後編:「メゾン マルジェラ」と孤高の天才デザイナー「マルタン・マルジェラ)」の2000年~映画「We Margiela」公開まで

”History of Maison Margela”

「マルタン マルジェラ(Martin Margiela)」の誕生から1999年まではいかがでしたか?

メゾン・マルタン・マルジェラ”(Maison Martin Margiela)の魅力の真髄は、そのつかみどころのなさにあるのだと思います。だからこそこのレーベルに関連するニュースには世界中の誰もが飛びつくのです。 「姿が見えないデザイナー」とまで称されたことがある「マルタン・マルジェラ」、ファッション界において多大なる影響力を放ち続ける「Maison Martin Margiela」。その2000年から現在までの軌跡、そしてその裏側を深く探ります。

マルタンマルジェラについて

名前 マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)
生年月日
1957年4月9日
出身ベルギーのヘンク(ラフシモンズとは同郷)
学歴 アントウェルペン王立芸術学院
設立組織 Maison Margiela
instagram@maisonmargiela
Instagram投稿ハッシュタグ #maisonmargiela #martinmargiela #マルタンマルジェラ
公式サイト メゾン マルジェラ 公式ストア
意外な友人カニエ・ウエスト(Kanye west)

2000年:東京初出店

「メゾン・マルタン・マルジェラ”(Maison Martin Margiela)」初の店舗が2000年に東京で展開されて以来、東京をはじめとして日本各地に店舗展開されていいきます。東京にある主な店舗としては、恵比寿や表参道などに旗艦店があるほか、「コムデギャルソン」の創業者「川久保玲」が手掛けるDover Street Market Ginza(ドーバーストリートマーケットギンザ)、伊勢丹新宿店、GINZA SIX(ギンザシックス)、銀座三越、などにも店舗があります。また、ユナイテッドアローズ、ドゥーズィエムクラス、バーニーズニューヨーク、エディションなどの多くのセレクトショップの一部店舗で、MAISON MARGIELA(メゾン マルジェラ)の商品を扱っています。東京以外では、仙台や福岡、広島、大分、大阪、名古屋、金沢など、日本各地に10店舗以上の直営店があったり、デパート内の店舗や一部商品を扱うセレクトショップもたくさんあります。

2000Spring:”オーバーサイズ”のはじまり

トレンチコート、メンズシャツ、ボンバージャケット、スリップドレスのようなワードローブのステープルにあふれたプロポーションが148、150、または200パーセント拡大されたコレクションでした。 2000年代に突入した最初のコレクションでマルジェラはすべての服をXXXLに拡大し、これが今の流行りでもある”オーバーサイズ”の出発点となったと思います。

ちなみにXXXLはイタリアサイズで言うサイズ78相当らしいです(笑)デカすぎます(笑) しかし、マルジェラがこのコレクションで焦点を当てたのはサイジングだけではありませんでした。 慎重に配置された価格シールと電子セキュリティタグが、ファッションのマーケティングと販売に対してのマルジェラから業界に対してのアンチテーゼだったのかも知れません。

コレクションギャラリー

2000Autumn

「La mode du XXL」 というテーマ2000年の秋から翌年の春にかけてマルジェラが特に固執したものです。 が、ショー後半では比較的タイトめなファッションもありました。個人的にはLook1が好きな感じではあります(笑)

2001年:ラディカルファッション展

via wiki

マルタンマルジェラは2001年にロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で「ラディカルファッション」展を行いました。

2001Spring

このコレクションでモデルは、ルーブル美術館の花びらが散らばった床の周りを歩きました。マルジェラは1991年に靴下を縫い合わせたセーターを作りましたが、今回のショーでも靴下を使った服を作りました。さらにこれは2015年のサイモン・ポルト・ジャックムスの秋のコレクションの影響を与えたかもしれないコレクションにもなります。

2002年:店舗激増のきっかけ

OTBというレンツォ・ロッソのグループ企業の出資、製造、店舗開発などまで支援を受けるようになります。ここからグローバルで店舗数が増え、メゾンは2002年以降の6年で約5倍に成長したといいます。しかしこの契約がのちに大きな歪みを生んでしまったのかもしれません。。。あくまでも噂ですが。。。

