ほどいるとされています。この記事では、箱根寄木細工を今に伝える寄木細工職人を20名ご紹介していきます。

丸山 一郎

https://www.aboutamazon.jp/news/smb/how-one-small-business-protects-the-techniques-of-hakone-parquet

この道30年以上を誇る寄木細工職人の第一人者といわれる丸山 一郎氏です。寄木細工の定番といわれる秘密箱(からくり箱)は自慢の逸品で、繊細に作り上げられた作品の数々は目を奪われます。その情熱はとどまることを知らず、自店舗の目の前には「関所からくり細工美術館」を作り、多くの観光客を楽しませています。また丸山氏が寄木細工職人を目指した当時、ほとんど普及していなかったインターネット販売をいち早く取り入れ、日本国内だけでなく海外への販路を広げたことでも有名で、寄木細工を世界に広めるきっかけになったきっかけを作ったと職人といってもいいでしょう。

伝統工芸士として積極的に寄木細工を後世に伝える活動をしている丸山氏。実演などを通してその魅力を伝えています。また職人の高齢化・引退が進むなか、次世代の育成にも取り組んでおり、若い世代を積極的に採用しその技術の係争を行っています。

職人名丸山 一郎
工房名箱根丸山物産
作品販売店舗箱根丸山物産
YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=FvSlNLn04eY&feature=emb_title

本間 昇

https://www.hakone.or.jp/yosegizaiku/jounetsu/honma.html

御年90歳を迎え、ますます盛んな寄木細工職人であり、伝統工芸士として活躍されているのが本間 昇氏です。もちろん現役の工芸士として、他の職人とともに職人と一緒に8時から17時半まで工房で作品を作り上げています。新しい作品を作り上げるために日々勉強と、出かけ先で見かける和柄模様は必ずチェックするという、圧巻の職人魂。

江戸時代から伝わる寄木細工の複製品を3年がかりで作りあげたことをきっかけに、文箱・お盆・重箱など多くの江戸時代由来の作品に触れ、知見を蓄えていった本間氏。「古代裂(こだいぎれ)寄木模様」という本間氏考案の作品も誕生させ、その製作意欲は今なお顕在です。本間氏の作品は、本間木工所に隣接された本間寄木美術館にて見ることができます。匠の技と寄木の美しさを、実際に堪能してみてはいかがでしょう。

職人名本間 昇
工房名本間木工所
作品販売店舗箱根寄木細工 本間木工所
YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=TxvOMHoLRBY&feature=emb_title
著書寄木に生きる

本間 建司

ムク材にこだわり、ムク寄木細工職人として知られているのが本間 建司氏です。厚みのある種木をそのまま削り出して形を作った「ムク寄木」を使用した、繊細で深みのある作品は多くの寄木細工ファンを魅了します。

本間 建司氏の作品の多くは、寄木細工専門店 一茶で購入することができますので一度のぞいてみてはいかがでしょう。

職人名本間 建司
工房名本間木工所
作品販売店舗箱根寄木細工 本間木工所・寄木細工専門店 一茶など

本間博丈

https://www.waza-ya.com/craftsman/honma-wood-factory/

1969年神奈川県箱根町生まれの53歳。2006年に全国「木のクラフトコンペ」審査委員賞を受賞し、2020年2月には伝統工芸士の認定を受けた、寄木細工職人の第一人者。先にご紹介した本間 昇氏はお父様にあたります。「六角くず入れ」や「タンブラー」、「茶筒」や「お盆」などのヒヒ用雑貨を得意としており、ひとつひとつの材を正確に切り整えて綺麗に寄せ、高品質の作品を作り上げることで知られています。

熟練の技術を駆使して作り出される精密なものから、現代アート的な新しい感覚の作品まで幅広く手掛ける手法に定評があり、今後が期待される寄木細工です。

職人名本間 博丈
工房名本間木工所
作品販売店舗箱根寄木細工 本間木工所・WAZA屋など
本間博丈Instagramhttps://www.instagram.com/honmayosekiartmuseum/
本間博丈Twitterhttps://twitter.com/HonmaYosekiArtM
備考2020年2月に伝統工芸士に認定

小島 裕平

https://www.asahi.com/articles/photo/AS20220318002819.html

1989年神奈川県厚木市生まれの33歳。若手寄木細工職人として期待のホープです。高校卒業後寄木細工職人の露木孝一氏に弟子入りし2020年に独立。自身の名前から名付けた「ゆう工房」を設立した。「小箱」や「トレー」などを中心に独自のデザインとアレンジで高品質な寄木細工を作り上げています。

コロナ禍の中で新しい分野へのチャレンジも行っており、キャンプ用品に寄せ木細工の技術を活かした作品も手掛けています。キャンプ用品やインテリアを制作するブランド「NINAHAW(ニナハウ)」とのコラボで、「ランタン」や「マグカップ」、「コンテナの持ち手の飾り」などのデザインを担当。SNSで瞬く間に広がり、今や人気商品になっています。

若手寄木細工職人で結成された「雑木囃子」、各分野の若手職人で結成された「いぶき会」のメンバーとしても活躍しており、東京を中心に個展を開くなど、積極的な活動を行い寄木細工を広める活動をしています。

職人名小島 裕平
工房名ゆう工房
作品販売店舗ゆう工房など
小島裕平ブログhttps://ameblo.jp/small-island36

金指 勝悦

https://www.waza-ya.com/craftsman/kanazashi-woodcraft/

昭和15年寄木の里箱根畑宿生まれの82歳。2000年には全国木のクラフトコンペ大賞を受賞、その他大臣表彰を初め多くの受賞歴を持つ、寄木細工界の重鎮といってもいいでしょう。そして金指氏を語るうえで忘れてはいけないのが、毎年お正月に行われる箱根駅伝の優勝トロフィーを手掛けているのが、何を隠そう金指氏なのです。金指氏の工房もある金指ウッドクラフトでは、毎年作られてきた優勝トロフィーのレプリカが展示されています。

寄木細工職人となって50年。伝統の技に新しさと独自の手法やデザインを取り入れた無垢の寄木細工を作り続けています。種木を直接削って作品にする無垢の寄木細工は量産ができないため、高級志向の製品を多く作り続けています。重厚で繊細な作品が多く、見る者を圧倒する迫力のある作品が多く、観光みやげというイメージが強い寄木細工のなかで、日本を代表する工芸品へと高めていくことを目指し日々奮闘しています。

