レザーブレスレットは、男性のファッションスタイルにクラシックで洗練されたアクセントを加える重要な要素です。その中でも、高品質の天然皮革素材を使用したレザーブレスレットは、他のアクセサリーとは一線を画し、差別化を図ることができます。
ですがなかなか、自分にフィットするレザーブレスレットが見つからない、見つけづらい為いまいちその魅力が分からないという方が多いので今回は私、30代のメンズファッション編集者として、なぜ高品質の天然皮革素材がレザーブレスレットの差別化につながるのか、その魅力について複数回にわたって熱くレザーブレスレットについて語りたいと思います。かなり個人的な主観も入りますが。興味を持って頂くキッカケになれば幸いです。
レザーブレスレットの魅力を引き立てる素材の種類とその多様性
レザーブレスレットは、高品質な天然皮革素材を使用することで、その存在感と個性を引き立てます。しかし、高品質なレザーブレスレットの魅力は、単に素材の質感や風合いだけに留まりません。実は、様々な素材の種類が存在し、それぞれが独自の特徴を持っています。その豊富な素材の種類にも触れてみたいと思います。
皆さんがレザー、レザーブレスレットというとすぐに思いつくのは「牛革」だと思います。そうですね、レザーの王道といえば、確かに牛革です。ただこの牛革も、細かく見ていくとその種類はうん百種類あり。牛革ではない、馬、ヤギ、ヒツジ、蛇と全く異なる異素材のレザーも含めればうん千種類あるのではないでしょうか?
レザーに興味が無い方からすれば、牛革は同じ牛の革だから1つでしょとなるかもしれませんが。同じ牛でも子牛の革と大人の牛の革では全く違いますし、その革を取った場所(部位)でも大きく異なります。
主なレザーの種類
レザーブレスレットでもよく用いられる、レザーアイテムでよく見るレザーの種類をざっくりとご紹介したいと思います。
牛革(Cowhide)
牛革は、最も一般的かつ耐久性の高い素材の一つです。しっかりとした質感と滑らかな風合いが特徴であり、長く愛用することができます。また、経年変化によってエイジング効果が現れ、個々のブレスレットに独自の表情を与えます。
ヌバック(Nubuck)
ヌバックは、牛革の裏面を研磨したもので、柔らかな質感があります。表面は起毛されているため、独特のマットな仕上がりが特徴です。上品な印象を与え、フォーマルなシーンにもマッチします。
スエード(Suede)
スエードは、牛革の表面を研磨したもので、柔らかくてシルクのような質感があります。ふんわりとした風合いがあり、カジュアルな装いにぴったりです。
エクゾチックレザー(Exotic Leather)
エクゾチックレザーは、ワニやヘビ、オーストリッチなどの希少な動物の皮から作られます。その美しい模様や質感は、他の素材では表現できない高級感を演出します。特別な場面やフォーマルなスタイリングに最適です。
ヴィンテージレザー(Vintage Leather)
ヴィンテージレザーは、古くから使われてきた風合いや味わいを再現した素材です。経年変化によるキズや色の変化があり、個性的な雰囲気を醸し出します。ヴィンテージスタイルやワークウェアスタイルに相性が良いです。
ベジタブルタンニンレザー(Vegetable Tanned Leather)
ベジタブルタンニンレザーは、植物由来のタンニンを使用してなめされた素材です。自然な風合いや味わいがあり、使い込むほどに深みのある色合いに変化します。環境にも優しい素材として注目されています。
レザーブレスレットの経年変化・エイジング
レザーブレスレットの魅力として素材の種類の豊富さ多様さをご紹介しましたが。それとリンクして、その素材の豊富さを更に後押しするかのように各素材ごとに楽しむことが出来る経年変化、いわゆるエイジングと呼ばれるものがあります。このエイジングは、お手入れをしていく事で得られる物、敢えてダメージを与えて得るものなど。これもまた奥が深く、レザー好きを更にレザー・革の虜にさせる所以でしょう。ここでは省略しますが。自分の好みのレザーの種類を知る事も楽しめるのですが。もう1つ、自分の好みの風合い、ダメージ、経年変化、エイジングもレザーの愉しみ方の1つと言えます。
個々のブレスレットに独自の表情が生まれる
高品質のレザーブレスレットは、使い込むほどに経年変化が現れます。最初は新品の状態で購入したレザーブレスレットも、時間とともに革の表面に微細なキズやしわ、色の変化が生じます。これらの変化は、そのブレスレットが一つだけの独自の表情を持つことを意味します。経年変化によって生まれるこの独自の表情は、ブレスレットに個性と深みを与えます。
例えば、使い込むことで革の表面についた傷や摩擦によって、ブレスレットはより風合いが増し、味わい深さが生まれます。これらの変化は、そのブレスレットが長く愛用され、時間を経て育まれたことを物語っています。
経年変化によってブレスレットの風合いが増す
レザーブレスレットは、経年変化によって風合いが増すという魅力があります。最初は滑らかで均一な質感を持つレザーも、使い込むことで革の表面に変化が生じます。経年変化によって革が柔らかくなったり、風合いが深まったりすることで、ブレスレットはより魅力的になります。
例えば、牛革のレザーブレスレットは使い込むほどに質感がより柔らかくなり、表面に微細なシワやキズが現れます。これによって、レザーブレスレットはよりナチュラルで温かみのある風合いを持ち、個性的な魅力を放つのです。
ブレスレットと共に育つ、愛着と絆の醸成
経年変化やエイジングが生じることで、レザーブレスレットは単なるアクセサリー以上の存在となります。ブレスレットを長く愛用し、その変化や経年変化を目にしながら自分の手首に馴染ませることで、愛着や絆が深まるのです。
時には、特定のブレスレットを特別なシーンや思い出の場所で身に着けることもあるでしょう。そうした経験を通じて、ブレスレットとの間には個々のストーリーが生まれ、愛着が芽生えます。経年変化やエイジングは、ブレスレットがそうしたストーリーを物語る手助けとなり、愛着と絆をさらに深めるのです。
レザーブレスレットの魅力まとめ
レザーブレスレットの魅力として、素材の種類の豊富さ・多様さと長く愛用する事で得られるエイジング・経年変化についてご紹介しました。正直、まだまだレザーブレスレットの魅力のほんの入り口程度にしか触れられていませんが。伝わりましたでしょうか?レザーが気になって来たかもという方は、まずは手頃なアイテムからスターでも良いので手にしてみる、愛用してみるのが良いでしょう。
ただ注意してほしいのが、あまりにも安価な質の悪いレザーブレスレットを手に入れると革製品としての品質、加工のクオリティレベルが低く縫製や粘着部分など、すぐに壊れる、使えなくなったなど残念な結果になる事もありますので出来るだけメジャーなブランドのアイテムから入られることをオススメ致します。