今世紀最大の功績を挙げたストリートファッションブランドの覇者「バレンシアガ(BALENCIAGA)」を徹底解剖

“#バレンシアガ(BALENCIAGA)の歴史”

現在は生粋のストリートファッション時代。世界各国にはメンズストリートファッションブランドが数多く誕生していく中で、現代のストリートブームを築き上げ牽引してきたと言えるファッションブランドはほんの僅か。

その中でも氷山の一角としても称えられ愛され続けられているブランド「バレンシアガ(BALENCIAGA)」ですが、爆発的に流行した彼らのアイテムの認知度のみが浸透し、そのブランド歴史や背景、デザイナーなどについては多くの人達があまり詳しくは知らないというのも現実でしょう。

今回はそんな今世紀最大の成功を収めたであろうストリートファッションブランド「バレンシアガ(BALENCIAGA)」について少しご紹介をしていきたいと思います。

ストリードファッションブランドの覇者「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の誕生歴史

ブランド名BALENCIAGA (バレンシアガ)
設立年1919年
スペイン国内サン・セバスチャン通り
創立者Cristóbal Balenciaga Eizaguirre (クリストバル・バレンシアガ)
1972年死去
現本部フランス・パリ市内

今やファッションムーブメントや流行をも作り出し、時に社会現象までをも沸き起こすブランドとなったBALENCIAGA。コレクションでの新作を世に打ち出せばたちまち世界各国で即完売となり、ヒット商品ともなると探し回る人、ようやく手に入れたとしても帰路で襲われ商品を強奪される人、探せど待てどずっと手に入れることが出来ない人が出て来るほどの驚異的なプレミアムアイテムとして絶大な人気を誇っています。


そんなファッションの歴史においてもココまで影響力を持ったブランドは中々少ない現在、彼等が歩んできたブランド背景について少し覗いてみましょう。

創始者クリストバル・バレンシアガが世界のファッション史に革新を与えた1919年

Via highxtar.

BALENCIAGAとは1919年にスペインの創設者兼ファッションデザイナーの「クリストバル・バレンシアガ」がスペインのサン・セバスチャンにて最初の路面店を設立した事を起源として立ち上げられたファッションブランドです。
最近になって爆発的に人気を博した「トリプル・エス」や「スピードトレーナー」が出回った為、最近出てきた若手ブランドとして認知されがちではあるものの、実は老舗ブランドであるという事を知ると驚く方も少なくはありません。

1991年の当時は、ブランド自体の展開方針が婦人服を中心とした商品を展開していた為バッグや靴といったレザーグッズ、時計や宝飾品、香水、ボディーローションといった女性向けが多かったという意外な一面を持っており、その確かな
実力と女性の心を掴む優雅なフレグランス、ボトルデザイン等が若い女性たちの間で瞬く間に話題となり、初作のヒット品「ル・ディス(Le Dix)」の販売をキッカケにBALECIAGAはすぐにスペイン王家御用達のブランドまでへと成長を遂げました。

その後活動の肥大化を目論みたクリストバル・バレンシアガは1933年には遂にマドリードへと店を展開、さらにマドリードでの成功を納めた矢先の1935年にはバルセロナへと新店舗をオープンし合計3店舗をスペイン国内に構えるまでへとなります。しかし、歴史は彼らの怪物的な成長に牙を剥くかの様にスペイン内戦が勃発。

内戦の影響でBALENCIAGAの各店舗は全店閉鎖。これまで築き上げてきた土地を惜しくも捨て、新たなスタートを切るかのようにパリへと移りジョルジュ・サンク通りにて遂に0からのスタートを開きました。店舗オープンは無事成功を納め彼の実力は初のパリ・コレクションを開くほどとなり、そのコレクションこそが彼のファッションデザイナーとしての大きな転機となります。

もともとのスペイン時代からブランドの名声というのは既にヨーロッパ全土に広く知られてはいたものの、当コレクションによってその名声は「人気」へと転換し、パリ現地のバイヤーから一気に注目を集めることに成功、その後すぐにファッション業界内では大きな話題を呼び、クリストバル・バレンシアガが成し得たこの大業とコレクションラインに影響を受けたDiorの創設者クリスチャン・ディオールが翌年「ニュー・ルック」を発表することになります。


