【Tricker’s/トリッカーズの歴史】老舗ブランドの成り立ちや魅力を徹底解説

♯【Tricker’s/トリッカーズの歴史】長年にわたり愛され続けるTricker’sの軌跡・ロイヤルワラント授賞ブランドとしての魅力をご紹介

世界中で多くのファンを虜にしているシューズブランドTricker’s/トリッカーズ。2019年には創業190年を迎え、世界で2番目となる単独店舗青山にOPENさせるなど、その発展は留まる事を知りません。数多くあるシューズブランドの中でも、特に知名度も高く魅力的なトリッカーズ。愛用している著名人も多くいるトリッカーズの歴史や文化をご紹介いたします。

1829年設立の老舗シューズブランド

社名RE Tricker Ltd. [Tricker’s(トリッカーズ)]
本社所在地ロンドン
創業者ジョセフ・トリッカー
現CEOマーティン・メイソン
URLhttps://www.trickers.com/uk/
店舗世界で2番目となる単独店舗・東京青山に2019年4月25日OPEN

成り立ち

1829年設立
1840年ノーザンプトンの靴の需要が一気に高まる。当時1,824のシューズメーカーがある、トリッカーズはその中の一つ
1848年義理の息子ウォルター・ジェームズ・バールトロップがわずか7歳にして、トリッカーズの現在のカントリーブーツの原点ともいえるブーツを試作
1904年ノーサンプトンのセントマイケルズロードの最新工場が稼働開始。グッドイヤーウェルトマシンを導入。
1925年ジャーミンストリート87番地に最初のロンドン店をOPEN
1926年繰り返し行ったモデルチェンジの末、現在親しまれているカントリーブーツのデザインが決まる
1937年ジャーミンストリート67番地に店舗移転
1989年ロイヤルワラント授賞
2019年創業190周年。東京青山に日本初の店舗OPEN

英国・ノーザンプトンから生まれる最高の靴

1892年 創業者ジョセフ・トリッカー紳士階級向けのを製作する会社を設立しました。創業当時から卓越した製造品質と耐久性に定評のあったトリッカーズ。農場や不動産所有者向けのカントリーブーツは瞬く間に広がり、強度や防水性など、実用的な面が多くの人に支持されていました。

トリッカーズの靴は、昔から現代にいたるまで、ノーザンプトンの工場で一つ一つ丁寧に作られています。1つのシューズを製作するのにかかる時間は約8週間!しっかりとこだわり抜いて作られるシューズはまさに完璧の一言です。

今では世界43か国以上で流通しているトリッカーズ。カントリーブーツ、ウィングチップ、ワークブーツなど様々なデザインが支持され続けています。また、トリッカーズは最初は非常にが固く、擦れをおこすのも当たり前とさえ言われるほどです。しかし、数年履き続けるうちに、フィット感やホールド感が増していき、自分だけの特別なになる瞬間があるんです。

この馴染みは他ブランドでは味わうことが出来ないほどで、多くのファンを虜にしている魅力の一つでもあります。さらに経年変化による表情の違いは、世界が認める美しさを誇り、多くの革靴愛好家たちを唸らせてきています。創業当時から現在に至るまで、品質を落とすことなく最高のものを作り続けているトリッカーズ。職人のこだわり、熱意がこもった素晴らしいアイテムをぜひチェックしてみてくださいね。

ベンチメイド製法

トリッカーズは靴を作るうえで実に260個もの工程があります。一般的には、工程により場所や職人を分けて作成するのが普通ですが、トリッカーズのベンチメイド製法では、一人の職人が最後まで作り上げるという手法を採用しています。そのため、職人により責任感や最高の技術が集約した奇跡のアイテムともいえますね。

個体別で雰囲気に差があるといわれるトリッカーズのアイテムには、このベンチメイド製法の影があるのかもしれません。職人によるちょっとした癖や製法の違いが反映されるので、それもまた手作りシューズの醍醐味となっています。

代々続く最古の家族経営

ブランドとしては非常に珍しいのが、創業から現代にいたるまでの「家族経営」ではないでしょうか。一族で守り続けているブランドだからこそ、長年の伝統を失うことなく、今なお一流ブランドとして輝き続けているのかもしれません。

現在は5代目になり、新しい技術などを取り入れつつも、トリッカーズらしさを消してしまわぬよう、しっかりと昔ながらの製法なども重視した製作を続けています。妥協を許さない職人の最高技術と、良質で誠実な素材を使用することにより、多くの人々に信頼されているトリッカーズは、一族の信念が込められたブランドと言えるでしょう。

