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2019年最新『ストリートファッションブランド最前線』Vol.3

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”#ストリートファッションブランド最前線 Vol.3”

平成ももうあと僅かです。新元号の”令和”。そして令和の令から思い出されるのは万葉集ではなく、桃鉄の徳政令。そんなニッチなキーワードを思い出した私は昭和生まれのアラサーですが。令和生まれに負けないようにトレンドチェックしていきたいと思います!!!

さてさて2019年には一体どのブランドがストリートファッションを席巻するのか?皆さんはこれが一番気になるのではないでしょうか?

今まで、「シュプリーム(Supreme)」、「オフホワイト(Off-White)」などの既に殿堂入りしているストリート系のブランドは大きく名も売れブランディングされて、今やコレクションの発表がなくともSNSで天下もとれます。しかしまだまだ知られていないだけで桃鉄の 一攫千金カードなみに当たりな未発掘のブランドがまだまだあります。そんなawesomeな「オフホワイト」に続くであろうストリートブランドをいくつか紹介します!

ヘロンプレストン(HERON PRESTON)

今でも敏感なファッショニスタたちがこぞって好むヘロンプレストンは、インターネット世代から生まれた新世代アーティストのトップではないでしょうか??多面的でジャンルを変えた彼の大胆で繊細な美学は若者文化の文化的なファッションアイコンになりました。

ブランド概要

ブランド名ヘロンプレストン(HERON PRESTON)
創業地イタリア
公式サイトheronpreston.com/en/JP
Instagram@heronpreston

ニューヨークのデザイン学校「パーソンズスクール オブ デザイン」で学び、そこで得た知識を応用して、プレストンは現在、アーティスト、クリエイティブディレクター、コンテンツクリエーター、デザイナー、そしてDJとしても活動しています。

彼のアイコニックなスタイルは「ヴァージルアブロー」とのコラボレーションを実現しました。彼はナイキのグローバルデジタルプロデューサー、ルイヴィトンのメンズクリエイティブディレクター、そしてもちろん、カニエウェストのクリエイティブコンサルタントとしても活躍し、Life of PabloとYeezyのファッションレーベルでも仕事をしていました。

フルートクロージング(FLÂNEUR CLOTHING)

当初、Flâneurの創業者は、仲のいい友人の「ドリス(Dries)」と「シーガー(Seger)」のふたりです。彼らは常に冒険心と面白さを求め、2016年9月にブランドを始めました。

ブランド創立の2年後には、ブランドの拡大を目標に2018年、トビアスという友人を3番目の仲間に加えました。

ブランド概要

ブランド名フルートクロージング(FLÂNEUR CLOTHING)
創業地ドイツ
公式サイトflaneurclothing.com
Instagram@flaneur.clothing

TOPWIJF

TOPWIJFはベルギーから発祥のブランドです。シンプルで何にでもマッチするデザインは時間がたっても着こなせそうですし、今流行の”ビッグロゴ”も取り入れているのでかなりイケてるのではないでしょうか??

ブランド概要

ブランド名TOPWIJF
創業地ベルギー
公式サイトtopwijf.com
Instagram@topwijf_brand
https://www.instagram.com/p/BulxiDwnIXo/

サイズも豊富で親子でペアルック、もしくは夫婦、カップルでのペアルックも全然可能ではないでしょうか??

クラブ75(CLUB75)

音楽への情熱を持つ三人の若者が立ち上げたブランドが「クラブ75(CLUB75)」です。コレクションの中にも三人のこだわり、音楽への強烈な情熱が明確に目に見えるブランドです。

ブランド概要

ブランド名クラブ75(CLUB75)
創業地フランス
公式サイトwww.club75.fr
Instagram@club75official
https://www.instagram.com/p/Bt-3z8cgAQ-/?utm_source=ig_web_copy_link

デザイナー兼創業者のPedro “Busy P” Winter、Michael Dupouy、So-Me、彼ら三人はDJ、マネージャー、音楽プロデューサー、など音楽の才能とダンスのスキルは知る人ぞ知る名の知れた人のようです。

多才な彼らは「ジャスティス(Justice)」、「カニエウエスト( Kanye West)」、「 MGMT」、「メジャーレーザー( Major Lazer)」などとも仕事をするなどこれからの活躍に期待せざるを得ないほどの活躍です。 

