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『秋服メンズファッション23選』帽子・キャップコーディネート特集 #着こなし達人バイブル Vol.7

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近年メンズファッション業界でも大きく躍進を遂げたストリートファッションスタイルだが、特に帽子やベースボールキャップを取り入れたコーディネート秋服大人の洗練されたメンズファッションおすすめおしゃれアイテムとしてマストバイなアイテムだ。

今回もそんなおすすめキャップアイテムコーディネートの軸にした大人の秋服メンズコーディネート達を一つずつ紹介していこう。

レザージャケットとタートルネックニットがダークな世界観に遊び心

ネイビーのタートルネックは薄手の物をチョイス。ボトムスもダークネイビーなカラーで合わせて上質なレザーライダースジャケットとベースボールキャップを主役に。右手首に見えるネオンカラーのラバーアクセサリーで茶目っ気を主張しており、ダークな世界観に遊び心を入れた大人な秋服メンズコーデだ。”ローカットのカラースニーカーやダッドスニーカーでスポーツ感”を出すとより引き締まるコーデだ。

『濃いめのインディゴデニム×革靴orローファーがおすすめ』キャスケット×サスペンダーがクラシック

現在ではあまり使用される事もめっきり減ってしまったサスペンダーを活用した、ワークテイストなコーディネートデニムパンツに使用する事でオーバーオール風にアレンジした大人の遊び心ある秋服コーデだ。ボーダーラインのロングTシャツ(ロンT)とローカットのワークシューズが、18世紀の第一次産業革命時代を意識している。クラシックスタイルのキャスケットは、リバイバルブームの中では逆にモダンなのかもしれない。

レザージャケットのミリタリーテイストが”男”らしさを主張

大人の秋服メンズコーデに最適な、カウハイドレザーの着込まれた”A-2フライトジャケット”と同色のベースボールキャップが男らしさ全開。グレーのデニムパンツはサイズ感をややタイトな物の選べば、途端に”ストリート感も出せる”だろう。ハイカットバスケットシューズ(バッシュ)の様なアイテムも合わせてみたい。暗い配色になりがちな秋には、主張が強い色をワンポイントで入れるとなお面白いだろう。

VANS(バンズ)×キャップ』 小ワザを駆使した”一味違う”シンプルスタイル

オーソドックスなカジュアルスニーカーことVANS(バンズ)』「 オールド スクール」に、ストレッチが効いたダメージデニムが王道な大人の秋服カジュアルスタイルキャップを浅めに被る事で自分自身の体格バランスを考えている。ガッシリとした生地感のコットンTシャツ秋服らしい素材使いを匂わせている。また、首元から見える柄は難易度の高いネッカチーフ。Tシャツのフロントだけをデニムをインする小ワザも中々粋な着こなし術だ。

『レザージャケット×ハンチング帽』3ポイントカラーがイタリア流配色テクニック

チェックのハンチングキャップとざっくりと編み込まれたニット、そして履き込まれたスウェードレザーのモカシンブーツで”バランス良くベージュカラー”を入れている『大人の渋い秋服メンズコーデ』だ。ナチュラルカラーの代表格であるベージュは無骨で男臭い レザーライダースジャケット の雰囲気さえ大人っぽさと優しさを表現してくれる。また、コーディネート全体の配色を3色に絞る事でまとまりが出る。このテクニックはイタリア流のパステルカラーを使用したスタイリングでも高い頻度で使われている。

万能アイテム”ダンガリーシャツ”の無敵感

一枚でスタイリングの完成度を高める事が可能なカジュアルアイテムの筆頭、ダンガリーシャツはフロントを開けてインナートップスの白Tシャツを見せる事でラフな空気を漂わせる。 デニムパンツ同様、着込む度に自分色に染まるダンガリーシャツは、コダワリのある男性なら一枚は所有しておきたい必須マテリアル。 アクセサリーやドレスシューズにも合わせられる”魔法のアイテム”なのだ。

足元は、ナイキ×オフホワイトコラボのスニーカーでもオールデン(Alden)のチャッカブーツでもローファーでもいけちゃう非常に万能な大人の秋服メンズコーデである。そして、テーマに合わせて足元のシューズ革靴に変えるなどして遊んでみると良いだろう。