2002Spring

2002Autumn

2003年: Hermesのクリエイティブディレクター退任

マルタン・マルジェラは2003年に エルメスのクリエイティブディレクターを退任しました。1997年から退任の間にエルメスのプレタポルテを12コレクション発表しました。マルタン・マルジェラが退任した後にエルメスのクリエイティブディレクターを引き継いだのはなんと過去にデザインアシスタントとして師事を仰いだジャン=ポール・ゴルチエだったのです。このジャン=ポール・ゴルチエとマルタン・マルジェラの2回目の出逢いは運命だったのでしょうか。。。

2003Autumn

2004年:新本部の引っ越し

 2004年12月に、メゾンマルタンマルジェラは、パリの11区にある18世紀の修道院に新本部を引っ越しました。本部の家具と内装は白く塗られ、古風な外観になっています。白い環境に加えて、従業員全員が伝統的な「ブラウスブランシュ」、白いコートを着用しているそうです。

2006S/S

ショーモデルの女性たちは、奇妙なファッションで建築現場の中でポーズをとっています。一人一人が自分のトロッコに乗せられ、黒子によって電車の線路に沿ってゆっくりと押されました。 マルタン・マルジェラの頭の中で衣服の構造を「溶かす」ことについての考えとして始まったコレクションでした。 そして、テーマを強調するために、融解の過程をイメージしたアイスキューブで作られたネックレスとブレスレットという特別なジュエリーがありました。

2006A/W

このシーズンでは家庭用の家具が派生した服のショーを発表しました。ジャケットやズボン、スカート、ハイヒールのサンダル、そしてベルトにまで変身を遂げたのはソファー 、 70年代の革張りの椅子、敷物、カーテン、シートベルト付きのカーシートのクレトン製スリップカバーでした。

2007S/S

マルジェラは今シーズンのコンセプトを「1970年代のサンフランシスコ」と主張しました。ゴールデンゲートの夕焼けのイメージがプリントされたTシャツ、裏がスタッドで覆われているジャケット、2枚のパッチワークのズボンが目立ちました。

2007A/W

マルジェラはファッションの意識を高め、忘れ去られた人々、無視された人々、疲れ果てた人々に新たな命を吹き込みました。このコレクション全体を表現したのは、薄手のコットンシャツにLurex社の糸、タキシードのズボンの上にパイピング、そしてきらびやかなアクセサリーのゴールドとシルバーのディテール でした。このコレクションはファッション業界でのマルジェラの地位を強調するのに役立ちました。

例えば、過去の作品を再構築する彼のレプリカプロジェクトは、今シーズンモスクワからのビーバーコート(1990)、オレゴン州ポートランドからのツイードトレンチコート(1969)、そしてデトロイトからの建設用ブーツ(90年代半ば)を含み、このコレクションのメインとなるような存在感を放っていました!

2008年:アーカイブ展、ジュエリーコレクション

メゾン・マルタン マルジェラとしての20周年(1989年春夏-2009年春夏)のアーカイブ展をトウキョウ店で開催しました。

また、1924年設立のイタリアのジュエリーブランド「ダミアーニ」とのコラボレーションにて、ファインジュエリーコレクションを発表しました。その時のコンセプトは「XXLサイズ」でした。

2008S/S

今回はショールームでのプレゼンテーションを選びました。5人の写真家にこのシーズンの解釈を依頼し、ショールームを白壁のギャラリースペースとして再構成し展示会を開催しました。

2008A/W

このコレクションは攻撃的でした。ベルト、リング、ゴム製のボディピースのバックルとしてさまざまな形で現れた有刺鉄線のモチーフから制作されました。プリントはチェーンリンクフェンスをイメージされています。アクセサリー類は、トラックによって押しつぶされたように見えた宝石を使用しました。 そして100足限定で生産されたブーツは頭蓋骨のモチーフでスプレー塗装されました。パンツのワックス仕上げでさえ、ある種の暴力を示唆していたのでしょうか。。。

2009年:デザインチームの存在公表

2009年10月、マルタン・マルジェラは「Maison Martin Margiela」のクリエイティブディレクターを辞任し たことが発表されました。 その理由についてさまざまな推測や噂が出回りました 噂によれば、「マルジェラは新しいディーゼル所有の商業的動機に反対し、メゾンはその真正性と独占権を犠牲にして世界的に認知されたブランドになることに賛成している」が有力とのことでしたが本当のことはだれにもわからないのです。

