木目の美しい高級木材を使用し、懐かしさがあふれる魅力たっぷりなデザインのアンティーク家具。そんなアンティーク家具を作り続ける職人は日本にもいます。
そこでこの記事では、日本で活躍するアンティーク家具職人をご紹介します。
久下沼 義則 氏
もともとはアンティーク家具のリペア職人として活躍していた久下沼 氏。2013年に独立し工房「meeting encounter」を設立し、アンティーク職人として活躍しています。すべて手作りで制作しており、可愛らしさと大人っぽさが融合した独自のセンスが光る作品を多く輩出している、注目のアンティーク家具職人といわれています。
自分の感性を頼りに、デザインを決めていくという久下沼 氏。頭の中で作り上げたデザインをもとに木を切り、組み立て、家具を作り上げていくということ。そのため、同じ家具は二つとして作れないということです。設計図に頼らない製法ですが、センスが抜群のため魅力的な作品を作り続けています。新品の家具だけど、すでに何十年も経過しているかのようなアンティーク家具を作ることにこだわっているという久下沼 氏。誰にも真似のできない家具を作り続けているアンティーク職人です。
工房・ショップ名 | meeting encounter |
公式Instagram | https://www.instagram.com/m_encounter/ |
公式Twitter | https://twitter.com/hige69hige/with_replies |
今井 岳史 氏
25歳の時にアンティークショップで家具職人として経験を積んだのち、5年後の30歳でアンティークショップ兼家具工房の「アンティークス・エデュコ」をオープン。2022年に2号店となる「エデュコ」をオープンしたばかりのショップオーナー兼家具職人の今井 岳史 氏です。
アンティークの常識にとらわれず、独自の感性で突き進んでいるという今井 氏。洋アンティークだけでなく和アンティークも制作するという職人です。「モノ作りは表現で相手に届けるもの」というテーマを持ち、決して自己満足にならない作品を心がけているということ。最近は若手にその技術を伝える活動も行っているといいます。今後も独自の路線で、家具職人のプライドをっもって活動していきたいと語っています。
工房・ショップ名 | アンティークス・エデュコ |
公式Instagram | https://www.instagram.com/antiques_educo/ |
公式Twitter | https://twitter.com/antiques_educo |
山田 俊太 氏
高校卒業後、武蔵野美術大学でデザインを学び、その後は家具メーカーである「エイペックス」に就職。その後、家具づくりに必要な基礎を学ぶため大工の仕事も経験したという努力の職人といわれる山田 氏。この経験が今に活かされており、様々な手法を駆使したアンティーク家具を作り上げています。
細部までこだわったデザインにこだわっており、100年後まで使ってほしいという思いを込め丈夫なつくりの家具を製作している山田 氏。特に洋風チェアは山田氏の得意とするところ。工房には所狭しとその作品が並べられているということです。「お客様の希望をすべて叶えたい」と語る山田 氏。シンプルながら洋風アンティークならではの温もりを感じる作風は、私たちの心を癒してくれます。
工房・ショップ名 | Three Birds |
公式Instagram | https://www.instagram.com/now___official/?hl=ja |
公式Twitter | https://mobile.twitter.com/shuntayahman |
白井 聖 氏
2002年に京都芸術高等学校卒業後、アンティーク家具専門店に就職。その後工房長を務め2011年に現在のアンティークショップ「Crair Antiques」を設立し、アンティーク職人として活躍している白井 聖 氏です。
独自のオリジナル作品を制作しますが、おもにオーダーメイド作品を多く手がけており、木、ガラスのみならず、金属、ファブリックからデザイン・施工に至るまで、どのような要望にも応えてくれる腕利きのアンティーク職人です。また、長く使ってもらえるようメンテナンスも行ってくれるという。ヨーロッパアンティークが色濃く反映された作風で、落ち着きの中にもおしゃれとカッコよさが織り交ざったアンティーク家具を作り上げています。
工房・ショップ名 | Crair Antiques |
公式Instagram | https://www.instagram.com/crairantiques/?hl=ja |
岸 佳秋 氏
もともとは美術品と額縁を扱う仕事を行っていた岸 氏。その後、ヨーロッパで出会ったアンティークと出会い、その魅力の美しさに魅了されアンティークの世界に飛び込む。その後スコットランドの「The Chippendale international School of Furniture」で家具の勉強をし、1996年に西洋アンティーク家具の工房「佳秋の工房」を解説しました。
制作する家具もアンティークならば使用している道具もアンティーク。スコットランドにいたころに購入した中古の長台鉋やのこぎりを今も使い、工務店を営んでいた父親から譲り受けた玄能を使い、今も家具を作り続けているということです。西洋風の美しい家具は、お客様の要望をしっかり取り入れた仕上がりになっていると多くのお客様から信頼を得ており、現在は文化財保存修復学会会員としても活躍しています。
工房・ショップ名 | 佳秋の工房 |
公式Twitter | https://twitter.com/YKworkshop%E3%80%8D |
山之口 博明 氏
1863年、横浜に洋風家具製造メーカーができてから約150年。横浜で生まれた「横浜クラシック家具」の伝統等と技術を現代に伝える老舗家具メーカーで活躍しているのが山之口 博明 氏です。職人歴16年のベテランで、国家資格である家具製作技能士の「椅子張り技能士」を持っており、椅子づくりに定評のある職人です。
大学生時代に舞台装置を製作した時の「物作りの楽しさ」が忘れられず、家具職人を目指したという山之口 氏。一つ一つ手作りで、丁寧な作業で美しいフォルムの素晴らしいアンティーク家具を作り出します。メディアでも紹介されたことのある、すご腕職人の一人です。
工房・ショップ名 | ダニエル 家具の病院 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/kagu_no_byouin/?hl=ja |
公式Twitter | https://twitter.com/Yokohama_daniel |
藤井 悠太 氏
100年後に残る美しくて丈夫な家具を作り続けており、「一度で良品ができるように、板の色味や反り、割れなどを確認してきれいな木目を選び、美しい家具ができるようにしている」と語るのは、高級家具ショップ「マスターウォール」で活躍している藤井 悠太 氏。家具職人一筋のベテラン職人です。
工房・ショップ名 | マスターウォール |
公式Instagram | https://www.instagram.com/masterwal.official/ |
公式Twitter | https://twitter.com/masterwal_jp |
ルエル 氏
藤井 氏と同じくマスターウォールで粥訳しているのがルエル 氏です。ダイニングテーブルをはじめキャビネットやチェアなど、どんな家具でも制作してしまう家具職人。見えるところだけでなく普段は触らない裏面も綺麗に仕上げているというこだわりを持ち、細部にまで行き届いた丁寧な作業で、魅力あふれるアンティーク家具を作り続けています。
工房・ショップ名 | マスターウォール |
公式Instagram | https://www.instagram.com/masterwal.official/ |
公式Twitter | https://twitter.com/masterwal_jp |
まとめ
この記事では、日本で活躍するアンティーク家具職人をご紹介してきました。これから100先まで残る作品を作り続ける職人たち、その職人もアンティーク家具に魅了され、その道を志した職人ばかりです。
今の時代に作られた家具が100年後も使われているなんて夢がありますよね。皆さんの今後の活躍に期待しましょう。