「大人の男の長財布」で特に気になるのがやはり素材ではないでしょうか。安っぽくならず耐久性もあり、クールに決まる素材の長財布。できる事なら高級感漂うハイセンスなものを選びたいですよね。お財布の素材として代表的なレザーはもちろん、革以外の素材の特徴などをご紹介いたします。用途やイメージに合わせて最適な一つを見つけましょう!
長財布・素材での選び方
素材でお財布を選ぶ際、何を基準に選びますか?お財布は短期間で買い替えるようなものではないため、見た目のデザインやおしゃれ度はもちろんのこと、耐久性や防水性など機能面でも色々気にしてしまいますよね。お財布に特に多い素材がレザーになります。
しかし、それも実はいろいろな種類があって、使用感や使っていくほどに出るレザー独特のあじなども変わります。もちろんレザー以外の素材のお財布も多くあります!自分のイメージ通りのお財布を見つけるためには、まずは素材ごとの特徴などを知る必要がりありますね。主に使用されるレザーやそれ以外の素材についてご紹介いたします!
革・レザータイプの素材
牛革[カウレザー]
ブランド | Dolce & Gabbana |
価格 | ¥115,504 |
長財布の素材として特に一般的な素材とされているのがこの牛革です。非常に丈夫で耐久性に優れていて、日本のみならず世界中で多く流通しています。実は、牛革の中でも牛の年齢や性別により名称が変わり、ここからまたそれぞれの特徴というものがあります。牛革は加工のしやすさも高いので、お財布以外のアイテムにも多く使用されています。特に加工の具合によりますが、表面の光沢や美しさに定評があり、繊細で細かな見た目が評判です。
様々な種類のレザーがある中で、この牛革が最も一般的に用いられるのには訳があります。一番の要因は世界中で飼育されている牛の数です!世界中で約14億頭という未知なる数字の数がおり、また、1頭当たりからとれる革の量も比較的多くなるので、一番流通量が多い革となります。見た目の美しさや品質の良さから海外では特に需要があり、老若男女から愛されています!
牛革の種類
ハラコ | 牛革の中でも最高級の素材です。胎児から生後間もない子牛の革で、非常に流通量が少なく希少のため、かなり貴重!長財布のアクセントなどに用いられることも多くありますので、ぜひ見てみてください! |
カーフスキン | 生後6か月以内の子牛の革。ハラコに比べると流通量は増えますが、こちらも希少な種類になり、高級な素材の代表ともいえる革です。美しさや繊維の細かさ、傷の少なさなどから非常に良質なものが多く、高級製品となります。 |
キップスキン | 生後6か月から約1年以内の牛の革です。カーフスキンに比べると、多少の粗さは出ますが肌触りのよさや繊維の密度の高さに優れており、加工のしやすさもあり人気の革です。高級素材として用いられますが、カーフよりは値段も抑えめになります。 |
ステアハイド | 生後3か月から6か月の間に去勢、更に生後2年以上の雄牛の革です。キップスキンに近いような質感がりますが、厚みがあるため耐久性が非常に優れたとてもバランスの取れた革です。去勢することで性格が穏やかになり喧嘩をしなくなるため、傷のないきれいな革になるそうです。 |
カウハイド | 生後2年以上、更に出産経験のある雌牛の革です。ステアハイドに比べ柔らかさが増し、上品で扱いやすい素材となっています。程よい厚みでバランスの取れた素材として扱われており、カウレザーといえばカウハイドと言われるほどです! |
ブルハイド | 生後3年以上、去勢を受けていない雄牛の革です。去勢していないので荒っぽい性格でよく喧嘩をするため、表面はキメの荒い仕上がりとなります。耐久性に非常に優れた素材なので、ワイルドで男らしいお財布を探している方に非常にオススメです。 |
牛革は基本的に若ければ若いほど高級素材となり、種類により厚みや見た目の細かさなどに違いがありますので、自分のイメージ通りの長財布を見つけるためには、こうした違いを理解しましょう。そうすることで、さらに選ぶのも楽しくなりますし、良質で長く使用できるお気に入りの長財布に出会える確率もぐっと高くなりますね!特に牛革は多くのブランドやメーカーなどで取り扱いがあり、見た目のデザインも多くあります。いろいろなものを見比べてみるのもいいですね!