そしてマルジェラに代わる人が誰ができるのかという問題が話題になり、「ラフシモンズ」、「ハイダーアッカーマン」が有力候補だとこれまたうわさが流れました。しかし同年12月、 Maison Martin Margielaには後任者が選任されないことが発表されました。マルジェラが去った後も匿名のデザインチームがデザインを続けましたが当時の最高経営責任者(CEO)のジョバンニ・パンゲッティは「前衛的で挑発的であり続けたいが、新しいクリエイティブディレクターはいない。挑戦しています。間違いを犯すことになるでしょうが、最も重要なことはそこから学ぶことです」 と言いました。

やはり天才デザイナーのマルタン・マルジェラのセンスは近くで一緒にデザインしていたチームのだれも追随を許さないもので彼が去った後、マルジェラの代わりを務めることができるデザイナーはいなかったようです。。。

2009S/S

2010A/W

2011S/S

2011A/W

過去数シーズンにわたり行ってきたプレゼンテーションのシーズンの後、メゾンマルタンマルジェラは、メンズコレクションのためのショーを行いました。 スーツはピンストライプのウールと一緒にコードとベルベットでまとめられ、そしてタートルネックのセーターを着ていました。アウターウェア、特にギャバジントレンチとフェルトのグレーのウール狩猟用ジャケットの要素を組み合わせたコートなどの混合素材で作られた作品が特に際立っていました。

2012年:H&Mとのコラボレーション

11月15日に発売されたH&Mコラボ。1992年の秋のシーズンに触発されたというように1992年の秋シーズンを彷彿とさせるラインナップでした。ちなみに僕も終電から並びました(笑)

2012S/S

2012A/W

2013年:カニエ・ウエストのツアー衣装を手掛ける!

カニエ・ウエスト氏、話題があるところにこの人ありというぐらい話題作りが上手い?というよりもどこにでも貪欲にアプローチするあたりがアメリカンドリームを手に入れるにはそれぐらいのアグレッシブさがなければいけないという事を体現しているスーパースターの一人である彼。カニエ軍団のメンツも豪華で一番弟子には世界のルイ・ヴィトンのスーパーデザイナーであり、オフホワイト(OFF WHITE)のデザイナー:ヴァージルアブロー。奥さんは世界一のインスタ女王のキム・カーダシアン。挙げればキリがありませんが。彼には人を惹きつけ尚且つ魅了する術と天性があるのでしょう。

つい先日ご紹介したイケアとオフホワイト(OFF WHITE)のコラボではヴァージルアブローがテレアポしてる陰で真っ先にデザイン画を持ってイケアに猛アプローチして見事に無視、、スルーされる( ;∀;)という涙ぐましい努力と攻めの姿勢を崩さないカニエ氏。

“We didn’t pay attention to what is being said about him in the press, we just focused on what could be done with him,” Maison Martin Margiela told us. “We have wanted to work with Kanye West for a very long time, ever since he became a close friend of the Maison; supporting us a lot and coming to our shows. We like his music and the vision he had for the tour.”


「私たちは報道の中で彼について言われていることに注意を払わなかった、我々はただ彼と一緒にできることに焦点を合わせた」とMaison Martin Margielaは私たちに言った。
「彼がメゾンの親友になってからずっと、カニエウェストと一緒に仕事をしたいと思っていました。私たちをたくさんサポートし、ショーにも参加しています。私たちは彼の音楽とツアーに対するビジョンを気に入っています。」

via vogue.co.uk

そんなカニエ・ウエストはマルタンマルジェラともコラボしており2013年のツアー衣装では全面的にマルジェラのチームが制作しておりこの時のインタビューでもマルジェラはカニエ・ウエストのことを”親友”と言っており。表に出ないマルタンマルジェラとは極端に対照的に見える彼らですが。磁石のように対極過ぎてひかれあうものがあるのでしょうか。前のシーズンのコレクションでも彼らはともに仕事をしています。

2013S/S

2013A/W

2014年:ジョンガリアーノがクリエイティブディレクターに

via hypebeast

同年の10月にジョンガリアーノが「メゾン マルタン マルジェラ」のクリエイティブディレクターになりました。1985年に自身のブランド、ジョン ガリアーノ(John Galliano)をスタートし、1995年7月にジバンシィ(Givenchy’s)の1996年10月にはディオール(Dior)のクリエイティブ・ディレクターに就任しました。メゾン マルタン マルジェラの抱えるスタッフ インターナショナルを傘下にもつ、ホールディングカンパニーOTBのプレジデント、レンツォ・ロッソは、次のようにコメントしました。

