NIKE(ナイキ)の創業者のフィル・ナイト氏(Phil Knight)氏といえばここ数年、日本のメディアでも多数取り上げられており色んな方が知るところだと思います。
そんなフィルナイト氏が出版した自叙伝である『SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。』ですが。NIKE(ナイキ)好きの方は必読であることは勿論ですが。そうじゃない方も読んで楽しめること間違いなしの1冊です。
そんなフィルナイト氏の『SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。』がNetflix(ネットフリックス)より映画化されてリリースされるそうです。本を読むだけでもワクワクする面白さですが。
映像化されるとなれば出演する俳優さんや、衣装、そしてスニーカーヘッズ、NIKE(ナイキ)フリークな方にとってはどのシューズが登場するのかっていう楽しみもあります。そして単に映画化されるという期待感だけではなく、映画を作るプロデューサーも凄いんです。
ジュラシックワールドのプロデューサーが製作
Netflixが今回の『SHOE DOG』の映画化にあたって起用したのがフィル・ナイト氏(Phil Knight)氏の長年の友人であり数々の名作映画のプロデューサーを務めたフランク・マーシャル氏です。
フランク・マーシャル氏はこれまでに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『ボーン・アイデンティティー』、『ジュラシック・ワールド』など数々の人気名作品を手がけてきたアメリカでも有名な名プロデューサーです。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で知り合う
NIKE(ナイキ)の創業者のフィル・ナイト氏(Phil Knight)氏と名プロデューサーであるフランク・マーシャル氏の接点はというと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の際にNIKE(ナイキ)が共同制作したことがきっかけでビジネス、プライベートでの友人関係が始まったそうです。
バックトゥザフューチャーが好きな方、80年代生まれ以前の方ならこのシーンを覚えている方も多いと思いますが。そうです、このシーンで登場した電動靴紐のシューズこそがNIKE(ナイキ)が共同制作し、フィル・ナイト氏(Phil Knight)氏と名プロデューサーであるフランク・マーシャル氏が知り合うきっかけとなったのです。
映画『Back to the Future 2』に”未来の靴”として登場する「Nike Air MAG」
スニーカーヘッズの皆さんにとってはご存知の「Nike Air MAG」ですが。2011年にオリジナルモデル” 2011 NIKE MAG “がリリースされレアさから絶大な人気を博し非常に注目されました。
そして2016年には限定89足で一回の応募に10ドルかかる抽選販売形式となり、集まった金額は全てパーキンソン病の研究のために「Michael J. Fox Foundation」へ寄付されるというシステムでリリースされました。
スーパーレアシューズ「Nike Air MAG」の価値
「Nike Air MAG」はオークションなどを含めてリリース後に凄まじい価格が付いたリリースが多数発表されました。そして、2011年にオークションサイト eBay で1500足限定でチャリティ販売、出品された「Nike Air MAG」のオリジナル版は3,800ドルで落札され、転売価格は37,000ドルまで上昇しました。今の為替レートで換算すると400万円以上です。
スーパーレアシューズの1足400万オーバーだけでも驚きですが。2016年に限定89足でリリースされた際には抽選販売形式でしたが一部5足のみがオークションに出品されたんですが。この時の高値がもうとんでもありません。。。
via:Nike Air MAG
香港のオークションでのことですが、1足が84,872ポンド、およそ104,267ドル。。81万香港ドル(約1100万円)の驚きの価格で落札されたんです。ちょっとした高級車の価格です。
2011年のオリジナルモデルは更に驚愕の価格に!!
Nike MAG(ナイキ マグ)のオリジナルモデルが『eBay』上に出品されたものなんですが。2017年11月に同モデルがオークションに登場した際は、20万ドル(約2200万円)。。。ちょっとした安いマンション買えます。。地方であれば建売住宅が買えます(笑)
そして今年2018年に出品された映画公開当時のオリジナルモデルのしかも左足のみ、、、。完品とかではなく30年経っていますんで当然加水分解しており。しかも上のインスタ投稿のようにソールはボロボロで状態も良くないです。
その出品された「Nike Air MAG」(ナイキエアマグ)の価格は、、、なんと…なんとびっくり最終落札価格はなんと92,100ドル(約1,022万円)。NIKE(ナイキ)のマーケティングの巧さに驚愕させられるばかりです。
2015年の未来で履いていた靴「Nike Air MAG」(ナイキエアマグ)の仕様
「Nike Air MAG」(ナイキエアマグ)を語る前にこのシューズをデザインしたデザイナーである数々のレジェンドモデルを生み出してきたスニーカー界の巨匠であり、NIKE(ナイキ)の名デザイナーでもあるTinker Hatfield(ティンカー・ハットフィールド)氏が1989年以前に2015年の未来にこのシューズを我々が履くということを考えてデザインしたというのが凄すぎると感服いたします。
「自動靴ひも調整システム」の特許を実際に出願
NIKE(ナイキ)は世界一のスポーツブランドというだけあって知財の数も相当数を持っており今回の「Nike Air MAG」(ナイキエアマグ)についても実際に特許出願をしており既に登録済みのようです。
特許第5323177号「自動靴紐結びシステム」
2011年のebayオークションでリリースされたモデルには、自動靴紐結びシステムはなかったそうですが。2013年に特許として登録成立したこの出願を見る限りはNIKE(ナイキ)がいかにシューズをより便利でハイテク化していくかという事に力を入れているのが見れます。
アップルウォッチのようにヘルスケアなどをカバーできるウェアラブルデバイス、ウェアラブル端末のような機能性を持たせていくのではと期待されます。
アメリカの特許。USPのほうは、8046937号の「AUTOMATIC LACING SYSTEM」となっています。
これ以外にも靴ベラが不要になるような特許を出願しており、ベルトコンベア内蔵の靴で足がスムーズに入るというものです。こちらは米国特許商標庁(USPTO)にて2017年10月27日に出願され今年2018年5月3日に「FOOTWEAR WITH MECHANICAL FOOT-INSERTION ASSIST」(公開特許番号「US 2018/0116334 A1」)として公開された。
まあベルトコンベヤーというのはちょっと現実的に実用性があるのかどうかは別としてこれからは靴紐、靴ベラという概念が数年のうちに無くなっていくのかもしれませんね。
Nike Air Mag関連のInstagramポスト
1989年、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』に登場した主演の「Michael J. Fox(マイケルジェイフォックス)」演じる「Marty McFly(マーティ・マクフライ)」がデロリアン (De Lorean) でAir Mag(エアマグ)を履くシーンですが。
何度見ても自動で靴紐・シューレースが閉まるシーンはワクワク、ドキドキしちゃいますね。。
Off white × Air Mag
調べてみましたが。恐らくリリースはされていないので自作のカスタム??もしくは非公式に作られたのかは分かりませんが。これはこれで格好いいCOOLなデザインですね。
$200,000で落札された映画公開時のAir Mag