革靴の手入れ・メンテナンスにブラッシングが大事な5つの理由 #革靴お手入れ大全集 Vol.2

”#ブラッシングが大事な5つの理由”

革靴の手入れに大事なのは、クリームの塗り方や質だと思っていませんか?

 ・価格や質の良いクリームを塗れば綺麗になる。
 ・クロスで磨けば艶が出る。
 ・靴磨きは、毎日クリームを塗ることが大事。 

革靴の手入れをしようと思った時に、なんとなくイメージで真っ先に必要だろうなと思うアイテムは、革靴の色に合ったクリーム、もしくはシャインクロスではないでしょうか。クリームのカラーや種類、塗り込み方ももちろん大事です。でも実は、革靴のブラッシングがそれ以上に大事な項目だとご存じでしょうか。

ブラッシングを制す者は革靴磨き・お手入れを制す

革靴磨きお手入れにとってのブラッシングは、ざっくりと適当に汚れを落とすだけではないのです。ブラッシングを怠ると、革靴の手入れはうまくいきません。革靴手入れする事に慣れている人ほど、ブラッシングにかける時間や想い入れは非常に強いです。

では、そんな「ブラッシング」が革靴の手入れやメンテナンスに大事な役割を持つ5つの理由をご紹介致します。ブラッシングは、革靴の手入れのメイン、主役級なのです。「まさか革靴の手入れグッズであるブラシがこんなに奥が深く、ブラッシングがこんなに大事な工程だったなんて」きっとそう思うはず。是非、お付き合い下さい。

ブラッシングの大事な役割

ブラッシングは、革靴の手入れをする際に一番最初にするケアです。最初の手入れをしっかり行う事で、お気に入りの革靴はより一層輝きを増します。ブラッシングは、汚れたらするのではなく、良い状態を保つ為にするのです。

愛犬や愛猫がいる方も、毎日自分のワンちゃんやネコちゃんをブラッシングしてあげると思いますが。革靴も同じです。出来れば毎日、丁寧なブラッシングをしてあげることで常に良い状態を維持することができ結果としてお気に入りの革靴を長持ちさせることができるのです。

理由1、革靴の汚れを落とす

革靴の手入れをしようかな?」、「革靴磨きしてみようかな?」と思う理由はシンプルに、革靴が汚れて艶が無くなっているからではないでしょうか?

まず、ひとつ目のブラッシングが大事な理由は、革靴磨きの前にほこりや汚れを落とす事。ブラッシングをする事で表面のほこりやゴミを払い落し、革靴本来の艶を取り戻す事が出来ます。表面のほこりやゴミが落ちるだけで、白い膜が無くなったように綺麗に革靴が発色しより革靴を磨き上げることができます。

はじめての革靴のお手入れ、ブラッシング

革靴のお手入れがはじめてで初ブラッシングする場合や、革靴が目に見えて汚れている場合は、革靴の表面を傷付けないように注意しましょう。汚れが見るからに酷い場合は、強くブラシで擦って汚れを落とすのではなく、一定方向にブラシを動かし少しずつ汚れを落とします。

押し付けるのではなく、斜め下に力をかけ払い落すイメージです。表面の汚れを落とした後に、靴底のソールと表面のエッジ、コバの部分の汚れを落とします。ブラッシングでほこりやゴミを落とし、本来の色を取り戻すだけで 革靴の印象がかなり変わります。

理由2、次の工程への土台作り

しっかりとほこりやゴミを落とさないと、クリームの栄養や色も綺麗に入っていきませんので、ブラッシングで汚れを落とす事は大事な工程になります。ブラッシングでしっかりとほこりやゴミを落とす事により、革表面の不純物が無くなり、クリームが浸透しやすくなります。革靴のクリームには多様な種類がありますが、革にしっかりと塗り込まないと効果は減ってしまいます。