馬革[コードバン]
ブランド | Dolce & Gabbana |
価格 | ¥61,304 |
繊維の緻密さが高く美しい見た目が非常に人気の馬革。馬は牛に比べると運動量がはるかに多くなるので、余分な脂肪が少なく柔らかさと軽さが特徴的です。特に注目すべきはその強度です!一般的に牛革のほうが強い革とされているんですが、実は違うんです!牛皮は、馬革に比べると厚みがありやや硬めとなります。なので、全く同じ加工や仕上げを施すと、馬革のほうが薄さのわりに強度が強いという事になります。
もちろん、牛革が弱いという事ではありませんよ!どちらもその特徴を生かした強みというものがあり、牛革が厚くて丈夫なものとすれば、馬革は薄くて軽く、柔らかな丈夫さがあります。馬革の最も特徴的な部分がこの「薄くて強い」という部分です。そのため、お財布などの小物はもちろんですが、レザーウェアやインテリアなんかにも広く使用されています。靴のライナーなどにも用いられており、馬革の用途は非常に多く、気にしてみてみると至る所で目にするかもしれません。
馬革の種類
コードバン | 馬革の中で最も代表的な種類で、農耕馬のお尻から作られる革です。サラブレッドやポニーなどからとることはできず、一頭からとれる量にも限りがあるため世界で見ても非常に希少な種類となります。革のダイヤモンドとも呼ばれており、美しい光沢と滑らかで上品な質感がとても魅力的です。傷やシミなどにも強いのも特徴ですね。 |
ホースハイド | 非常に上質な素材で、高値で取引されることが多い種類です。ここ最近ではさらに流通量も減ってしまい、なかなか手に入らなくなってしまいました。手に持った時の馴染みや滑らかな手触りが特徴で、お財布に非常に適した素材です。牛革より強く傷に強いので、男性用の小物として特に人気があります。 |
ポニー革 | その名の通り、ポニーからとられる革です。牛革の中でも特に高級なハラコに質感が似ているため、代用品として使われることもあります。ポニー革は摩擦に強く、通気性に特化しているため財布はもちろん靴の中張りなどで多く使用されています。柔軟性と耐久性を備え、牛革の半分ほどの重さしかないほど軽い素材で、世界中から愛されています。 |
馬革は全体的に高級志向の方が好まれる素材と言えるかもしれません。もちろん実用性も高く、様々な場面で活躍します。しかしすべてにおいて供給量が少なく、年々減っているのも事実です。ですが、いまだに愛用されている方は多くいらっしゃいます。軽さや耐久性が非常に強く、見た目の上品さや美しさは他にはない独特な雰囲気を醸し出してくれます。「できる男」の長財布として、ぜひ持ってみたくなるような魅力的な素材の一つですね。
豚革[ピッグスキン]
ブランド | ETTINGER |
価格 | ¥34,100 |
一昔前までは、「価値の低い革」として扱われていました。ですが、近年この豚革が非常に注目されています!!ものによっては牛革のカーフスキンよりも高級なアイテムもあるほどなんです!さらに豚革というのは国内で安定供給できている唯一の革で、海外にも輸出しています。とても軽く通気性に優れており、様々な加工の施しができるのも特徴的です!柔らかくしたり硬くしたり、また、透明度を高くすることもでき汎用性が高いので、海外のハイブランドなどでも多く取り扱われており、ヨーロッパでは高級皮革とされています。
長財布としての豚革は、摩擦に強い特徴と軽さがとても相性が良く、扱いやすさも魅力の一つとなっています手にした時の馴染みもいいので、フィット感を感じることもできますよ!また、様々な加工を楽しめるのも特徴の一つなので、色や柄などにこだわりがある方にもオススメです!染色加工がしやすいため、レザーアイテムの中でも、特に鮮やかな色合いを楽しむことが出来ます。