「マルジェラに新たなカリスマを迎える準備が整いました。ジョン・ガリアーノは最高の、疑う余地のない才能の持ち主です。唯一無二で類稀なるメゾンのクチュリエは、世界のファッションに常に挑み、革新してきました。私は、彼にしか創造できない「ファッション・ドリーム」のため、彼が再びこの世界に戻ってきたことを嬉しく思います。ここを新たなホームだと思ってほしいです。」と。

このジョンガリアーノのクリエイティブディレクター就任のニュースは各国のマルジェラ好きやバイヤーやファッションジャーナリストを驚きと衝撃を与えたと思います。

2014S/S

2014A/W

2015年:ブランド名が「Maison Margela」に変更

この年の1月14日に「メゾン マルタン マルジェラ」 が、創業者のファーストネームである「マルタン」をブランド名から外し、新たに「メゾン マルジェラ」に変更すると発表しました。 名称変更は、ジョンガリアーノによる初の「アーティザナル」コレクション発表と重なったが、担当者はブランド名変更は「ブランド全体に関することであり、アーティザナル・コレクションだけに適用されるものではない」と語りました。

2015S/S

2015A/W

2016S/S

2016A/W

2017S/S

https://www.youtube.com/watch?v=vXhskR0rIJI

2018A/W

2019S/S

映画「We Margiela」について

あまりここでネタバレみたいなことはしたくないので気になる方は直接見に行ってみてください。見に行ってください。と言ったんですけど正直な話、マルジェラあんまり知らないって人や今日昨日マルジェラのこと知ったとかこの記事の前編後編見て気になったとかだったらあまり楽しめないと思います。

誰もが楽しめる映画にはなってないのかなって印象を受けました(笑)例えば、某クモ男の映画ってクモ男のこと知らなかっても楽しめる映画だとおもうんです。けどこの映画はまた一味違うというかみんながみんな楽しむための映画じゃないのかなって感じです(笑)この時のシーズンのコレクションがどうだった。アーティザナルはこうだ。とかっていう話は少ししかなかったです。

前編でも言ったと思うんですけど題名にもなってる「We」が重要なんです。記者会見でもFAXで「私たち」って答え方するんですけどその意味だったりとか。。。あとはジェニーメイデンスとの話がメインなのかなって思います。謎に包まれたマルジェラを周りにいた人視点で迫れるって感じです。僕的には面白かったですし、酷評してるってわけじゃないんですけど。。。難しいですね(笑)

総括

さて、マルジェラの誕生から2019年の最新まではどうでしたか?皆さんもマルジェラの世界に引き込まれたのではないでしょうか。彼の魅力は言葉で言い表すことができないものだと思います。その魅力を感じて「ラフシモンズ」はデザイナーの道に進みましたし、彼の周りの人間も彼の魅力の虜になったのだと思います。

そして、虜になった人間は僕を含めてこの世界中に存在しています。ラフシモンズもそうですが天才といわれる人は人を巻き込む不思議な力を持っているのでしょうね。
僕は、マルジェラの帰りを待ちたいと思っています。

※ここからは個人的な感想になります※

今、流行の中でマルジェラの店頭にはダッドシューズが並んでいて、正直「んー、、、」って感じになります。マルジェラの魅力として僕自身マルジェラの好きだったところは「時代に捉われない服作り」って部分だったんです。僕が好きだったマルジェラはもう終わりなのかっていう悲しい気持ちにもなります。

それは逆にマルタン・マルジェラが作るブランド「メゾン マルジェラ」が好きだったということでもあります。そんな方も少なからずいらっしゃると思います。映画を見て改めてそう思いました。別に今の「メゾン マルジェラ」が嫌いってわけではないです。

劇中で「自分がブスだと思ってる子もマルジェラを着ると自信を持てた。そういう人を何百人も救ってきた」ってセリフがあって真理をつかれた気がしました。「ファッションは自己満足、自分のための自分だけの鎧」ってことなんじゃないかと思います。マルジェラが伝えたかったことはこういうことなんだなっていう僕の個人的な解釈ですが。。。