次のステップの為に

クリームでしっかりと保湿、栄養、色を与える為にも、ブラッシングは大事な作業です。クリームを上手に塗る事よりも、ブラシを上手にかける事を最初に習得しましょう。土台がしっかりと完成させていないと、その先の工程はうまくはいかないのです。そしてブラッシングに慣れてきた頃には、クリームやクロスにも触れ、手入れの次のステップへの興味もわくと思います。そのクリームの手入れにもブラシを使います。次の工程にも必須なブラッシング。更に先を目指す為にも必要な土台作りなのです。

革靴のコンディションを整える

ブラッシングはほこりやゴミを落とすと同時に、革靴のコンディションを整える効果もあります。ほこりを落とす事で湿気を排除し、カビや革特有のニオイの予防に。汚れを落とす事で乾燥を防ぎ、ひび割れの予防に。このようにブラッシングをする事で革靴のコンディションを整えます。

生きた素材のメンテナンス

マッサージ効果で革靴内部の油分や水分を整え、より良い状態に革靴のコンディションを引き出します。そして、愛用の革靴の寿命を長くキープさせましょう。なのでブラッシングはただほこりやゴミを汚れた時に落とす為にするのではなく、毎日継続して行い整える事が大事なのです。

理由3、摩擦熱で艶を出す

映画や実際の靴磨き職人の一コマで、職人が両手でタオルの両端を持ち、素早く往復させ革靴を磨いている。そんなシーンを見たことはありませんか?あの行動は、革靴を輝かせる為のタオルやクロスに秘密があるのではなく、素早く高速に動かす行動に秘密があるのです。

仕上げの秘密

高速にタオルやクロスを動かす事により、摩擦を起こします。その摩擦熱で革靴の毛穴を開き、油分を調節し艶を引き出すのです。なので、しっかりとほこりやゴミを落とした事を確認してから、綺麗な状態になった革靴を素早くブラッシングしてみて下さい。艶が出て、きれいな革本来の光沢が出ます。

ブラシを押し付けるのではなく、左右に高速に動かす事を意識して下さい。時間は少しかかります。が、クリームやシャインクロスを使用するのとは違った美しい艶が生まれます。クリームまでは面倒だったり、クロスのテカるような質感が好みではないのであれば、是非ブラッシングで高速に磨き上げて下さい。職人仕上げのような磨き上げの革靴にする事も、ブラッシングだけで可能なのです。

理由4、自分の足を知る

自分の足のクセ、ご存じですか?ひとの足の形はそれぞれ全く違います。幅が広かったり、甲が高かったり、かかとが細かったり、左右で長さや大きさが違ったり。例えを出すと書ききれない程です。そして、その自分の足に合わない靴を履いていると、トラブルが起こります。足はどんな動作でも使う大事なパーツです。トラブルが出たらすぐに分かる部分でもあります。ブラッシングをする事で、自分の足のクセを知り、更に改善点や発見も出来るのです。

ブラッシングできっかけを

ブラッシングを行うと、今までより多く自分の足が履く靴を見る事になります。そのきっかけを大事にしたいのです。足のクセは、靴に現れます。特に革靴は正直で、目に見えて変化が分かります。色の変化や、擦れが出る箇所。革の張りやシワで革靴の表情は日に日に変わっていきます。そこで自分の歩き方や足の特徴を少しづつ理解し、自分に合った革靴を選ぶ判断材料に出来るのです。

自分に合った革靴に出会う為

革靴の木型(革靴をつくる為の型)はそれぞれのメーカー、職人、ブランド、国の違いで特徴があります。自分の足に合った特徴の革靴を見つける事で、痛みや劣化も抑えられて長く愛用出来ます。革靴はピンキリで、値段の高いものなら10万円はゆうに超えて来ます。

