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ダウンジャケットの変遷の歴史と代表的なブランドを紹介

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”#ダウンジャケットの変遷の歴史”

ダウンジャケットは、今では一人一着、もしくはダウンコートやダウンベストやインナーダウンなども含むと複数枚持っているという人も少なくないでしょう。冬服メンズファッションにはもはや欠かせません。

ダウンジャケットが日本に浸透し定着してから20年だという情報が多いようです。しかし、それよりも20年前つまり1970前代中盤に発刊された『made in USAカタログ』、76年にパイロット版が発刊される雑誌『POPEYE』や『メンズクラブ』で紹介された『ヘビーデューティー』というコンセプトその始まりでなかったかと考察することができます。当時の若者に一気に広がりました。

『ヘビーデューティー』とは、機能性が高いウェア、例えば登山用品やキャンプ用品をタウンウェアとして使うこと、または組み合わせとして取り入れることです。

via amazon

ややオーバースペックであることは否定できませんが、ベトナム戦争が終結し建国200年を迎え、自由を謳歌し自然回帰というライフスタイルを志向し始めたアメリカの若者たちは、こうした流れを抵抗なく受け止めていきました。

そのヘビーデューティーウェアのなかにダウンジャケットやダウンベストがありました。そして先のような雑誌で日本にも紹介されると、当時の若者に注目されるようになったのです。

ダウンジャケットの誕生~歴史

1922年:世界初となるダウンジャケット 「アイダーダウンコート」 誕生

登山家 ジョージイングルフィンチは、1922年のエベレスト遠征に依頼したダウンジャケットを着ていました。

世界初のダウンジャケットは、エディー・バウアー(EB )(Eddie Bauer )の商品化より更に10年以上も前に実は誕生していました。そして、このダウンジャケットこそファッションではなく厳しい極寒の寒山のなかでの登山に耐えうる実用性を追求したダウンジャケットアイダーダウンコート」 なのでした。

そして、このダウンジャケットをデザイン・製造したのは「世界最高のアルピニストの1人」と評される 偉大な登山家ジョージ・イングル・フィンチとSW Silverコーポレーションと呼ばれる企業でした。

1936年にダウンジャケットを『 エディー・バウアー(EB )(Eddie Bauer ) 』が商品化

ダウンジャケットの商品化は1930年代、アメリカで誕生しました。製品として初めて手掛けたのは『 エディー・バウアー(EB )(Eddie Bauer ) 』です。現在ではアメリカンカジュアルウェアの代表ブランドとして受け止められていますが、創業当時はスポーツ用品店であり、メーカーでした。

創業者の信念は「自らが作り、自らが試す」こと。自身が試しながら製品を作り出すことで本当に使いやすいものが出来るという思いを強く持っていました。ダウンジャケットも、そうした体験・経緯から生まれました。

真冬に趣味の釣りに出かけた創業者が道に迷い、低体温症となり凍死寸前となりました。一命は取り留めたことから、その経験から防寒機能に優れたフィッシングウェアの開発を始めます。モチーフにしたのは寒さ対策として羽毛を用いるというロシア人の知恵でした。

羽毛の種類や生地を吟味するなどの改良を重ねるだけでなく、ダウンが偏らないようキルトステッチを施すという製法を生み出し、ついに特許を取得するようになります。

1940年: 「Skyliner スカイライナー」 ダウンジャケットの特許取得

エディー・バウアー(EB )(Eddie Bauer ) のSkylinerジャケットの1940年特許。

エディー・バウアー(EB )(Eddie Bauer ) の影響

ダイヤモンド型のキルトを施したダウンジャケットは「Skyliner スカイライナー」と命名され1963年世界初のダウンジャケットとしてデビューしました。

大きめのポケットはハンドウォーマーとしての役割を持ち風の侵入を防ぐため首元や袖口にはリブを採用するなど、機能性の高さが注目されました。「Skyliner」は素材やデザイン、シルエットをアップデートしながら現在でもリリースされています。

ダウンジャケットは冬のフィッシング用に開発されましたが、その軽さと高い防寒性から登山家やハイキング好きにも愛用されるようになりました。そして1963年、エベレスト登頂を果たした際に使われたことから高い信頼を獲得し、防寒衣料としての浸透するようになっていきます。

さらに他スポーツブランドやアパレルブランドダウンジャケットをはじめとする羽毛衣料開発に参入することで、多くの名作が生まれました。

例えば1972年〈WOOLRICH ウールリッチ〉がリリースしたダウンジャケットは、現在でも同ブランドを代表するアイコン的な存在です。このジャケットは極寒のアラスカでパイプライン建設などに使われた防寒ウェアがモチーフになっていて、さらに保温性が増したこととワークウェアとしての機能性が相まって人気となりました。

1937年にチャールズジェームズによってデザインされたイブニングジャケット

世界初ともいえる、女性向けのエレガントなダウンジャケットの原型ともいえるこのイブニングジャケットはイギリス出身のチャールズジェームズによってデザインされました。チャールズは、19歳にして帽子ショップをオープンするほどかなり早い時期からファッションの世界に進出しており当時のファッション業界ではディオールと比較されるほどでした。

1970年代初頭ノーマカマリがデザインした女性向けダウンコート

チャールズジェームズがダウンジャケットの原型をデザインし、ノーマカマリは実用性のある女性向けダウンジャケットをデザインしました。当時は、寝袋コートと揶揄されましたが。令和の時代でも、女性向けのダウンジャケットダウンコートしてモンクレール(Moncler)、カナダグース(CANADA GOOSE)、デュベティカ(DUVETICA)などからリリースされているのを見ると。この寝袋コートこそが、女性向けダウンコートの起源と言えます。

1980年代 若者の間でモンクレール(Moncler)ダウンジャケットが流行

1980年代半ばのミラノにて

モンクレール(Moncler)の歴史でもご紹介しましたが。1989年代、当時の名デザイナーのシャンタルトーマス(Chantal Thomass)の活躍によりモンクレールのダウンジャケットは若者の間で大流行します。そして、この時に開発、デザインされたダウンジャケットこそが現在のエレガントで洗練されたシルエットを持つ モンクレール(Moncler) ダウンジャケットの原型ともいえます。

詳しい モンクレール(Moncler)の歴史 は、こちらの記事にて創業時のモンクレールのエピソードから Remo Ruffini (レモ・ルッフィーニ) 氏による買収から世界展開までのストーリーをご紹介しています。

 ダウンとフェザーの違い、理想的な混合比

ダウンジャケットに使われている水鳥の羽毛について解説します。羽毛は「ダウン」と「フェザー」ン分類されます。

ダウンとは水鳥の胸の部分に生えている羽のことで芯がなく、やわらかい質感で空気を多く含む特性があります。一方フェザーはそれ以外の部位を占める羽で芯があり、弾力性があり型崩れしにくい特性があります。