『ベッカムファッション』夏も秋も捨てられない良いとこ取りスタイル

クシャッとした麻素材のカジュアルな白シャツは真夏だけとは言わず、季節の変わり目にカーディガンとニコイチセットで活用したい。ボトムスは弱ストレッチ性のデニムパンツで丈長めのアイテムが印象的だ。全体を見れば没個性のシンプルコーディネートだが、ハンチングキャップで秋の先取りを意識。

未だに抜けないサマースタイルと、秋の澄んだ空気を楽しむもうとする気持ちが先行した季節の良いとこ取りな組合わせは芸術的。やはりベッカムのファッションからは、目が離せない。

余裕のある空気感がとてもリゾート的な大人の秋服メンズコーデ

柔らかい素材のカジュアルな白シャツは、リゾートデザインのインナーシャツでラフ感を強調。そして、ベースボールキャップも飾り気のないオーソドックスなアイテムであるが、右手首のシルバーアクセサリーの一つで余裕のある男を演じる事が出来ているのが上手い。ボトムスとキャップのカラーを統一し、ベーシックなシャツをチョイスすれば、大胆な柄のアイテム・アクセサリーにラグジュアリー感をプラスする事もできる。

秋服は黒と黒の合わせ技、”イマドキ”の大人ストリートファッション スタイル

エッジの効いたモダンなストリートファッションスタイルには、少しモード寄りのコーディネートを意識する事で完成度を増す事ができる。ただし、ストリートスタイルとモードスタイル間のバランス配分を見誤れば、途端に野暮ったいモードスタイルが完成してしまうだろう。しかしながら、ベースボールキャップはたった一つでバランスの天秤をストリート寄りに傾けられるとても優秀なパーツだ。

個性が見え隠れ、抑えきれない秋服ラグジュアリースタイルコーデ

テーパードボトムス以外、全てが個性的なアイテムで構成された何ともアバンギャルドなコーディネートが渋谷的。各アイテムの独自デザイン・シルエットから察するに、いずれもデザイナーズブランドのアイテムだと思われる。これだけ主張が強めなアイテムを組合せてもキャップは平常運転だ。むしろ一体感を出すのに一役買っているとも取れる。普段から個性的なスタイルを好むのであれば、何かヒントが得られるかもしれない。

ハンチングキャップにより伝統を重んじた”ワーク感”で男らしい秋服メンズコーデ

ツイード素材のハンチングキャップは秋には大正解。グラフィカルな色落ち加工の濃淡デニムパンツだが、シングルベストと同系色でセットアップ。足元が見えないのだが、恐らくベルトと同色の履き込まれたローファー類を合わせたスタイルだと予想。ヨーロッパの伝統的な労働者スタイルが決してモダンではなく”クラシック”な表現だ。嫌味の少ないバンド系アクセサリーはありとあらゆるコーディネートに引っ張りだこ。

イタリアのビジカジスタイルのエレガントさから学ぶ大人の秋服メンズコーデ

日本でも都心部では広く普及している通称”ビジネスカジュアル”。このスタイルの面白い所は日本や他のアジア圏、欧米諸国に至るまでビジネスマンの特色・国柄が大きく出る事だ。残念ながら、多くの日本人が行うビジネスカジュアルスタイルはブランド名の威を借りただけのスタイルになってしまっている事が多い。日本の国柄を考えると、控えめな主張がオシャレに魅せるポイントになるのは覚えておこう。

秋服は、親しみやすいカジュアルスタイルをオールブラックで

ベーシックで取っ付きやすいアイテムを使い配色はインナートップスのシャツ以外は全て”黒一色”。やはり癖の少ないアイテムだけで構成しているので、綺麗にまとまった印象を受ける。色の使い方は基本的に3色でまとめるのがカラーコーディネートを上手く見せる基本なのだが、一色減らしたツートンカラーではより引き締まった表情が出るのだ。

テニスもイケちゃうフレンチカジュアル

ドレスでもカジュアルでも合わせられるスウェードレザーのシューズは、サックスブルーのシャツとデニムのロールアップでこなれ感を演出。キャップとサングラスをプラスすれば、ライトなスポーツもこなせてしまうラフコーデの完成だ。フランス特有のフレンチ感がスポーツの秋をより良いものにしてくれるだろう。