職人名金指 勝悦
工房名金指ウッドクラフト
作品販売店舗金指ウッドクラフト
金指ウッドクラフトTwitterhttps://twitter.com/kinnoyubi
金指ウッドクラフトフェイスブックhttps://www.facebook.com/%E9%87%91%E6%8C%87%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%88-407219379326987/
金指勝悦YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=HhPtU56zd1M

露木 清勝

https://www.waza-ya.com/craftsman/tsuyuki-wood-factory/

1954年神奈川県小田原市生まれの68歳。2000年には全国木のクラフトコンペ金賞を受賞するなど数々の受賞歴を持っています。寄木細工の伝統工芸士として様々な活動を行っています。

伝統を受け継ぎながら、早い時期より生活に根ざす作品を提案し、完成された伝統的な模様と作法を踏まえ、一方で新しい表現形態を模索し、独特の世界を生み出してきました。オリジナリティを大切にしながらも生活の中の用途として、暮らしに役立ち、生活空間で使ってもらえるような、生活文化の創造を目指した作品を多く作り出しています。

職人名露木 清勝
工房名箱根寄木細工 露木木工所
作品販売店舗寄木ギャラリーツユキ
露木清勝YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=og5DBp52-PM

露木 清高

https://fitsearch.jp/sp/practice/20210315

父の清勝の後継ぎとして期待されているのが清高氏です。1979年神奈川県小田原市生まれの43歳。2008年に第5回全国木のクラフトコンペ大賞の受賞をはじめ、2011年にはパリで開かれた国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」に初出品し、世界デビューも果たしました。

世界にも多くのファンを持つ清高氏。現代の暮らしに合った親しめる製品づくりに挑戦しながらも、同時に寄木細工の未来を感じさせるスタイリッシュな作品を続々と発表し、グローバルな視点も携え、進化する寄木細工を発信しています。素材を活かした作品の数々は、見る者を魅了する作品ばかりです。寄木ギャラリーツユキにてその作品はご覧いただけるので是非一度足を運んでみてはいかがでしょう。

職人名露木 清高
工房名箱根寄木細工 露木木工所
作品販売店舗寄木ギャラリーツユキ
露木清高YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=nVPpf4EEaC0

太田 憲

https://imakana.kanaloco.jp/article/entry-143796.html

1979年山形県生まれの43歳。日本の伝統的工芸品に深い興味を持ち、8年間の修行を経て2012年にOTA MOKKO設立。奥様と二人三脚で寄木細工の制作を行っています。

太田氏が作り出す寄木細工は、木材のもつ個性を引き立たせるため1色に対して1種類の木材を使用するのではなく、同じ色でも数種類の木材を使用しています。感性によってつくられた作品は、モダンでいてどこか懐かしい感じを醸し出し、現代の暮らしに自然となじむデザインが多くの人を魅了しています。他の職人が使ったことのない木材を使いたいと、いい気があれば買い付けに行くほど、新しいものへの探求心は誰にも負けません。作品は寄木細工の幾何学模様をふんだんに取り入れた道具箱や木のプレート、髪留めやブローチなど伝統工芸の美しさに触れることができる作品ばかりです。

職人名太田 憲
工房名OTA MOKKO(太田木工)
作品販売店舗OTA MOKKO(太田木工)
OTA MOKKO(太田木工)Instagramhttps://www.instagram.com/ota_mokko/?hl=ja

石川 一郎

https://www.waza-ya.com/craftsman/hamamatsuya/

1955年神奈川県生まれの67歳。箱根寄木細工を語るうえでこの職人を忘れてはいけません。箱根寄木細工の創始者と言われる「石川仁兵衛」の血筋を引き、その7代目として活躍されているのが石川 一郎氏です。現在に至るまで昔ながらの寄木細工を継承し、箱根寄木細工の伝統工芸士の一人でもあります。

「ズク貼り」と「無垢作り」の寄木に加えて、地板を切り抜いたところに同じ形に切り抜いた別の木を嵌め込んで絵柄を作る「木象嵌」まですべてに精通し、この技術を生かしながら独自性を加えることによってオリジナルの製品も作り上げています。使用する木は直感で選び、自身の感性で作品を作り上げるという。手作りでしか味わえない温かいぬくもりと伝統的な真の美しさを堪能することができる作品を送り出しています。また若手職人集団の「雑木囃子(ぞうきばやし)」にも惜しみない支援を続けており、「自分の持っている技術は全て伝え、継承してほしい」と強く願っています。

職人名石川 一郎
工房名浜松屋
作品販売店舗浜松屋
石川一郎YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=myI-iTlWCW0&feature=emb_title

露木 孝一

https://www.waza-ya.com/craftsman/kiro/

1963年神奈川県箱根生まれの59歳。若い女性向けの作品を多く作り出しており、トートバッグやパスケースから、キーホルダーやチャームといった小物など、可愛いとか綺麗と感じてもらえるような作品を製作しています。

露木氏が作る文様はとにかく独創的で驚かされるものばかりで、あの人気アニメ「鬼滅の刃」をモチーフに作られた「お盆」や、現代的に作り上げたお重箱など、木造でも石造りでもカントリー風でも、どんな家にも合う作品で、異国の空気も流れているような文様は、和にも洋にも溶け込みます。

職人名露木 孝一
工房名箱根寄木細工 木路
作品販売店舗箱根寄木細工 木路

石川 裕貴

https://odawalab.com/report/odawarabook22.html

1983年神奈川県生まれの39歳。先にご紹介した石川一郎氏の息子さんで、8代目として活躍されています。2010年には全国木のクラフトコンペ金賞も受賞。「世界にひとつだけ」シリーズで、小物入れやアクセサリーなどを手掛けています。

若手職人集団の「雑木囃子」のメンバーとして幅広い活動を行っており、各地で展示会や寄木細工に興味がある外国人が集まる集会での実演などにも積極的に参加し、寄木細工を世界に広めています。昔ながらの寄木細工を、今の時代に合ったものに変えていきたいと、新しい寄木細工を追い求めています。