空気を多く含むダウンが多いと保温性が高くなりますが、必要量を集めるには費用がかかります。また型崩れしやすいというマイナス面があります。そこでダウンとフェザーを混合して欠点を補う方法が主流になっています。

多いのはダウン70~90%、フェザー10~30%という混合比ですが、デザイや価格等を見合わせながら快適なものを見つけてください。

日本での歴史

via メルカリ

ダウンジャケットが日本で一般的になったのは1990年代だと言われていますが、前述の通り1970前代中盤に『ヘビーデューティー』というコンセプトが紹介されたことが始まりであったと考察されます。

サーフィンやスキーそしてジョギング、キャンプや登山など自然を相手にするスポーツやライフスタイルが流行し、そうしたシーンで使われる機能性の高いウェアやアイテムを普段の生活にも取り入れる傾向が強くなっていきました。

その一つが、アウトドアファッションと言われるもので、マウンテンパーカーやブッシュパンツ、ビーンブーツやクライミングブーツ、そしてダウンジャケットやダウンベストなどが普及していきました。

当時はスポーツブランドアウトドアブランドが手掛けるダウンジャケットだけでしたので、モコモコとしたシルエットを街で着ていると奇異な目で見られたと言います。

その後、国産スポーツブランドも手掛けるようになり、また外国製品も手頃な価格になったこともあって、90年代のアメカジブームに乗じて本格的に浸透していきます。

防寒着からファッションアイテムへの進化

モンクレールや DUVETICA(デュベティカ) というヨーロッパブランドの存在

ダウンジャケットが防寒衣料だけでなくファッションアイテムとして認識されるようになったきっかけはふたつあると思っています。

ひとつはモンクレールや DUVETICA(デュベティカ) というヨーロッパブランドの存在であり、もう一方はユニクロなどのファストファッションブランドの存在です。

モンクレールはフランスでテントやシュラフなどの登山用品を扱っていたブランドです。ダウンジャケットも昔から扱っていて日本でも紹介されましたが、アメリカブランドほど人気はありませんでした。しかし2006年miumiuやGUCCIでデザインを手掛けていたアレッサンドラ・ファキネッティをクリエイティブディレクターに迎えると、一気に世界的なブランドへと成長していきました。

上品な光沢が新鮮だったシャイニーナイロンを採用するなど洗練されたデザインが人気となり、また高額な価格設定も差別化となってダウンジャケットラグジュアリーなファッションアイテムとして浸透していきました。

ユニクロなどのファストファッションブランドの存在

そしてファストファッションブランドが手掛ける ダウンジャケット も大きなきっかけとなりました。価格が手頃でデザインやサイズ・カラーなどのバリエーションも広いので、年齢や性別を問わず普及していきました。複数枚所有することも可能なので、ファッションとしての幅が広がりました。

双方のベクトルは違いますが、ダウンジャケットなどの普及には大きな影響を残したのではないでしょうか。

インナーダウンジャケットの可能性

ダウンジャケット はアウターだけでなくインナーとして使われるシーンが増えてきました。またはじめからインナーとしての使い途を目的とした商品が増えてきました。

ヘビーデューティーというコンセプトが紹介された当初もマウンテンパーカーの下にダウンベストをレイヤードするという着こなしはありました。しかしインナーダウンという考え方はここ数年で一気に浸透するようになりました。

ユニクロでは羽毛容量の少ないウルトラライトダウンシリーズでジャケットからベストだけでなくカーディガンタイプもリリースしてします。軽い羽織りものとしてアウターから

部屋着としても使える汎用性が魅力です。価格も手頃なので複数枚使い分けることも出来ます。

またニットを組み合わせたものやファーとのコンビネーションしたデザインをリリースするブランドもあり、 ダウンジャケット の可能性が広がっています。

代表的なダウンブランド紹介

アメリカで誕生したダウンジャケットは、スポーツブランドだけでなくアパレルブランドが手掛けるようになったことで、進化していきました。

そもそも衣料というよりも道具(ギア)として開発されたこともあって、街着として用いるにはデザイン性に欠けた部分がありました。それはヨーロッパブランドがシルエットや素材を見直すことで改良されていきました 縫製や細部の見直しは日本製が真価を発揮しました。

本家アメリカ製だけでなく、ヨーロッパブランド、そしてジャパンブランドの代表格、その特徴などを紹介します。

 アメリカンブランド

エディー・バウアー(EB )(Eddie Bauer )

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ダウンジャケットの生みの親である エディー・バウアー(EB )(Eddie Bauer ) のダウンジャケットとしての機能を備えるだけでなく、時代にあった新しい価値観を提供してくれます。

ミリタリーウェアのテイストを加えたモデルも多く手掛けていて、その無骨さはデニムやチノパンといったアメリカンカジュアルからストリートカジュアルまで相性がいいと人気です。

カタログ通販で市場を拡大してきたことから、価格も手頃でサイズバリエーションも広く、年代、性別を問わない汎用性が特徴です。

クレセントダウンワークス(Crescent Down Works

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1974年、アン・マイケルソン氏がシアトルでスタートさせたブランドです。彼女は エディー・バウアー(EB )(Eddie Bauer ) で最先端のアウトドアファッションスポーツウェアに関する知識を得た後、様々なブランドでキャリアを積み、クレセントダウンワークスを立ち上げました。

自身もアウトドア好きであり、自然との共存・環境保護を大切にしていたため、製品づくりにおいても妥協することはありません。それは最高級のグースダウンを使用することであり、すべて手作りで仕立てることにつながっています。

クレセントダウンワークスは現在でも手作りを続けています。そのため生産性は低くく、価格も決して安くはありません。しかし真のユーザーなら、同ブランドのそうした姿勢を理解してくれるはずです。 長い付き合いになるダウンジャケットが見つかるはずです。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)

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寒くなると、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)のロゴがレイアウトされたダウンジャケットを多く見かけるようになります。そのためアウトドアファッションブランドだと思われがちですが、ノースフェイスが一番初めに製造した商品は、寝袋=スリーピングバッグでした。

1968年にサンフランシスコで創業した同社は、スリーピングバッグで信頼を得るようになります。 高品質なだけでなく、最低何度まで快適に使用できるかという「最低温度規格表示」を明記したことが話題となりました。

またほぼ同時期にダウンパーカの原形ともいえるシェラ・パーカを発売すると、その普遍的なデザインや機能性が評価され、多くのコピー商品を生み出しています。

現在ではウェアの占める割合がほとんどですが、テントやスリーピングバッグ、キャンプ用品やアクセサリーも作り続けていて、創業からのスピリッツを感じさせる製品を愛するファンに支えられています。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の創業からの歴史を詳しくご紹介しています。創業者ダグラス・トンプキンスの退任、事業の売却やスリーピングバッグ(寝袋)からはじまった高品質なモノづくり。また、今も世界中で多くのアウトドアフリークやファショニスタに愛用されるダウンパーカーやマウンテンジャケットの起源についてもご紹介しています。