ハーフコートの毛羽立ちとキャップが秋の休日感

コーデュロイ生地のボトムスは『Clarks(クラークス)』の名作こと『ワラビーブーツ』を全面に主張する為、雑なロールアップに加えて視線を集めやすい白のソックスをチラ見せ。着込まれたハーフコートは生地の表面が毛羽立ち、毎シーズンヘヴィーに活躍しているストーリー性がある。キャップはストリート寄りのデザインを選ぶ事で秋の休日感をアピール。

新個性、大都会の”ストリート系紳士”

イタリアンクラシコの定番セットアップにカジュアルアイテムのスリッポンとベースボールキャップを合わせてしまった。まさにビジネスカジュアルの異端児である。少し前では全く考えつかなかったスタイリング術に度肝を抜かれたビジネスマンも大勢いるかもしれない。この様な個性的なスタイルに違和感を感じない事が、ストリートスタイルが市民権を得てきている何よりの証拠だろう。

デニム+デニムに正解は存在しない

デニムジャケットデニムパンツの秋の王道スタイルはインナートップスとアクセサリー次第で様々な表情を見せる事ができる。何かと敬遠されがちなデニムのセットアップには着込む度に馴染む“育てる面白さ“とお気に入りのインナートップスを主役に仕立て上げる”名脇役”という二つの役割をこなす優秀な相棒にもなる。合わせるアイテムで無限に変化するこのセットアップに正解はないのだ。

今っぽいレザージャケット・ライダース×カットソーで大人の秋服ストリートファッション

無骨なアイテムとしてハードな印象を受けるダブルのライダースジャケットには、薄手のカットソーなどで気温差を調節する事も必要になるだろう。ファッションアイコンとしても目立ちやすいライダースジャケットは機能的なアウターでもあるが、レザーアイテムなので蒸れやすい事を忘れてはいけない。

レザージャケット・ライダース&スキニーでロックな個性

先程と似たコーディネートではあるが、こちらは細身シルエットの定番アイテムスキニージーンズとの合わせ技。ライダースジャケットのセンターを開けてスキニーで絞る事で『Iラインシルエット』を作る事ができる。モノトーン配色のおかげでキャップアイテムに迷彩柄という扱いの難しいアイテムを選べるのも嬉しい。

”アメカジの王道”ボアジャケットにハンチングキャップ

ベッカムのファッションは、奥さんであるヴィクトリア氏プロデュースであるため。プロ仕様であり、色使い、サイズ感など大人の秋服メンズコーデにとって必ずウォッチリストに入れたい海外セレブの一人である。

そんな、今回のベッカムファッションは色落ちが少ない濃淡デニムが美しい艶を生み出す、美シルエットのデニムボアジャケット。ハンチングキャップアメカジスタイルの基本を抑えたワーク感の出し方は流石セレブといったところだろうか。腰のデザイン性が高いウォレットチェーンバイカーの副兵装にもなる。

ベレー帽が魅せる芸術の秋

フランスの画家達がこぞって身に着けていたベレー帽は、芸術の秋という言葉を体現した様なアンバランスな角度が魅力。そこにダブルのライダースジャケットとロールアップしたテーパードボトムスは、組合せを考えればミスマッチなスタイリングだが、ベレー帽がファッションとしての説得力を主張しているのが興味深い。

『レブロンジェームスの秋服コーデ』オーバーサイズの新境地、ネルシャツをアウターに

国内古着屋で多く見られるやたら大きなサイズのネルシャツ(フランネルのチェックシャツ)は、オーバーなサイズ感を利用してトレンドストリートファッションで楽しむのもアリ。ジャストサイズのプルオーバーパーカーをインナートップスにすれば不思議とレブロン・ジェームスの様なトレンド感を楽しむ事も可能。キャップで更にストリート色を強め完成度を上げてみよう。