ディオールのニュールックでは世の中に一大センセーションを巻き起こすほどの成功を納めたものの、中でもバレンシアガの名声を脅かす程ではなかったと後世でも語り継がれています。
また、ディオール自身がバレンシアガを崇拝している事もあり、彼は「我々ファッションデザイナー全員の師である」と讃えた程に愛しており、ニュールックでさえもバレンシアガのシンプルで簡潔な構成がその前身にあったと言われています。

玉座を下ろされた地獄のフランス革命時代

Via Sleek Magazine

1968年、それは突然起こりました。この年とは「フランス5月革命」が起こった年であり、革命とは名ばかりの内戦状況へと突入したパリはファッションブランドとしての展開は勿論商業自体に大きな亀裂が入り、この影響を同様に受けたBALENCIAGAはもはや「贅沢や優雅」という玉座はこの場所には無いということを実感し、68年同年のコレクション発表は彼の最後のコレクションとなってしまいました。


彼は「プレタポルテを始めるには年をとりすぎた」という哀言を残した後、ファッション業界の未来に妬みながらも最後まで愛し続けオートクチュールの舞台から引退をしました。同年スペインの3店舗と他店も全て閉鎖することになります。

その後1972年クリストバル・バレンシアガはスペインのハベアでその生涯を閉じる事となり、「クチュール界の建築家」と死後では絶賛され、「全てを1人でこなすことのできる唯一のクチュリエ」であったクリストバル・バレンシアガの引退によりBALENCIAGAというブランドそのものが倒産の危機に追い込まれることになります。

しかし、彼の死後に「ジャック・ボガート」によってブランドはたちまち所有されることとなり、1986年までは香水ブランドとして存続、その後ブランドの代名詞プレタポルテが1987年にて再スタートを切ることとなります。
その後6年の歳月が過ぎ、1992年からはジョセフュス・メルキオール・ティミスター(Josephus Melchior Thimister)がデザイナーを就任することなるものの、世間の評判はやはりクリストバル・バレンシアガとの比較を余儀なくし、悲しくもバレンシアガはかつての栄光からは完全に凋落して行くこととなりました。

若き才能が永劫のタイムレスブランドへと復活を成し得る

Via Racked

彼こそが後に「ルイヴィトン」で「マーク・ジェイコブス」の後任という大役を務めることとなるニコラ・ジェスキエール。
ジェスキエールは1995年にライセンス・デザイナーとしてバレンシアガに入社し、その2年後に前任者ジョセフュスが酷いコレクションを発表して辞任した後、わずか26歳という若さでクリエイティブ・ディレクターに就任したのです。

「ニコラ・ジェスキエールこそ、クリストバル・バレンシアガの生まれ変わりである」という世間からの評価を得、BALENCIAGAはこれまでの低迷から一気に息を吹き返し全く違う新しい「ファッションブランド」へと生まれ変わっていくこととなりました。
その後ニコラのファースト・コレクションとなったSS98コレクションでは、「新生バレンシアガ」を強烈なまでに叩き出し印象づけ、その後も毎シーズン全く異なる斬新な新しいスタイルを提案し続けることとなります。
2000年にはVHI・ヴォーグファッション・アワードで「アバンギャルド・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を獲得、翌年2001年ではCFDAの「インター・ナショナル・デザイン・アワード」、「ウーマンズ・ウェア・オブ・ザ・イヤー」を受賞するに至りました。

そしてわずか26歳にて現在のBALENCIAGAという伝説のブランドを指揮する立場として正式に立ち、その重責を果たし見事にブランドを復活へと誘って行く事となります。

クリストバル・バレンシアガ、ニコラ・ジェスキエール、2人の天才は時代を超えてようやくBALENCIAGAという一つのブランドを共にこの先へと導く事になりました。


グッチの買収で変革が訪れる

Via Por Homme

そしてBALENCIAGAにとって更に目新しい展開が彼らを待っていました。それはニコラ・ジェスキエールの才能に目をつけた「グッチ・グループ」のドメニコ・デ・ソーレが2001年にバレンシアガの買収を持ちかけたのです、グッチ・グループとは後のルイ・ヴィトンを筆頭にした「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」であり、これによってバレンシアガはグッチグループの中の独立したブランドへと変身し、過去とはより一層活動の幅、生産環境の質の上昇を利点にとり更なる進化を遂げていくことになります。

