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『ヘルムートラング(Helmut Lang)の歴史』デザイナーとしてのキャリアと故郷オーストリア

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”#ヘルムートラング(Helmut Lang)の歴史”

世界中のファッションジャーナリストや業界関係者たちから絶大なる評価を得ている「ヘルムートラング(Helmut Lang)」ですが意外なのはブランド発足が1970年代後半なところではないでしょうか?

実はまだ歴史ある老舗ブランドとは言えるほどの歴史ではないですが、それでもこれほど評価されているブランドはなかなか珍しいブランドのひとつだと思います。

その評価の高さは「ラフシモンズ」やエディスリマンが手掛けていた時期の「ディオールオム」をはじめとする、世界中の人気のデザイナーズブランドの過去のアーカイブを揃える「アーカイブストア」でも取り扱われていたりとヘルムートラング自身が手掛けた時代でも特に1980年代から1990年代のアーカイブが再評価されています。

そんなブランド「ヘルムートラング」も今やヘルムートラング本人は表舞台から去り、人気も下降気味でした。。。そこでヘルムートラングが行った斬新なプロジェクトや、コラボレーションなど、ヘルムートラングの誕生からすべてを紹介しようと思います。

ヘルムートラングの概要

ブランド名ヘルムートラング(Helmut Lang)
業界ファッション
設立1976年
創始者ヘルムートラング
本部オーストリア ウィーン
公式サイトhelmutlang.com
Instagramhelmutlang
Twitter@HELMUTLANG

創始者ヘルムートラングのプロフィール

本名ヘルムートラング
生年月日1956年3月10日
出身地オーストリア ウィーン
職業ファッションデザイナー
know forヘルムートラングの創業者

ヘルムートラング(Helmut Lang)」は、1956年3月10日のオーストリアはウィーンに生まれました。彼が3歳の時の両親の離婚と親権をもった母親の死により、ザルツブルクの田舎に住む靴屋を営んでいた祖父母に引き取られました。

10歳になると父親のもとに戻り、独学で服作りを学び、自分の服をデザインして着ていたのが好評になり、友人の服も作りはじめました。

独学や、もともと服作りを学んでいないというのはモードの革命児「エディスリマン」や「ラフシモンズ」との共通点でもあります。

キャリアスタート

1976年、彼は自身のブランド「ヘルムートラング(Helmut Lang)」をオーストリアのウィーンに設立しました。1979年、彼が24の年にオーストラリアで「ヘルムートラング」は流行し、大成功を収めました。

ブランド設立から10年の1986年、 パリのポンピドーセンターで開催された「ウィーン展」でパリコレクション( レディース)デビューを果たしました。

彼のデザインは無駄のそぎ落とされたミニマリスズム、デコンストラクショビストつまり脱構築が特徴的なデザインです。ヘルムートラングは、そのシンプルで、しかし洗練されたデザイン、黒または白のスリムスーツ、そしてハイテク素材の使用で、1980年代後半に有名になりました。

ヘルムートラング(Helmut Lang)」が日本が誇るふたりのデザイナーの川久保玲率いる「コムデギャルソン」、山本耀司率いる「ヨウジヤマモト」とよく比較されるのは上述のデザインゆえなのでしょう。

激動の1990年代後半

1997年にパリからニューヨークに拠点を移動させ、同年に「ヘルムートラング・ジーンズ」発表しました。ニューヨークでの初のコレクションはランウェイでのコレクション発表をせず、ウェブサイトでの発表を行いました。

翌年の1998年には「ヘルムートラング・シャツ」というラインのスタート、さらに翌年、1999年には「ヘルムートラング・カシミア」を発表、同年3月、プラダ傘下に加入などブランドにとって大きな動きがありました。

この激動の1990年代後半で「ヘルムートラング(Helmut Lang)」は以下、九つの賞を受賞しています。

  • 1996年 CFDA、最優秀国際デザイナー賞
  • 1997年 VH-1 /ヴォーグ賞、ベストメンズウェアデザイナーオブザイヤー
  • 1997年 Bildende Kunst Der Stadt Wien
  • 1998年 Pitti imagine Award, Best Designer of the Nineties
  • 1998年ニューヨークマガジンベストデザイナーオブザイヤー賞
  • 1998年 ID Magazine、環境デザイン賞、環境デザイン賞
  • 1998年 NYCアメリカ建築家協会:インテリア賞
  • 1999年ビジネスウィーク/建築記録賞
  • 1999年アメリカ建築家協会、インテリア建築賞

2000年代の動き

1990年代後半の活躍の評価もプラスされ、2000年にCFDAアワードで「メンズウェア・デザイナー・オブ・ジ・イヤー」を受賞しました。

2002春夏からはコレクションの発表の場をパリに戻しました。 2004年12月には「ヘルムートラング(Helmut Lang)」はプラダの完全子会社になりましたがデザイナーの変更はないままだと発表されました。

が2005年1月、プラダグループは「ヘルムートラング(Helmut Lang)」のデザイナー退任を発表し、この発表は世界中を震撼させました。「ヘルムートラング(Helmut Lang)」はファッションから引退したもののアーティストとしての活動を続けました。

ヘルムートラング再来!?