アメ豚 | 「タンニンなめし」という加工を施し、つやつやで美しくあめ色に仕上げた豚革。牛革のカースキンに並ぶほど、もしくはそれ以上の高級素材として注目されています。見た目の美しさや光沢感を出したいという方に特にオススメの素材となっています。高級志向の方にも人気が高く、男女問わず支持されている人気の素材です。 |
ピッグスエード | 特に豚革の中で人気の高いピッグスエードは、皮部分を裏側を起毛させる加工を施しています。この加工を行うことで毛穴が目立たなくなり、手触りも格段に良くなっています。また、見た目に高級感も出てくるため、とても支持されています。お財布などの小物にも使用されますが、女性用のパンプスなどにも多く用いられている素材です。 |
チンギアーレ | 一般に流通しているピッグスキンに比べ、組織が非常に緻密で高級素材として扱われています。チンギアーレというのは、イタリア語で「イノシシ」を意味しています。レザー界ではヨーロッパの豚のことを指しており、毛穴が目立ちにくいという特徴があります。 |
豚革はジャケットやコートなどのファッションアイテム、手袋や財布、キーケース、帽子やシューズなど、実に様々なものに用いられており、実はそこら中に溢れかえっているんです!日本国内で飼育から製造、出荷まですべてを行えるため、流通している製品はほとんどのものが国産になります。なので非常に安心感もありますね!特に海外ではとても評判が良く、日本が誇る素晴らしい素材です。牛革などに比べると、あまり聞き慣れない方も多いかもしれません。しかし、今や豚革の製品は牛革や馬革と同じくらい需要が高く、大注目の素材となっています!
山羊革[ゴートレザー]
ブランド | Burberry |
価格 | ¥39,580 |
シボ模様という表面に現れる細かなシワが特徴的な山羊革は、薄めの素材ですが牛革と同じくらいの強度を誇っています。特に海外の高級なハイブランドの手袋やバッグ、財布などの多く用いられています。山羊革の特徴は、型崩れしにくく使えば使うほど馴染んでくる良さですね。長く使いたい!という方に特にオススメです。厚みが薄く耐久性もあり、肌触りが非常に柔らかな山羊革は、レザーのアイテム愛好家の間でも評判の素材です。
がっちりした印象よりも、優しく柔らかなイメージが強いため、プレゼントなどにもよく選ばれています。山羊革は、本革らしい見た目の高級感と上品さがあり、合成皮革では出せない特別感があります。お財布など、毎日使うものは段々と手に馴染みやすくなり、フィット感が増していくでしょう。特に男性の場合、ポケットなどに入れて使用することが多いと思います。しかし、摩擦にも強いため変に傷んだり色褪せたりせず、独特な味を徐々に出してくれるでしょう。
山羊革の種類
ゴートレザー | 大人の山羊から作られる革で、シボ模様が強く出ています。牛革よりも摩擦に強く、お財布の素材として非常に適しています。一般的に山羊革のことをゴートスキンと呼びます。また、ゴートレザーという名称もあり、山羊革として流通しているほとんどがこの素材です。魅力的な風合いや使い勝手の良さから、プレゼントにも良く選ばれます。 |
キッドスキン | 子山羊から作られる革。キメが細かく柔らかさに長けています。肌触りもしなやかで持ちやすさもあります。型崩れもしにくく長持ちするので、高級ハイブランドでもよく用いられています。また、染色加工した際の発色も非常にきれいになります!生産量に限りがあるため、高級素材として扱われています。 |
近年では、牛革と同じくらいの流通量を誇っており、人気も高まってきた山羊革。薄くて使いやすく、本革独特のあじの出方が魅力的です。年代性別問わず持てますし、様々な加工もできるのでとても重宝されています。使えば使うほど段々と手に馴染みやすくなり、ほかにはない自分だけのアイテムになってくるので愛着も増していくでしょう。また、丈夫さだけではなく軽さも魅力の一つですね。毎日使うものだからこそ軽くて薄く、使い勝手のいいものを選びたくなります。山羊革はその点では非常に優れているので、ぜひ色々見てみてはいかがでしょうか?