おまけ

「ANDAMファッションアワード」初代グランプリ受賞者のマルタン・マルジェラが2019年度の審査を遠隔で行うことが発表されました。これは何かの前触れなのかなって思ったのですが、、、あまり大きな声では言えませんが近い将来、マルジェラが表舞台に戻ってくるとのうわさが。。。

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モダンなスタイルと遊び心のあるデザインで人気のジュエリーブランドNatasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)。セレブリティや著名人からも支持されているブランドで、多くの愛用者がいることでも知られています。 世界的にも認知されつつあるブランドですが、日本にはまだ未上陸なため、ご存知の方は少ないかもしれませんね。 そこで本記事では、Natasha Zinkoのアクセサリーの魅力を徹底解説。ブランドの概要やデザイナー、最新アイテムやSNSでの反響、おすすめのコーディネートに至るまで詳しく解説していきます。 Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)とは Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)は、2012年イギリスロンドンを拠点に立ち上げられたファインジュエリーブランドです。 フリースピリットでコンセプチュアルをコンセプトにしたコレクションを展開しており、カラーを豊富に使ったカラフルなデザインや、ボリュームのある独特なシルエットがブランドのベースにあります。 ラグジュアリーな素材をベースに、遊び心溢れる大胆な手法で、彫刻的なアイテムを作り出していることで知られています。 モダンなスタイルと遊び心のある要素を取り入れたコレクションは、業界で高い評価を得ており、世界中の有名デパートやセレクトショップで取り扱われています。また、セレブリティやファッション愛好家からも支持を受けており、世界中から注目を集めるブランドへと急成長しました。 Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)のデザイナー Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)のデザイナーは、ウクライナ出身のデザイナーで自らの名前がブランドの冠になっているナターシャ・ジンコ氏です。 幼少期は法律を学んでいましたが、ジュエリーへの憧れから、セントラル・セントマーチンズ芸術大学のファインジュエリー科に進学。そこで、ジュエリーデザインのいろはを学びます。 もともと大きなものを扱うのは好きではなかったナターシャは、大学での授業で自分が3D彫刻に向いていることに気付き、小規模なデザインを集中して勉強するようになり、それがジュエリー製作に活かされています。 彼女が作り出す作品は、高品質な素材と斬新なデザインを組み合わせた独自のスタイルで知られており、世界的に注目を集めています。日常生活からすべてのインスピレーションを得ているというナターシャ。創造性豊かな感性が、独特なデザインを生み出しているんですね。 多くの一流ブランドとのコラボレーションも積極的におこないながら、更なる飛躍が期待されている注目のデザイナーです。 Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)の最新アイテム ここからは、Natasha Zinko(ナターシャ・ジンコ)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 Bunny Bracelet Bunny Braceletは、スターリングシルバーを使用したブレスレットです。ユニークなデザインが特徴で、Natasha Zinkoのアイコンともなっているウサギをモチーフとしたキャラクターがアクセントになっています。手首にしっかりとフィットしてくれます。 Bunny Bracelet Bunny Braceletは、スターリングシルバーを使用したブレスレットで、イエロービーズがアクセントになった可愛らしいブレスレット。カジュアルなファッションにぴったりのアイテムで、手首にインパクトを与えてくれます。 Pink...

【DARKAI(ダーカイ)】伝統とハイファッションを融合させたユニークなデザインが人気のアクセサリーブランドDARKAIの魅力を徹底解説!