秋服メンズコーデ 禁断のデニムシャツINデニムシャツ

誰がデニムシャツの中にデニムシャツを着込む事を考えたであろうか。濃淡デニムシャツの中に淡いデニムシャツを着てみるとワーク感よりもデニム好きというイメージの方が先行する。おまけにキャップまでデニムという出で立ちだ。恐らくボトムスデニムパンツなのだろう。

『YouTube・ユーチューバーに学ぶ!』革靴の手入れで見ておきたいおすすめ動画とチャンネルまとめ #革靴お手入れ大全集 Vol.8

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革靴の手入れを実際に目にする機会は、なかなか少ないかと思います。例えば革靴購入したショップ靴磨き専門店、そこで目に映る靴磨きの仕草や作業はとても美しく映ります。そんな靴磨き手入れの方法を実際に見る為には、手っ取り早くユーチューブを利用するのが便利。

動画で見るのは、写真と違う可憐さとかっこよさがあります。紳士的な時間の流れる革靴の手入れ動画から、テンポの良いレクチャー的な動画まで。さまざまな動画がアップされているそんなユーチューブの中から、おすすめのチャンネル動画をご紹介します。

靴磨きはアート・長谷川裕也氏

靴磨きの世界大会で優勝を果たした職人、長谷川裕也氏。靴磨きに魅了されたひとりの男の物語です。

独学で路上で靴磨きをスタート

靴磨きYouTubeチャンネル動画をご紹介するつもりが1本目から少し趣旨がずれちゃいますが。この動画で紹介される長谷川さんは、靴磨きの世界チャンピオンになられたのですが。最初のスタートは、2004年に東京駅で100均の靴磨きセットとお風呂の椅子を2脚買ってスタートされたという何とも凄いエピソードから始まります。

靴磨きの魅力

まずはこの紳士な立ち振る舞いと手入れへの気持ちを感じて頂きたいです。靴磨きというものは、革靴にとって大事な事でここまで奥が深いという事。そして革靴の手入れに魅了されるという事は、誰しもが経験する感覚なのではないでしょうか。

その雰囲気を感じ取って頂くだけで、ぐっと革靴の手入れメンテナンス 、更に革靴本体への愛情も深まる事かと思います。手入れの方法も、ブラッシングの仕方も見様見真似から始めて、そこから自分のスタイルと正しい手入れ方法が自然と身に付いていきます。

まずは、革靴の手入れという行為は紳士的で、大人で、かっこいい。それだけの動機で十分です。

Brift H(ブリフトアッシュ):長谷川さんのお店

via Brift H|ブリフトアッシュ

Brift H(ブリフトアッシュ)は、南青山に2店舗と札幌市に1店舗あります。動画でも紹介されていますが。1足約1時間、自分の革靴が磨き上がる過程と靴磨き職人の手捌きを見つつドリンクタイムというのも乙なものですね。

レア!長谷川裕也氏による革靴の手入れ方法の手順動画

そんな長谷川氏による詳しい革靴の手入れメンテナンス の方法がこちら。レアと言える特別な一本をご紹介します。

プロ中のプロがここまでやさしく、分かりやすくノウハウを説明してくれる動画も少ないのではないでしょうか。弟子になるのでもなく、客として行くのでもなしに、詳しく手入れの手順を見られる事はなかなか無いです。

この動画では、馬毛ブラッシングのコツに始まり、指にクロスを巻く方法。クリームのカラーの選び方や塗り方など、細かい部分やプロなら説明をスルーしてしまいそうな箇所も詳しく説明しています。

華麗な手さばきを間近で鑑賞できるだけではなく、基本の革靴の手入れの教科書、ノウハウを詰め込んだ必携の動画と言えます。これを観ればもう、間違いのない革靴メンテナンス が出来ると言えます。それほど貴重で為になる動画です。

3分でわかる靴磨き動画はその所作に惚れる

こちらは音声での説明ではなく、テロップで革靴の手入れの手順を説明してくれる動画です。

長谷川氏の靴磨き店で働く、確かな腕を持った職人が華麗な手さばきを披露します。音声での手順説明ではないので、隙間時間や気になった時にすぐ見られるのもポイント。オールデンの不屈の名作、ペニーローファー手入れしています。