1904年・最新の工場を開業

ノーザンプトンにあるトリッカーズの工場は、20世紀の変わり目に、ウォルタージェームズバールトロップがニューヨークへの買い付け旅行から戻った際に、グッドイヤーウェルトマシンを導入しました。

1829年の創業以来、全てを手作業で行うよりも、マシンを使用することによりさらにスマートで良くできたアイテムを作り出すことが出来るようになりました。このマシンの導入によって、同じステッチでアンダーソールを取り付けることなく、インソールのアッパーを縫うことを可能にしました。この工場ですべてのトリッカーズのアイテムが作られており、「100%ノーザンプトン」を曲げることなく今も続いています。

ヴィクトリア女王治世中の電化

1877年から1901年の間、政治面だけでなく経済や文化、科学など、あらゆる分野での成果を上げたヴィクトリア女王。この時代の事柄などは「ヴィクトリア朝の〇〇」と言われるほど代表的です。そんなヴィクトリア女王の治世中、様々な電化がすすんでいき、英国は一気に発展していきました。

導入したグッドイヤーウェルトマシンは、効率や結果で成果を上げ、その結果トリッカーズはノーザンプトンの他業者から一線を画した存在へとなっていきました。ヴィクトリア女王は色々な国の文化や技術を多く取り入れていましたが、もしもヴィクトリア女王がいなければこうしたマシンの導入もなかったかもしれませんね。

1989年・チャールズ皇太子から授かる王室御用達「ロイヤルワラント」

「ロイヤルワラント」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?王室御用達を意味する言葉で、この称号を授かった企業は、王室に対してサービスや商品提供を許される由緒ある称号になります。

今現在はエリザベス女王、その夫であるエジンバラ公、そして息子のチャールズ皇太子の3名のみが与えることのできる称号で、企業にとってこれを受けるほど名誉なことはありません。ロイヤルワラントを授かると、王室への提供だけではなく、「ロイヤルワラントを授かった」という事実が多くの一般の人への信頼にも繋がるため、宣伝効果も抜群です。

トリッカーズも、その品質やデザイン性、実用性が認められ、チャールズ皇太子からのワラントを1989年に授賞しました。また、2019年に190種年を迎えたトリッカーズは、ノーザンプトンの工場で記念銘板を発表しました。その際、チャールズ皇太子も来賓として訪れました。「190周年おめでとうございます。このような高度に熟練した技術を見るのは非常に素晴らしい経験です。今後も何年も続けていただければ幸いです。」とお祝いの言葉を述べています。

きっかけは「故ダイアナ妃」

チャールズ皇太子がこれほどまでにトリッカーズをご愛顧しているのは一体何がきっかけだったのか。それは、故ダイアナ妃が関係しています。実は、元々トリッカーズの顧客として数々のアイテム愛用していた故ダイアナ妃。ダイアナ妃の実家はノーサンプトンの近くにあるため、代々トリッカーズの顧客としてダイアナ妃だけでなくそのご家族もトリッカーズを愛用していました。

その故ダイアナ妃がチャールズ皇太子にすすめたのがルームシューズです。トリッカーズのアイテムを非常に気に入ったチャールズ皇太子はその後、ドレスシューズやカントリーブーツ着用していきました。履き心地やデザインなど、全てにおいてチャールズ皇太子の心をがっちり掴むことが出来たトリッカーズ。こうしてロイヤルワラントを授賞することとなったのです。

今なお続くチャールズ皇太子ご愛顧のTricker’s

1989年にチャールズ皇太子のロイヤルワラントを授賞してから、今なおその栄誉を受け続けているトリッカーズですが、実はロイヤルワラントは一度授かっても、生涯掲げることが出来るというわけではありません。

ロイヤルワラントを授かってから、5年ごとに厳しい審査を通過することが出来なければその時点で称号は取り消しとなってしまいます。そのため、称号を授かったからといって油断してしまうと、その審査を通過することはできません。

年月が経っても変わらずこだわり抜き、品質を落とさないようにする努力が必要となってくるんです。今なおチャールズ皇太子のロイヤルワラントを掲げ続けているトリッカーズ。それだけでいかに素晴らしいブランドなのかという事が分かりますね。創業当時から変わらずに、熱い志を持ってシューズを製作しているトリッカーズだからこそ、長きにわたり王室御用達の価値をなくすことなくある続けることができるのではないでしょうか。