職人名石川 裕貴
工房名浜松屋
作品販売店舗浜松屋

篠田 英治

https://shopping.nikkei.co.jp/projects/wabizo-premium

1982年神奈川県相模原市生まれの40歳。若手職人集団の「雑木囃子」のメンバーとしても活躍されています。2006年第4回全国「木のクラフトコンペ」で特別賞を受賞舌のを皮切りに、多くの賞を受賞し2015年に「寄木工房 銀」を立ち上げました。

木ならではの温もりと、繊細な組み合わせによる魅力的なサーフェイスを作り出す作品は、細かい手仕事のレベルを限りなく逸脱する仕上がりで、一見すると印刷物と間違えるほど精巧に作りあげられています。魔法の国に迷い込んだような表情を見せるアクセサリーケース、わずか1cmという繊細な作りの木箱など、一度手に入れると手放したくなくなる作品ばかりです。箱根でこれだけ繊細な仕事ができるのは篠田氏くらいだと称されるほど。また、海外への寄木細工普及にも尽力しており、タジキスタンやキルギスなどで講演やワークショップを実施するなど、精力的に行っています。

職人名篠田 英治
工房名寄木工房 銀
作品販売店舗寄木工房 銀
篠田英治フェイスブックhttps://ja-jp.facebook.com/mosamosamoyasi

清水 勇太

https://hakonegora.hotelindigo.com/neighborhood/yuta-shimizu-of-luthier

1980年東京都生まれの42歳。大学時代に訪れた箱根で出会った寄木細工に魅了され、そのまま寄木細工職人の道へ。8年間の修行ののち、箱根寄木細工るちゑで独立。若手職人集団の「雑木囃子」のメンバーとしても活躍され、多くのメディアでも取り上げられている、新進気鋭の若手職人です。

受け継がれてきた伝統を守りながらも、どこかポップでモダンな印象をうける作品を多く生み出しています。「どこか賑やかで、思わず頬が緩んでしまうような愉しげなイメージを表現したい」と語る通り、マラカスやカスタネットなどの楽器や保育園の遊具など、れまでの寄木細工のイメージにとらわれない清水さんの作品は、さまざまな関係者の目にとまり、活躍の場を広げています。これから先、どのような作品を作り出すのか、大きな期待を寄せられている職人です。

職人名清水 勇太
工房名箱根寄木細工 るちゑ
作品販売店舗箱根寄木細工 るちゑ
るちゑTwitterhttps://twitter.com/luthier43?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

内原 丸仁

1976年神奈川県箱根生まれの46歳。父から受け継いだ箱根寄木細工うちはらで職人として活躍している。伝統的なものから現代的なものまで、さまざまな作品を手掛けそれぞれが精緻で美しい幾何学模様を作り出しています。アクセサリーやカップ、フォトフレーム、トレーなど普段使いできるものを多く製作しています。

今の作風は、伝統を守りながら新しいものを作り出そうとする若手職人らの心意気に触発されて出来たものと語っており、「新しい寄せ木細工をここから発信し、伝統を次の世代につないでいきたい」とも語っています。店舗や工房も一新し、新しいモノづくりへの精神をもって寄木細工の製作に取り組んでいます。

職人名内原 丸仁
工房名箱根寄木細工うちはら
作品販売店舗箱根寄木細工うちはら

中村 建治

http://www.asahi.com/area/tottori/articles/MTW20190115320680001.html

1975年、鳥取県日南町福塚生まれの47歳。鳥取県で生まれ育ち、建築大工となって働くかたわら、建築や解体の現場で木が捨てられているのを見て、「どうにか使える方法がないかなとずっと思っていた」と語るのは中村氏。13年ほど前、寄せ木細工をテレビで見て、真似をして作り始め独学で寄木細工を勉強し、2012年に作品展を開いたのを機に販売を始めました。2016年に廃園になった保育園の園舎をそのまま利用し、現在の白谷工房を構えました。

使われなくなった建築資材や廃材、杉を中心に、繊細でぬくもりある作品を作り出し、家具やインテリアオブジェ、アクセサリーやステーショナリーなど、美術品から身近に使える作品までさまざまなものを作り出します。人気ドラマ「マザー・ゲーム」で、木村文乃さんが髪を束ねるのに使った白谷工房のヘアアクセサリーが話題になり、その名は一気に全国へと広がりました。今後も新しい作品を作り出していきたいと意気込む中村氏。寄木細工のふるさと箱根から遠く離れた鳥取から、寄木細工を世界へ広げ続けています。

職人名中村 建治
工房名白谷工房
作品販売店舗白谷工房
中村建治Instagramhttps://www.instagram.com/shiroitanikobo/
中村建治フェイスブックhttps://www.facebook.com/shiroitanikobo/
中村建治YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=XOvNZwE7Irw

小島 勲

https://www.yoseki-museum.com/yoseki-koubou/craftsman-info/kojima-isao-products/

1972年神奈川県小田原市生まれの50歳。「二段重箱」や「盛皿」、「六角茶筒」といった大型寄木細工を得意とする、箱根寄木細工 本間木工所専属の寄木細工職人です。

職人名小島 勲
工房名箱根寄木細工 本間木工所
作品販売店舗箱根寄木細工 本間木工所

鈴木 稔

https://www.waza-ya.com/craftsman/

父の代から「無垢作り」の寄木細工一筋で作品を作り上げている職人です。カップやお椀、器など、より生活に密着した製品を得意とされており、多くのお客様に日常的に使っていただけることに喜びを感じているという。木材の選定や色のあわせ方を工夫し、彩り豊かで華やかな模様の作品が多いのが特徴です。作品の多くは直売店「ききょう屋」にて購入することができます。

職人名鈴木 稔
工房名鈴木木工所
作品販売店舗ききょう屋

所澤 公(タクミ木工)伝統工芸士

https://www.waza-ya.com/craftsman/

先代から継承した「ズク貼り」をメインに作品を製作している所澤氏。2020年には伝統工芸士にも認定され、寄木細工の継承に尽力もされています。品質はもちろん塗装にもこだわっており、近代好まれる傾向であるつや消しの塗装だけではなく、古くからのツヤ加工や今ではあまり使われなくなった木蝋による蝋引き仕上げなどの伝統的な技法で箱根寄木細工の魅力と伝統を伝えています。作品は工房となっている「タクミ木工」もしくは寄木細工アンテナショップ「WAZA屋」などで購入することができます。