COSTALAMEL(コスタラメル)

バルセロナで設立されたファッションブランド「コスタラメル」は、今までのブランドと比較するのは野暮です。彼らの特徴はその自由奔放さにあると思います。

そんな「コスタラメル」はさまざまな国の芸術家との創造的なコラボレーションを続けており、近い将来、日本でも大きなムーブメントを起こすでしょう。

ブランド概要

ブランド名コスタラメル
創業地スペイン
公式サイトcostalamel.com
Instagram@costalamel
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we’re the kids who survived adulthood

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90年代の世界観からインスピレーションを受けた服はすべてバルセロナにあるスタジオですべて手作りしているという拘りようです。

大人が休憩できる遊び場の提供をブランドコンセプトにしており、ラフなスタイルながらも少しヤンチャな雰囲気も感じられるデザインになっています。

HAIKW /

HAiKW /というブランド名に含まれる“haik”はヒッチハイクという意味があります。その背後にあるのはふたりのデザイナーがアフリカを旅していたという経歴からでしょうか。

アフリカを旅していたころに受けたアフリカの芸術をファッションに落とし込んでおり、稀に見る面白いデザインになっているのではないでしょうか?

ブランド概要

ブランド名HAiKW /
創業地ノルウェー
公式サイトhaikwithus.com
Instagram@haikwithus
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We showed new work yesterday and we are proud and grateful for the collaborations with our fave knit designer @siri_johansen new waste yarn project #SERIES , a fun and inspiring process with @tartinmheodor for basket bags, the ongoing work w/ @franzpetterschmidt which we only showed a small piece of now but that will be fully unfolded this spring – the collection was developed with and for the dance performance/concert/fashion show #flakkanderøynd with dancers and choreographers @ranneigrenne & @solstyho and musicians @heida.karine and #anjalauvdal – we will be touring it! – to Pati Passero for graphic design – @chris2pr_ for filming and editing a mesmerizing video featuring @mathilde_0_5 & @marlenebak made with @solstyho supported by @83×92 , music for the show by @heida.karine & #anjalauvdal and the articulate and sweet @eliasdanielpittenger who narrated the show – and to @ida.haugen for choreography at the show, @adamogeva for Hair and makeup – with an amazing line up of models @mirisajoke @teammodels here backstage at last minute fittings ❤️ more pictures coming! Thank you to @tovesivertsen who we welcome into HAiKw/ with open arms and who with @josteinwalengen @83×92 @melkoghonning made the show happen and @klarna for sponsoring – and to our studio colleagues, apprentices @mathildebjrnstad & Mai-Vy ❤️ love and big shout out to @annekarinethorbjornsen & @michaelolestad we are honored to show on the same platform ❤️

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生地の使い方、デザインなどすべてにおいてどこか現代のデザインやパターンに似つかない感じのデザインで万人受けはしないでしょうが好きな人はとことんドはまりしちゃいそうなブランドではあります。

KRABPULL

Krabpullは動物、環境そして、人間に着目しています。彼らは自分のブランドの顧客に地球の環境問題についてファッションを通して気づかせることによって”海の汚染”を止めることを望んでいるいま起こっている環境問題について未来を強く見据えたブランドです。

ブランド概要

ブランド名KRABPULL
創業地ベルギー
公式サイトkrabpull.be
Instagram@krabpull
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Link in bio

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アイコニックなカニのロゴはやはり”海の汚染”を止めたいというテーマに基づいてのロゴだと思います。コンセプト的にも面白く、環境問題がニュースや新聞でよく目にするのでかなり浸透のしやすいブランドなのではと思います。

まとめ

今回、紹介したブランドのなかに気になるブランドはありましたでしょうか??今はまだ2018年のファッションの影響が色濃く残っていますが2019年、ネクスト「オフホワイト」やネクスト「シュプリーム」になり得そうなブランドの紹介でした。

まだまだ皆さんに紹介したい新進気鋭なブランドがありますので気長に待っていただけると嬉しいです。

2019年最新『ストリートファッションブランド最前線』vol.2

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”#ストリートファッションブランド最前線 Vol.2”

ストリートファッションの定義を意外と間違って覚えている方も結構いらっしょると思います。実はファッションデザイナーやアパレル企業が作り出すファッションではなく、街中に集まる若者たちから自然発生して生まれるファッションのことを”ストリートファッション”と言います。