そしてニコラは「BALENCIAGAのブランドとしての投資が足りない」と思っていたため、グッチグループに買収されることによって「資金面での余裕を作ることにより世界に展開できる」という魅力も願ってもないチャンスだったという事もグループ参入への背中押しの理由の一つであったと言われています。

こうした時の流れと共に様々な変化をしてきたファッション業界にも上手く溶け込みブランドを再更生してきた彼によって、一度は死にかけたBALENCIAGAというファッションブランドは完全に勢いを取り戻しプレタポルテラインからバッグや靴、メンズウェアなどファッション商品のラインナップも拡充していく事になります。

クリストバル・バレンシアガの意思を引き継ぐ歴代のデザイナー達

本格的な日本展開をスタートさせたBALENCIAGA

Via Karen Woo

近年ではご存知の通り、メンズラインの商品が展開されており、ビジネス向けのデザインバッグ等の展開によっても男性顧客の数を伸ばしてきていますが、当時の日本での展開はリステアグループが輸入販売を行っていた為2006年に正式にBALENCIAGA・JAPANとしてのリステアグループとグッチグループの共同出資によって設立がされたのがキッカケとなっています。

当時では日本での売上を世界全体の1/4まで引き上げるとという目標を掲げ、2007年の阪急梅田、西武渋谷、新宿高島屋、大丸神戸、名古屋三越など続々とショップをオープン、当時からも日本ではバレンシアガと言えば人気のブランドの一つではあったものの、現在までの急激な国内展開にはこうした当時の展開加速によって一気に勢いづいたという背景についても目を背く事は出来ないところがあります。

また日本展開の後は、アイウェアのライセンス契約をSafiloと締結、Cotyとはフレグランスのライセンス契約を締結するなどプレタポルテから始まった新生BALENCIAGAはバッグに靴からさらなる飛躍を遂げるためのブランド展開を推し進めることになります。

世代交代の第1章

これまでクリストバル・バレンシアガの意思を引き継ぎ、真の生まれ変わりとしてBALENCIAGAを牽引してきたニコラ・ジェスキエールですが、そんなニコラも退任する時が訪れる事となります。

ニコラ・ジェスキエールは15年という長きに渡り、その歴史と共にしたBALECIAGAを2012年末に去り、彼は次のファッションデザイナーとしての新天地「ルイ・ヴィトン」にて新しいデザイナー人生をスタートすることとなりました。

2代目クリエイティブディレクター アレクサンダー・ワン

Via wmagazine.com

その後ニコラの後任としてアジア人初のクリエイティブ・ディレクター「アレキサンダー・ワン」が次のBALENCIAGAを率いて行くことになります、彼自身、自分のブランドを立ち上げており、ニューヨークファッション・ウィークでもハイライトされるほど人気のある「アレキサンダー・ワン」ではあったものの、バレンシアガでの評価はあまり高くなく最初の契約期間の更新は行われず、わずか2年で退任にとなってしまう事になります。

3代目クリエイティブディレクター デムナ・グバサリア

Via Hypebeast

しかしその後はVETEMENTSのヘッドデザイナーであったデムナ・グバサリア(Demna Gvasalia)が就任し、2014年にスタートしたヴェトモンでの人気、そして過去にはマルタン・マルジェラやルイ・ヴィトンでのウィメンズのデザインを手がけたデムナにバレンシアガをどう変革するのか期待が集まる事となりました。


創設者クリストバル・バレンシアガが残した彼のファッションに対する想い

クリストバル・バレンシアガの略歴

Via Heroine

BALENCIAGAの創業はもともと冒頭内容通り、1919年にクリストバル・バレンシアガがススペインのサン・セバスチャンにて最初の路面店を設立した事を起源として立ち上げられたファッションブランドです。

クリストバルは針子であった母親から婦人服の仕立てを学び、12歳の時にはすでに洋裁師の見習いとして働き始めていたと言われており、その時彼の若くもその突拍子抜けした抜群のセンスに魅了され顧客となった「カーサトーレス伯爵夫人」の援助を受け、ブランド設立をするまでに至りました。またクリストルは初め、スーツをリメイクしたデザインを発表した時から世間的にも才能が認められはじめ、そのデザイン性の高さはファッション大都市のパリでも高い評価を受けるようになります。