職人名所澤 公
工房名タクミ木工
作品販売店舗タクミ木工・WAZA屋など
備考2020年2月に伝統工芸士に認定

露木 和孝(寄木細工のつゆき)伝統工芸士

https://www.waza-ya.com/craftsman/

「ズク貼り」を専門に製作しているのが露木 和孝氏です。昔ながらの寄木細工定番の模様をはじめ、「錯覚文様の器」のように、一見すると寄木とは分からないような、ちょっと変わった模様にも挑戦を続けている寄木細工職人。2016年に行われた木のクラフトコンペでは、この「錯覚文様の器」で大賞を受賞しています。現代の生活空間においても映えるようなモダンな雰囲気の寄木細工にこだわり、伝統的な寄木細工の模様を現代風にアレンジした作品は、多くのお客様を魅了しています。

職人名露木 和孝
工房名寄木細工のつゆき
作品販売店舗寄木細工のつゆき・WAZA屋など
備考2020年2月に伝統工芸士に認定

アブアベド

https://damashquie.com/artisans/

ちょっと変わった寄木細工職人をご紹介します。シリアにいる寄木細工職人のアブアベド氏。職人歴40年を超えるアブアベド氏が作る寄木細工は、シリアで最高品質の伝統工芸品であるとともに、その洗練されたデザインも魅力的です。ピアスやイヤリングといったアクセサリーから、小箱制作や家具・楽器などの製作を行っており、シリアやイスラム文化圏で伝統的な幾何学紋様が美しく映えた作品となっています。気になる方は、下記のURLからECサイトをご覧になってみてください。

職人名アブドゥルラフマン
工房名DAMASHQUIE
作品販売店舗DAMASHQUIE
DAMASHQUIEhttps://damashquie.com/2021/11/30/parquet-box001/

神原 和夫(神原木工)

https://www.hakonemaruyama.co.jp/kazuo_kanbara.htm

寄木細工の代表作品である秘密箱を作り続けて48年。箱根寄木細工職人の第一人者であり、海外からの評価も高く、材料、材質の選定眼は勿論、製品精度も高いことから、製品の希少性も高いものとなっています。箱根の伝統工芸を守る、数少ない秘密箱名人です。

伝統的工芸品などを長年にわたって製造し、維持、発展に努めている方を表彰し、その多年の労に報いるとともに寄木細工の今後の発展を期するために送られる伝統的工芸品産業功労者褒賞を受賞した寄木細工職人の中でも有名伝統工芸士です。

職人名神原 和夫
工房名神原木工
作品販売店舗神原木工・箱根丸山物産など
座右の銘良いものを作ればお客様は喜んでくれる

寄木細工の伝統工芸士

伝統工芸士とは、後継者不足などによって低迷している伝統的工芸品産業の振興を狙って誕生した制度で、国が指定した伝統的工芸品を広めて、高度な技術や技法を伝えていくことが求められており、伝統的工芸品産業の振興に関する法律に基づく国家資格となっています。

現在寄木細工の伝統工芸士は、本間昇氏・金指勝悦氏・露木清勝氏・石川一郎氏・露木和孝氏・本間博丈氏・所沢公氏の7名が認定されています。「伝統工芸士」この五文字に込められた歴史と熱い思い。重鎮と呼ばれてもなお、飽く事のない勉強とチャレンジの日々を送っています。

若手職人集団「雑木囃子」

https://www.muji.net/lab/blog/caravan/kanagawa/020949.html

「さまざまな種類の木を用いながら、若いチームで新しい囃子を奏でていこう」という思いから名づけられたのが、若手職人集団「雑木囃子」の由来です。2005年に結成され寄木細工技術を継承する若手職人である6名で結成され、卓越した寄木細工の伝統を継承しながらも、若い感性で現代の暮らしに溶け込むような新しい寄木細工のアイテムを生み出す創作活動をしています。

また海外にも寄木細工を積極的に発信する活動を行っており、海外での講演や販売など雑木囃子メンバーが中心になり行っています。雑木囃子によって手がけられた作品は、カードケース、豆皿、箸置き、ボタン、ブローチ、茶筒、ぐい呑み、スピーカーなどさまざまで、中には時計ブランド「ICETEK(アイステック)」とのコラボにより、ダイヤモンドを寄木細工であしらった作品も手掛けています。

メンバーは清水勇太氏、小島裕平氏、露木清高氏、篠田英治氏、太田憲氏、石川裕貴氏の6名。雑木囃子のオフィシャルサイトもあるので、興味のある方は是非ご覧になってください。

雑木囃子のオフィシャルサイhttp://zoukibayashi.sakura.ne.jp/about/

まとめ

この記事では、寄木細工の技術を継承し今に伝える寄木細工職人を20名ご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

全国にはさまざまな伝統工芸がありますが、職人の高齢化や引退によってその数は減少傾向にあります。寄木細工職人も例外ではなく、その数は減少傾向にありました。しかし、寄木細工に興味を持ち、その技術を更なる後の世に伝えるための若手職人も増えつつあり、その問題も解消されつつあります。

ベテラン職人と新進気鋭の若手職人が、ライバルではなく仲間として切磋琢磨し、寄木細工の普及に取り組み、日本国内にとどまらず世界へも寄木細工の素晴らしさを発信し続けています。その成果もあり、寄木細工は世界の人々にも友人や家族へのプレゼントとして購入されるまでになりました。

これからも更なる発展を目指し歩みを続ける寄木細工職人達。200年以上続く歴史ある伝統工芸をそのままに、または現代風にアレンジした作品も製作しながら、万人に認められる伝統工芸を目指しています。