なのでストリートファッションと言えば「これだ!」といった答えのないファッションで、時代や文化、音楽に映画などの影響を受けやすいスタイルなのです。

このシリーズでは2019年、街中を席巻しそうな海外を含め世界のファッションブランドを100ブランド紹介して先取りしたいと思います。今回はその中でも比較的早く来るのでは?と個人的に思うブランドを紹介します。ダッドスニーカーに合わせやすそうなブランドやオフホワイトシュプリームと言った王道のスト系ブランドとも相性の良さげなデザインのブランドもありますのでどうぞ!!

CRATE (クレート)

音楽やポップカルチャー、社会に触発されそこからインスピレーションを受け、ファッションに落とし込んだニュージーランドのストリートウェアブランドです。社会文化から生まれるブランドは数多くいますが代表的なブランドと言えば「ラフシモンズ」ではないでしょうか?

”自分の好きなものと着たいもの”をデザイン、作成、それと同時に卓越性と品質の実現”がコンセプトで扱うアイテムは違えど、どこか「クロムハーツ」にも似たコンセプトの「クレート」は2019年、目を光らせておきたいブランドのひとつです!!

ブランド概要

ブランド名クレート(CRATE)
創業地ニュージーランド
公式サイトcrateclothing.co.nz
Instagram@crateclothing
Twitter@crateclothing

FUCHSTEUFELSWILD(フクシュテフェルスワイルド)

小さな日曜大工店はドイツのオルタナティブミュージックシーンからインスピレーションを得て今やドイツの若者のストリートファッションには不可欠なファッションブランドへと成長しました。

フクシュテフェルスワイルド創業者兼デザイナーの「クリスティーナ リーガー(Christina Rieger)」はファッションだけではなく、服で自分たちのメッセージを表現したいと考えているようです。

ブランド概要

ブランド名フクシュテフェルスワイルド(FUCHSTEUFELSWILD)
創業地ドイツ
公式サイトfuchsteufelswild.com
Instagram@fuchsteufelswild
https://www.instagram.com/p/BrCcluElfd2/

かなりストリートウェアとして日本でも受け入れられやすそうな印象が見受けられます。「シュプリーム」とかとも合わせるのもかっこよさそうですし、メンズじゃなくレディーにも着れそうなのでカップル、夫婦でシェアもGoodですね^^

CHEEKY & DUTCH(チーキー アンド ダッチ)

ベルギーのファッションデザイナーとオランダ人男性のふたりが立ち上げたブランドです。彼らは日々の面白い状況、思いついた興味深い発想をインスピレーションし、そこからファッションに落とし込んでいます。

ブランド概要

ブランド名チーキー アンド ダッチ(CHEEKY & DUTCH)
創業地ベルギー
公式サイトcheekyanddutch.com
Instagram@cheekyanddutch

今、「グッチ」や「オフホワイト」などの影響もあって大きなムーブメントになっている”ビッグロゴブーム”に乗った”Sjoke”と”KRL”は2019年、街中でよく見るロゴの仲間入りを果たすかもしれないです!!

PELVIS(ぺルヴィス)

このぺルヴィスのデザイナーはDJ、トラックメイカーも兼業しています。特徴的な “SERVE”テキストを使用したグラフィックをファッションに使用しています。

ファッションデザイナーの多くは音楽愛好家が多いですが、特にDJingが好きな「ヴァージルアブロー」は共通点というか似た匂いがするので日本でもムーブメントを起こしてほしいところです。

ブランド概要

ブランド名ぺルヴィス(PELVIS)
創業地オーストラリア
公式サイトshop.pelv.is
Instagram@pelvispelvispelvis

オーストラリアでの評価はDJ、ファッションブランド両者ともにかなり良く、特に80年代のディスコとハウスミュージックをミックスさせたパーティーには「DJ yeezy」と「Venus X」も顔を見せているなどかなり大物からも注目されています。

WOOD WOOD(ウッド ウッド)


ウッドウッドは2002年に設立され、デンマークのコペンハーゲンに拠点を置く現代的なファッションとライフスタイルのブランドになります。

このブランドはふたりの創業者「カール オスカー オルセン(Karl-Oskar Olsen)」と「ブライアン ジェンセン(Brian SS Jensen)」によって運営されています。ふたりの創始者は90年代にグラフィックアートと音楽などストリートのサブカルチャーで成長しました。