羊革[ラムレザー]
ブランド | Bottega Veneta |
価格 | ¥79,200 |
軽さと柔らかさに長けており、耐熱性が非常に強いのが特徴です。また、肌触りが格段に良く、持った時に手に吸い付くような感覚があります。牛革や馬革などのほかのレザーと比べると、フィット感がより強く、この耐熱性を活かした防寒具などにも多く用いられており、コートやジャケットなどで使われることが多くあります。ソフトな質感が魅力的で、世界中で人気の高い羊革。
しかし、丈夫な素材ではありますが傷に弱いという性質があり、実はお財布にはあまり適していないとされているんです。ですが、この羊革は丁寧に扱うと光沢が増し、ほかのレザーには出せないような美しさや上品さを持っています。経年変化を楽しめる素材としてとても優れており、近年ではこうした変化を楽しむためお財布などの小物類にも「広く使われるようになってきました。使用すればするほどに段々風合いが変わるのは、レザー独特の楽しみ方ですね。
羊革の種類
ラムスキン | 生後1年以内の子羊からとれる革です。毛穴が目立たずきめの細かさが特徴で、非常に軽く柔らかい素材となります。断熱性が高く特に防寒衣料として用いられることが多いです。生後6か月以内のものはベビーラムスキンと呼ばれ、巻き毛のように縮れたものをウールシープ、直毛のものをヘアージープと呼び、これは特に丈夫さに定評があります。 |
シープスキン | 生後1年を過ぎた羊の革です。ナッパ革やムートンという呼び方もされています。毛のついたものはムートンと呼ばれており、これは一般的にも広く知られている知名度の高い名称ですね。一般的に、羊の革を指すときはシープスキンと呼ばれており、流通している多くはこの素材になります。 |
財布などの小物に適している素材ではないものの、その特別感と使用するごとに増していく美しさや光沢のある風合いがなんともいえないあじを醸し出してくれる羊革。昨今ではあえてこの羊皮を使用した財布やバッグなどの製品も多くあり、需要が高まりつつあります。基本的にはブーツやコートなど、ファッションアイテムとして扱われてきた素材ですが、今では様々なブランドやメーカーから、この羊革のアイテムが多く出回っていますので、ぜひ一度手に取ってみてください!フィット感や手触りなどに感動してしまうかも!?
高級レザー(エキゾチックレザー)
上記に紹介さえていただいたレザーの種類とはまた別に、ほかにも数多くのレザー素材というものがあります。その多くは非常に高級なものとして扱われており、希少性の高さや流通の少なさから「エキゾチックレザー」と呼ばれています。非常に高値で取引されており、簡単に手を出すことのできない素材でもありますが、個性が出やすいのも特徴で、非常に愛着の湧く素材です。一度は持ちたい憧れのレザーでもありますね!