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その独自性とクラフトマンシップの高さから、多くの人々に愛されているジュエリーブランドPyrrha(ピュッラー)。すべてのコレクションに意味があり、独特な手法でハンドメイドされる魅力的な作品は、多くのセレブや著名人も愛用しており、世界でも人気を博しています。 そこで本記事では、Pyrrhaの魅力を徹底解説。ブランドの概要やこれまでの歴史、デザイナーや著名愛用者、最新アイテムやSNSでの反響、おすすめのコーディネートに至るまで詳しく解説していきます。 Pyrrha(ピュッラー)とは Pyrrha(ピュッラー)は、1995年に設立されたカナダ発のジュエリーブランド。変容や変形という意味を持つ「メタモルフォーシス」という概念に影響を受け、あえて歪さを残し、不完全な美しさにアプローチした、現代のタリスマンジュエリーを多く製作しています。 Pyrrhaのモノ作りは環境に配慮した背景を持っており、再生可能な素材であるシルバーやゴールドを使用してハンドメイドで作られています。 焼印技法と呼ばれるプロセスで作られるアクセサリーは、古代の神話や言葉、記号をテーマにしており、古代の印章や紋章を使い、ジュエリーに文字や図像を刻印しており、各アイテムに個別の意味や物語が込められているのが特徴。 ブランド名のPyrrhaは、ギリシャ神話に登場するデウカリオンとピーラから付けられており、ブランドのコンセプトを反映する名前になっています。 世界的に有名なブランドですが、日本でも多くのセレクトショップで取り扱われており、全国で商品を購入することが可能です。 Pyrrha(ピュッラー)のデザイナー Pyrrha(ピュッラー)のデザイナーは、カナダ出身のデザイナーDanielle Wilmore(ダニエル・ウィルモア)とWade Papin(ウェイド・パパン)です。 もともとダニエルはオンタリオ州、ウェイドはモントリオールと別々の待ちで生まれ育ち、20代の時バンクーバーで出会います。お互いに共感できる感性を持ち合わせていた二人はすぐに意気投合し、その後結婚。 「世界の状況をより良くしたい」「環境に害を与えない」という共通の信念を持ち、アクセサリーを通して世界に伝えていきたいという思いから、独学でジュエリー製作を学び、出会って2年後にジュエリーブランドPyrrhaを立ち上げました。 二人が作り出すアクセサリーは、古代の彫刻や文化からインスピレーションを受けながら、シンボリックな要素や文字をジュエリーに取り入れることで、個々の物語や意味を表現しています。 高品質な素材と職人技術にこだわりながら、独自のスタイルを追求し続けており、二人の才能と情熱は、世界中で愛される要因となっています。 Pyrrha(ピュッラー)の愛用者 Pyrrha(ピュッラー)は、多くのセレブや著名人が愛用していることで知られています。そこでSNSなどの投稿から、ブランド愛用者をご紹介していきます。 Ben Barnes(ベン・バーンズ) ナルニア国物語やドリアン・グレイなどに出演し、イケメン俳優として知られるベン・バーンズ。多くの有名作品に抜擢され、母国のイギリスはもちろん、世界的にも多くのファンがいることで知られています。Pyrrhaの愛用者として知られるバーンズ。SNSでも多くの写真を見ることができます。 KJ Apa(KJ・アパ) KJ・アパは、2013年にデビューしたニュージーランドの若手俳優。ニュージーランドの人気ドラマ「ショートランド・ストリート」に出演し脚光を浴び、2016年にアメリカのドラマシリーズで主人公に抜擢され、若者の間で一躍人気俳優となりました。SNSなどの影響力もあり、Pyrrhaのアクセサリーが注目されるきっかけともなりました。 Joe Locke(ジョー・ロック) Netflixのドラマ「HEARTSTOPPER」で主役を演じ、一躍ブレイクしたジョー・ロック。まだ19歳という若さで、今後のスクリーンシーンを担う新人俳優として、世界から注目を集めています。そんな彼もPyrrhaの愛用者として知られており、多くの写真をSNSで見ることができます。 Pyrrha(ピュッラー)の最新アイテム ここからは、Pyrrha(ピュッラー)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 Paperclip Chain Bracelet Paperclip Chain Braceletは、スターリングシルバーを使用したシンプルなデザインのチェーンブレスレット。Pyrrhaのタグがアクセントになっており、単独で着用してもいいですし、他のブレスレットと組み合わせて着用することもできます。 Heart of the Wolf Bar...

【RICK OWENS(リック・オウエンス)】独創的なスタイルと斬新なデザインでファッショニスタから絶大な人気を誇るRICK OWENSの魅力を徹底解説!

独創的なスタイルと斬新なデザインで、人気ブランドとなっているRICK OWENS(リック・オウエンス)。セレブや著名人なども愛用しているブランドで、世界でも多くの愛用派がいることで知られています。 日本にも旗艦店が誕生するなど、多くのセレクトショップで扱われているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、RICK OWENSのアクセサリーにフォーカスし、ブランドの概要やデザイナー、ブランド愛用者や最新アイテム、SNSでの反響やおすすめのコーディネートに至るまで詳しく解説していきます。 RICK OWENS(リック・オウエンス)とは RICK OWENS(リック・オウエンス)は、1997年にフランスで設立されたブランドで、多くの著名人が愛用している、世界でも絶大な人気を誇るブランドです。 暗い色調やドラマ性のある斬新なデザインが特徴で、アーティスティックな要素やダークなエッジを求める人々に絶大な人気を誇っています。 商品ラインナップには、アクセサリーをはじめウェア、シューズ、バッグなどが含まれており、その特徴的なデザインは、デザイナーのビジョンと美学を反映しているものばかりです。 世界中で商品は販売されており、パリ、ニューヨーク、ロンドンをはじめ、日本にも東京・青山に旗艦店がオープンしています。現在は、世界の300店舗でRICK OWENSのアイテムが取り扱いされています。 RICK OWENS(リック・オウエンス)のデザイナー RICK OWENS(リック・オウエンス)のデザイナーは、アメリカ人デザイナーで、ブランドの冠にもなっているリック・オウエンス氏です。 カリフォルニア州ポータービル生まれ。高校卒業後はロサンゼルスのアート・スクール、オーティス・パーソンでファイン・アートを学んだ後、パターンを勉強しアパレル系の会社で8年経験を積み、その後のちに結婚するパートナーのミシェル・ラミーのコレクションのパタンナーを8年間務めます。そして1997年、自身のブランドとなるRICK OWENSを立ち上げることになります。 彼のデザインは、シンプルなシルエット、モノクロームのカラーパレット、斬新なカッティング、非対称なデザインなどが特徴であり、時にはドラマティックな要素や異素材の組み合わせも取り入れられます。 ゴシックストリートファッションのパイオニア的存在として知られており、現代のファッション界で重要な存在となっています。 RICK OWENS(リック・オウエンス)の最新アイテム ここからは、RICK OWENS(リック・オウエンス)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 EDFU JEWELRY EDFU JEWELRYは、スターリングシルバーが素材のチェーンブレスレット。7つの小さなチェーンリンクと、RICK OWENSのロゴが刻印された、小さなフック留め具がアクセントになっているアイテムで、様々なファッションに合わせることができます。 LUXOR...