ペニーローファーはお持ちの方も多いのでは。動画自体は短いですが、ジャズの音色を背景にブラッシングの音を聞きながら、手入れの仕方を教わるこの時間は贅沢と言えます。例えば指に巻く布はどんな物を、何センチ分使用すれば良いなど細かい部分のポイント解説が嬉しいです。

そして一番の見どころは、革靴を丁寧に扱うという当たり前の前提を思い出させてくれる、職人のその指先の繊細さです。

Brift H(ブリフトアッシュ)のYouTubeチャンネル

via Youtube

Brift H(ブリフトアッシュ)YouTube チャンネル です。まだ動画が6本と少ないですが。1つ1つが非常に密度の濃い動画になっていますので是非 チャンネル 登録してみて下さい。

靴磨き専門店 TWTG SHOE SHINEさん

via youtube

東京と大阪で靴磨き専門店を展開されている、『 TWTG SHOE SHINE』さんのYouTubeチャンネルです。こちらもBrift H(ブリフトアッシュ)さん同様、動画数6本と少ないですが。どれも職人さんが実際に靴磨きしている動画ばかりですのでめちゃくちゃ参考になります。

今の時代は、弟子入りしなくてもYouTubeで学べて本当に恵まれた環境がすぐに手に入りますね^^

靴磨き選手権優勝者の手さばきをたっぷりと堪能

こちらは長谷川氏ではなく2018年優勝の石見氏。淡々と革靴を手入れする作業が流れる動画です。説明や手順紹介はありませんが、プロが手入れをする手元だけをしっかりと見る事の出来る動画です。

鏡面磨き、要はハイシャイン仕上げの仕方や手順をじっくり動画で拝見出来るのは素晴らしいです。優勝者の鏡面仕上げは一味違います。こだわりの磨き上げ方で仕上げられた美しく、光沢のある革靴はお見事の一言。

普段からハイシャインに挑戦している手慣れの男性にとっては、為になるポイントが随所に現れた動画かと思います。ここで使用しているのもやはりサフィールサフィールは美しい艶を出すには必須です。

まだ未挑戦の方は、鏡面磨きに挑戦したくなる事間違いなしです。こんなに美しい表情を革靴はするのかと、シューレースを再び装着されたラスト20秒頃に驚愕するはず。

靴磨きユーチューバー奥野奏氏

革靴の手入れをユーチューブで検索した事があるのであれば、知らない人はいないであろう奥野氏。靴磨き芸人奥野氏のテンポと歯切れの良い説明なら、楽しく革靴の手入れ方法やノウハウ事を学べるはずです。

まずは手入れの中でもあまり触れていないビフォアケアについての動画です。本サイトでもクリームの種類の紹介記事で軽く紹介していたり、履く前の手入れやケアの大切さを執筆していますが、そのほとんどの手入れ手順を面白くレクチャーしてくれているのがこの動画です。

革靴を買ったら絶対にやるべき5つのこととあるように、長く革靴と付き合う為の事前の手入れ手順を知る事が出来ます。

ここまで革靴は蘇る!ボロボロの靴の復活劇

本当に同じ革靴?と思ってしまうほどの仕上がりを披露する奥野氏。手入れの手順や方法もそうですが、大事な革靴はしっかり手入れをすれば美しく、長く付き合えるという事実を垣間見る事の出来る一本。

奥野氏は、かなり年期の入った革靴を磨き、十分に履ける状態まで復活させるというような動画を何本か配信しています。ただもし現実にここまで劣化してしまった革靴を、手入れをして磨き、メンテナンスをしてもう一度履こうと思うでしょうか。

ここまで劣化させてしまうという事は、手入れを一度もした事がない証拠ではないでしょうか。自分のお気に入りの一足がこんなにボロボロになってしまうのは残念です。その為にも、日々の手入は大切なのです。

革靴の手入れは、紳士で様になる日常のひと時。革靴を大事にする事は自分の時間を大事にしてきた証です。自分と愛用の革靴との日々を長く美しく過ごす為にも、もう一度手入れ方法や手順を見直してみてはいかがでしょうか。