ファッション、スポーツ、ストリートウェアを若者の文化、芸術、音楽と組み合わせ、スタイルと機能のバランスがとれた最高のアイテムを生み出しています。

ブランド概要

ブランド名ウッド ウッド(WOOD WOOD)
創業地デンマーク
公式サイトwoodwood.com
Instagram@w00dw00d
Twitter@W00DW00D

「ウッドウッドはブランド以上のものです。スタイルと態度に関するものです。私たちは常に進化したいという願望を持って生まれました。アンダーグラウンドとハイエンドの要素を組み合わせることで、ブランドをさらに進化させていきます。 」と創設者兼クリエイティブディレクター「カール オスカー オーセン」は言っています。

https://www.instagram.com/p/Buvp0inFjmD/?utm_source=ig_web_copy_link

ウッドウッドは、ファッションを意識したスタイルと都会的なルーツを気にすることなく組み合わせており、長年にわたり「ナイキ(Nike)」、「レゴ(LEGO)」、「バブアー(Barbour)」、「イーストパック(Eastpak)」、「アディダス(Adidas)」などの世界的に有名なブランドや「ピーター サザーランド(Peter Sutherland)」などのニッチブランドやアーティストと50以上ものコラボレーションを行っているなど業界からの注目も大きいです。

OBS(オービーエス)

ドイツで生まれた「オービーエス(OBS)」は現在のSNS時代に公式サイト以外のインターネットツールが見つからないというなんとも消極的というかそういうコンセプトなのか。。。不明なブランドなんですが、このブランドかなり面白くて、、、

工業用グラフィックや工業用デザインをファッションに落とし込んでさらには色を極力使わないように積極的な姿勢というあべこべ感から生まれる超未来的デザインはどこか見惚れてしまうモノがあります。

ブランド概要

ブランド名オービーエス(OBS)
創業地ドイツ
公式サイトshop.obs-webspace.de

ミニマルな無駄を省いたようなデザインは超未来的に感じませんか??ラフシモンズのスニーカーの「オズウィーゴ」とか「レスポンストレイル」と合わせるのもかっこいいかな?と思います。

まとめ

どうでしたでしょうか??これから来るであろうブランドの紹介でしたが気になるブランドはありましたでしょうか??これからバシバシ紹介しようと思いますので是非おたのしみにしていてください!!

『ヘルムートラング(Helmut Lang)の歴史』デザイナーとしてのキャリアと故郷オーストリア

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”#ヘルムートラング(Helmut Lang)の歴史”

世界中のファッションジャーナリストや業界関係者たちから絶大なる評価を得ている「ヘルムートラング(Helmut Lang)」ですが意外なのはブランド発足が1970年代後半なところではないでしょうか?

実はまだ歴史ある老舗ブランドとは言えるほどの歴史ではないですが、それでもこれほど評価されているブランドはなかなか珍しいブランドのひとつだと思います。

その評価の高さは「ラフシモンズ」やエディスリマンが手掛けていた時期の「ディオールオム」をはじめとする、世界中の人気のデザイナーズブランドの過去のアーカイブを揃える「アーカイブストア」でも取り扱われていたりとヘルムートラング自身が手掛けた時代でも特に1980年代から1990年代のアーカイブが再評価されています。

そんなブランド「ヘルムートラング」も今やヘルムートラング本人は表舞台から去り、人気も下降気味でした。。。そこでヘルムートラングが行った斬新なプロジェクトや、コラボレーションなど、ヘルムートラングの誕生からすべてを紹介しようと思います。

ヘルムートラングの概要

ブランド名ヘルムートラング(Helmut Lang)
業界ファッション
設立1976年
創始者ヘルムートラング
本部オーストリア ウィーン
公式サイトhelmutlang.com
Instagramhelmutlang
Twitter@HELMUTLANG

創始者ヘルムートラングのプロフィール

本名ヘルムートラング
生年月日1956年3月10日
出身地オーストリア ウィーン
職業ファッションデザイナー
know forヘルムートラングの創業者

ヘルムートラング(Helmut Lang)」は、1956年3月10日のオーストリアはウィーンに生まれました。彼が3歳の時の両親の離婚と親権をもった母親の死により、ザルツブルクの田舎に住む靴屋を営んでいた祖父母に引き取られました。