その後1933年にはマドリード、1935年にはバルセロナに次々と新店舗をオープン、王室も顧客となるほどスペインのファッション界を、リードする存在になっていくのでした。

クリストバル・バレンシアガの経歴

Via blogs.elpais.com

経歴とては彼の成し遂げてきたファッションデザイナーとしての人生そのものが功績であったと言えるでしょう。

また1950年代には「バレル・ルック」、「チュニックドレス」、「サック・ドレス」など、数々のスタイルを発表する事となり、その絶対的王者としてのファッションデザイナーの地位は多くの他デザイナーにも影響を与え、クリストバル・バレンシアガは「クチュール界の建築家」、「クチュリエ中のクチュリエ」、「デザイナーの王様」、「クチュール界のピカソ」などとも評され、ファッションの歴史に大きな影響を与えた人物であると今でも言われています。

また一時はクリスチャン・ディオールと肩を並べるほどの人気があったと言われるものの、ディオールはプレタポルテ(既製服)を世界的に展開し大成功を収める事になるも、その一方でBALENCIAGAはこだわり強く「機械化すれば自分の望む服が作れなくなる」と大量生産を断念、そして積極的なビジネスの拡大も行わなかったと言われています。

そのため、知名度では大きな差がついてしまったものの、オートクチュールが衰退する中でも顧客に恵まれ最後まで採算がとれていたとされています。

今尚、世代を超えたファッションラバーから絶大な支持を受けている理由

今世紀最大の成功を納めたBALENCIAGAのスニーカーシリーズ「Triple S」

Via Pinterest

今やその人気からか、そのアイテム自体も高額なのは去る事ながら、転売価格となれば軽く数十万円程にも飛ぶプレミアム価格となり入手自体困難なものとなっています。
中でも世界的に大ヒットを遂げたアイテムとしては「トリプル・エス(Triple – S)」が有名でしょう。これらの火付け役となったのはファッションアイコンのG-DRAGON、3代目J soul brothersのボーカルである登坂さん、そしてヒップホップ界のカリスマである A$AP ROCKY、他海外セレブリティなどが着用をしたことで一気に人気に拍車が掛かり、今となってもバレンシアガ史上、最も入手困難なアイテムと言われています。

また、入荷されれば即完売となってしまう為、店舗側にて抽選を行い当選した人しか購入することができない位のものとなっています。

勢いを止める事なく打ち出された別作「スピードトレーナー」

Via The Sole Supplier

「トリプル・エス(Triple – S)」以降、次はどんなアイテムを世に発表するのかとファンを待たせた上で打ち出されたアイテムがこの「スピードトレーナー」

2017年春夏コレクションにて発表されたこのスニーカーは、デザイン性も近未来的なシューズとなっており、アッパー部分にはソックスのような柔らかな素材を採用し、白色のテクスチャーのソールを合わせたシンプル is ベストなデザインとなっています。またアッパー外側とソールには「BALENCIAGA」のロゴが添えられており、驚くほど軽量な「スピード トレーナー」は合計約240g。

シューズを履いている感覚とは異なる、「一歩進んだシューズ体験」が楽しめる。またレングスの異なる2モデルが揃い、ロングバージョンはブラック・ホワイト、ショートバージョンはブラック・グレーを展開されており、メンズ・ウィメンズに対応している為カップルで揃えてコーディネートするのもオススメな一品だと公式でも発表されました。

まとめ

Via OnoBello.com

ブランド名の「BALENCIAGA」がフロント部分に堂々と載ったTシャツやパーカーは、ダットシューズの人気に劣らない程にこちらも入手困難なアイテムとなっており、そのシンプルで着心地の良いデザインは希少価値から見てもトップクラスと言えるでしょう。

今でこそ、ここまで空前絶後のストリートファッショブームの火付け役となった「BALENCIAGA」ですが、この先の時代も続くファッショントレンドのムーブメントでも恐らく最先端を走り続ける要となるに違いありません。
これから毎シーズン訪れるたびに発表される新作コレクションやトレンドラインでも注目されていくブランドであることは周知の事実でもあると同様に、ハイラグジュアリーブランドとも肩を並べるだけあってか、決して安価ではないものの、それを着た時の感動はどんなブランドにも勝るものがあると言えます。

