春になると気持ちも軽やかになり、新しい何かを探すにはピッタリの季節ですよね!!でも、今年に限っては・・・。「コロナウイルス」のせいで・・・・。いやいや、そう言ってばかりじゃいけません。始まったって事は、終わりもあるはずです。ここでは早く日常に戻れる事を願いつつ、「コロナが終息したらこんなん着るぞーー!」とか、「あ、このパンツにはこの革靴でいいんだー。」的なアナタの知識とココロに少しでもプラスになるものを紹介していきます。
春革靴選びのヒント
春の革靴のキーワードは「軽さ」だと思います。春という季節イメージと似てますよね。この「軽さ」を基に革靴を考えていくと、春らしいものを選びやすいと思いますよ。デザインで言うと、短靴(足首から下だけの浅い靴)だったり、高さがあってもくるぶしまでだとか。色も明るめの色がこの季節にはとても映えると思いますよ。
「春あるある」シーンに合わせた革靴コーデを紹介
入園・入学シーンの革靴コーデ
まず最初に覚えておいて欲しい事は「記録に残る」という事です。校門の前で家族みんなでパシャリ。クラス単位の集合写真。ビデオを回される方々も多数いらっしゃいます。その日一日の話ではないのです。だからといって、張り切るだけ張り切って、主役の子供より目立っては元も子もありません。
ではまず革靴から選んでみましょう。色は黒・茶の二択で良いと思います。デザインは紐靴が無難。これが基本だと覚えておいて下さい。次はスーツについて。色は紺・グレー・黒のようなダーク系のものが一般的です。デザインは基本無地。ストライプの入っているタイプは薄く入ってるかなぐらいまでは問題ないと思います。
上のインスタ投稿にも書いてある通り、このデザインの革靴はマストです。「内羽根のストレートチップ」と呼ばれてるもので、黒・茶の2足持っておいた方がベターだと思います。革靴の中で一番フォーマルな形とされてるものです。
入園・入学シーンスタイルサンプル1
まず靴を見て下さい。先程書いた「内羽根のストレートチップ」ですね。日本を代表する革靴ブランド『リーガル』のものです。スーツも今っぽい細身のシルエットで色味もダーク系。基本をしっかり押さえた着こなしになっています。
入園・入学シーンスタイルサンプル2
こちらは『ジャランスリワヤ』のストレートチップを足元においたコーデ。この『ジャランスリワヤ』覚えておいて損はないですよ。見かけたら手に取ってみて下さい。作りが良いんです。値段が手頃なんです。「高コスパ」ってやつです。スーツは「三つ揃え」ですね。私はこのベストを入れたスタイルをオススメします。やっぱり何だかんだ動くんです。入学式の時って。暑くなって上着を脱いだ場合でも、ベストがあればスタイリッシュさが失われませんよ。
入園・入学式シーンに「推し」の一足 『Church’s・チャーチ』コンサル
1873年創業の英国ブランドチャーチ。丁寧な仕上げで有名です。コンサルとは領事という意味で、当時外交官や政治家が皆このタイプの靴を履いていたことから名付けられました。どうでしょう?醸し出される品の良さ。デザインの一切を拒否したかのようなシンプルさ。だからこそのタイムレス感。どんなフォーマルな場でも、これさえあれば怖いもん無しですよ。
お花見シーンの革靴コーデ
花見と言えば、レジャーシートを広げて家族や、気の合う仲間とお酒でも飲みながらゆっくり楽しむもんですよね。(今年はコロナウイルスで自粛ムードですが・・)そこでは靴を着脱する事や、座ったり立ったりする事が多くなると思います。という訳で、ここではのんびりと過ごすのに丁度良い革靴コーデをご紹介していきます。
お花見シーンスタイルサンプル1
全体的にほんわかしてるこのコーデは『KLEMAN』のPADREというモデルの革靴を着用されてます。ここでアレ!?っと思った方はオシャレ番長。そうこれ「パラブーツのミカエル」ではないんです。見た目だけじゃなく作りもパラブーツ同様しっかりしていて、フランス官公庁のお墨付きをもらう程。そんなクオリティなのに、お値段は良心的。「ミカエル欲しいけど手でないなー」と思ってた方には是非。スプリングコートとデニムのワイドパンツというふんわりとしたシルエットに、ボリュームある革靴でピリオドを打つ。参考になる着こなしだと思います。
お花見シーンスタイルサンプル2