ウールリッチ(WOOLRICH)

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創業は1830年、イギリス移民であった、ジョン・リッチがアメリカで初めての毛織工場を始めました。ひざ掛けやソックスなど自社製品を開発するようになると評価されるようになり、南北戦争では北軍にブランケットを製造したことで大きな需要を獲得します。これを機にハンター用のジャケットなど多くのウール製品を生み出していきます。

中でもバッファローチェックと言われる、赤と黒の大きな格子柄はハンター同士の誤射を防ぐために同社が1800年代半ばに開発したものです。このテキスタイルはウールリッチのアイコンとして浸透しています。

第二次世界大戦でもウールリッチ製品は需要を伸ばしました。原料調達から製品化まで一貫生産ができる会社として大きな成功をつかみます。

戦後はウール製品だけでなく、新素材との融合を目指すようになります。1970年代に発表されたアークティックパーカーは寒地用のワークウェアとして開発されたもので、その高い防寒性が大きな反響を獲得します。その後 ダウンジャケット も手掛け、新機能と老舗ブランドらしいノスタルジックなテイストを備えた製品が人気を得ています。

カナダグース (CANADA GOOSE)

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見かける機会の多いブランドです。1957年カナダの首都トロントで創業した老舗ブランドで、ウール素材を使ったベストやレインコート、スノーモービル向けのウェアを扱っていました。

大量のダウンを充填できる機械を開発したことから、様々な商品開発を手掛けるようになっていきます。カナダ国内北極圏で活動する人々のデータを収集し、南極でも耐えられる製品を開発。これが商品化されると「ビッグ・レッド」として長く親しまれるようになりました。

さらに同社パーカーを着たカナダ人登山家がカナダ人として初めてのエベレスト登頂を達成し、このパーカーが2000年に入って新たな商品としてラインナップされると大きな話題になりました。

同社は「メイド・イン・カナダ」に誇りを持ちは、全ての製品をカナダ国内で製造しています。細かいディテールは手仕事で仕上げます。使うダウンはすべてカナダ産のガチョウの毛を使っています。家禽産業の副産物として出たもののみを使い、製作方針を理解しあってダウンの製作を進めています。環境保全、動物愛護というポリシーを徹底しています。

またTEI(サーマルエクスペリエンスインデックス)という基準を設けていて、使用する 気温やシーンに応じた商品を選ぶことができます。数字が大きいものほど寒い環境にあった商品という設定になっています。

他にもシェラデザイン、パタゴニア、ロッキーマウンテンフェザーヘッドなど機能性を重視した製品がアメリカンブランドには多いように感じます。

ヨーロッパブランド

モンクレールMONCLER

https://www.pinterest.jp/pin/225320787590893915/

1970年代には日本上陸をしていましたが、当時はパタゴニアやノースフェイスなどアメリカンブランドが主流であったため、モンクレールMONCLER) に限らずヨーロッパブランドはややマイナーな存在でした、また当時はモンクレーと呼ばれていて、語尾のルは発音されないまま紹介されていました。

良質なキャンプ用品作りが有名でしたが、2006年にmiumiuやGUCCIでデザイン力を磨いたアレッサンドラ・ファキネッティがクリエイティブディレクターに就任すると、ダウンジャケットがファッションアイテムとして受け入れられるようになり、ブランドの知名度は一気に跳ね上がりました。

現在では ダウンジャケット だけでなく、ポロシャツなどの軽衣料やナイロン素材のアウターでもモンクレールMONCLER)人気が高まっています。さらに数年前から参入したニット製品の評判も上々で、スキーセーターを思わせるノスタルジックなデザインをビッグシルエットで着こなすのがクールだと注目されています。

DUVETICA(デュベティカ)

https://www.instagram.com/p/BL2nbUDjYRr/

モンクレールに在籍した経験を持つジャンピエロ・バリアーノ氏が中心となり、2002年にイタリアで設立されたダウン専業ブランドDUVETICA(デュベティカ) です。

歴史こそ浅いのですが、圧倒的なクオリティとシャイニーな素材使いや洗練されたシルエットで一躍注目されるようになりました。モンクレールとともにプレミアムダウンの人気を牽引する存在と言ってもイイでしょう。

DUVETICA(デュベティカ) は使用する羽毛の選別に妥協しません。フォアグラ用に飼育されたグレイグース(=がちょう)の胸元の産毛だけを厳選して使用しています。特別に育てられ、広大な敷地で育ったグレイグースの羽毛はトップクラスの品質です。もちろん不要な殺傷は避け、副産物として得られる羽毛だけを使っています。

その功績からフランスの規格協会から最高品質ダウンの証しである “キャトルフロコン”のマークを取得していて、ブランドネームの下に記載することを許されています。

またデザイン性の高さも人気を得る理由のひとつでしょう。さらに日本をはじめ各国のショップやブランドから別注品やダブルネームのオーダーを受けることで、より高いデザイン性を身につけることになりました。

HERNO(ヘルノ)

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スタイリッシュな軽量ダウンで有名な『ヘルノ』は、レインコートを製造するブランドとして1948年ミラノ北部の町、レザにてジョゼッペ・マレンツィが創業しました。すでに70年余の歴史あるブランドなのです。

ヘルノの最大の特徴はカシミアやビキューナなどの高級素材を惜しみなく使用することです。“クオリティは文化である”という信念を大切にし、エレガンスを追求し、目の肥えた顧客を満足させることでブランドの個性を高めてきました。

ダウンジャケットが注目されるようになったのは、2008年にニールバレットとコラボしたダウンジャケット発表してからです。 二―ルバレットらしいミニマムな雰囲気とイタリアメイドらしい高品質な仕上がりは、高感度な大人たちに注目されました。

細身なシルエットが身上ですが、着心地は至って快適でストレスを感じることはありません。立体的な裁断とストレッチの効いた素材、そして適度な容量のダウンが身体を包んでくれます。

スポーツブランドアウトドアブランドとは違う、大人顔のダウンジャケットを探しているならヘルノは外せません。

MooRERムーレー

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創業は1999年、ムーレーは裕福な大人をターゲットとしたアウター作りを始めます。そしてラグジュアリーな製品づくりにそった、厳しい基準を設定することで確かな支持を得ていきました。

ダウンジャケット 作りにも厳しい基準を設けていて、国際規格「UNI EN 12934」に準拠した最高級ホワイトグースダウンしか使いません。さらにそのダウンを包む素材も厳選し、ナイロン素材だけでなく高密度のウールを使うなどメンズファッションに精通する人々も驚かせています。

また各部のパーツ使いに違和感が無いように心がけていて、ボタンやジッパーなどはムーレーと限られたブランドしか使用できない、高級メーカーのものを装着するほどです。

ムーレーは2018年9月、世界第2号店を東京銀座にオープンさせました。創業からわずか20年足らずですがイタリアを代表するラグジュアリーブランドが発信する ダウンジャケット から目が離せません。