エキゾチックレザーの種類
ワニ革(クロコダイル) | エキゾチックレザーの種類の中でも、特に高級な素材です。ワニ革特有の凹凸のある表面は、何ともいえない存在感がありますね。ワニ革はイリエワニ、ナイルワニ、ニューギニアワニ、シャムワニの4種類あり、その中でもスモールクロコダイルと呼ばれるイリエワニは、希少性が高く最も最も高価な素材とされています。 |
ヘビ革(パイソンレザー) | ワニ革に比べるとリーズナブルになりますが、それでもまだまだ高級皮革になります。ダイヤモンドパイソン、モラレルパイソンの2種類に分けられ、独特な模様が特徴的です。耐久性に非常に優れており、使えば使うほど色の変化が起こり、見た目にも楽しめる素材となります。 |
サメ革(シャークレザー) | 希少価値の非常に高い素材で、経年劣化の出やすいのが特徴です。使い続けていくほどに艶が出て、新品の時とは見違えるほどの変化が表れます。摩擦や水に強く、お手入れも非常に簡単なため、エキゾチックレザーの中でも常に高い人気を誇っている素材となります。 |
エイ革(ステイングレイ) | ほかの革とは一味違った見た目が特徴的なエイ革。ガラスのビーズを敷き詰めたような硬い光沢が魅力の素材です。コンクリートなどの硬いもので削っても傷がつかないほどの耐久性があり、同時に防水性と防汚性に優れています。お手入れの必要性があまりないので楽ですが、経年変化はあまり期待できないのも特徴です。 |
ダチョウ革(オーストリッチ) | エレガンスな雰囲気が漂うダチョウ革。クルイマークという羽毛を抜いた際に出る痕が特徴的で、これは皮革の40%程度にしか出現しません。そのため、このクルイマークがワンポイントなのか、一枚革かどうかということで、価格も大きく変わります。 |
鹿革(ディアスキン) | 非常に上品な雰囲気が漂っており、極上のさわり心地が魅力の一つな鹿革は、経年変化を楽しみたいという方に特におすすめの素材となります。馬革のコードバンに匹敵するほどの変化が特徴です。デメリットとして、傷がつきやすいという点がありますが、それすらもいい味を出してくれる鹿革は、特に海外で需要があります。 |
象革(エレファントレザー) | 特徴的なシワが魅力の象革。存在感と耐久性に定評があり、さすが象!というほど非常に強い素材です。使えば使うほどに表面の艶が増すように、経年変化を楽しむこともできます。しかし、希少なもので非常に高価な素材のため、取り扱いのブランドなどが少なく探すのに一苦労してしまうかもしれません…。 |
カンガルー革 | 流通量に限りがあり、とにかく希少性の高いカンガルー革。軽くて薄いという特徴があり、丈夫さに定評があります。高密度で扱いやすいので、財布以外にもいろいろなものに加工されており、サッカースパイクなどにも用いられています。ただし非常に希少なので見つけるのが困難かもしれません。 |
トカゲ革(リザード) | ワニ革やヘビ革に比べ落ち着きがあり、特徴的な鱗が魅力のトカゲ革。傷がつきにくく耐久性に優れており、水にも強いのでお財布などの小物に非常に適しています。経年変化はそこまで大幅な変化はありませんが、長く使用しても変化なく常に見た目を保ったまま使い続けることが出来るでしょう。 |
カバ革(ヒポレザー) | 希少価値がとても高く、流通量に非常に限りがあるカバ革は、知名度もそこまで高くないのでそこまで市場に出回っていません。ヌバックやスエード上に加工した表面は、とてもふわふわで極上のさわり心地です。価格も非常に高価になりますが、経年劣変化も楽しむことのできるオススメの素材の一つです。 |
様々な種類のあるエキゾチックレザーですが、その中でも特に知名度の高いものがワニ革素材ですね。ワニ革は、お手入れの仕方やメンテナンス度合いなどによっては10年以上使用できるものであり、牛革の10倍以上の耐久性を兼ね備えています!しかし、やはりお値段も大きく跳ね上がり、中には20万円以上するようなものも多くあります。
フェイクレザー
フェイクレザーと聞くと「人口的に作られた革」「安価な素材」というようなイメージを持っていると思います。また、「偽物の革」というようなマイナスな印象が強いというようなイメージがあるかもしれません。しかし、フェイクレザーというのは、お手入れも簡単で本革に比べ水に強いという性質を持っているので、普段使いの小物などには非常に適した素材となっています。
フェイクレザーというのは、「本革に近い素材や手触りなどを人工的に作った素材」です。最近ンは技術の発展が素晴らしく、ぱっと見では全く本革と区別がつかないようなものも多くあります。
水に強いという強みがありますが、革ではなくプラスチックやビニール製の素材となるので、劣化が早いというマイナスな面も持ち合わせています。そのため、傷がついたり、長年使用した際に擦れてくると繊維が露出してしまうので、合成のフェイクレザーであるというのがすぐに分かってしまいます。長くもって2~3年程度ですので、本革のような経年変化を楽しむということはできません。
見た目重視だけど頻繁に買い替えたい!お財布はある程度使ったら新しいものが欲しくなるけど布製は嫌だ、といった方は、フェイクレザーのお財布がオススメです。見た目は本革そっくりのため高級感がありますし、カラーやデザインなども非常に豊富にあります。少し傷んできたら気軽に買い替えられるようなお値段なので、新しいものが好きな方や常に最先端の小物を使用したいという方にはぴったりの素材ではないでしょうか。様々なメーカーなどで取り扱っているので、ぜひお気に入りの一つを見つけてみてください!