先代の意思を継ぎ時代と共に成長を遂げてきたバレンシアガ(BALENCIAGA)。

彼等が描くこの先の未来とは。

今だからこそ改めて注目をすべきファッションブランドと言って間違いありません。

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モダンなスタイルと遊び心のあるデザインで人気のジュエリーブランドNatasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)。セレブリティや著名人からも支持されているブランドで、多くの愛用者がいることでも知られています。 世界的にも認知されつつあるブランドですが、日本にはまだ未上陸なため、ご存知の方は少ないかもしれませんね。 そこで本記事では、Natasha Zinkoのアクセサリーの魅力を徹底解説。ブランドの概要やデザイナー、最新アイテムやSNSでの反響、おすすめのコーディネートに至るまで詳しく解説していきます。 Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)とは Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)は、2012年イギリスロンドンを拠点に立ち上げられたファインジュエリーブランドです。 フリースピリットでコンセプチュアルをコンセプトにしたコレクションを展開しており、カラーを豊富に使ったカラフルなデザインや、ボリュームのある独特なシルエットがブランドのベースにあります。 ラグジュアリーな素材をベースに、遊び心溢れる大胆な手法で、彫刻的なアイテムを作り出していることで知られています。 モダンなスタイルと遊び心のある要素を取り入れたコレクションは、業界で高い評価を得ており、世界中の有名デパートやセレクトショップで取り扱われています。また、セレブリティやファッション愛好家からも支持を受けており、世界中から注目を集めるブランドへと急成長しました。 Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)のデザイナー Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)のデザイナーは、ウクライナ出身のデザイナーで自らの名前がブランドの冠になっているナターシャ・ジンコ氏です。 幼少期は法律を学んでいましたが、ジュエリーへの憧れから、セントラル・セントマーチンズ芸術大学のファインジュエリー科に進学。そこで、ジュエリーデザインのいろはを学びます。 もともと大きなものを扱うのは好きではなかったナターシャは、大学での授業で自分が3D彫刻に向いていることに気付き、小規模なデザインを集中して勉強するようになり、それがジュエリー製作に活かされています。 彼女が作り出す作品は、高品質な素材と斬新なデザインを組み合わせた独自のスタイルで知られており、世界的に注目を集めています。日常生活からすべてのインスピレーションを得ているというナターシャ。創造性豊かな感性が、独特なデザインを生み出しているんですね。 多くの一流ブランドとのコラボレーションも積極的におこないながら、更なる飛躍が期待されている注目のデザイナーです。 Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)の最新アイテム ここからは、Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 Bunny Bracelet Bunny Braceletは、スターリングシルバーを使用したブレスレットです。ユニークなデザインが特徴で、Natasha Zinkoのアイコンともなっているウサギをモチーフとしたキャラクターがアクセントになっています。手首にしっかりとフィットしてくれます。 Bunny Bracelet Bunny Braceletは、スターリングシルバーを使用したブレスレットで、イエロービーズがアクセントになった可愛らしいブレスレット。カジュアルなファッションにぴったりのアイテムで、手首にインパクトを与えてくれます。 Pink...

【DARKAI(ダーカイ)】伝統とハイファッションを融合させたユニークなデザインが人気のアクセサリーブランドDARKAIの魅力を徹底解説!