ヨーロッパにはアルピニストに信頼されるアウトドアブランドが多くあります。販路が限られるため知名度も低いものですが、個性あふれるデザインやモノ作りに定評があります。

スイス発のマムート、フランスメイドのピレネックスなどは洗練されたイメージが漂います。

  ジャパニーズブランド

NANGA(ナンガ)

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多くのアパレルブランドとのコラボが話題になったことから、オリジナル商品の人気が高まり、売切れ必死状態なのがNANGA(ナンガ)です。

創業は1941年、滋賀県米原市で国内生産にこだわったメーカーです。中心となるアイテムは、シュラフ(寝袋)でしたが、羽毛を使ったジャケット・パンツなどの登山衣料のクオリティが高く、アウトドア志向のファッション好きの人気を得るようになりました。

代表的なモデルはオーロラテックスを用いたダウンジャケットで、撥水性と透湿性に長けた多孔質ポリウレタン防水コーティング素材を使ったモデルです。国内で洗浄・精製された良質なダウンを充填したダウンジャケットは保温性も高く、他ブランドとの差別化を図りたい人々から注目されています。

高いクオリティを持ちながら、圧倒的なコストパフォーマンスも魅力です。デザイン違いで数枚使い分けるなど、活用範囲が広がります。

デサント水沢ダウン

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水沢ダウンは、スポーツブランドの『デサント』が岩手県奥州市(旧水沢市)の“水沢工場”で作られたダウンのこと指しています。デザイン性の高いスポーツウェアを展開する『デサント オルテライン』の中心的な存在となっています。

『デサント オルテライン』は“デザインはすべて機能性に従事したものである”というテーマを掲げていて、それにもとづき生まれたのが、水沢ダウンと言われています。

2010年のバンクーバー冬季オリンピックでは、日本代表選手団オフィシャルスポーツウェアとして採用されたことで一気に注目されるようになりました。

機能美を大切にするため、無駄な装飾は省かれています。シンプル過ぎるルックスは、切る人の個性を浮き上がらせてくれます。押しの強いストリート系ファッションにもすんなりハマります。水沢ダウンを羽織ることで、都会的なムードを手に入れることが出来るのです。

西川ダウン

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高品質なダウンジャケットで根強い人気の『西川ダウン』は、1566年創業の寝具メーカー『東京西川』と人気セレクトショップ『ナノ・ユニバース』のコラボレーションとして2012年に発表され、大きな話題となりました。

羽毛布団作りで培ったノウハウをダウンジャケットに生かすという発想は、最先端のファッションを提案するナノ・ユニバースの持ち味を融合することで思わぬ化学変化をもたらしました。高品質であり、高感度なダウンジャケットは、さらに控えめな価格帯も実現しました。

シックな印象のデザインが人気です。デニムなどカジュアルな組み合わせよりも、ウールパンツにチャッカブーツを合わせて都会的な雰囲気を楽しめるモデルが多くライナップされています。

モンベル(mont-bell)

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1975年に現会長の辰野勇氏が大阪市西区立で創業した、各種アウトドア商品を扱うブランドです。会長自ら体験したことや、アウトドア好きの社員の意見を生かした商品作りをしていて、“Light & Fast” “Function is Beauty”をコンセプトにテント、バックパック、寝袋、登山靴等を展開しています。

モンベル製品を専門に取り扱う「モンベルクラブショップ」を国内外で展開、アメリカとスイスにも現地法人を抱える世界に誇るアウトドアブランドです。

ダウン関連商品も各種展開していますが、インナーダウンというコンセプトを商品化し浸透させた功績は大きいと思います。

インナーダウンをウールジャケットの下に挟むことで、カジュアル感が一気に増幅します。タートルネックの上にカーディガンのように羽織ればワンマイルウェアとしてアクセントになります。

着こなしのバリエーションを広げるために、モンベルのダウンジャケット、インナーダウンを今季アイテムとして検討してください。

日本のスポーツブランドアウトドアブランド、例えばミズノやスノーピークからも高品質のダウンジャケットが販売されています。しかしユニクロが手掛ける ダウンジャケット には毎年新しい提案があるので気がかりな存在です。今期はどんなギミックがあるのか楽しみです。

 自然保護という観点~警鐘

https://yosoou-store.jp/?mode=f23

冬のアウターとして定着し需要が伸びる一方で、原料としての羽毛の枯渇を心配する声があります。

飼育日数の短い安価な食用水鳥が増産されるようになり、高級食用とされる昔ながらの水鳥の数が減っています。羽毛はその副産物なので、良質なダウンが供給されないという傾向にあります。需給と供給のアンバランス解消することが求められているのです。

また生きたまま羽根をむしられて殺傷される水鳥の様子がニュースになると動物愛護という観点からも警鐘が鳴らされています。

そこで注目されているのがリサイクルダウンという考えかたです。一定期間使用したダウンは、洗濯などによりバージンダウンと比べ初期の不純物がすでに取り除かれた状態になっています。そのため再び選別をすればより良質なダウンとして再利用することが出来るのです。ダウンの寿命は使いかた次第で人間の平均寿命よりも長いのだそうです。

また、ダウンを焼却処分する際に発生する二酸化炭素と、原産国から運ばれる輸送に関わる二酸化炭素の排出も抑えることができます。

ダウンに限らず、ウールをリサイクルする動きもあります。デザインが古い、飽きたなどの理由で処分する前に、もう一度使われるような工夫をすることがスマートでサスティナブルな生き方になってきました。

 まとめ ダウンジャケットとの付き合い方

https://www.snowpeak.co.jp/news/p20190116-1/

ダウンジャケッが開発されるまでの防寒衣料はウール素材や毛皮などで作られていました。保温性を高めるために未脱脂の素材を使うことがあり、自重は相当あったと想像できます。

軽く、しかも保温性の高い羽毛を使うことで運動量は格段に向上し、行動範囲も広がりました。暖かく快適に過ごせるようになったことは歓迎したいのですが、資源保全についても前向きに感がえる時期に来ています。

遮熱性の高い素材との組み合わせで羽毛量を減らすことも可能になっています。化学繊維との混合も検討中とか。もちろん羽毛のリサイクルも進めるべきです。

ダウン製品は機能性が高いのですから、ある程度高価でも仕方ないのかも知れません。高価だから大切に扱うことにつながります。一生モノを選ぶように吟味することが必要になります。

デザインやカラーリング、流行などに流されることなく自身の基準にあったブランドの、モデルを選ぶように心がけたいものです。

『秋服メンズファッション3選』コンバース(Converse)オールスター コーディネート特集 #着こなし達人バイブル Vol.6

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秋服メンズファッションの『着こなし達人バイブル』のVol.6は『コンバース(Converse)』のオールスターのロウカットからハイカットワンスタージャックパーセルまで秋服に最適なスニーカーコーディネート特集として コンバース(Converse)にフューチャーしてご紹介します。