世界中から愛されているTricker’sの魅力

トリッカーズは、世界43か国以上もの国や地域で愛されている一流ブランドです。日本でも馴染み深く、革靴好きに限らずこの名を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。英国の老舗シューズブランドとして、優れたデザインや機能的なアイテムは、年代、性別問わず活用され続けており、プライベートからビジネスフォーマルなどどんなシーンでも取り入れることが出来る万能アイテムです。

そんなトリッカーズのシューズは、チャールズ皇太子をはじめ、俳優のヘンリー・カヴィルさん、ロックバンドベーシストのアレックス・ジェームスさんなどを虜にしました。日本でも多くの著名人が愛用していたり、ドラマなどの小道具でもよく使用されていますね。そんなトリッカーズの最も特徴的とされている魅力3つをご紹介いたします。これを知ればトリッカーズを手にしたくなってしまうかも!?

高品質

何と言っても品質の高さです。ロイヤルワラントを授賞するほどの高い品質は、簡単に作り上げられるものではありません。シューズを製作するうえで用いるには、生後6か月以内の子羊のであるカーフスキンを使用し、その中でも厳選した最高級素材のみを取り入れています。

だけではなく、ソールに使用する広葉樹(オーク)も上質なものだけを使用。このようにこだわり抜いて選んだ素材だけを使用したトリッカーズのシューズは、誰からも認められるほどの高品質なアイテムとなります。

厳しく品質を維持することで、顧客様からの信頼を失うことなくあり続けているトリッカーズ。だからこそ、何年にもわたりチャールズ皇太子のロイヤルワラントも維持し続けることができるのでしょう。ロイヤルワラントの審査は非常に厳しく、少しでも引っ掛かると簡単に称号をはく奪されてしまいます。ロイヤルワラントを長きにわたり維持し続けていることが、トリッカーズの品質を守り続けている証拠にもなりますね。

安全性と実用性

今でこそハイセンスファッションには欠かすことのできないトリッカーズですが、もともとトリッカーズのシューズオシャレアイテムとしてではなく、悪道や農地などで足をしっかりと守るために作られています。

そのため、防水性やグリップ力、シューズ本体の丈夫さは他ブランドと比べ非常に強く、それでいて履き心地の快適さも併せ持っている素晴らしいアイテムです。トリッカーズ特有の個性的なデザインもさることながら、その高い機能性とクオリティは創業当時から変わらずに今でも変わらずに維持しています。

トリッカーズのシューズは、一つ一つを職人が丁寧に作り上げています。機械のみで量産するものとは違い、同じ形でもどこか違っていたり、縫い目に少しの歪みなどがある場合もあります。しかし、だからといって安全面が弱くなるという事はありません。

むしろ長年作りをし続けた目利きの職人がしっかりと確認しつつ作っているため、非常に安全性が高く、実用性、機能性に自信のあるアイテムとして展開されています。細かな部分まで注意してみてみると、職人の手作り感を感じられる部分が見つけられるかもしれませんね。

経年変化(エイジング)

革靴で特に魅力を感じることが出来るのが経年変化による表情の違いですね。革靴好きの方たちの中では、この経年変化を楽しむことこそ革靴の最大の魅力として語る方もいます。トリッカーズは、記事の中で説明した通り最初は非常に固く、初めて履く人は驚いてしまうかもしれません。革靴に慣れていない方なら履くのをためらってしまうほどです。しかし、ケアをしながら2年、3年と使用していくうちに、柔らかさが生まれ段々と自分の足にピッタリとはまる形に変化していきます。

革靴はこの経年変化が特徴的ではありますが、トリッカーズの経年変化は非常に強く、馴染んでいくほど自分だけの形へと変わっていき、他のでは味わえないようなフィット感を感じることが出来ます。また、見た目の色の変化もとても美しく変わっていきます。これはトリッカーズの厳選された上質な素材と、卓越した技術を持った職人だからこそ出せる味であり、トリッカーズの最も魅力とする特徴でもあるといえるでしょう。