第一印象、手が出しづらい。そんなイメージの『HARUTA』のレザースポックシューズ。『HARUTA』と言えば学生時代ローファーでお世話になったあのブランドです。このレザースポックシューズ実は超優秀。まず着脱のしやすさが半端ないんです。サンダルと遜色ありません。それなのにこのフォーマル感。オススメします。上のスタイルサンプルでは白の靴下を着用していますが、靴下の色や柄でも遊べますし、素足でもバッチリ決まります。値段も一万を切る価格となってます。一つ難点を言えば、靴紐もありませんし、側面に着脱しやすいように切れ込みが入っているので、サイズだけはしっかり合わせて購入して下さい。
お花見シーンに「推し」の1足 『G.H.BASS・ジーエイチバス』ラーソン
ジーエイチバスは1876年創業のアメリカのシューズブランドです。ローファーを初めて作ったブランドとしても知られています。着脱しやすいと言えばローファーですよね。学生時代の経験からも納得してもらえると思います。そしてあのマイケルジャクソンが「スリラー」のPVで、丈短めのパンツをたなびかせてた先に、このジーエイチバスのローファーがありました。もうあれですよ、KING of ローファー と呼んでも良いこの1足を「推し」とします。
観光・行楽シーンの靴コーデ
観光地って結構歩きますよね?散策するじゃないですか、色んな所を。遊園地等のテーマパークに行った際も、かなりの歩数になってると思います。なのでここでの革靴選びのポイントは、歩く事を念頭においた革靴。洋服については、着脱可能なコーディネート。この2点に着目した革靴コーデをご紹介します。
観光・行楽シーンスタイルサンプル1
着用している『パラブーツ』のシャンボードは肩肘張らず履ける革靴の代表格ではないでしょうか。ある人はスニーカー代わりに履く、という感覚だとか。耐久性はもちろん、パンツを選ばない汎用性の高さも魅力です。デニムをジャケットに。タイドアップのフォーマルさをニットタイで緩やかに。スラックスの丈も『パラブーツ』のシャンボードに合わせたような絶妙の塩梅。崩しすぎないカジュアルスタイルといった感じでしょうか。
観光・行楽シーンスタイルサンプル2
やっぱり目を引く『トリッカーズ』のバートン。カントリーシューズならではの武骨さが存在感を出してはいますが、ウイングチップというこのブランドならではの特徴で、品の良さも顔を出しています。くるぶし丈のデニムに靴と同系色のスウェット。上着にオイルドジャケットを羽織ることで、天候を気にせず観光できるスタイルになっていますよね。
観光・行楽シーンスタイルサンプル3
ポテっとしたフォルムの『trippen』のダービー。『trippen』は人間工学に基に履き心地の良さを追求しているブランドなので、観光地での散策にはピッタリだと思います。ユルめのセットアップと明るめのパーカーにも、印象的なトゥを持つ『trippen』はマッチしてると思います。
観光・行楽シーン「推し」の1足 『BIRKENSTOK・ビルケンシュトック』モンタナ
『ビルケンシュトック』と言えば、サンダル・クロッグが有名ですよね。サンダルなのに歩きやすくて、疲れにくいってことは説明するまでもないですね。でも今回紹介するのはシューズタイプのモンタナ。これは、サンダルの手軽さをそのままに、革靴としてのフィット感をプラスしてる優れものなんです。サンダルと違って一年中履けるのも利点ですね。『ビルケンシュトック』をサンダルだけのブランドと思われてるなら勿体ないですよ。是非試してみて下さい。
ドライブシーンの革靴コーデ
G.W.等の連休が続くと遠隔地にお出かけする機会が増えますよね。そうすると必然的に運転時間も増えることに。そんな時にピッタリな革靴が「ドライビングシューズ」です。特徴は踵(かかと)部分まで靴底のラバーが回りこんでいるデザインです。この独特なフォルムを活かした粋で伊達なコーディネートをご紹介します。
ドライブシーンスタイルサンプル1
ドライビングシューズの元祖『トッズ』です。ゴンミーニと呼ばれてるラインのスエードタイプですね。スエード素材ですし、見た目の柔らかさや、肌さわりも良いので素足で履いてもバッチリハマります。クレイジーパターンのシャツに靴と素材感を合わせたパンツ。カラフルな色合いもこの時期のドライブシーンにはピッタリじゃないでしょうか。
ドライブシーンスタイルサンプル2
こちらは『ラコステ』のドライビングシューズ。足元がすっきりみえるデザインですので、短パンとの相性は良いです。しかし、丈が重要で写真の様なひざ上丈のものを選びましょう。ひざ下になるとせっかくの”スッキリ感”が損なわれてしまうので、注意したいところです。
ドライブシーン「推し」の1足 『PARABOOTS・パラブーツ』スターター