大人のメンズファッションには、革靴だとばかり思っているあなたも是非今回のスニーカーコーディネート特集を見て。秋服大人メンズコーデコンバース(Converse)やナイキ(Nike)のスニーカーを取り入れてみてください。今までと違った雰囲気の大人のメンズファッションを楽しんで頂けるでしょう。

コンバース(Converse) スニーカーの魅力と良さ

コンバース(Converse)のスニーカーは、もともと世界で一番の流通量を誇っていた世界一のシューズ・スニーカーブランドでした。今や、ナイキ(Nike)にその座を取って代わられ2007年には米コンバースは買収され実質ナイキ(Nike)傘下となりました。

どんな大人メンズファッションにも合わせれる万能性

コンバース(Converse) は、オールスターもワンスターもジャックパーセルもどれもそうですが。しっかりと足元に、コンバースらしさを印象づけてくれるんですが。主張しすぎないその存在感が、秋服冬服大人メンズファッション のボトムス、アウターのジャケットなど組み合わせるアイテムを選ばないという点です。

スエードレザージャケット✕チノパン✕コンバースで大人な秋服コーデ

コンバース(Converse)オールスターのロウカットです。あまりというか、コンバースを履いたことが無い方にとってはカジュアル過ぎて子供っぽくなりすぎんじゃないかという心配があると思います。そんなときは、是非『レザージャケット』使いをうまくコーデに活かして下さい。

こちらのコーデでは、グリーン系のスエードレザーのジャケットに、白Tシャツとチノパンで秋服コーデらしいカラーリングながらも要所に白・ホワイトがTシャツにコンバースとチョイスされているので重すぎない清潔感がありまとまりも非常に良いです。

大人でもオーバーサイズ使いをうまく取り入れよう!

ちょっとこれは極端すぎるオーバーサイズですが。下の秋服コーデ写真ぐらいのインナーのサイズ感で、敢えてのオーバーサイズとショート丈のジャケットやアウターを合わせるのも大人ストリートファッションって感じでいい感じです。

大人のストリートファッションはオーバーサイズ使いで

このコーデで、コンバースをあわせる際にはロウでもハイカットでもどちらでもOKですが。ボトムスのデニム・ジーンズやチノパンの丈感だけ注意しておけばバッチリですね!

秋服メンズファッションは、カーキシャツ✕色ものビーニー・ニット帽✕白コンバース

子供の運動会や、秋の紅葉シーズンでアウトドアな動きやすいカジュアルスタイルコーデも1つは引き出しとして持っておきたい大人秋服にこちらのカーキシャツコーデはおすすめです!

コーデのポイントは丈感とビーニー・ニット帽 !

この秋服メンズコーデのポイントは3つあります。1つ目は、シャツやボトムスのスラックスの丈感ですね。ジョガーパンツなどでもOKですが。ストリートファッションやカジュアルすぎるコーデよりも、大人っぽさを残したいという方にオススメなのがアンクルパンツですね。もちろん、スキニーデニムなどでもOKです。

出来れば写真の秋服コーデのように、白のコンバースハイカットを合わせて頂くことで足元からのラインをより綺麗に魅せてカジュアルだけど綺麗さ洗練された感も残すことが出来ます。

色物ビーニー・ニット帽

大人秋服コーデは、シックでモノトーンな色使いのなかにエッジの効いた差し色をMIXさせることでワンランク上の メンズファッション に仕上がります。この ビーニーニット帽 のように、ワンポイントの色味が入るようなカラーを選ぶとGOODです。

ここで コンバース(Converse)のちょっとトリビア

マイケルジョーダンはエアジョーダンよりアディダスやコンバースを望んだ!?

少しだけコンバースのというか、NBAバスケットボールの神様・レジェンドのマイケルジョーダンのトリビアをご紹介したいと思うのですが。もともとナイキ(Nike)と契約した当初は、エアジョーダンをダサいと思っていてコンバースやアディダスのデザインの方が良いとまで思っていたんです。

もちろん、その後は皆さんご存知のようにナイキ(Nike)のレジェンドシューズデザイナーであるティンカーハットフィールド氏によるエアジョーダンを含め、リデザインによる進化からエアジョーダン1を含め、数多くの伝説的なスニーカーシューズを生み出している。

マイケルジョーダンもデビュー時はコンバース!?

ノースカロライナ州 にいた1984年のNBAデビュー当時のマイケル・ジョーダンが愛用した コンバース(Converse)のバッシュです。ちなみに、価格は200000ドル(約2100万円)で取引されました。

大人の秋服メンズコーデはミリタリーシャツ✕黒コンバース オールスターで決まり!

秋服で是非取り入れてほしいのが、ミリタリーシャツです。 ミリタリーシャツ なんて着たこと無いって方もいる方と思いますが。デザインも色々ありますので、白シャツをインナーにシルバーのウォレットチェーンや、Chrome Hearts(クロムハーツ)の指輪リングなどシルバーアクセサリーを合わせるとよりコーデがまとまります。

このコーデでは、キャップや ビーニーニット帽 などの被り物やサングラス、眼鏡メガネなど合わせるとシンプルで野暮ったくなりがちな ミリタリーシャツ をお洒落にまとめることが出来ます。

秋服コンバースコーデはデニム✕白シャツ✕色物メンズ靴下・ソックス

秋服だけじゃなく、冬服メンズコーデでも、この組み合わせは非常にシンプルで楽ちんだけどお洒落上級者にも見えます。まずは足元は、出来ればコンバース ホワイト・白色のハイカット。そして、色物・柄物のメンズ靴下ソックスで敢えて靴下を見せて『デニム✕コンバース✕靴下』の黄金比率コーデの完成です。

仕上げは、トップスの白シャツです。丈感は、ボトムスのデニム・ジーンズのサイズ感に合わせてタイト目、ややゆったり、オーバーサイズと調整して下さい。めちゃくちゃシンプルな秋服コーデなので物足りないって方は、Chrome Hearts(クロムハーツ)のリング指輪、ブレスレット、バングル、ウォレットチェーンなどの小物使いでアクセントを付けるのもGOODです。

【秋服 メンズミリタリーファッション】ミリタリーワークパンツとコンバース✕デニムジャケット

秋服冬服ミリタリー要素を取り入れたミリタリーファッションはキレイめながらも『男らしさ』をMIX出来るお洒落な大人メンズファッション には必見のコーデスタイルです。ミリタリーワークパンツのミリタリー要素の強弱をうまく調整することでよりミリタリー感の強いワイルドで無骨な大人メンズコーデになるか、キレイめで洗練された大人ミリタリーファッションにできるか遊べます。

色味、カラーを変えるだけでまた違ったミリタリーファッションを楽しめる。

ミリタリージャケットシャツの、色味カラーリングをグリーン系からブラウン系に変えて上げるだけで全く違うファッションを楽しむことも出来ます。このコーデでは、コンバース オールスターのブラック・黒色とビーニーニット帽のブラックを合わせてまとまりある大人秋服ストリートファッションの完成ですね。

黒のニット帽✕青のカットソーシャツ✕ミリタリーパンツ✕紫のコンバースの組み合わせでカラフルさを演出!