ノンレザータイプの素材
ブランド | TUMI |
価格 | ¥52,293 |
お財布の主な素材はほとんどが本革、もしくは人口皮革になりあますが、そのほかの素材もあるんです!その中でも特に一般的なのがナイロン素材の長財布です。ナイロン素材となると、安っぽい見た目を想像してしまうかもしれませんが、実際は全くそんなことはありません!革素材に比べると、容量も多くなりビジネスマンなどには非常に人気のタイプとなります。また、プライベートファッションが非常にカジュアルな方にも特にオススメです。カジュアルなラフスタイルのコーデでは、こうしたナイロン素材のお財布との相性が非常によく、トータルコーディネートがぴったりと完成します。
革と違いポケットなどが多く作れるため、お札入れの部分に仕切りがついていたり、フリーポケットとなる部分も設計されているものが多くあります。そのため、お財布の中身をしっかり整理することが出来るため、外回りや営業など、外に出ることが多い職業の方にぴったりの素材となります。強度もありポケットにも入りやすい素材でなので、できる大人の素材として非常に注目されています。昨今ではブランドやメーカーなどでも取り扱いが多くあり、落ち着いた品のある魅力的な男性を演出することが出来るでしょう。
レザータイプとノンレザーはどちらがオススメ?
レザータイプとノンレザーの素材というのは、用途や自分のなりたいイメージにより持つべきものが変わります。とにかくダンディな大人っぽさを演出したい場合はやはりレザータイプがオススメです。使用感が増すごとに味が出て、こうした持ち物から大人な男性のオーラがにじみ出るようになるでしょう。また、この二つは寿命の違いも非常に大きいです。布製タイプトレザータイプでは、素材自体の強度に大きな差があるので、特に長く愛用したいと思っている方はレザータイプをお持ちになった方がいいですね。
また、人によっては、メインの財布とサブの財布を使い分けている方もいます。こうした場合、メインで使うものを革の財布にし、サブで使用しているものをノンレザータイプにしている場合が多いかもしれませんね。メインで使用するほうをしっかりとした本革にすることで、徐々に劣化していく様を楽しみつつ愛用できますし、例えばちょっとしたお出かけや外出時などにサブの方を使用している、といった分け方もできます。
素材により見た目や持つイメージも変わりますし、使用度合いによっても変えてみるのもいいかもしれませんね。また、価格にも大きな違いがあるので、そこも選ぶポイントとなるでしょう。やはり本革はそこそこの価格になりますし、ノンレザータイプは革製品に比べ安価なものがあ多くなります。そんな時に「革がいいけど安いのがいい!」という場合は、フェイクレザーなどを選んでみるのもいいですね!とにかく大切なのは、価格・自分のなりたいイメージ・使用する期間をしっかりと考慮し決めましょう!いろいろ見比べることで、最適な素材の長財布を見つけることが出来ますよ!
レザータイプは結局どれがいいの?
様々な種類のあるレザー素材のお財布。動物の種類により様々な特徴がありますが、その中でも細かく分かれているあ種類などもあるため「結局どれがいいの?」と悩んでしまうかもしれません。レザー素材の長財布を選ぶとき、何を重要視するかで選ぶべき最適な素材というのが変わってきます。ここでゃ、特に特徴的な本革の経年変化と耐久性の違いを詳しくご紹介させていただきます!
耐久性はどれが一番いいの?
