伝統的なバリの装飾技術に、シルバーとゴールドを使ったアクセサリーが人気を呼んでいるアメリカのアクセサリーブランドJohn Hardy(ジョン ハーディー)。女性向けのジュエリーのほか、メンズアクセサリーも充実しており、魅力ある作品が揃っていますが、にほんではまだまだ知られていません。
そこで本記事では、John Hardyの魅力をまだご存じではない方のために、アクセサリーの特徴やブランドの歴史、最新アイテムからおすすめのコーディネートまで詳しく解説していきますので、せひファッションにひと手間加えるコーディネートの参考にしてください。
John Hardy(ジョン ハーディー)とは
John Hardy(ジョン ハーディー)は、バリ島のウブドの広大な敷地の中で、世界各国から集めた選りすぐりの職人が手掛けるハンドメイドアクセサリーを製作しているアクセサリーブランドです。
ラグジュアリー感のあるモダンなデザインとバリ島のクラフツマンシップをうまく融合させたブランドとして急躍進を遂げ、世界でも有数のジュエリーブランドとなりました。
ブランドのアイコンといわれる「チェーンコレクション」は、バリの王家のためにジュエリーを作って来た、職人達の技術を継承したものといわれており、1インチ編むのに、3時間以上の時間を掛け、1本1本丁寧に編み込まれて作られています。
決して機械作業では生み出すことのできない芸術的で実用性にも優れているアイテムの数々は、永久不変な家宝ということがいえるでしょう。
現在は拠点をアメリカ・ニューヨークに構え、北米・ヨーロッパ・アジアとグローバルに展開しています。
John Hardy(ジョン ハーディー)のデザイナー
John Hardy(ジョン ハーディー)のデザイナーは、ブランド名にもなっているカナダ出身のJohn Hardy(ジョン ハーディー)氏。アクセサリーデザイナーとして、今もっとも注目を集めているデザイナーの一人です。
アメリカトロントにある有名美術大学The Ontario College of Art and Design University(オンタリオ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン大学)を卒業後、1970年にバリ島を訪れ、島のジュエリー製作の伝統に興味を持ちます。
その後、彼は地元の職人の技術を学び始め、伝統的なバリの技術に新しいデザインコンセプトを加えたアクセサリーをデザインし最初の作品を開発しました。これが、自身のブランドJohn Hardyのスタートになります。
伝統的な装飾デザインに現代風のアレンジを加えることで、見事にスタイリッシュさを出したアクセサリーは、瞬く間に世界を魅了し、アメリカを中心に爆発的な大ヒットを記録した。John Hardyの才能の素晴らしさを感じることができるアクセサリーの数々。
世界でもっとも美しく穏やかな場所の一つであるバリの日常からインスピレーションを得ているという作品は、カジュアルにもフォーマルにも合わせることができるアイテムが多く、年代関係なく身につけることができるのが特徴です。
また、社会貢献活動にも熱心なデザイナーとしても有名で、植林や学校の設立にも力を注いでおり、そんなピースなマインドも世界中で愛される理由の一つなのでしょう。
「Jobs For Life」というプログラムでは、地元の孤児院と協力して、子供たち、特に女の子に雇用の機会を創出しています。高校の最後の2年間の学費を支払い、自身のバリのスタジオでの実習を提供。
また、従業員のための医療手当の開発に取り組んでおり、女性が在宅で働く機会を認めてもいます。家族に食事を与えたり、住居を与えたり、学校でのサポートをする手段を持たなかったバリ島の重度の恵まれない子どもたちを支援することで、生涯の仕事を見つけるための支援を行っています。
さらに、「Wear Bamboo, Plant Bamboo(竹を使い、竹を植える)という、竹の苗木を植え自然環境にも貢献する試みをおこなっており、非営利団体の「1,000 Bamboo Villages」と協力し、バリの自然の美しさを育むプログラムにも貢献しています。
John Hardy(ジョン ハーディー)の歴史
John Hardy(ジョン ハーディー)は1975年、デザイナーJohn Hardyによって立ち上げられたアクセサリーブランドです。
バリ島の伝統的な装飾技術に新しいデザインを組み込むことをコンセプトとし、1996年にはバリ島のムンバルにスタジオを開設。本格的にアクセサリー製作に取り組んでいきます。
1999 年、ヴァンドーム広場の高級ジュエリーのシニアデザイナーであるガイ ベダリダがヘッドデザイナーとして入社し、ハーディーのデザインコンセプトを拡張し、古典的なヨーロッパのジュエリー技術や自然、古代東アジアの芸術スタイルにインスピレーションを得た新しいモチーフの使用を組み込んだ、新しいデザインを生み出していきます。
2007年には、当時のジョンハーディー社長ダミアン ダーノンクールとヘッドデザイナー兼クリエイティブディレクターのベダリダがハーディーから会社を買収し、本社を香港に移転し、ニューヨークにサテライトオフィスを開設します。
2010年にジャカルタのプラザインドネシアに最初のブティックをオープン。2011年には香港、2014年にはインドネシアのバリ島にもJohn Hardyの専門ブティックをオープンさせます。
2016年には、ヒューストンに米国初のブティックをオープン。ブティックをオープン続いてマンハッタンにもブティックをオープンし、名実ともに一流ブランドの仲間入りを果たします。