厳選【アンティーク家具 ショップ(量販店・格安店)】リーズナブルに北欧家具を購入できるショップをご紹介!

100年以上前の空気を感じることができるアンティーク家具。お部屋に取り入れて、昔懐かしい趣きを感じたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、アンティーク家具というと「ちょっと高い」というイメージを持たれてる方もいると思います。確かに高級家具として知られているアンティーク家具ですが、リーズナブルな料金で手に入れることができるショップも数多くあるんです。 そこでこの記事では、アンティーク家具をリーズナブルに購入できる、おすすめのショップをご紹介していきます。 MALTO(マルト) 国や時代にとらわれず、旅先で出会ったようなときめく瞬間をもっと身近に感じて欲しいという思いから、海外のアンティーク家具から日本各地の工芸品、トレンドのインテリア雑貨まで、多種多様なアイテムを取り揃えているのが、西洋アンティークとインテリア雑貨のお店「MALTO(マルト)」です。 年に2回イギリス、フランスを中心としたヨーロッパのアンティークマーケットで買い付けを行い、自社による輸入をし、ヨーロッパのアンティークマーケットの雰囲気をそのままお届けしたい。という思いから、家具のメンテナンスを最低限のものに留めることでリーズナブルな料金設定を可能にしています。古びた風合いを残しながらも、実用できるアンティークは昔の趣を感じることができ、料金以上の満足感を得ることができますよ。 ショップ名MALTO(マルト)公式URLhttps://www.salhouse.com/MALTO(マルト)公式Instagramhttps://www.instagram.com/malto_shop/MALTO(マルト)公式Twitterhttps://twitter.com/maltoshop フレックス 卸売りに徹底した営業方針で、どこにも負けない品揃えと安さを売りにしているのが「フレックス」です。2000㎡の信楽倉庫にはヨーロッパアンティーク家具が所狭しと並び、 現地ディーラーにも負けない品揃えと在庫を所有しており、カタログ等による輸入代行などではなく、全て現物販売にて顧客のニーズに迅速にこたえてくれます。 何よりフレックスの一番の魅力がその安さです。本場から取り寄せたアンティーク家具が、こんな値段で手に入るのとびっくりするものばかり。様々な方法でその安さを実現しています。また、料金には修復代金も含まれているので、万が一家具が壊れてもアフターフォローもばっちり行ってくれます。何よりも安くアンティーク家具を購入してみたいという方は、一度チェックしているといいでしょう。 ショップ名フレックス公式URLhttps://www.flex-antiques.com/フレックス公式Instagramhttps://www.instagram.com/antiqueflex/フレックス公式Instagramhttps://twitter.com/flex_antiques タブルーム TABROOM(タブルーム)は、リクルートが運営する国内最大級の家具・インテリアの通販サイトです。家具カタログ800冊分の家具15000件を掲載しており、どんな家具でも見つけることができるサイトとして人気を誇っています。 タブルームには全国38ショップのアンティークショップが掲載されており、どの商品もお手頃な価格なものばかり。全国各地のショップが軒を連ねており、商品説明も細かく記載してくれているので、自分好みのものがないかいろいろ見比べながら商品を見つけることができます。いろんなアンティーク家具を見ながら決めたいという方にはおすすめですよ。 ショップ名タブルーム公式URLhttps://tabroom.jp/タブルーム公式Instagramhttps://www.instagram.com/tabroom_mag/?hl=jaタブルーム公式Twitterhttps://twitter.com/tabroomjp 70B INC 「70B INC」は、世界中から40フィートものコンテナで年間50本以上のアンティーク家具の直輸入を行っており、西日本最大級のアンティークショップとして知られています。特別なルートを駆使し、独自の目線で幅広く商品を選び抜き、他社とは全く異なる規格外の買い付けだからこそ圧倒的な商品量と安値を実現しています。 「アンティークという言葉の再定義」への挑戦を続ける「70B INC」は、ひとつひとつの傷や風合いに物語があることを多くの人に伝えるため、業界の常識を覆し続ける自由な発想を持ちながら営業をしています。購入するアンティーク家具の深い歴史を知ってみたいと思う方にはおすすめですね。 ショップ名70B INC公式URLhttps://seventy-b-antiques.com/70B INC公式Instagramhttps://www.instagram.com/70b_inc/ JOGLAR (ジョグラール) フランスを中心にヨーロッパ各国から買い付けた思い出のようなアンティークを販売している「JOGLAR (ジョグラール)」。長い時間がたっているからこその魅力を持つ、古い思い出が詰まったアンティークを大切に使ってほしいという思いを込めた販売を行っています。 自宅で使用する家具はもちろんですが、店舗什器で使用できそうなシャビーシック系・インダストリアル系など幅広い範囲で取り揃えているのも特徴です。昔の職人が思いを込めて作り、脈々と受け継がれた家具たちを、次の代に橋渡しするのが使命と考え、アンティークの販売を創業以来続けているショップです。 ショップ名JOGLAR (ジョグラール)公式URLhttps://www.joglar.jp/JOGLAR (ジョグラール)公式Instagramhttps://www.instagram.com/joglar.kamakura/JOGLAR (ジョグラール)公式Twitterhttps://twitter.com/joglar_kamakura BRITISH LIFE(ブリティッシュライフ) イギリス直輸入のおしゃれなアンティーク家具を販売しているアンティーク専門の通販サイト「BRITISH LIFE(ブリティッシュライフ)」です。テーブルやキャビネットをはじめ、レトロで美しいイギリス製アンティーク家具を取り扱っていますよ。 なんといってもBRITISH...

【 Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)】遊び心溢れる独特なデザインが魅力のファインジュエリーブランドNatasha Zinkoについて徹底解説!