ヘルムートラング(Helmut Lang)」がデザイナー退任以来、さまざまなデザイナーがヘルムートラングのデザインを担当してきました2010年には桑沢デザイン研究所を卒業後、イッセイミヤケのデザインチームのメンバーなどの経験をした滝沢直己がメンズデザイナーに抜擢されました。

しかし、「ヘルムートラング(Helmut Lang)」自身がデザインを担当していた時期に比べると話題性はかなり減ってしまったように思います。そんなヘルムートラングがごく最近のヘルムートラングには興味を引くような面白さがあります。

イギリスのカルチャー&ファッション誌『デイズド(DAZED)』編集長イザベラバーレイをヘルムートラングのディレクターとして起用することによって、2017秋冬シーズンから再出発しました。

以降、イザベラバーレイが選ぶ若手デザイナーとのコラボレーションを定期的に発表することにより、ヘルムートラングのリブランディングを目指しています。

第一弾のコラボレーションでは以前の「ヘルムートラング(Helmut Lang)」のようなミニマルや、ハイテク素材を彷彿とさせる光モノ、ロゴなどこれからのファッション業界を担う新世代のデザイナー、シェーンオリバーがヘルムートラングの世界を表現しました。

シェーンオリバーは活動休止したブランド「フッドバイエアー(Hood By Air 以下HBA)」のデザイナーでした。世間の評価は賛否両論、もはや否定派が多数でした。

理由は明白でHBAのコレクションであって「ヘルムートラング(Helmut Lang)」のコレクションではないということです。このコレクションは”シェーンオリバーの暴走”、”シェーンオリバーの犯した罪”、”イザベラの采配ミス”など多くの批判の声が上がりました。

自身のブランド「HBA」でのやりたい放題はいいとしても「ヘルムートラング(Helmut Lang)」でのやり方は”暴走”だと捉えられ、創始者「ヘルムートラング(Helmut Lang)」への冒涜だともいわれました。

しかし、この試みは斬新な新しいもので、さらには過去のアーカイブを4ヵ月ごとに復刻販売する「ヘルムートラング リ・エディション」の開始など面白い試みなのは間違いないでしょう。

これからの「ヘルムートラング(Helmut Lang)」の活躍に期待を込めて動向には要チェックです。

2021年最新作 「ヘルムートラング(Helmut Lang)」アイテム

2021年最新作の「ヘルムートラング(Helmut Lang)」アイテムをご紹介致します。こちらに掲載の無いアイテムもお探ししますので、気になるアイテムがあれば是非お問い合わせ下さい^^

【HELMUT LANG(ヘルムートラング)】フーディ パーカー ロングマウンテンコート

商品名【HELMUT LANG(ヘルムートラング)】フーディ パーカー ロングマウンテンコート
コメント【HELMUT LANG(ヘルムートラング)の、コントラストの効いたカラーブロックが印象的なロング丈のパーカーです。大胆な色使いのみならず、フロントのジップはコンシールジッパーで外からファスナーが見えないデザインで、フードにはファーが縁取られており、各所のディティールにこだわった個性的なスタイルの一着です。

【HELMUT LANG(ヘルムートラング)】ステンカラーコート カーコート

[link text=”商品はこちら” url=”https://blog.gxomens.com/clothing/product/k05hm401-htmlcgidmens-outerweardwvar-k05hm401-colorz6j/”]
商品名【HELMUT LANG(ヘルムートラング)】ステンカラーコート カーコート
コメントHELMUT LANG(ヘルムートラング)の、マッキントッシュ・チェックが印象的なシングルブレストのコートです。貴重なバージンウールが混紡された生地に、ジャストフィットなサイズ感でトレンドに左右されないシルエット、サイドのパッチポケットと内側のウェルトポケットが実用的な、アンストラクチャーなスタイルの一着です。

【Helmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)】ブラックHLロゴキャップ

[link text=”商品はこちら” url=”https://blog.gxomens.com/clothing/product/h000416x/”]
商品名【Helmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)】ブラックHLロゴキャップ
コメントHelmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)のフィット感が魅力のシンプルなキャップです。計算されつくしたフォルムが嫌味のない高級感を演出し、どんなファッションにも馴染む抜群の使い心地。トータルコーデのアクセントにもなるブラックカラーは、顔周りを引き締め大人っぽく落ち着いた雰囲気を醸し出します

【Helmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)】カーキHLロゴキャップ

[link text=”商品はこちら” url=”https://blog.gxomens.com/clothing/product/h000416x-2/”]
商品名【Helmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)】カーキ HLロゴキャップ
コメントHelmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)コラボの渋めカーキカラーキャップ。ファッションのアクセントにピッタリで、トータルコーデを引き締めメリハリをつけてくれる重要なアイテムです。抜け目のない洗練されたカジュアルスタイルを作り、ワンランク上のハイセンスなファッションを楽しむことができます。

【Helmut Lang(ヘルムートラング)】カシミア スウェットパンツ

[link text=”商品はこちら” url=”https://blog.gxomens.com/clothing/product/l01hm701/”]
商品名【Helmut Lang(ヘルムートラング)】カシミア スウェットパンツ
コメントHelmut Lang(ヘルムートラング)のリサイクルカシミアパンツです。ウエスト部分と裾部分は適度なフィット感があり、締めつけすぎずゆるすぎない丁度いいシルエットを作り出します。柔らかく軽い雰囲気を醸し出し、ナチュラルな着こなしを実現するアイテム。シンプルな中に品の良さがあり、流行に囚われず着用し続けることができます。

Helmut Lang(ヘルムートラング)通販はこちら

[link text=”ヘルムートラング 通販” url=”https://blog.gxomens.com/clothing/product-category/brand/helmut-lang/”]

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