”Keystone”
ルイ・ヴィトンのメンズデザイナーに就任し2018年のファッション業界はヴァージルアブローがジャックした1年でした。2018年の始まりはナイキと自身のブランドでもあるオフホワイトとのコラボのザ・テン。年末はイケアとのコラボとヴァージル、オフホワイトの話題で持ちきりの一年でした。
2019年はザ・テンのコラボ終了もすでに公表しておりルイ・ヴィトンのトップメンズデザイナーとしての活動が期待される彼の一挙手一投足にファッション業界、関係者は常に注目しています。そんなヴァージルアブローが語ったルイ・ヴィトンのビジョンについてご紹介致します。
ティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet)とゴールデングローブ賞
『ビューティフル・ボーイ』(Beautiful Boy)で主演を演じ第76回ゴールデングローブ賞を見事受賞したティモシー・シャラメ。米ニューヨーク・マンハッタンの芸能一家に生まれフランスとアメリカの二重国籍を持ち生まれながらのセレブで「人間は頑強さではなく、欠点が美しい」と「パームスプリングス国際映画祭」で男前なコメントをした彼ですが。2019年これからが期待される俳優の一人です。
そんなティモシーがゴールデングローブ賞に受賞した時の衣装と彼の母親のoutfitがルイ・ヴィトンとヴァージルアブローが率いるオフホワイトのアイテムだったことからファッションにも非常に注目が集まりました。
マイケル・バカリ・ジョーダン(Michael Bakari Jordan)とブラックパンサー
ブラックパンサーは黒人監督ライアン・クーグラー率いる黒人スタッフ、キャストが大半を占め主人公も黒人・アフリカ系のプロフェッショナルが集結し制作された『アベンジャーズ』を超えした、北米で史上最高の興行成績を獲得したスーパーヒーロー映画ですが。
“死の商人”を意味する“キルモンガー”を演じたマイケル・バカリ・ジョーダン(Michael Bakari Jordan)もまたルイ・ヴィトン、オフホワイト、ヴァージルアブローのハーネスコーデをみせてくれました。
彼のハーネスは、フクシアとスミレがデザインされた少しだけカラフルでインパクトのあるティモシー・シャラメとは対照的なカラーとデザインをチョイスしています。ちなみにこのハーネスについてインタビューでこのように語ってくれています。
“Why not? It was just like f—k it. I’m going to do it,”
どうして駄目なの?ほっといてくれ、これを着てくんだよ。
via people.com
また大坂なおみ選手が実はマイケル・B・ジョーダンの大ファンということで優勝の際に友人が彼とのデートをセッティングしようとしマイケル・B・ジョーダンもスポーツ界で今や世界で一番HOTな彼女に便乗しツイートで盛り上がってデートすることになったとか、、、なっていないとか。。。
メットガラでヴァージルアブローも着てた?
これはルイ・ヴィトンのコレクションでのケンダル・ジェンナーとのショットですが。この時、ハーネスをヴァージルアブロー自身も着用しており大聖堂でインスピレーションを受けたのかステンドグラスに映るイエスキリストがデザインされており。
ヴァージルアブローのインタビューでもご紹介しておりますが。彼がルイ・ヴィトンで初めてデザインしたアイテムこそがこの時に着用しているハーネスなんです。
ハーネス?よだれかけ?…キーストーンだよ!
ヴァージルアブローがデザインするルイ・ヴィトンのアイテムはどれもLVロゴのように認識されるほどのものはありませんが、それはすぐに彼独自のデザインとなり実現されるでしょう。
「それは私が設計した一番最初のものでした。私はメットガラ(MET GALA)でそれを着ました。
それはジャケットの快適さや安全性は持っていません。しかしそれはどういうわけか着るものにパワーを与えてくれます。」
via vogue.com
ヴァージルアブローはそれを彼のLouis Vuittonのビジョンの「キーストーン “keystone” 」と呼んでいます。今後、この「キーストーン “keystone” 」がどのような変化と進化を遂げるのか楽しみです。
おまけ:『 三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典さん 着 』ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のヴィジョン、”キーストーン(Keystone)”
2019年1月にオープンした原宿のLouis Vuitton(ルイヴィトン)ポップアップストアのレセプションパーティーにて三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典さんがヴァージルアブローがルイ・ヴィトンのヴィジョン、”キーストーン(keystone )” と語ったハーネスをこの時付けていました。これからどう進化するのか楽しみですね!