個性的で大胆なデザインのアクセサリーを身に着けたいという方におすすめなのがDARKAI(ダーカイ)です。人目を引くアクセサリーの数々は、他とは一線を画すファッショリズムを生み出してくれます。 設立して間もないブランドということもあり、まだご存じではないという方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、ブランドの概要やデザイナー、アクセサリーの特徴や最新アイテム、SNSでの反響やおすすめのコーディネートに至るまで、DARKAIの魅力を徹底解説していきます。 DARKAI(ダーカイ)とは DARKAI(ダーカイ)は、世界がパンデミックの真っ只中だった2020年、イタリア北東部の歴史的な金細工の中心地として知られるヴィチェンツァで立ち上げられた、コンテンポラリージュエリーブランドです。 80年代から90年代にかけたミレニアル世代にも2000年以降に生まれたZ世代にも愛される、デザインされた革新的な製品を生み出すことを目標に立ち上げられました。 ダークサイドに堕ちたジュエリー、もしくは破壊的なデザインと称されるDARKAIのコレクションは、100年以上続く伝統的なファインジュエリーに、アヴァンギャルドなアプローチを取り入れたもので、個性的で大胆、そして人目を引くジュエリーに仕上がっています。 ホワイトゴールドのブレスレットからチャンキーなロープチェーンなど、幅広い商品展開をおこなっており、男女問わず着用できるユニセックスなアイテムが多いのが特徴です。 すべてハンドメイドで作られ、ファイン・ジュエリーの特徴である最高の品質を提供することに努めています。 DARKAI(ダーカイ)のデザイナー DARKAI(ダーカイ)のデザイナーは、イタリアヴィチェンツァの歴史ある宝石職人一家の5代目後継者、Giacomo Zoccai(ジャコモ・ゾッカイ)とLelio Zoccai(レリオ・ゾッカイ)の兄弟です。 パンデミックが世界中に広がり、社会が混乱していた2020年、伝統的なジュエリー作りの古風な原則を覆す絶好の機会と捉え、ブランドを設立することになります。 遊び心溢れるスタイルと奇抜なファブリックを好むこのブランドの傾向は、兄弟のポップカルチャーへの情熱、90年代育ち、そして閉塞的な過去に囚われがちな業界を変革したいという思いや必要性から影響を受けています。 音楽、時事問題、アートといったものからインスピレーションを得た作品は、自由な自己表現をサポートするデザインのアクセサリーとなり、今の新しい世代に対応しています。 アーバンカルチャー、若者主導のムーブメント、卓越したクラフツマンシップといった概念を持ったDARKAIは、すべての時代にリスペクトを持ち、すべての世代に愛されるアクセサリーを作り続けています。 DARKAI(ダーカイ)の最新アイテム ここからは、DARKAI(ダーカイ)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 Mini Prong Pavé Bracelet Mini Prong Pavé Braceletは、18Kホワイトゴールドで作られたチェーンブレスレット。ファインジュエリーグレードのロゴ入り引き出し式留め具がアクセントになっており、存在感を放つアイテムになってくれます。 Mixed Feelings Bracelet Mixed Feelings Braceletは、18Kイエローゴールドを素材にしたチェーンブレスレット。様々な形や色のベゼルストーンがハンドメイドでセットされています。ホワイト、アメジスト、エメラルドグリーン、ゴールデンイエローの長方形、正方形、ラウンド、ハートシェイプのストーンがミックスされており、手元をカラフルに彩ってくれます。 Paraiba Tennis...

【Charriol(シャリオール)】ケーブル素材を使用したアクセサリーで世界を席巻!ジュネーブ生まれのハイブランドCharriolの魅力を徹底解説!