華麗な手さばきの革靴の手入れ方法、革靴メンテナンス をするユーチューブ動画は、ずっと見ていられます。記事や動画の中には、なにか新しい発見が必ずあるはずです。

靴磨き職人 コバshoeshiner_koba405さん

via youtube

靴磨き職人 コバshoeshiner_koba405さんのYouTubeチャンネルでは、ひたすら色んな革靴やブーツを色んなお手入れセットで磨き上げる動画がアップされているんですが。

無駄な語りや前説もなく、ひたすら靴磨きしている動画なのでどういう革靴お手入れセットでどう磨き上げるのかを知りたい方にはうってつけのチャンネルです。

こちらの動画ではオールデン(Alden)革靴を磨き上げてらっしゃるんですが。BeforeとAfterが違い過ぎて磨き、 鏡面磨きのパフォーマンスの高さに驚くほどです。

スムースレザーの手入れのおもしろさ「クリームの色を混ぜる・クリーニング・ハイシャイン」 #革靴お手入れ大全集 Vol.7

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沢山の革靴レザー素材の種類手入れ方法がある中、手に取りやすいのがやっぱりスムースレザー。ベーシックで基本のシューズであり、奥の深いレザー素材です。以前の記事では語り尽くせなかったスムースレザーシューズ手入れ方法と、そのおもしろさとおすすめする方法をご紹介します。

スムースレザーとは?

スムースレザーのsmoothはなめらかという意味です。表面がなめらかなレザー素材はスムースレザーと呼ばれます。表面が起毛しているスエードや、型押しされているアニマルレザーなどの凹凸感のあるレザーも含みません。表面がなめらかなレザースムースレザー と定義されますが、種類もさまざまで沢山の種類があります。その中で更に、オイルドレザーやアニリンなどの仕上げ方で細かく革靴の種類が分類されるのです。

銀付きレザーかガラスレザーの2種類

スムースレザー シューズは主に銀付きレザーガラスレザーかに分類されます。それぞれ一長一短ではありますが、どのタイプの革靴でもしっかりと ブラッシング手入れをしてあげる事が大切です。

スムースレザー

スムースレザー は、本来の革の仕立て方が2種類に分かれています。まずは銀付きのレザーの銀面(外側)をそのまま用いて、の持つ表情や風合いを生かしたレザー。こちらは銀面をそのまま使用しているので、傷やシワの入った原料のは使用出来ないので、選ばれた素材の革靴レザーシューズ となります。

銀付きのレザーはアニリン仕上げやボックスカーフ(生後半年以内の仔牛であるカーフをクローム鞣しを経て仕上げられた品質の良い最高級レザー)などが存在します。

この銀付きレザーで作られた レザーシューズ は、必ずしっかりと手入れやメンテナンスをする事が必須となります。生きたレザー素材で経年変化(エイジング)を楽しみ、自分好みにカスタムする事も可能です。耐水性と耐久性は弱いので、手入れを怠るとトラブルが比較的早い段階で出てしまうという面も存在します。

次はガラスレザー・ガラス加工・ガラス貼りと言われるレザー素材。鞣した後に、銀面を磨いて処理をしたもの(パッフィング)でお手入れなしでも、雨の日でも安心な素材になります。ショップなどでは、手入れをしなくても光沢感を維持出来ると言われています。

反面、手入れをしてもに油分が入らない、ひび割れる。といったマイナス面も存在します。ガラスレザーは表面に樹脂が塗られているので汚れや雨に強いです。かと言って、全く手入れが必要ない訳ではありません。 ブラッシング や防水スプレーなど基本の手入れは最低限しっかりと行いましょう。

そして、ガラスレザーは安価に手に入れる事が出来るのも特徴です。ガラスレザー処理は、傷が多くて銀付きのシューズに出来ないような質のでも、加工を施して表面を綺麗に整える事が可能なのです。

質が銀付きレザーと異なるという理由ではありますが、安価に手軽にレザーシューズを楽しめるのも嬉しい事です。特にコードバンなどの高級素材のガラスレザーだと、最初の挑戦もしやすいです。量販店や市販の革靴は、ガラス加工のタイプが多いです。

スムースレザー は、どちらのタイプにせよしっかりと手入れをしてあげる事が大切です。金額に関係なく、自分の気に入った革靴と同じものは二度と手に入らないかもしれません。長い付き合いをするには、愛情を持った手入れが大切です。