個性的で大胆なデザインのアクセサリーを身に着けたいという方におすすめなのがDARKAI(ダーカイ)です。人目を引くアクセサリーの数々は、他とは一線を画すファッショリズムを生み出してくれます。 設立して間もないブランドということもあり、まだご存じではないという方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、ブランドの概要やデザイナー、アクセサリーの特徴や最新アイテム、SNSでの反響やおすすめのコーディネートに至るまで、DARKAIの魅力を徹底解説していきます。 DARKAI(ダーカイ)とは DARKAI(ダーカイ)は、世界がパンデミックの真っ只中だった2020年、イタリア北東部の歴史的な金細工の中心地として知られるヴィチェンツァで立ち上げられた、コンテンポラリージュエリーブランドです。 80年代から90年代にかけたミレニアル世代にも2000年以降に生まれたZ世代にも愛される、デザインされた革新的な製品を生み出すことを目標に立ち上げられました。 ダークサイドに堕ちたジュエリー、もしくは破壊的なデザインと称されるDARKAIのコレクションは、100年以上続く伝統的なファインジュエリーに、アヴァンギャルドなアプローチを取り入れたもので、個性的で大胆、そして人目を引くジュエリーに仕上がっています。 ホワイトゴールドのブレスレットからチャンキーなロープチェーンなど、幅広い商品展開をおこなっており、男女問わず着用できるユニセックスなアイテムが多いのが特徴です。 すべてハンドメイドで作られ、ファイン・ジュエリーの特徴である最高の品質を提供することに努めています。 DARKAI(ダーカイ)のデザイナー DARKAI(ダーカイ)のデザイナーは、イタリアヴィチェンツァの歴史ある宝石職人一家の5代目後継者、Giacomo Zoccai(ジャコモ・ゾッカイ)とLelio Zoccai(レリオ・ゾッカイ)の兄弟です。 パンデミックが世界中に広がり、社会が混乱していた2020年、伝統的なジュエリー作りの古風な原則を覆す絶好の機会と捉え、ブランドを設立することになります。 遊び心溢れるスタイルと奇抜なファブリックを好むこのブランドの傾向は、兄弟のポップカルチャーへの情熱、90年代育ち、そして閉塞的な過去に囚われがちな業界を変革したいという思いや必要性から影響を受けています。 音楽、時事問題、アートといったものからインスピレーションを得た作品は、自由な自己表現をサポートするデザインのアクセサリーとなり、今の新しい世代に対応しています。 アーバンカルチャー、若者主導のムーブメント、卓越したクラフツマンシップといった概念を持ったDARKAIは、すべての時代にリスペクトを持ち、すべての世代に愛されるアクセサリーを作り続けています。 DARKAI(ダーカイ)の最新アイテム ここからは、DARKAI(ダーカイ)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 Mini Prong Pavé Bracelet Mini Prong Pavé Braceletは、18Kホワイトゴールドで作られたチェーンブレスレット。ファインジュエリーグレードのロゴ入り引き出し式留め具がアクセントになっており、存在感を放つアイテムになってくれます。 Mixed Feelings Bracelet Mixed Feelings Braceletは、18Kイエローゴールドを素材にしたチェーンブレスレット。様々な形や色のベゼルストーンがハンドメイドでセットされています。ホワイト、アメジスト、エメラルドグリーン、ゴールデンイエローの長方形、正方形、ラウンド、ハートシェイプのストーンがミックスされており、手元をカラフルに彩ってくれます。 Paraiba Tennis...

【Charriol(シャリオール)】ケーブル素材を使用したアクセサリーで世界を席巻!ジュネーブ生まれのハイブランドCharriolの魅力を徹底解説!