10歳になると父親のもとに戻り、独学で服作りを学び、自分の服をデザインして着ていたのが好評になり、友人の服も作りはじめました。

独学や、もともと服作りを学んでいないというのはモードの革命児「エディスリマン」や「ラフシモンズ」との共通点でもあります。

キャリアスタート

1976年、彼は自身のブランド「ヘルムートラング(Helmut Lang)」をオーストリアのウィーンに設立しました。1979年、彼が24の年にオーストラリアで「ヘルムートラング」は流行し、大成功を収めました。

ブランド設立から10年の1986年、 パリのポンピドーセンターで開催された「ウィーン展」でパリコレクション( レディース)デビューを果たしました。

彼のデザインは無駄のそぎ落とされたミニマリスズム、デコンストラクショビストつまり脱構築が特徴的なデザインです。ヘルムートラングは、そのシンプルで、しかし洗練されたデザイン、黒または白のスリムスーツ、そしてハイテク素材の使用で、1980年代後半に有名になりました。

ヘルムートラング(Helmut Lang)」が日本が誇るふたりのデザイナーの川久保玲率いる「コムデギャルソン」、山本耀司率いる「ヨウジヤマモト」とよく比較されるのは上述のデザインゆえなのでしょう。

激動の1990年代後半

1997年にパリからニューヨークに拠点を移動させ、同年に「ヘルムートラング・ジーンズ」発表しました。ニューヨークでの初のコレクションはランウェイでのコレクション発表をせず、ウェブサイトでの発表を行いました。

翌年の1998年には「ヘルムートラング・シャツ」というラインのスタート、さらに翌年、1999年には「ヘルムートラング・カシミア」を発表、同年3月、プラダ傘下に加入などブランドにとって大きな動きがありました。

この激動の1990年代後半で「ヘルムートラング(Helmut Lang)」は以下、九つの賞を受賞しています。

  • 1996年 CFDA、最優秀国際デザイナー賞
  • 1997年 VH-1 /ヴォーグ賞、ベストメンズウェアデザイナーオブザイヤー
  • 1997年 Bildende Kunst Der Stadt Wien
  • 1998年 Pitti imagine Award, Best Designer of the Nineties
  • 1998年ニューヨークマガジンベストデザイナーオブザイヤー賞
  • 1998年 ID Magazine、環境デザイン賞、環境デザイン賞
  • 1998年 NYCアメリカ建築家協会:インテリア賞
  • 1999年ビジネスウィーク/建築記録賞
  • 1999年アメリカ建築家協会、インテリア建築賞

2000年代の動き

1990年代後半の活躍の評価もプラスされ、2000年にCFDAアワードで「メンズウェア・デザイナー・オブ・ジ・イヤー」を受賞しました。

2002春夏からはコレクションの発表の場をパリに戻しました。 2004年12月には「ヘルムートラング(Helmut Lang)」はプラダの完全子会社になりましたがデザイナーの変更はないままだと発表されました。

が2005年1月、プラダグループは「ヘルムートラング(Helmut Lang)」のデザイナー退任を発表し、この発表は世界中を震撼させました。「ヘルムートラング(Helmut Lang)」はファッションから引退したもののアーティストとしての活動を続けました。

ヘルムートラング再来!?

ヘルムートラング(Helmut Lang)」がデザイナー退任以来、さまざまなデザイナーがヘルムートラングのデザインを担当してきました2010年には桑沢デザイン研究所を卒業後、イッセイミヤケのデザインチームのメンバーなどの経験をした滝沢直己がメンズデザイナーに抜擢されました。

しかし、「ヘルムートラング(Helmut Lang)」自身がデザインを担当していた時期に比べると話題性はかなり減ってしまったように思います。そんなヘルムートラングがごく最近のヘルムートラングには興味を引くような面白さがあります。

イギリスのカルチャー&ファッション誌『デイズド(DAZED)』編集長イザベラバーレイをヘルムートラングのディレクターとして起用することによって、2017秋冬シーズンから再出発しました。