レザータイプのお財布は、高いものでは数十万円を超えるものもあります。プレゼントなどで送るような場合もあるかもしれませんね。そんなときは、やはり長く愛用したい、使ってほしい、と思うでしょう。そこで特に重要になってくるのが耐久性ではないでしょうか。いくら高いものを買っても、すぐに壊れてしまったり使えなくなってしまったりするのはとても勿体ないですね。なるべく強く丈夫なものを選ぶことはとても大切になります。
色々紹介した中で、特に耐久性に非常に優れているのがワニ革・サメ革・エイ革の3種類となります。このように、鱗を持っている爬虫類や魚類の本革は非常に強く、寿命も長いため長く愛用することが出来ます。しかし、この3種は全てエキゾチックレザーに分類されるため、非常に価格も跳ね上がりますし、ものによっては希少性が高いため簡単に見つけることができないかもしれません。耐久性にプラスしてコスパを重視するなら、馬革のコードバンや豚革、また、種類によりますが牛革などがいいかもしれませんね。
一般の流通量も多く、エキゾチックレザーに比べると価格も手が届きやすいものも多くあります。経年変化も適度に楽しめるようなものばかりなので、革の種類の中で、様々な条件を満たしているといっても過言ではないでしょう!また、流通量が多いという事は、破損したときなどに修理に出すのも気軽にできるでしょう。エキゾチックレザーなどのような希少性の高い素材では、扱いのない場所では修理の受付ができない場合もあるかもしれません。長く使用するための耐久性と修理への出しやすさなどから考えても、やはり馬革や豚革、牛革が一番最適かもしれませんね。
革素材の経年変化の違いは?
実に多くの種類がある本革ですが、経年変化の違いというのは非常に大きく出るんです!特に変化をしっかり楽しめる素材として知られているのが馬革です。革素材の中でも特に経年劣化による変化が著しく、見た目でとても楽しむことのできる素材です。他にも牛革やサメ革、カバ革なども、同じように経年変化をしっかりと楽しむことが出来る素材となっています。また、逆に経年変化を望めないものとしてあげられるのがエイ革やワニ革となっています。これは、耐久性などには非常に優れていますが、革独特の変化というのはあまり期待できません。そのため、変化を楽しみたいという方には不向きな素材となってしまいますね。
美しく変化させるためには??
特に意識して経年変化「エイジング」をするためには、まずは毎日使う事、さらに良い環境で使用することが大切です。毎日使用することで、いい具合に手の油分がお財布に付着します。そうすることで、オイルの膜がカバーされ、常に潤った状態を保つことが出来ます。そのため、一番の大敵である乾燥から守ってくれますし、艶も出るようになります。また、本革にとっていい環境で使用することで、自然にカビ対策をすることにもなります!特に気温が高くなる社内などに放置するのは極力避けましょう。湿度が高い所も厳禁です。
社内のような気温が非常に高くなってしまう場所では、革が変形したり歪んだりしてしまうため、形が崩れてしまう可能性があります。湿度の高い場所では、カビが発生しやすくなり、一度発生したカビはきれいにすることがなかなか困難なので、とても厄介なんです。また、ポケットに入れる方は多いかと思いますが、なるべくヒップポケットは避けた方がベターですね。革は汗に弱いので、ヒップポケットに入れていると汗に含まれるアンモニアなどで変色してしまうかもしれません。特に夏場は危険です!なるべく避けましょう!
実は全く違う!?「経年劣化」と「経年変化」とは?
良く聞かれるのが「経年劣化」という言葉ではないでしょうか。経年劣化と経年変化は、とても似た言葉なんですが、実は意味が全く異なっているんです!分かりやすく言うと、「経年変化」というのは、使用するごとに出る雰囲気やあじ、フィット感などで、段々「自分だけの特別なアイテム」へと変化していく様のことです。そして、「経年劣化」というのは、その名の通り月日が経つごとにあらわれる記事や製品の劣化の事です。
例えば、全くメンテナンスやお手入れをせずに使用すると、どうしても手垢などが汚れとなりお財布に付着し、染み込んでしまいます。また、逆にクリームなどをベタベタに塗りたくり、しっかりとしたふき取りなどをせずに使用していくと染みになったりしますが、こうした事は全て経年変化ではなく「経年劣化」となります。自分の中で納得した劣化であれば、またそれも一つの味になり、もっと愛着もわいてきますが、できるなら正しく美しい経年変化を楽しみたいですよね。そのためには、しっかりとしたお手入れや、日々のメンテナンスが大切になります。
折角いい長財布を持っているなら、正しいお手入れを覚え、長く愛用できるようにしてみてはいかがでしょうか?経年劣化による変化も、場合によっては美しく見えるときもありますが、実際は経年変化と比べるとやはり汚れやシミなどが目立ってしまいます。本革はお値段も張りますし、作りもしっかりしたものが多いのでなるべく長く愛用したいですね!そのためにも、しっかりとお手入れをしてあげましょう!こうした作業も愛着が湧く要素の一つにもなりますよ!
