”#デニムシャツの選び方”
デニムシャツは春服、夏服の超万能アイテムであり”モテる男、モテたい男”のマストアイテムでもある。比較的やっちゃった、、、というようなコーディネートのミスをすることがない。メンズファッションの初心者から上級者まで愛用しやすいアイテムでもある。しかし万能がゆえに気を抜きがちなアイテムでもあるのでこの機会に選び方を細かく紹介したい。
この記事で紹介している情報
・デニムシャツの具体的な選び方
・シーンに合わせたデニムシャツの着こなし方とコーデ事例
デニムシャツの選び方
デニムシャツを選ぶ際にはこれらのポイントを注意して選ぶと間違いがない。もちろん最終的にはフィーリングと直感で決めることになるだろうが。好みだから、お値段がお得だからと言った理由だけで衝動買いをするとあとあと失敗した、、、となりかねないので注意したい。
- デニム生地で選ぶ
- イメージに合わせたサイズ感
- 色・カラー
- デザイン
- シルエットと加工
実は色んなデニム生地がある
デニムシャツと言っても色んなデザインやカラーがある。実は使われている生地も今では非常にたくさんの種類がある。デニムシャツを選ぶ際には本当にこだわるならばデニムシャツに使われているデニム生地までチェックするとより自分のイメージにフィットするだろう。
主な生地は3種類
デニムシャツで使われる生地は主にだいたい3つの種類に分類される。
デニム生地
デニム生地の誕生は諸説あるが、フランスのニームで誕生したと言われている。 そしてこのニームの名を冠した 「セルジュ・ドゥ・ニーム(Serge de Nimes)」 から命名されたのが今日の”デニム”の由来である。 日本国内で販売されるデニムシャツ、ダンガリーシャツのほとんどがこのデニム生地で作られている。ダンガリーシャツとして販売されていてもダンガリー生地ではなく薄いデニム生地であることが多い。
ダンガリー生地
ダンガリーシャツとよく呼ばれるダンガリー生地。この記事の歴史はデニムやジーンズの生地よりも古く。古代の時代からインドや西アジア諸国で顔を保護するターバンとして活躍した。そしてダンガリー生地は現在は非常に流通量が少なく。そのほとんどが薄いデニム生地がダンガリー生地として販売されている。だからダンガリーシャツと呼ばれるもののほとんどがデニム生地であったりする。
デニム生地とダンガリー生地の違い
生地の違いは織り方と見た目・色味である。またダンガリー生地は流通量、販売量が減っていることもあり薄いデニム生地をダンガリー生地として扱われている場合もある。また綾織りで作られるのはデニム生地と同じだが デニムの織り方とは真逆で縦糸が未晒し糸 、横糸が 染め糸である。 元々は薄手の綾織がほとんどだったが今では平織が多いため耐久性は織り方によってはシャンブレー生地と同等である。
シャンブレー生地
シャンブレー生地はデニム生地やダンガリー生地と織り方が違い平織りで作られる。タテ糸に染め糸、ヨコ糸に未晒し糸で作られ、ヨコ糸にタテ糸と色の違う染色糸を使う場合もある。耐久性はデニム生地などに劣るが見た目の上品さや艶感を好んで愛用する人も多い。
イメージに合わせたサイズ感
デニムシャツのサイズ感は基本的にジャストサイズを着たい。もちろんジャストサイズといってもぴちぴちのサイジングを選ぶ必要はない。この写真のサイズ感だと体型によってはぴちぴちというよりもかなりパツパツに近いと思うので避けたほうが良いだろう。
もちろん身長や体型、スタイルによってはぴったり目のジャストサイズが似合う方もいると思う。しかし一般的な30代40代男性であればゆったり目とまではいわないが。多少の遊びのあるサイジングが望ましい。
理想は多少の遊びがあるサイズ感
デニムシャツの万能性を損なわないようにサイズ感はアームホールや肩、胸元が張った感じがするのは出来るだけ避けたい。袖丈や身丈などのサイズは別として必ず試着してチェックしておきたい。
色・カラー
デニムシャツといっても色の濃淡や選ぶデニム生地によっても大きく変わる。そしてこれからの春・夏のメンズコーデとしてチョイスするならば必ず明るめを選ぼう。ホワイトやブラックのデニムシャツなどもあるが。出来るだけインディゴブルーの明るめを選ぶのが一番無難である。
この2枚と下の2枚をどちらの方が春・夏のメンズコーデっぽいか一目で分かると思う。よほどオシャレに自身がある上級者じゃない限りは無難な明るめなデニムシャツを選んだ方が間違いはないだろう。もちろん最終的には好みで選ぶべきだとは思うが。目的がモテたい、モテるためのアイテムとして選ぶのであれば女子ウケする明るめのカラーがベストだと思う。
デザイン
デニムシャツはデザインも本当にたくさんの種類がある。30代40代であれば出来るだけ人気がありシンプルなデザインを選ぶのが一番好ましい。なかにはハイブランドのかなり奇抜なデザインもののデニムシャツなどもあるが理想は素材やポケットデザインなどの細かいところにこだってオリジナリティを見せたい。
ウエスタンデニムシャツ
このデニムシャツはプリントデザインもウエスタンですが。シャツの形状もウエスタンシャツを意識して作られており非常にオシャレだ。。。が、これをデニムシャツ初心者が着こなすのはなかなかハードルというよりも心理的なハードルが高いだろう(笑)。