以降、イザベラバーレイが選ぶ若手デザイナーとのコラボレーションを定期的に発表することにより、ヘルムートラングのリブランディングを目指しています。

第一弾のコラボレーションでは以前の「ヘルムートラング(Helmut Lang)」のようなミニマルや、ハイテク素材を彷彿とさせる光モノ、ロゴなどこれからのファッション業界を担う新世代のデザイナー、シェーンオリバーがヘルムートラングの世界を表現しました。

シェーンオリバーは活動休止したブランド「フッドバイエアー(Hood By Air 以下HBA)」のデザイナーでした。世間の評価は賛否両論、もはや否定派が多数でした。

理由は明白でHBAのコレクションであって「ヘルムートラング(Helmut Lang)」のコレクションではないということです。このコレクションは”シェーンオリバーの暴走”、”シェーンオリバーの犯した罪”、”イザベラの采配ミス”など多くの批判の声が上がりました。

自身のブランド「HBA」でのやりたい放題はいいとしても「ヘルムートラング(Helmut Lang)」でのやり方は”暴走”だと捉えられ、創始者「ヘルムートラング(Helmut Lang)」への冒涜だともいわれました。

しかし、この試みは斬新な新しいもので、さらには過去のアーカイブを4ヵ月ごとに復刻販売する「ヘルムートラング リ・エディション」の開始など面白い試みなのは間違いないでしょう。

これからの「ヘルムートラング(Helmut Lang)」の活躍に期待を込めて動向には要チェックです。

2021年最新作 「ヘルムートラング(Helmut Lang)」アイテム

2021年最新作の「ヘルムートラング(Helmut Lang)」アイテムをご紹介致します。こちらに掲載の無いアイテムもお探ししますので、気になるアイテムがあれば是非お問い合わせ下さい^^

【HELMUT LANG(ヘルムートラング)】フーディ パーカー ロングマウンテンコート

商品名【HELMUT LANG(ヘルムートラング)】フーディ パーカー ロングマウンテンコート
コメント【HELMUT LANG(ヘルムートラング)の、コントラストの効いたカラーブロックが印象的なロング丈のパーカーです。大胆な色使いのみならず、フロントのジップはコンシールジッパーで外からファスナーが見えないデザインで、フードにはファーが縁取られており、各所のディティールにこだわった個性的なスタイルの一着です。

【HELMUT LANG(ヘルムートラング)】ステンカラーコート カーコート

商品名【HELMUT LANG(ヘルムートラング)】ステンカラーコート カーコート
コメントHELMUT LANG(ヘルムートラング)の、マッキントッシュ・チェックが印象的なシングルブレストのコートです。貴重なバージンウールが混紡された生地に、ジャストフィットなサイズ感でトレンドに左右されないシルエット、サイドのパッチポケットと内側のウェルトポケットが実用的な、アンストラクチャーなスタイルの一着です。

【Helmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)】ブラックHLロゴキャップ

商品名【Helmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)】ブラックHLロゴキャップ
コメントHelmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)のフィット感が魅力のシンプルなキャップです。計算されつくしたフォルムが嫌味のない高級感を演出し、どんなファッションにも馴染む抜群の使い心地。トータルコーデのアクセントにもなるブラックカラーは、顔周りを引き締め大人っぽく落ち着いた雰囲気を醸し出します

【Helmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)】カーキHLロゴキャップ

商品名【Helmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)】カーキ HLロゴキャップ
コメントHelmut Lang(ヘルムートラング)×NEW ERA(ニューエラ)コラボの渋めカーキカラーキャップ。ファッションのアクセントにピッタリで、トータルコーデを引き締めメリハリをつけてくれる重要なアイテムです。抜け目のない洗練されたカジュアルスタイルを作り、ワンランク上のハイセンスなファッションを楽しむことができます。

【Helmut Lang(ヘルムートラング)】カシミア スウェットパンツ

商品名【Helmut Lang(ヘルムートラング)】カシミア スウェットパンツ
コメントHelmut Lang(ヘルムートラング)のリサイクルカシミアパンツです。ウエスト部分と裾部分は適度なフィット感があり、締めつけすぎずゆるすぎない丁度いいシルエットを作り出します。柔らかく軽い雰囲気を醸し出し、ナチュラルな着こなしを実現するアイテム。シンプルな中に品の良さがあり、流行に囚われず着用し続けることができます。

Helmut Lang(ヘルムートラング)通販はこちら