そもそも、革靴を大切だと思っていない大人も多い中、この記事を読んでいるという事は革靴を大事に思う気持ちがあると言えます。革靴の手入れだけで一線を引き、一目置かれる事は証明されています。この後ご紹介する手入れ方法も是非挑戦してみてください。

クリームの色を組み合わせる

基本のブラッシングカラークリームを使用した手入れ方法があります。そのクリームの色を選ぶ時に、どうも納得の行くカラーがなかったり、革靴と微妙に違うカラーのクリームを持っていたり、あまり多くのクリームを持つのも手に余る場合などには、「クリームの色を自分で作る」という手段もあります。筆やブラシ、パレットを使用します。

パレットに、クリームを米粒2~3粒ほど取ってすこしずつ混ぜて好みの色を作っていきます。クリームは極少量で構いません。しっかりと色を混ぜて色ムラを出さないようにクリームを作ります。クリームが出来上がったら、あとはクリームを革靴に馴染ませて ブラッシング を施し、仕上げ磨きをすれば完成です。この手順はクリームを使った基本の手入れの仕方と同じです。

クリームを混ぜる時の注意点は、同じブランドやメーカー同士を合わせる事です。成分や配合は各ブランドにより異なるので、効能が変わってしまいます。

パレットは画用紙や厚紙などで大丈夫です。ブラシや筆は、小さい手入れ用の物が販売されています。ペネトレイトブラシが最適です。ペネトレイトブラシは、コバや隙間、メダリオンなどの装飾部分のクリームを塗布する時に使用します。その小ささは万能で、クリームの色を混ぜる時にも便利です。クリームの付いたブラシは、40℃ほどのお湯でゆすいで定期的にクリームを落としてあげましょう。固まってしまうのを防ぎます。

このクリーム同士を混ぜて色を作る方法で、クリームのカラージプシーから脱却できるかと思います。

クリーナーで革靴を綺麗にしてから色を入れる

クリーナーでクレンジングをしてあげる事で、革靴の下地をクリーンにしクリームや成分が良く入るように整えてあげます。古いクリームが残っていると新しいクリームはうまく入りません。クリームを使用する手入れの内3回に1回はクリーナーを使用するのが目安です。

革靴クリーニングの手順

クリーナーを使用した革靴のクリーニングの方法をご紹介します。まずは ブラッシング でしっかりとほこりやゴミを払い落とします。表面に見える細かい汚れが残っていては、効果も薄くなります。クリーナーの使い方はいたってシンプルですが、加減が難しい工程です。

クリーナーを使用する前に、素材によってシミや色落ちする場合があるので、目立たない部分で試してから使用しましょう。革靴にシミや色落ちが見られないのであれば、施術に入ります。

「1:指に布を巻いてレザークリーナーで汚れを落とす」

人差し指と中指を一緒に布で包みます。薬指も一緒に包んで構いません、やりやすい方で施術しましょう。曇りや汚れが気になる部分は小さな面積ごとに円を描くように丁寧に落とします。この時、革靴に直接クリーナーを塗らないでください。必ず布に取ってから革靴に塗っていきます。そして、クリーナーは強い素材です。少しづつ、多くを取らないように気を付けましょう。

「2:クリーナーを塗り伸ばす」

部分的な汚れ落としが完了したら、革靴全体にクリーナーを塗り伸ばします。クロスで大きい範囲を一気に覆い、手のひら全体を使って伸ばしていきます。クリーナーが一箇所に偏らないように手の動きを往復させます。革靴全体を手のひらで撫でるイメージです

「3:余分と汚れはしっかりと落とす」

最後に乾いたクロスでしっかりと全体を拭き取ります。綺麗なクロスを使い、面を変えながら拭きます。落とした汚れを再び革靴につけない事を心がけましょう。クリーナーの成分が多く革靴に残ってしまうと、そこから色落ちなどのトラブルが発生する事があります。

クリーナーの量は少量で。拭き残しや伸ばし忘れが無いようにしっかりと加減しましょう。クリーナーも、各ブランドやメーカーで販売されています。革靴のクリームと同じブランドを選ぶのが一番良いかと思います。それぞれの成分や特徴は、手入れセットアイテムの統一感があれば更に生かされる事になります。