ヨーロッパ発のブランドとしては珍しい、アジア優先主義のブランドとして、一躍世界的なトップブランドに上り詰めたCharriol(シャリオール)。日本でも1980年代から人気を博したブランドなので、ご存じの方も多いかもしれませんね。 Charriolというと時計というイメージが強いかもしれませんが、時計と並び称されているのがアクセサリー。今や、Charriolのアクセサリーはトレンドとなっているんです。 そこで本記事では、Charriolのこれまでの歩みや概要、デザイナーや最新アイテム、SNSでの反響やおすすめのコーディネートに至るまで詳しくその魅力についてご紹介していきます。 Charriol(シャリオール)とは Charriol(シャリオール)は、スイスのジュネーブに拠点を置くハイブランドです。高級時計とジュエリーメーカーとして知られており、これまで1,450,000個以上の時計と2,650,000個以上のジュエリーを販売してきました。 Charriolのアクセサリーは、ケルト民族が身に着けている、細い金のワイヤーを幾本もねじって寄り合わせ、それをさらに束ねてよりあわせた装飾品「トルク」がモチーフとなっており、今やこのトルクはすべてのアクセサリーに使われる、Charriolを語るうえで外せないアイコンとなっています。 シンプルかつモダン、そして今までにない独創的なモチーフとして、トルクを採用したアクセサリーは世界で大流行。世界中の多くの人から賞賛され、一躍トップブランドとなりました。 Charriolは、ヨーロッパのブランドながら主戦場を日本と東南アジアにした初めてのブランドとしても知られています。それにはヨーロッパでハイジュエリーブランドを立ち上げるうえでの思惑があるでしょうが、このマーケティングは大成功をおさめ、日本と東南アジアで流行したブランドは、アメリカや中東市場も席巻することになります。 トルク装飾をベースにしながら、カラーバリエーション豊かに揃うアクセサリーは、年代関係なく着用することができ、スタイリングをワンランク、ツーランク引き上げてくれます。 Charriol(シャリオール)の歴史 Charriol(シャリオール)は、1983年スイスのジュネーブを拠点に、フランス人起業家Philippe Charriol(フィリップ・シャリオール)によって立ち上げられたブランドです。 1984年に、ブランドの象徴ともなる、最初のケルトジュエリーが誕生。1990年には最初のブティックが香港とシンガポールにオープンします。1992年にはアジアと中東、アメリカにさらに10カ所のブティックをオープンさせました。 その後さらに事業拡大を進め、1996年に中国、1997年には東京に、最初のブティックをオープンしました。 ジュエリーや時計のほか、ハンドバッグやベルト、筆記具なども展開し、どれも成功を収めたことにより、ブランドは世界に知れ渡り、現在は中国に285のブティックをはじめ、3,800の小売店、800以上のセレクトショップなど世界中で販売されています。 Charriol(シャリオール)のデザイナー Charriol(シャリオール)のデザイナーは、ブランドの冠にもなっている、先ほどのご紹介したPhilippe Charriol(フィリップ・シャリオール)で、今の時代には珍しい家族経営のブランドです。 フィリップは、もともと宝飾業界で成功をおさめていた、敏腕エグゼクティブ・ディレクターとして名の知られた存在でした。しかし1983年、既に40歳になっていたフィリップは、それまでの地位を捨て、いちから自身の会社を設立することを決意。周囲は反対していましたが、それを押し切ってまでブランドを立ち上げることには意味がありました。 アートと歴史をこよなく愛するフィリップは、自身の思い描くコレクションを作り上げたいという思いと、自身が考えるマーケティング戦略を、自身のブランドで作り上げたいという思いがあったということ。それを実現するため、1983年Charriolを立ち上げることになります。 自らの名を冠するブランドにふさわしい、ブランドアイコンとなるべきモチーフを探してフィリップは、どのジュエリーブランドも使っていない独創的なデザインを、あの大英博物館のケルト民族の展示スペースで見出します。これが「トルク」との出会いとなります。 「トルク」を使ったジュエリーは大ヒットを記録。瞬く間に世界を代表するデザイナーの一人に数えられるようになります。 また、大のモーターレース好きで、多数のモーターレースの協賛を行っていたことでも知られており、自身もドライバーとして数々のレースに参加していました。 もう一人、Charriolのアクセサリーデザイナーとして忘れてはならないのが、フィリップの長女コラリー・シャリオールです。 ここ数年、多くの大手メディアで取り上げられることが多くなった、シャリオール人気を支えているのはコラリーの手腕によるもの。ジュエリーアイテムの責任者である彼女は、自身が生まれたハワイからインスピレーションを得た、カラフルなハッピーカラーのアクセサリーで、Charriolに新風を吹き込んだといわれています。 色彩感覚が豊かなコラリーと、それを補佐する、抽象図形デザインが得意な長男のアレキサンダー・シャリオールの二人が織りなす新感覚のアクセサリーは、多くの人々から賞賛されています。 順風満帆なCharriolですが2019年、フィリップが参加していたモーターレースで不慮の事故により命を落としてしまいます。しかし、彼の思いを受け継いだコラリーとアレキサンダーの二人により、今も進化し続けています。 Charriol(シャリオール)の最新アイテム ここからは、Charriol(シャリオール)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 BRACELET SILVER MARINA BRACELET SILVER MARINAは、海洋世界とその刺激的な形状からインスピレーションを得たトレンディで爽やかなブレスレット。様式化されたポートホールはスターリングシルバーで精巧に加工され、青い紐がモダンな雰囲気を演出しています。 BANGLE CELTIC SCEAU BANGLE CELTIC SCEAUは、「トルク」装飾品から自由にインスピレーションを受けて作られたバングル。ケーブルで構成されたそのツイストとターンは、独創性あふれるCharriolのアイテムそのものといっていいでしょう。 BRACELET MARINA CIRCLE BRACELET MARINA...

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