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シャツで落ち着いた印象を与え、ミリタリーパンツのカーキとコンバースパープルの組み合わせで全体的にメリハリ感が生まれます。帽子は黒のニット帽で決めましょう。

黒のジャケット✕白シャツ✕デニム✕白のソックスのオーソドックスでクールな印象に!

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黒のジャケットと白シャツ、白のハイソックスとコンバースブラックを組み合わせることで色のコントラストがハッキリしシンプル感が増します。

黒縁メガネ✕白シャツ✕ベージュのシャツ✕デニム✕白のコンバースは知的感を漂わせる!

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ベージュのシャツとデニムの組み合わせは学生にオススメするスタイル。細身のデニムでスマートさを際立たせます。コンバースは白もしくはベージュにしましょう。フレッシュな感じになります。

白シャツ✕ベージュパンツは秋の陽気にピッタリのコーディネート!

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夏が過ぎたとはいえ、時々暑さが戻ってくることもあるので、トップスを白、ボトムスをベージュにして爽やかさを際立たせます。白のコンバースは日差しに映えていい塩梅になります。

黄色のニット帽✕黒シャツ✕黒チノパンツ✕青のコンバースでスッキリした印象に!

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上手くコーディネートしたいけどあまり自信がない方はトップス、ボトムスともに黒で固めてみるのもあり。アクセントとして黄色のニット帽など明るい色を加えると、いい具合に対比が強調されます。靴はアクセントとして青のコンバースにしましょう。

水色のパーカ✕黒のハーフパンツで秋の静けさを表現する!

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秋の心地を感じながら少し散歩しようかなと考えている方には、パーカとハーフパンツでカジュアル感を出してみましょう。派手感を抑えたいのであれば、青と黒の組み合わせがオススメです。白のコンバースは他の色の邪魔をしないので違和感を感じさせません。

Tシャツ✕デニム✕コンバースハイカットは鉄板!

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夏服では?と思われたあなた、デニムは汗をかくと汚れるし、かといってあまり洗濯すると色落ちするなど扱いに困ったことはありませんか?湿気の少ない爽やかな秋の日にこそデニムの出番です。靴はデニムの色に近いコンバースハイカットにしてさり気なさを演出します。

縞シャツ✕黒パンツでピュアな感じに!

ボーダーシャツと黒パンツは純朴なイメージがあります。夏服のようなイメージがありますが、日の差す暖かい日にはピッタリのコーディネートです。これにベージュのコンバースを合わせると見事に調和がとれます。

黒のハット✕黒縁メガネ✕黒Tシャツ✕黒デニムで気品さとカジュアル感を両立!

「普通のカジュアルに飽きた」「もうちょっと知的さをだしたい」そんな方には、次のファッションはどうでしょうか?黒のTシャツと緩めのデニムがカジュアル感を出す一方、対する黒縁メガネと黒のハットは知的さを演出します。コンバースはデニムの色と同じにしましょう。

白シャツ✕黒のタイトのパンツで時間をかけずにコーディネート!

何を着ていこうか迷っているあなたは、白シャツと黒のパンツでシンプルに決めてみるのもいいでしょう。黒と白の組み合わせは失敗が少ない上に、急なお出かけにもすぐに対応できます。コンバースパンツに合わせて黒にしましょう。

デニムジャケット✕黒のタイトなスキニーデニムでワイルド感を強調!

ワイルドさに自信のある方はTシャツの上に色あせたデニムジャケットを着て、タイトな黒のスキニーデニムをはくとカジュアルとワイルドの相乗効果が期待できます。白のコンバースパンツの黒とみごとな対比になっています。

ボーダーシャツ✕ベージュのパンツ✕白のハイソックスで日常感を演出!

もうちょっとラフな感じでいきたいと思うあなたには緑の縞シャツとベージュのゆるめのパンツなんかどうでしょうか。部屋着っぽいけどこのまま外出しても違和感がないファッションになってます。そして白のハイソックスと黒のコンバースは日常感を出すのに一躍買っています。

暖色系のジャケット✕ゆるめのパンツで秋らしさを演出!

一見野暮ったく感じるかもしれませんが、トップス、ボトムスを暖色にすることで秋らしく親しみやすいとも言えます。靴はグレーのコンバースにすることで色が悪目立ちすることがありません。

ジャケット✕カーゴパンツの意外性でクールに決めよう!

少し寒い日は紺のシャツの上に同色のジャケットを着てシックに決めてみましょう。ボトムスはタイトなパンツもしくはハーフパンツがルックス的に合っていると思いますが、そこはあえて紺のカーゴパンツにしてストリート系の雰囲気を出してみましょう。靴も黒のコンバースハイカットで他と色を合わせましょう。

サングラス✕黒のセーター✕黒のデニム✕水色のコンバースハイカットは最新ちょいワルの方程式!

上品な感じにしたいけど、少しワイルドにもしたいという方には少しゆるめのセーターと細身のデニムでメリハリをつけてみてはどうでしょう。見事な逆三角形の出来上がりです。靴は水色のコンバースで意外感を演出してくれます。さらにアクセントとしてサングラスをかけてワイルド感を出しましょう。

【2019年最新】オールデン(Alden)タッセルローファー 全モデル&コーデ特集

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オールデン(Alden)のタッセルローファー(Tassel Loafers

オールデン(Alden)タッセルローファーブランドの代名詞とも言える程の定番商品だ。国内の大手セレクトショップでも幅広く取り扱いがあり、別注モデルも多数あるだろう。現在アメリカ本国で展開されているモデルも当然別注モデルが多く存在しており、残念ながら日本国内では入手ができない非常に希少なモデルも存在する。

ここではオールデン(Alden)で正式に取扱われている タッセルローファー 達を最初に紹介していこう。

コードバンモデル

  • 563 カラー8シェルコードバン
  • 664 ブラックシェルコードバン

出典:Alden of New England

ラスト(木型):アバディーンラスト

カーフスキンモデル 

  • 561 ダークブラウンカーフスキン
  • 660 ブラックカーフスキン
  • 662 バニッシュドカーフスキン (明るめのブラウン)
  • 663 バーガンディカーフスキン

出典:Alden of New England

ラスト(木型): アバディーンラスト

スウェードレザーモデル

  • 666 ブラウンスウェード

出典:Alden of New England

ラスト(木型):アバディーンラスト

最初のタッセルローファーは『スウェードレザーモデル』

出典: Ealdwineraleigh

起毛感のあるスエード(スウェード)レザータッセルローファーはオールシーズンの活躍が見込める事だろう。何よりコードバン程デリケートな素材を使用している訳でもなく、雨の日でもラバーソールに張り替えて置くことで気軽に使用できるのが魅力的だ。カジュアル色が強い為、ビジネスでの使用は避けたいところだが多くのファッションコーディネートで強い味方になってくれるローファーの1つであることは間違いない。