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個性的で大胆なデザインのアクセサリーを身に着けたいという方におすすめなのがDARKAI(ダーカイ)です。人目を引くアクセサリーの数々は、他とは一線を画すファッショリズムを生み出してくれます。 設立して間もないブランドということもあり、まだご存じではないという方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、ブランドの概要やデザイナー、アクセサリーの特徴や最新アイテム、SNSでの反響やおすすめのコーディネートに至るまで、DARKAIの魅力を徹底解説していきます。 DARKAI(ダーカイ)とは DARKAI(ダーカイ)は、世界がパンデミックの真っ只中だった2020年、イタリア北東部の歴史的な金細工の中心地として知られるヴィチェンツァで立ち上げられた、コンテンポラリージュエリーブランドです。 80年代から90年代にかけたミレニアル世代にも2000年以降に生まれたZ世代にも愛される、デザインされた革新的な製品を生み出すことを目標に立ち上げられました。 ダークサイドに堕ちたジュエリー、もしくは破壊的なデザインと称されるDARKAIのコレクションは、100年以上続く伝統的なファインジュエリーに、アヴァンギャルドなアプローチを取り入れたもので、個性的で大胆、そして人目を引くジュエリーに仕上がっています。 ホワイトゴールドのブレスレットからチャンキーなロープチェーンなど、幅広い商品展開をおこなっており、男女問わず着用できるユニセックスなアイテムが多いのが特徴です。 すべてハンドメイドで作られ、ファイン・ジュエリーの特徴である最高の品質を提供することに努めています。 DARKAI(ダーカイ)のデザイナー DARKAI(ダーカイ)のデザイナーは、イタリアヴィチェンツァの歴史ある宝石職人一家の5代目後継者、Giacomo Zoccai(ジャコモ・ゾッカイ)とLelio Zoccai(レリオ・ゾッカイ)の兄弟です。 パンデミックが世界中に広がり、社会が混乱していた2020年、伝統的なジュエリー作りの古風な原則を覆す絶好の機会と捉え、ブランドを設立することになります。 遊び心溢れるスタイルと奇抜なファブリックを好むこのブランドの傾向は、兄弟のポップカルチャーへの情熱、90年代育ち、そして閉塞的な過去に囚われがちな業界を変革したいという思いや必要性から影響を受けています。 音楽、時事問題、アートといったものからインスピレーションを得た作品は、自由な自己表現をサポートするデザインのアクセサリーとなり、今の新しい世代に対応しています。 アーバンカルチャー、若者主導のムーブメント、卓越したクラフツマンシップといった概念を持ったDARKAIは、すべての時代にリスペクトを持ち、すべての世代に愛されるアクセサリーを作り続けています。 DARKAI(ダーカイ)の最新アイテム ここからは、DARKAI(ダーカイ)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 Mini Prong Pavé Bracelet Mini Prong Pavé Braceletは、18Kホワイトゴールドで作られたチェーンブレスレット。ファインジュエリーグレードのロゴ入り引き出し式留め具がアクセントになっており、存在感を放つアイテムになってくれます。 Mixed Feelings Bracelet Mixed Feelings Braceletは、18Kイエローゴールドを素材にしたチェーンブレスレット。様々な形や色のベゼルストーンがハンドメイドでセットされています。ホワイト、アメジスト、エメラルドグリーン、ゴールデンイエローの長方形、正方形、ラウンド、ハートシェイプのストーンがミックスされており、手元をカラフルに彩ってくれます。 Paraiba Tennis...

【Charriol(シャリオール)】ケーブル素材を使用したアクセサリーで世界を席巻!ジュネーブ生まれのハイブランドCharriolの魅力を徹底解説!