モダンなスタイルと遊び心のあるデザインで人気のジュエリーブランドNatasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)。セレブリティや著名人からも支持されているブランドで、多くの愛用者がいることでも知られています。 世界的にも認知されつつあるブランドですが、日本にはまだ未上陸なため、ご存知の方は少ないかもしれませんね。 そこで本記事では、Natasha Zinkoのアクセサリーの魅力を徹底解説。ブランドの概要やデザイナー、最新アイテムやSNSでの反響、おすすめのコーディネートに至るまで詳しく解説していきます。 Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)とは Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)は、2012年イギリスロンドンを拠点に立ち上げられたファインジュエリーブランドです。 フリースピリットでコンセプチュアルをコンセプトにしたコレクションを展開しており、カラーを豊富に使ったカラフルなデザインや、ボリュームのある独特なシルエットがブランドのベースにあります。 ラグジュアリーな素材をベースに、遊び心溢れる大胆な手法で、彫刻的なアイテムを作り出していることで知られています。 モダンなスタイルと遊び心のある要素を取り入れたコレクションは、業界で高い評価を得ており、世界中の有名デパートやセレクトショップで取り扱われています。また、セレブリティやファッション愛好家からも支持を受けており、世界中から注目を集めるブランドへと急成長しました。 Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)のデザイナー Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)のデザイナーは、ウクライナ出身のデザイナーで自らの名前がブランドの冠になっているナターシャ・ジンコ氏です。 幼少期は法律を学んでいましたが、ジュエリーへの憧れから、セントラル・セントマーチンズ芸術大学のファインジュエリー科に進学。そこで、ジュエリーデザインのいろはを学びます。 もともと大きなものを扱うのは好きではなかったナターシャは、大学での授業で自分が3D彫刻に向いていることに気付き、小規模なデザインを集中して勉強するようになり、それがジュエリー製作に活かされています。 彼女が作り出す作品は、高品質な素材と斬新なデザインを組み合わせた独自のスタイルで知られており、世界的に注目を集めています。日常生活からすべてのインスピレーションを得ているというナターシャ。創造性豊かな感性が、独特なデザインを生み出しているんですね。 多くの一流ブランドとのコラボレーションも積極的におこないながら、更なる飛躍が期待されている注目のデザイナーです。 Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)の最新アイテム ここからは、Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 Bunny Bracelet Bunny Braceletは、スターリングシルバーを使用したブレスレットです。ユニークなデザインが特徴で、Natasha Zinkoのアイコンともなっているウサギをモチーフとしたキャラクターがアクセントになっています。手首にしっかりとフィットしてくれます。 Bunny Bracelet Bunny Braceletは、スターリングシルバーを使用したブレスレットで、イエロービーズがアクセントになった可愛らしいブレスレット。カジュアルなファッションにぴったりのアイテムで、手首にインパクトを与えてくれます。 Pink...

【DARKAI(ダーカイ)】伝統とハイファッションを融合させたユニークなデザインが人気のアクセサリーブランドDARKAIの魅力を徹底解説!

個性的で大胆なデザインのアクセサリーを身に着けたいという方におすすめなのがDARKAI(ダーカイ)です。人目を引くアクセサリーの数々は、他とは一線を画すファッショリズムを生み出してくれます。 設立して間もないブランドということもあり、まだご存じではないという方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、ブランドの概要やデザイナー、アクセサリーの特徴や最新アイテム、SNSでの反響やおすすめのコーディネートに至るまで、DARKAIの魅力を徹底解説していきます。 DARKAI(ダーカイ)とは DARKAI(ダーカイ)は、世界がパンデミックの真っ只中だった2020年、イタリア北東部の歴史的な金細工の中心地として知られるヴィチェンツァで立ち上げられた、コンテンポラリージュエリーブランドです。 80年代から90年代にかけたミレニアル世代にも2000年以降に生まれたZ世代にも愛される、デザインされた革新的な製品を生み出すことを目標に立ち上げられました。 ダークサイドに堕ちたジュエリー、もしくは破壊的なデザインと称されるDARKAIのコレクションは、100年以上続く伝統的なファインジュエリーに、アヴァンギャルドなアプローチを取り入れたもので、個性的で大胆、そして人目を引くジュエリーに仕上がっています。 ホワイトゴールドのブレスレットからチャンキーなロープチェーンなど、幅広い商品展開をおこなっており、男女問わず着用できるユニセックスなアイテムが多いのが特徴です。 すべてハンドメイドで作られ、ファイン・ジュエリーの特徴である最高の品質を提供することに努めています。 DARKAI(ダーカイ)のデザイナー DARKAI(ダーカイ)のデザイナーは、イタリアヴィチェンツァの歴史ある宝石職人一家の5代目後継者、Giacomo Zoccai(ジャコモ・ゾッカイ)とLelio Zoccai(レリオ・ゾッカイ)の兄弟です。 パンデミックが世界中に広がり、社会が混乱していた2020年、伝統的なジュエリー作りの古風な原則を覆す絶好の機会と捉え、ブランドを設立することになります。 遊び心溢れるスタイルと奇抜なファブリックを好むこのブランドの傾向は、兄弟のポップカルチャーへの情熱、90年代育ち、そして閉塞的な過去に囚われがちな業界を変革したいという思いや必要性から影響を受けています。 音楽、時事問題、アートといったものからインスピレーションを得た作品は、自由な自己表現をサポートするデザインのアクセサリーとなり、今の新しい世代に対応しています。 アーバンカルチャー、若者主導のムーブメント、卓越したクラフツマンシップといった概念を持ったDARKAIは、すべての時代にリスペクトを持ち、すべての世代に愛されるアクセサリーを作り続けています。 DARKAI(ダーカイ)の最新アイテム ここからは、DARKAI(ダーカイ)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 Mini Prong Pavé Bracelet Mini Prong Pavé Braceletは、18Kホワイトゴールドで作られたチェーンブレスレット。ファインジュエリーグレードのロゴ入り引き出し式留め具がアクセントになっており、存在感を放つアイテムになってくれます。 Mixed Feelings Bracelet Mixed Feelings Braceletは、18Kイエローゴールドを素材にしたチェーンブレスレット。様々な形や色のベゼルストーンがハンドメイドでセットされています。ホワイト、アメジスト、エメラルドグリーン、ゴールデンイエローの長方形、正方形、ラウンド、ハートシェイプのストーンがミックスされており、手元をカラフルに彩ってくれます。 Paraiba Tennis...