鏡面磨き・鏡面仕上げ(ハイシャイン)

スムースレザー の表情の美しさといえば、つま先の輝くような美しい光沢。自分の顔が写るほどの艶感を生み出す鏡面磨き鏡面仕上げハイシャイン。全体が美しい光沢を持つコードバンとは違う光沢感の楽しみ方が、 スムースレザーシューズにはあるのです。それは、革靴の命ともいえるつま先に宿ります。

そんなハイシャインの出し方もいたってシンプルです。ただ、奥が深く誰にでもすぐ習得出来るとは言えません。職人が熟練の技で仕上げた出来栄えには勝りません。ただ、根気よく磨く事で、必ず美しく磨き上がります。その光沢と艶の奥深さは、自分が愛用の革靴にかけた大事な時間を物語ります。では、ハイシャインの手順に入ります。

鏡面磨き・鏡面仕上げ(ハイシャイン) の手順

ブラッシングクリーナークリームで栄養やカラーを与え整えた後に艶を出します。つま先とかかと部分だけであれば、油性ワックスやポリッシュを使用します。革靴全体に艶を出したい場合は油性クリームを使用しますが、側面部分も含めて鏡面磨き鏡面仕上げハイシャイン)にする事は熟練のプロ以外ほぼ不可能です。

ただ綺麗な艶は出ますので、下準備として塗布しましょう。鏡面磨き鏡面仕上げハイシャイン)は、あくまでもつま先(とかかとの芯が入っている部分)に美しく深い艶を与える事が定義です。

「1:美しい光沢を出す為に下地を作る」

つま先部分にワックスを塗ります。直接指もしくは布を巻いた指でワックスを取り、つま先部分に塗り込みます。指の腹にうっすらと付く程度の極少量で構いません。

つま先部分にくるくると円を描きながらなじませます。この時、直接指で塗布した方が体温が伝わりなめらかに伸びます。ワックスで表面の凹凸を埋める事で、艶を引き出す土台を作ります。ニュートラルタイプがあるので、その無色ワックスが便利です。塗り込んだ後は3分ほど置き乾かします。

「2:二度目を塗り込む」

つま先表面が乾きマットな質感になったら、その後もう一度ワックスを塗り込みます。この二度目に塗布するアイテムは、同じワックスでも、専用のグロスやポリッシュ、ハイシャイン用のアイテムでも構いません。

より艶を出せるような、自分の好みに合ったアイテムを使用します。各メーカーで多様な種類が販売されています。艶出しにはサフィールが定評があり、アイテムも豊富です。

「3:クロスで磨きあげる」

二度目の塗布が終わり乾くのを待ちます。その間に指にクロスを巻きます。2本か3本の指を巻きますので、薬指は自分のやりやすいよう好みで一緒に巻くか、出すかします。そのクロスで巻いた指の腹の部分に極わずかな水を取ります。指先が少し湿るほどで、全体を浸したりはしません。ブランドによっては同時にワックスも指に巻いたクロスに取ります。そして、その状態で約10分は、素早く手を動かして磨きあげていきます。

根気がいりますが、磨かないと艶は出ません。途中で諦めてしまうと、つま先がマットな質感のまま終わってしまいます。根気よく、光沢が出てくるまでずっと磨き続けます。満足のいく光沢がでたら、つま先の余分な油分をクロスで拭い、完了です。

満足のいく光沢が出せたのであれば、次はもっと綺麗な光沢を出せます。回数を重ねるほど、その革靴のクセや表情も見えてくるので本当におもしろいです。ちなみに、ハイシャイン専用のクリーナーもあるので、リトライの際は使用した方がよりクリーンなつま先に出来ます。

スムースレザーは、奥が深く、手入れをしようと思ったら沢山の方法アイテムがあります。それは、決して無駄にはならない男の嗜みです。切る事はない革靴との関係を、より深めておもしろさを見出してみてはいかがでしょう。特に磨けば光ってくれる素直なレザーという素材は、きっと自分の手入れの努力に答えてくれます。愛用の革靴と素敵な長い付き合いを、是非。