せっかく10万円の革靴を買うなら、自分の足にフィットした履き心地の良いものが欲しいですよね。紳士服飾売り場や専門店なら、2万円前後の価格帯が多いでしょうか。ただ、値段に関係なく、気に入った革靴にトラブルが出てしまっては残念です。買い物の失敗をしない為にも、自分の足を知る事は大事なのです。自分の足を知る事は、自分にとっての最適な革靴を知るためのスタートです。ブラッシングをして革靴と対面する機会を増やす事が大事なのです。

足のクセとは

少しだけ具体的に足のクセのケースを紹介します。革靴の底のかかとの減りは、左右でどの程度差がありますか?どちらか一方の減りが大きい場合、履きなれたと思っていた靴が、急に扱いづらく感じたりします。靴の底が減りすぎて、歩きづらくなってしまったのです。ブラッシングを習慣にしていると、必ず変化が目に入ると思います。

例えばこの場合だと、靴底の修理に早い段階で出すことが出来るので、革靴の寿命は長く保つことが出来ます。最悪の場合、靴底に穴が空いたり、インソール近くまで痛み修理不可になる場合もあります。その革靴が、足の形に合っているのかもわかります。

親指の根元から小指の根元まで、窮屈感はないですか?革靴がぱつんと張ってはいませんか?無理をして履き続けると、革靴も足もどちらにもダメージが蓄積されてしまいます。革靴のケアをする事も、足のケアをする事も、ブラッシングをしていると不快感を感じる前に着手する事が可能なのです。

理由5、ブラッシングで革靴を知る為に

最後に、革靴は生きた素材であるレザーで造られています。サイズや履き心地は自分で多少なりとも変える事が可能なのです。この革靴の形は何か違和感を感じる、、、かかとに擦り傷が出来やすい、、、等、その小さな気付きがブラッシングをする事でわかるのです。

革靴の手入れは瞑想と至福のひと時に

またブラッシングのお手入れをすることによって、自分の革靴の状態を知るだけではなく無心に靴磨きをする時間がまるで瞑想をしているかのように雑念を取り払うような至福のひと時に変えることもできます。例えば、お酒が好きな方であればお気に入りのグラスとお酒。タイミングに合わせたBGMで雰囲気を作って革靴を磨く。これこそ”大人のいい男”にしか味わえないひと時でしょう。

まとめ

今回は5つの理由をご紹介しました。最初の入り口は汚れを落とすのだけが理由でもかまいません。ただきっと、ブラッシングを知り、自分の足を知り、革靴を知ると、革靴に対する意識は変わります。長く付き合う自分の足と合う、ベストな革靴を探す手がかりにもなります。自分の足を知る事は、革靴を知る事。そして、自分の健康を知る事にも繋がるのです。是非、ブラッシングで革靴のある人生を楽しんで下さい。

『ユーチューブ&ユーチューバーから学ぶ』革靴の手入れ ブラッシング方法

ブラシっていくらのものを買えばいいの? 靴磨き芸人の奥野さん

革靴のお手入れグッズは、ダイソーの100均アイテムから数万円するようなプロ仕様の輸入品まで幅広くあります。前回、10秒で出来る超絶簡単な革靴の手入れ「ブラッシング」でもご紹介しました靴磨き芸人の奥野さんが、100円の豚毛ブラシと約5000円の豚毛ブラシという両極端なブラシの比較レビューをされています。

革靴の手入れは、ただ靴磨きをするだけじゃありません。上の方でも紹介していますが。革靴好きにとっては、至福のひと時でもあるんです。だから、ブラシ一つでも自分の気に入ったデザインや使い心地を見て決めましょう。なので、また別記事でご紹介しますが。革靴の手入れセットは、良いものを買いましょう。

靴ブラシのケア方法【馬毛ブラシ・豚毛ブラシ・山羊毛ブラシ】 靴磨き芸人の奥野さん

かなり分かりやすく、靴ブラシのお手入れ方法を紹介されています。革靴の手入れをする道具が汚れていては綺麗になるものもキレイになりませんので、是非こちらの動画を参考にお掃除ケアしてみて下さい。

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