【Charriol(シャリオール)】ケーブル素材を使用したアクセサリーで世界を席巻!ジュネーブ生まれのハイブランドCharriolの魅力を徹底解説!

ヨーロッパ発のブランドとしては珍しい、アジア優先主義のブランドとして、一躍世界的なトップブランドに上り詰めたCharriol(シャリオール)。日本でも1980年代から人気を博したブランドなので、ご存じの方も多いかもしれませんね。 Charriolというと時計というイメージが強いかもしれませんが、時計と並び称されているのがアクセサリー。今や、Charriolのアクセサリーはトレンドとなっているんです。 そこで本記事では、Charriolのこれまでの歩みや概要、デザイナーや最新アイテム、SNSでの反響やおすすめのコーディネートに至るまで詳しくその魅力についてご紹介していきます。 Charriol(シャリオール)とは Charriol(シャリオール)は、スイスのジュネーブに拠点を置くハイブランドです。高級時計とジュエリーメーカーとして知られており、これまで1,450,000個以上の時計と2,650,000個以上のジュエリーを販売してきました。 Charriolのアクセサリーは、ケルト民族が身に着けている、細い金のワイヤーを幾本もねじって寄り合わせ、それをさらに束ねてよりあわせた装飾品「トルク」がモチーフとなっており、今やこのトルクはすべてのアクセサリーに使われる、Charriolを語るうえで外せないアイコンとなっています。 シンプルかつモダン、そして今までにない独創的なモチーフとして、トルクを採用したアクセサリーは世界で大流行。世界中の多くの人から賞賛され、一躍トップブランドとなりました。 Charriolは、ヨーロッパのブランドながら主戦場を日本と東南アジアにした初めてのブランドとしても知られています。それにはヨーロッパでハイジュエリーブランドを立ち上げるうえでの思惑があるでしょうが、このマーケティングは大成功をおさめ、日本と東南アジアで流行したブランドは、アメリカや中東市場も席巻することになります。 トルク装飾をベースにしながら、カラーバリエーション豊かに揃うアクセサリーは、年代関係なく着用することができ、スタイリングをワンランク、ツーランク引き上げてくれます。 Charriol(シャリオール)の歴史 Charriol(シャリオール)は、1983年スイスのジュネーブを拠点に、フランス人起業家Philippe Charriol(フィリップ・シャリオール)によって立ち上げられたブランドです。 1984年に、ブランドの象徴ともなる、最初のケルトジュエリーが誕生。1990年には最初のブティックが香港とシンガポールにオープンします。1992年にはアジアと中東、アメリカにさらに10カ所のブティックをオープンさせました。 その後さらに事業拡大を進め、1996年に中国、1997年には東京に、最初のブティックをオープンしました。 ジュエリーや時計のほか、ハンドバッグやベルト、筆記具なども展開し、どれも成功を収めたことにより、ブランドは世界に知れ渡り、現在は中国に285のブティックをはじめ、3,800の小売店、800以上のセレクトショップなど世界中で販売されています。 Charriol(シャリオール)のデザイナー Charriol(シャリオール)のデザイナーは、ブランドの冠にもなっている、先ほどのご紹介したPhilippe Charriol(フィリップ・シャリオール)で、今の時代には珍しい家族経営のブランドです。 フィリップは、もともと宝飾業界で成功をおさめていた、敏腕エグゼクティブ・ディレクターとして名の知られた存在でした。しかし1983年、既に40歳になっていたフィリップは、それまでの地位を捨て、いちから自身の会社を設立することを決意。周囲は反対していましたが、それを押し切ってまでブランドを立ち上げることには意味がありました。 アートと歴史をこよなく愛するフィリップは、自身の思い描くコレクションを作り上げたいという思いと、自身が考えるマーケティング戦略を、自身のブランドで作り上げたいという思いがあったということ。それを実現するため、1983年Charriolを立ち上げることになります。 自らの名を冠するブランドにふさわしい、ブランドアイコンとなるべきモチーフを探してフィリップは、どのジュエリーブランドも使っていない独創的なデザインを、あの大英博物館のケルト民族の展示スペースで見出します。これが「トルク」との出会いとなります。 「トルク」を使ったジュエリーは大ヒットを記録。瞬く間に世界を代表するデザイナーの一人に数えられるようになります。 また、大のモーターレース好きで、多数のモーターレースの協賛を行っていたことでも知られており、自身もドライバーとして数々のレースに参加していました。 もう一人、Charriolのアクセサリーデザイナーとして忘れてはならないのが、フィリップの長女コラリー・シャリオールです。 ここ数年、多くの大手メディアで取り上げられることが多くなった、シャリオール人気を支えているのはコラリーの手腕によるもの。ジュエリーアイテムの責任者である彼女は、自身が生まれたハワイからインスピレーションを得た、カラフルなハッピーカラーのアクセサリーで、Charriolに新風を吹き込んだといわれています。 色彩感覚が豊かなコラリーと、それを補佐する、抽象図形デザインが得意な長男のアレキサンダー・シャリオールの二人が織りなす新感覚のアクセサリーは、多くの人々から賞賛されています。 順風満帆なCharriolですが2019年、フィリップが参加していたモーターレースで不慮の事故により命を落としてしまいます。しかし、彼の思いを受け継いだコラリーとアレキサンダーの二人により、今も進化し続けています。 Charriol(シャリオール)の最新アイテム ここからは、Charriol(シャリオール)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 BRACELET SILVER MARINA BRACELET SILVER MARINAは、海洋世界とその刺激的な形状からインスピレーションを得たトレンディで爽やかなブレスレット。様式化されたポートホールはスターリングシルバーで精巧に加工され、青い紐がモダンな雰囲気を演出しています。 BANGLE CELTIC SCEAU BANGLE CELTIC SCEAUは、「トルク」装飾品から自由にインスピレーションを受けて作られたバングル。ケーブルで構成されたそのツイストとターンは、独創性あふれるCharriolのアイテムそのものといっていいでしょう。 BRACELET MARINA CIRCLE BRACELET MARINA...

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