ヨーロッパ発のブランドとしては珍しい、アジア優先主義のブランドとして、一躍世界的なトップブランドに上り詰めたCharriol(シャリオール)。日本でも1980年代から人気を博したブランドなので、ご存じの方も多いかもしれませんね。 Charriolというと時計というイメージが強いかもしれませんが、時計と並び称されているのがアクセサリー。今や、Charriolのアクセサリーはトレンドとなっているんです。 そこで本記事では、Charriolのこれまでの歩みや概要、デザイナーや最新アイテム、SNSでの反響やおすすめのコーディネートに至るまで詳しくその魅力についてご紹介していきます。 Charriol(シャリオール)とは Charriol(シャリオール)は、スイスのジュネーブに拠点を置くハイブランドです。高級時計とジュエリーメーカーとして知られており、これまで1,450,000個以上の時計と2,650,000個以上のジュエリーを販売してきました。 Charriolのアクセサリーは、ケルト民族が身に着けている、細い金のワイヤーを幾本もねじって寄り合わせ、それをさらに束ねてよりあわせた装飾品「トルク」がモチーフとなっており、今やこのトルクはすべてのアクセサリーに使われる、Charriolを語るうえで外せないアイコンとなっています。 シンプルかつモダン、そして今までにない独創的なモチーフとして、トルクを採用したアクセサリーは世界で大流行。世界中の多くの人から賞賛され、一躍トップブランドとなりました。 Charriolは、ヨーロッパのブランドながら主戦場を日本と東南アジアにした初めてのブランドとしても知られています。それにはヨーロッパでハイジュエリーブランドを立ち上げるうえでの思惑があるでしょうが、このマーケティングは大成功をおさめ、日本と東南アジアで流行したブランドは、アメリカや中東市場も席巻することになります。 トルク装飾をベースにしながら、カラーバリエーション豊かに揃うアクセサリーは、年代関係なく着用することができ、スタイリングをワンランク、ツーランク引き上げてくれます。 Charriol(シャリオール)の歴史 Charriol(シャリオール)は、1983年スイスのジュネーブを拠点に、フランス人起業家Philippe Charriol(フィリップ・シャリオール)によって立ち上げられたブランドです。 1984年に、ブランドの象徴ともなる、最初のケルトジュエリーが誕生。1990年には最初のブティックが香港とシンガポールにオープンします。1992年にはアジアと中東、アメリカにさらに10カ所のブティックをオープンさせました。 その後さらに事業拡大を進め、1996年に中国、1997年には東京に、最初のブティックをオープンしました。 ジュエリーや時計のほか、ハンドバッグやベルト、筆記具なども展開し、どれも成功を収めたことにより、ブランドは世界に知れ渡り、現在は中国に285のブティックをはじめ、3,800の小売店、800以上のセレクトショップなど世界中で販売されています。 Charriol(シャリオール)のデザイナー Charriol(シャリオール)のデザイナーは、ブランドの冠にもなっている、先ほどのご紹介したPhilippe Charriol(フィリップ・シャリオール)で、今の時代には珍しい家族経営のブランドです。 フィリップは、もともと宝飾業界で成功をおさめていた、敏腕エグゼクティブ・ディレクターとして名の知られた存在でした。しかし1983年、既に40歳になっていたフィリップは、それまでの地位を捨て、いちから自身の会社を設立することを決意。周囲は反対していましたが、それを押し切ってまでブランドを立ち上げることには意味がありました。 アートと歴史をこよなく愛するフィリップは、自身の思い描くコレクションを作り上げたいという思いと、自身が考えるマーケティング戦略を、自身のブランドで作り上げたいという思いがあったということ。それを実現するため、1983年Charriolを立ち上げることになります。 自らの名を冠するブランドにふさわしい、ブランドアイコンとなるべきモチーフを探してフィリップは、どのジュエリーブランドも使っていない独創的なデザインを、あの大英博物館のケルト民族の展示スペースで見出します。これが「トルク」との出会いとなります。 「トルク」を使ったジュエリーは大ヒットを記録。瞬く間に世界を代表するデザイナーの一人に数えられるようになります。 また、大のモーターレース好きで、多数のモーターレースの協賛を行っていたことでも知られており、自身もドライバーとして数々のレースに参加していました。 もう一人、Charriolのアクセサリーデザイナーとして忘れてはならないのが、フィリップの長女コラリー・シャリオールです。 ここ数年、多くの大手メディアで取り上げられることが多くなった、シャリオール人気を支えているのはコラリーの手腕によるもの。ジュエリーアイテムの責任者である彼女は、自身が生まれたハワイからインスピレーションを得た、カラフルなハッピーカラーのアクセサリーで、Charriolに新風を吹き込んだといわれています。 色彩感覚が豊かなコラリーと、それを補佐する、抽象図形デザインが得意な長男のアレキサンダー・シャリオールの二人が織りなす新感覚のアクセサリーは、多くの人々から賞賛されています。 順風満帆なCharriolですが2019年、フィリップが参加していたモーターレースで不慮の事故により命を落としてしまいます。しかし、彼の思いを受け継いだコラリーとアレキサンダーの二人により、今も進化し続けています。 Charriol(シャリオール)の最新アイテム ここからは、Charriol(シャリオール)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 BRACELET SILVER MARINA BRACELET SILVER MARINAは、海洋世界とその刺激的な形状からインスピレーションを得たトレンディで爽やかなブレスレット。様式化されたポートホールはスターリングシルバーで精巧に加工され、青い紐がモダンな雰囲気を演出しています。 BANGLE CELTIC SCEAU BANGLE CELTIC SCEAUは、「トルク」装飾品から自由にインスピレーションを受けて作られたバングル。ケーブルで構成されたそのツイストとターンは、独創性あふれるCharriolのアイテムそのものといっていいでしょう。 BRACELET MARINA CIRCLE BRACELET MARINA...

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