ヨーロッパ発のブランドとしては珍しい、アジア優先主義のブランドとして、一躍世界的なトップブランドに上り詰めたCharriol(シャリオール)。日本でも1980年代から人気を博したブランドなので、ご存じの方も多いかもしれませんね。 Charriolというと時計というイメージが強いかもしれませんが、時計と並び称されているのがアクセサリー。今や、Charriolのアクセサリーはトレンドとなっているんです。 そこで本記事では、Charriolのこれまでの歩みや概要、デザイナーや最新アイテム、SNSでの反響やおすすめのコーディネートに至るまで詳しくその魅力についてご紹介していきます。 Charriol(シャリオール)とは Charriol(シャリオール)は、スイスのジュネーブに拠点を置くハイブランドです。高級時計とジュエリーメーカーとして知られており、これまで1,450,000個以上の時計と2,650,000個以上のジュエリーを販売してきました。 Charriolのアクセサリーは、ケルト民族が身に着けている、細い金のワイヤーを幾本もねじって寄り合わせ、それをさらに束ねてよりあわせた装飾品「トルク」がモチーフとなっており、今やこのトルクはすべてのアクセサリーに使われる、Charriolを語るうえで外せないアイコンとなっています。 シンプルかつモダン、そして今までにない独創的なモチーフとして、トルクを採用したアクセサリーは世界で大流行。世界中の多くの人から賞賛され、一躍トップブランドとなりました。 Charriolは、ヨーロッパのブランドながら主戦場を日本と東南アジアにした初めてのブランドとしても知られています。それにはヨーロッパでハイジュエリーブランドを立ち上げるうえでの思惑があるでしょうが、このマーケティングは大成功をおさめ、日本と東南アジアで流行したブランドは、アメリカや中東市場も席巻することになります。 トルク装飾をベースにしながら、カラーバリエーション豊かに揃うアクセサリーは、年代関係なく着用することができ、スタイリングをワンランク、ツーランク引き上げてくれます。 Charriol(シャリオール)の歴史 Charriol(シャリオール)は、1983年スイスのジュネーブを拠点に、フランス人起業家Philippe Charriol(フィリップ・シャリオール)によって立ち上げられたブランドです。 1984年に、ブランドの象徴ともなる、最初のケルトジュエリーが誕生。1990年には最初のブティックが香港とシンガポールにオープンします。1992年にはアジアと中東、アメリカにさらに10カ所のブティックをオープンさせました。 その後さらに事業拡大を進め、1996年に中国、1997年には東京に、最初のブティックをオープンしました。 ジュエリーや時計のほか、ハンドバッグやベルト、筆記具なども展開し、どれも成功を収めたことにより、ブランドは世界に知れ渡り、現在は中国に285のブティックをはじめ、3,800の小売店、800以上のセレクトショップなど世界中で販売されています。 Charriol(シャリオール)のデザイナー Charriol(シャリオール)のデザイナーは、ブランドの冠にもなっている、先ほどのご紹介したPhilippe Charriol(フィリップ・シャリオール)で、今の時代には珍しい家族経営のブランドです。 フィリップは、もともと宝飾業界で成功をおさめていた、敏腕エグゼクティブ・ディレクターとして名の知られた存在でした。しかし1983年、既に40歳になっていたフィリップは、それまでの地位を捨て、いちから自身の会社を設立することを決意。周囲は反対していましたが、それを押し切ってまでブランドを立ち上げることには意味がありました。 アートと歴史をこよなく愛するフィリップは、自身の思い描くコレクションを作り上げたいという思いと、自身が考えるマーケティング戦略を、自身のブランドで作り上げたいという思いがあったということ。それを実現するため、1983年Charriolを立ち上げることになります。 自らの名を冠するブランドにふさわしい、ブランドアイコンとなるべきモチーフを探してフィリップは、どのジュエリーブランドも使っていない独創的なデザインを、あの大英博物館のケルト民族の展示スペースで見出します。これが「トルク」との出会いとなります。 「トルク」を使ったジュエリーは大ヒットを記録。瞬く間に世界を代表するデザイナーの一人に数えられるようになります。 また、大のモーターレース好きで、多数のモーターレースの協賛を行っていたことでも知られており、自身もドライバーとして数々のレースに参加していました。 もう一人、Charriolのアクセサリーデザイナーとして忘れてはならないのが、フィリップの長女コラリー・シャリオールです。 ここ数年、多くの大手メディアで取り上げられることが多くなった、シャリオール人気を支えているのはコラリーの手腕によるもの。ジュエリーアイテムの責任者である彼女は、自身が生まれたハワイからインスピレーションを得た、カラフルなハッピーカラーのアクセサリーで、Charriolに新風を吹き込んだといわれています。 色彩感覚が豊かなコラリーと、それを補佐する、抽象図形デザインが得意な長男のアレキサンダー・シャリオールの二人が織りなす新感覚のアクセサリーは、多くの人々から賞賛されています。 順風満帆なCharriolですが2019年、フィリップが参加していたモーターレースで不慮の事故により命を落としてしまいます。しかし、彼の思いを受け継いだコラリーとアレキサンダーの二人により、今も進化し続けています。 Charriol(シャリオール)の最新アイテム ここからは、Charriol(シャリオール)の最新アイテムの中から、おすすめのアイテムを5つピックアップしてご紹介していきます。 BRACELET SILVER MARINA BRACELET SILVER MARINAは、海洋世界とその刺激的な形状からインスピレーションを得たトレンディで爽やかなブレスレット。様式化されたポートホールはスターリングシルバーで精巧に加工され、青い紐がモダンな雰囲気を演出しています。 BANGLE CELTIC SCEAU BANGLE CELTIC SCEAUは、「トルク」装飾品から自由にインスピレーションを受けて作られたバングル。ケーブルで構成されたそのツイストとターンは、独創性あふれるCharriolのアイテムそのものといっていいでしょう。 BRACELET MARINA CIRCLE BRACELET MARINA...

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