また、カーフスキンよりも履き皺が出にくいのも特徴の一つだ。コストにも優れており、場合によってはカーフスキンを使用したモデルよりも2割程プライス面で優れている場合もある。スエード(スウェード)レザーは靴に限らず、アウターや鞄でもエントリー向けの素材なので是非一度は手に取って欲しい。

春はノームコアスタイルがトレンド

近年のトレンドスタイルでは、ノームコアなどの絶妙なサイズ感と色使いを意識したシンプルな装いが定番化しており、分かり易い例では大手ファストファッションブランド『UNIQLO(ユニクロ)』のデザイナーズライン『Uniqlo U (ユニクロ ユー)』などが筆頭だろう。

オールデン(Alden)タッセルローファー はノームコア系ファッションなどのシンプルな装いで大きく貢献できるエレガンスを秘めている。パステルカラーといった淡い色が主体となる春先のコーディネートに、大きく遊びを効かせる事ができるのは魅力的だ。

気取らないシンプルスタイルがウケ抜群

出典:WEAR

シンプルなドレスシャツに黒のテーパードボトムスと、 タッセルローファー を合わせただけという非常にシンプルなスタイリングが目を引くコーディネート。春や夏は寒暖の差が激しい時期なので、スプリングコートやジップアップのパーカーのようなライトアウターなどがあると良いだろう。

タッセルローファー のタッセル(飾り)は飾り気の無いシンプルスタイルにアクセントとして優秀だ。ラフにボトムアップを施して足首を晒すだけで大人の男性としての色気を出せる。ここで過度なアクセサリー類を身に付けてしまうと途端に”胡散臭さ”や”成金感”といった嫌味感が出てしまうので注意しよう。

このコーディネートそのものはとてもシンプルな印象だが、白シャツと黒ボトムスの組み合わせはモノトーンな配色がドレス寄りの印象を与えるので、チープカシオでカジュアルダウンしてあげると前記の嫌味が少なく女性受けは良いかもしれない。

さりげなさがハイレベルなモノトーンコーデ

出典:Pinterest.jp

こちらも先程と同様に飾り過ぎないシンプルスタイル。このコーディネートのポイントは誰が見ても嫌味にならない様、”さりげなく”ラグジュアリー感の強いアクセサリーを着用している事だ。秋や冬でも活躍する定番の綿素材テーパードボトムスは季節感の引算をするかのようにクシャっとボトムアップした。

少し独自なカッティングシルエットが特徴のカーディガンがモード感すら漂わせているが、 個性的なアイテムが逆に癖の非常に強いラグジュアリーアイテム達への視線を逸らして、さりげなさを演出するのに一役買っている。また、ボトムアップによるタッセルローファー の見せ方もテクニカルだ。

コーディネートへのテクニックが非常にハイレベルに纏まっており、工夫をする事で普段使いの難しいアイテムも個性の一つにできるオシャレの見本とも言えるスタイルだ。

春に履くべきタッセルローファー

出典:BROGUE
  • シェルコードバン(563、664)

ホーウィン社製シェルコードバンはキングオブコードバンと言っても良い美しさが出ている。このコードバンはエイジングによる経年変化でより一層輝きを増すが、春の陽気に照らされたコードバンのは紳士の足元に相応しい厳格さを備えている。しかし、 タッセルローファー である事がスーツではなく、カジュアルスタイルに合わせられる理由に他ならない。

オールデンは高級紳士靴の代表格だが、太陽の下に誇らしく輝くコードバンはそんな事すら忘れさせ、一度外を歩けば道行く人々の視線は間違いなく釘付けになるのではないだろうか。春にこそコードバンの”相棒”で外に繰り出してみて欲しい。

夏はビーチ感がマストなサマースタイル

夏にこそチャレンジしたいビーチスタイルには、適度なヌケ感と清涼感がコーディネートに求められる。生憎 タッセルローファー にはコーディネートをドレスアップしてくれる要素が強い為、アイテムの配色と素材感を意識するだけで二つの条件を簡単に満たせる。主軸となる色はパステルカラーをおすすめしたい。

夏の風物詩、アロハシャツといったアイテムとの組合せもとても面白い物になるだろう。夏はコーディネートの基本であるカジュアルとドレスのバランスを意識するのではなく、ドレスとビーチ感のバランスを意識するだけで上品かつ大人なスタイルを構築しやすい。

古着とローファーで都会的なリゾート感を演出

出典:WEAR

古着のアロハシャツローファーが目を引く何ともモダンなサマースタイルだ。夏にありがちな主張の激しい過剰なアクセサリー類も着用せず、アクセントとして調和しているのは評価したい部分だ。古着のアロハシャツは基本的に一点物扱いなので、オールデンのラスト(木型)同様自分の趣向に合ったデザインを見つけたら是非入手して欲しいが 、 出会いもあれば別れも然り。

日本好みのモノトーンを基調にした色使いの為、モード寄りの空気も感じるところだが、短パンハーフパンツとアロハシャツの柄、インナートップスにオフホワイトカラーのTシャツという組合せでリラックスしたスタイリングを表現している。

夏に相応しいナチュラルカラーのジャケパンがラフスタイリング

出典:Pinterest.jp

地中海を彷彿とさせる明るい色遣いのジャケパンスタイルが非常にイタリア人らしさ全開だ。このラペル幅が狭いスポーツ感のあるテーラードジャケットは『eleventy(イレヴンティ)』や『LARDINI(ラルディーニ)』のようなカジュアルスーツを手掛けるメーカーらしさを感じられる。

イタリアのスーツは近年スポーツテイストのあるスーツがトレンドであり、 タッセルローファー が良く映えるコーディネートが作りやすいのだ。このコーディネートでは日本の夏では考えられないようなインナートップスを着用しているが、速乾性の高いポケット Tシャツ でアレンジしてしまっても問題ない。

テーラードジャケットとハーフパンツの組合せは、高級リゾートの紳士らしさが引き立つ合わせ方だが、日本国内では少々エレガント過ぎるのでカジュアルアイテムでドレスダウンしても良いだろう。

夏に履くべきタッセルローファー

出典:BROGUE
  • スウェードレザー(666)

スエード(スウェード)レザー 特有の素材感が太陽光の過度な反射を抑える事で、 タッセルローファー そのものが悪目立ちせずにコーディネートの全貌を一つのスタイルとして見られやすい為、纏まりのあるスタイリングとして評価されやすい。また、スリッポンタイプであるので非常に脱ぎ履きが楽な部分も参考にして欲しい。

メンテナンスが比較的簡単な事、プライスから見て他のモデルに比べると入手が容易である事も加味すれば タッセルローファー は自ずとオールデンの入門用としての価値も高い。