ウエスタンシャツデザインのデニムシャツを選びたいならばこれぐらいシンプルであればサイズ感、着丈、袖丈ぐらいを注意しておけば。あとはインナーに白シャツでブラックデニムやワークパンツ、カーゴパンツなどを合わせるだけでそれなりにオシャレな春・夏のメンズコーデ、メンズファッションが完成する。
ボタンダウンデニムシャツ
デニムシャツの素材にもよるが。ドレッシーさやより綺麗で洗練された雰囲気を出したい場合にはボタンダウンのデニムシャツが非常に最適である。
このデニムシャツコーデのように縦にスリットラインが入ったデザインなんかだと綺麗めな洗練さとオリジナリティも出せ。スタイルもよく見えるため色んな相乗効果があり重宝します。
ノーカラーデニムシャツ
シルエットと加工
デニムシャツといっても最近のデニムシャツは本当に色んな加工が施されているものが多い。それは目に見える刺繍からヴィンテージ感を出すダメージ、デザイン性を高めるためにあえてステッチ(縫い目)を見せたり。飾りボタンがデザインされていたり。
たしかに装飾が増えれば増えるほどメンズコーデの難易度が高まっていくのではあるが。メンズファッションの本質はコーディネートを楽しむところにもあると思う。そして”モテるいい男”は女性ウケばかりではなく自分自身が楽しむことも念頭にあるからガッチガチのファッションではなく受け入れられるのであろう。個性ばかりを気にする必要もないが。敢えて自分らしさや好みも多少意識したデザイン性を求めるのは非常に良いと思う。
シルエットの重要性
非常に着丈が短いようにも感じるが。インナーやボトムス、ジーンズなどのサイズ次第ではそれがジャストサイズのようにきれいにまとまるっていうこともある。それぐらいデニムシャツを含めて全体のシルエットにより左右される。
これぐらいの丈感が最適だ。
ただ重ね着や敢えてベリーショート丈などをしない一般的なデニムシャツコーデであれば上の写真くらいの着丈、丈感が春服、夏服のメンズコーデでは最適だろう。ちょうど股下からこぶし1個分前後くらいの余裕があると非常に上下のデニムシャツとボトムス、ジーンズとのバランス、シルエットともに綺麗に見える。
デニムシャツの着こなし方とコーデ事例
デニムシャツの選び方、生地などここまで読んで頂ければ知識量としては充分すぎるほど身に着けて頂けたと思う。ここからは実践としてデニムシャツの着こなし方、メンズファッションコーデの事例を合わせて紹介したい。ここまで読めばもうあなたも春服、夏服のデニムシャツコーデに迷うことはないだろう。
出来るだけ小綺麗で洗練されたコーデをしたいとき
仕事もプライベートも初対面の人と会うときなどは出来るだけ清潔感と恥ずかしくない装いをしたいものだが。デニムシャツを敢えてコーデするならばシャンブレー生地のデニムシャツを選ぶと間違いがないだろう。平織りで織られたシャンブレー生地は艶感とやや白みがかった生地がいかにも春服、夏服のメンズコーデっぽく爽やかさと洗練された雰囲気を印象付けてくれます。あとはシーンに応じてシャツをINしてレザーのベルトを覗かせるなどもありでしょう。
ワイルドに男前ないい男を演出したいとき
男らしさとワイルドははき違えると汚らしさへ変わる紙一重なメンズファッションコーデであるが。男たるものそれを恐れていてはファッションを楽しめないというものであろう。出来るだけ汚い、不潔さを出さずにワイルド感を出して”男前ないい男”を演出するのか。
まずはデニムシャツだけではなくボトムスにも注意したい。ミリタリー色のカーゴパンツもしくはジョガーパンツにナイキのスニーカー。おすすめはエアマックス97、ヴェイパーマックス。さらにストリートファッションよりならばエアプレストなども非常におすすめだ。
インナーとシルバーアクセサリーは必須
ワイルド感を出したいときには鉄則がある。それはインナーは必ず『白Tシャツ』。Vネックでもラウンドネックでもどちらでもいい。しかし必ず白Tにこだわってほしい。清潔感と男らしさの象徴こそ白Tシャツである。そして白Tシャツをチョイスする場合には出来るだけジャストサイズ、だぶつかないサイズを選んでほしい。
そしてシルバーアクセサリーはジャラ付けするよりもシンプルにチェーンネックレスにバングルとリング1つぐらいでもいい。ブランドはやはりクロムハーツがおすすめだ。
海や山、川でのキャンプなどのアクティビティ
これからのシーズンは外に出かける機会も非常に増えてくる。そんな時、海でも山でも川でもオシャレだけど機能的で万能なアイテムといえば間違いなくデニムシャツだろう。インナーにタンクトップを合わせるのもありだし、そのままデニムシャツだけ1枚羽織るなんてワイルドなコーデもありだろう。短パン・ショートパンツにサンダルを合わせればコーデは完成と非常にお手軽だ。
まとめ
デニムシャツの選び方は他のアイテムと同じでサイズ感、シルエットが最重要事項である。そしてあとは他のアイテムとの着こなし方のバランスであったり組み合わせ。シーンに応じたベストマッチなデザイン、カラーなどを選ぶのが間違いない方法である。とはいえメンズファッションコーデを楽しむのならば難しいことばかり考えず自分の好みや好きなデザインを意識して取り入れるのが結果的にはハッピーだろう。