その後、センチュリーシティ、アベンチュラ、サウスコーストプラザ、シーザーズパレスのフォーラムショップスに、ウッドベリーコモンズとデザートヒルズのプレミアムアウトレットと並んでブティックをオープン。
現在は、カリブ海、インドネシア、香港、韓国の主要デパートでも購入可能で、日本では通販サイトを利用しての購入のみとなっています。
John Hardy(ジョン ハーディー)の最新アイテム
ここからは、John Hardy(ジョン ハーディー)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。
BEADED HYBRID TRANSFORMABLE
BEADED HYBRID TRANSFORMABLEは、スターリングシルバーに、細かく加工されたラピスラズリ、ヘマタイト、パイライト、カイヤナイトを使用したネックレスで、ブルーからが印象的なアイテムです。
カジュアルなファッションにぴったりマッチしてくれるアイテムで、胸元を開けた涼しげなファッションのk-出に役立ててほしいネックレスです。
RADIAL CUFF
RADIAL CUFFは、スターリングシルバーで製作されたカフで、細かく彫刻されたデザインが特徴的なアクセサリーです。
とてもシンプルなデザインなので、スーツにもカジュアルなスタイルにも合わせることができるアイテム。幅のあるカフになるので、単品で使用するのがおすすめです。男らしさを演出するにはもってこいのアイテムになりそうですね。
CLASSIC CHAIN CARABINER BRACELET
こちらもスターリングシルバーで製作されているCLASSIC CHAIN CARABINER BRACELET。独特なチェーン系のデザインで、カジュアルなファッションをより一層引き立ててくれるアイテムです。
シンプルなデザインなので、黒系のブレスレットと合わせて面白そう。自分なりのコーディネートを楽しめる逸品です。
PEBBLE PAVÉ PENDANT NECKLACE
PEBBLE PAVÉ PENDANT NECKLACEは、スターリングシルバーにホワイトダイヤモンドをはめ込んだネックレスで、カジュアルスタイル、スーツスタイル両方に合わせることができるアイテムです。
胸元にアクセントをつけてくれる逸品で、スリムなアクセサリーなので嫌味にならず、サラッとしたおしゃれ感を演出してくれます。大人の魅力を演出したいという方にはおすすめですよ。
CARVED CHAIN INLAY PENDANT NECKLACE
CARVED CHAIN INLAY PENDANT NECKLACEは、ネックレスのタグにブラックマザーオブパール、ブラックサファイア、ブラックスピネルといった漆黒の鉱石をはめ込んだアクセサリーです。
黒く光り輝く鮮やかなアクセサリーなので、ホワイト系のファッションにぴったりです。首元を彩ってくれるアクセサリーとして、夏場は重宝しそうなアイテムです。
John Hardy(ジョン ハーディー)のおすすめコーディネート
最後に、John Hardy(ジョン ハーディー)のおすすめスタイリングを、公式Instagramの投稿を参考にご紹介していきます。 ぜひご自身のコーデの参考にしてみてくださいね。
カジュアルにかっこよくコーデ
シルバーのネックレスが胸元によく映えていますよね。胸元を開けるような夏らしいファッションにぴったりのコーディネートです。短めのネックレスと合わせてコーディネートすれば、さらに魅力が増しますよ。
ネックレスとブレスのコーデ
夏にぴったりのコーディネートです。スターリングシルバーに、エナメルの色合いがしっかりマッチしていて、オレンジ色のファッションにぴったり合っていますよね。
ブレスレットとネックレスの色合いを合わせることで、おしゃれ感を倍増させることができるので参考にしてください。この色のアクセサリーであれば、ホワイト系やベージュ系のファッションにもピッタリ合いますよ。
シンプルなファッションにもぴったり
ベージュ系のニットファッションにぴったりなブレスレットです。黒とシルバーのコントラストが美しい珍しいデザインなので、手首にアクセントを与えてくれるでしょう。カジュアルなファッションに活かしてみてください。
黒コーデを好む方におすすめのユニセックスアイテム
黒系のファッションを好む方には、ぜひ参考にしてほしいシルバーネックレスのコーデです。長めのチェーンのネックレスを身につけることで、ファッションのアクセントになります。もう少しインパクトが欲しいという方は、ブレスレットと合わせるといいかもしれませんね。
セクシーな男を演出
黒系のファッションに黒系のアクセサリーを合わせるとワイルドさが増すので、男らしさを演出したいという方にはおすすめのコーデです。
もし他のカラーをファッションに取り入れないのであれば、肌の色をファッションの一部にするのが男らしさを演出する方法でもあるんです。肌の露出を多くすることで、ワイルドさをアピールしてみてください。
まとめ
John Hardy(ジョン ハーディー)について、この記事では、ブランドの特徴やデザイナー、これまでの歴史や最新アイテム、おすすめのコーディネートまで詳しく解説してきました。
魅力あふれるアクセサリーを数多く提供しているJohn Hardy。メンズアクセサリーも充実しており、様々なシーンで活用できるおしゃれなアイテムが揃っていることがお分かりいただけたと思います。
大人の魅力を引き立ててくれるアクセサリーの数々は、年代問わず、ぜひ身につけて欲しいアイテムばかり。自分のスタイルに合わせたコレクションを、一つ持ってみてはいかがでしょうか。