秋は色使いを駆使したカジュアルコーデを意識

気温が下がり始めると、ニットの類やスウェットシャツなど軽く羽織れるアイテム達が活躍する頃だろう。モノトーンコーデなどの色合いが薄い配色のコーディネートが広く普及しているこのご時勢だ。一通りコーディネートをスタイリングしてみたものの、何となく地味な印象になりがちな事も多い。

オールデンのシューズ達はそんな地味な印象すらドレッシーに格上げしてしまう魅力的なマテリアルだ。しかし、それだけでは靴に着せられている印象が強くなりがちなのも事実。コーディネートの印象が薄くなりがちな秋や冬にこそ、敢えてアイテムの配色に気を使うべきだろう

ブラウンのテーパードボトムスがデニムを格上げ

出典:WEAR

LACOSTE(ラコステ)』の美麗シルエットが目に刺さるテーパードボトムスがデニムジャケットと タッセルローファー のバランスを上手く融合させており、明るめのブラウンという古き良きアメリカのワークスタイルを思わせるカラーデザインが秋にピッタリだ。

首元のネッカチーフとソックスの色を合わせて、主張が強い色合いのボトムスを中和させるように気を遣っている所は日本人らしさを感じるテクニックだ。気取らず、主張し過ぎないのは街に上手く溶け込めるコツでもある。

ベージュジャケットデニムの合わせ方がスポーティー

出典:Pinterest.jp

適度なウォッシュの入ったストレッチデニムとコットン素材のテーラードジャケットが典型的なイタリアンカジュアルなスタイリング。カフェでジャケットを脱ぐと、インナートップスのダンガリーシャツとデニムパンツでかなりワークテイストになるが、ネイビーベストを合わせる事で途端にイタリアの伊達男色が強く表れる事だろう。

足元のスウェード素材の タッセルローファー が何ともニクイ合わせ方だが、アイテム選びの卓越したセンスがドレス感よりもスポーティー感を強調している。秋コーデのナチュラルカラーとしても活用できるベージュのテーラードジャケットは夏の季節でも十分活躍できるマストアイテムだが、もし日本の秋に活用するのならば季節感を強く主張できると良いかもしれない。

秋に履くべきタッセルローファー

出典:BROGUE
  • カーフスキン(561、660、662、663)

オールデン(Alden)タッセルローファー で展開されているモデルの中で、カーフスキンは最もオイルを含みやすいモデルだろう。癖のない艶感とスタンダードな合わせやすさが特徴で革靴と言えば、カーフスキンを使用したモデル全般を指す事になる。手入れについても基本的に日頃のブラッシングと、シーズンの切り替わりに古い油分を新しいクリームで入れ変えるといった簡単なメンテナンスで十分だ。

また、幅広く普及している素材でありながらも、オールデンに卸される革質はハイグレードなマテリアルばかりなので安心して購入できるクオリティだ。秋には画像の『 662 』 レンガのような色が 特徴的なオールデンが差し色になりそうだ。

冬は素材感が出やすいアイテムと

近年ファストファッションブランドが、化学繊維をふんだんに使用した防寒インナーとも言えるようなシャツを多く展開している。一枚着るだけで過ごしやすさに極端な差が出るこのインナーの機能性のおかげで、コーディネートの幅が非常に広がったとも言える。例えば、冬の定番ざっくりと編み込まれたニットは、素材の雰囲気も相まって暖かさを全面にアピールできるベースアイテム。

しかし、糸と糸の隙間が大きく冷たい風・寒気が入り込みやすい欠点も存在している。こういったクラシックなアイテムは作りの性質上、風・寒気に弱いアイテムが多いので素材感と作りで 『 暖かさ』を主張できるアイテムには防寒インナーで対策をしたいところだ。クラシックな顔立ちのウィンターアイテム達とオールデンは完成された組合せなので見逃せないポイントになる。

デキる男は足元が控え目、カラーニットを主役に

出典:WEAR

伝統的なニットアイテム作りを得意とする国内ニットブランドgim(ジム)』から、ボリューム感のあるノルディック柄セーターが毛糸特有の暖かみを主張しているコーディネート。ボトムスは季節感の意識と外の寒気を防ぐ事ができるウールライクのボトムスだ。キモになるのやはり”素材感”

一見すると寒そうにも見えるが、良く目凝らせば暖かそうといにも見えるスタイリングはニットの色使いがそうさせている。 タッセルローファーも冬には寒そうなイメージが付き物だが、このスタイリングのようにウール系のボトムスでスリッポンタイプにありがちな露出する足首を隠してしまうのもアリ。

評価したいのは帽子のみに黒アイテムを使用して、オシャレの根幹となる全体のカラーコーィネートから逃げていない所だ。色合いがはっきりとしたカラーニットは単体での合わせ方に少し迷いが出るものだが、 タッセルローファー の主張を控え目にした中で 上手く主役へと昇華させている。足元のさり気ない タッセルローファー も十分こじゃれた空気を出せている。

個性アイテムが光るヨーロピアンスタイル

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ウール生地にチェックの切替が非常に個性的なコートが主役。インナーとボトムスを黒・グレーといったダークトーンにする事で、柄の切替が個性的なコートでも色合わせが上手くいっているようだ。フォルムやシルエットが特徴的なデザイン性の強めアウターでも タッセルローファー は合わせやすい。

天然素材ではなく、アクリルなどの化学繊維が混紡されているコート特有のごわごわ感はマイナスイメージが先行しがちだが、ニットの素材感を大きく主張する事が出来る。

冬に履くべきタッセルローファー

出典:BROGUE
  • シェルコードバン(563、664)

厚着や重ね着で配色が疎かになりがちな冬には足元でコーディネートそのものをカバーできるシェルコードバンモデルの タッセルローファー が活躍できる。また、カーフスキンのモデルでも”鏡面磨き・ハイシャイン仕上げ”といったテクニックで磨き上げる事で代用する事もできる。

アクセントが欲しい時や地味な配色で面白味がない時には、オールデンの輝きでドレスアップしてしまおう。

SNSで見るタッセルローファーコーデ

ここからはSNS等でアップされているタッセルローファーを使用したコーディネート術をInstagramから紹介していこう。

クラッシックなイメージが強く、大人の空気感の漂うセレクトショップの老舗TOMORROWLAND(トゥモローランド)』からオリジナル商品であるストレッチの利いたセットアップとタッセルローファーの組合せ。TOMORROWLANDは多くのセレクトショップの中でも世界的に実力のある職人を抱えたブランドアイテムを多く取り揃えており、セレクトショップオリジナル商品のディテールもイタリア製のアイテムと遜色無いクオリティを誇る。

セットアップとタッセルローファーの組合せもビジネスカジュアルを主体としたコーディネートでは鉄板だ。モノトーンにまとめる事で都会的な印象を与える事ができる。

こちらも国産のコットンを使用したセットアップとの組合せだ。このセットアップはオーダースーツなので普段使いから、ビジネス用途まで幅広くヘビロテできるだろう。