革財布はお手入れが必要?
革財布のお手入れというのは、実はとても大切です!前にも説明した通り、しっかりとしたメンテナンスや手入れを怠ってしまうと、経年変化ではなく経年劣化が起こってしまいます。長く愛情をもって使用するためにも、しっかりとしたメンテナンスを行い、本革独特の変化を楽しみましょう!正しく美しい経年変化があらわれることで、本革独特のあじや雰囲気をより楽しむことが出来るでしょう。また、正しいお手入れにより寿命もかなり延びますよ!
汚れの落とし方
日常的な簡単なお手入れとして、汚れやほこりがある場合は、柔らかめの布で乾拭きしたり、十分なブラッシングでほこりを払ってあげる程度で十分です。それでは追いつかないほど汚れや手垢などが目立つ場合は、専用のクリーナーを布につけ、軽くふいてあげましょう。この場合、素材によっては色落ちしてしまう場合もあるかもしれないので、目だあたない場所で少し試してから行うと安心ですね!
水に濡れてしまった場合
革は水に弱いので、濡れてしまった場合は素早く対処することが重要となります!これを怠ってしまうと、劣化が早く進んでしまったり、変色してしまう原因にもなるので大変です!濡れてしまった場合、風通しのいい場所で乾かします。早く乾かしたいからといって、ストーブの前に置いたりドライヤーなどで乾かすのはNG!高温を一気に当ててしまうと、変形の原因にもなります。陰干しする際お、しっかりと形を整えてから行ってください。
また、がっつり中まで濡れてしまった場合は、革の中の油分がまばらになり、部分的に硬くなったりしてしまう恐れもあります。こういう時は、クリームなど柔らかめの布につけ、円を描くように軽く刷り込んでください。このクリームも、変色や色落ちの原因になってしまう場合もあるので、専用のクリームを目立たない場所で一度試してから行ってくださいね!
保管の正しいやり方
お気に入りの長財布であっても、気分で変えてみたいという時もあるかもしれません。そんな時、大切なのがお財布の保管方法です。この保管を正しく行わないと、次使うときにカビが生えてしまったりするので要注意です!必ず汚れやほこりをっかりと落としてから保管してください。こうした汚れなどはカビの大好物なので、きれいにすることでカビ発生を抑えることが出来ます。天気のいい日に陰干しし、水分をしっかりと乾燥させるのもポイントです。
「保存するから防虫剤を入れておけば大丈夫!」というのはNGです!直接触れてしまうと接着面が剥がれてしまったり、待ったり、変色の原因にもなってしまうので、こうした防虫剤などは使用しない方がいいですね。革専用のものなら別ですが、洋服などに使用する市販のものは絶対に避けてください!次開けるとき、がっかりしないように、正しい保管方法でしまっておきましょう。
素材で選ぶ長財布・まとめ
いかがでしたか?実に様々な種類のあるお財布の素材。そのほとんどがレザータイプのものになりますが、レザーにもいろいろ違いや特徴があり、同じデザインでも全く一緒というのもは存在しません!その中で自分にぴったりの長財布を見つけるのも一つの醍醐味になるかもしれませんね。使い勝手や用途などにより求めるお財布の素材というのも人によって変わってきます。ぜひ、自分だけの特別な素材で、愛用できる長財布を見つけてみてください!