丈夫さと足馴染みの良さが自慢のフランスを代表するシューズブランドの『パラブーツ』。ドライビングシューズにもその精神はしっかりと刻まれていて、ガシガシ履けるドライビングシューズになっています。もっといかにも堅牢性あります!みたいなデザインが知られたブランドですが、ドライビングシューズも非常にアリです。
アウトドアシーンの革靴コーデ
春って屋外で遊ぶにはもってこいの季節ですよね。また今はコロナウイルスの影響で、街中・人込みを避け山でキャンプや、オープンエアーの場所で子供達のガス抜きをする人も増えています。ここではそんな場面で活躍する、動きやすくてタフな革靴コーデをご紹介します。
アウトドアシーンスタイルサンプル1
マウンテンパーカーとジーパンに『L.L.Bean』のビーンブーツ。もう王道ですね。アウトドアスタイルのお手本です。ビーンブーツは『L.L.Bean』誕生からずっと変わらず作られ続けているモデルで、ボトム部分はゴムを使用し極めて高い防水性を備えた「アウトドアなら何でもござれ」な1足です。
アウトドアシーンスタイルサンプル2
こちらは有名な『レッドウィング』のアイリッシュセッター。『レッドウィング』はアメリカのワークブーツブランドで、現在もUSメイドを貫くこだわりの会社です。日本では90年代大流行し、そこから定番ブーツとしての地位を固めました。スウェットにダウンベスト。ジーパンにアイリッシュセッター。ビールに枝豆。と続けて言ってしまいそうなくらい相性がいいアイテムを、ナイスサイジングでまとめてるコーデです。
アウトドアシーン「推し」の1足 「WESCO・ウエスコ」ジョブマスター
『WESCO』とは1918年創業のアメリカのワークブーツブランド。最もタフな職業の人間が選ぶ靴といわれ、現在でも過酷な現場の足元を支えています。このジョブマスターは凄いですよ。今までいくつもの革靴を紹介してきましたが、一番カッチカチです。硬いですし、重いです。それには訳があって、ブランドの謳い文句が「100年使い続けられるブーツを」というものなんです。実物を見て履いて下さい。納得しますよ。そのくらい他社のものとは別格です。
サクッと検索!コーデ検索簡単ガイド!!!
「もっとスタイルサンプル見てみたいなー。」とか、「この革靴にはどんなパンツが合うんだろう?」とかまだまだコーディネートの悩みは尽きませんよね。そんなアナタに、これから3つのサイトとそれぞれの活用方法をレクチャーしますね。1つでも使えるようになれば、アナタの悩んでる時間も大幅に減り、自信を持って外に飛び出して行けますよ。
1.WEAR(ウェア) https://wear.jp/
そのものズバリの「ファッションコーディネート検索サイト」です。使い方はとっても簡単。一番シンプルなやり方は画像左上の検索窓に調べたいアイテムなり、雰囲気なりのキーワードを打ち込むだけ。そうするとそのキーワードに沿った着こなしがガバっと出てきます。モデルさんやショップスタッフの投稿も多いので、非常に参考になりますよ。シンプルで直感的に使えるかなりのお役立ちサイトです。
2.Pinterest(ピンタレスト) https://www.pinterest.jp/
ピンタレストは会員登録が必要です。FacebookアカウントかGoogleアカウントがあると簡単に登録可能です。登録完了後は同じ様に左上の検索窓に知りたい内容を打ち込みます。『WEAR』と違う点はそのまま個人のコーディネートが出てくるのではなく、検索内容に沿ったサイトの紹介が主になります。検索内容から派生する様々な背景や、カルチャーに興味を持った人にはバッチリ答えてくれるサイトになってます。
3.Instagram(インスタグラム) www.instagram.com
世界最大級の画像投稿サイトです。知名度でいえば一番でしょうか。『インスタグラム』でもコーデ検索は簡単に出来るんですよ。こちらもまずは会員登録、アカウント作成が必要です。#(ハッシュタグ)をご存知ですか?SNS上で使われているタグ付けの事です。このタグにキーワードを盛り込んで投稿されている場合が多いんです。なので、作成が終わったら上部にある検索窓で、知りたい言葉を検索してみましょう。すると、知りたい言葉と一致したタグの画像がグイっと出てくる訳です。よく見かけるタグは#ファッション#古着#コーデ みたいな感じです。利用者数も多いのでたくさんのサンプルが出てくると思いますよ。
最後に・・
本当に歯がゆいですよね、今の状況は。「コロナウイルス」の影響で日常が、せっかくの春が楽しめないなんて。でも季節が巡るように、必ずこんな異常な状況も終わりが来るはずです。いや、来ます。この記事を読んでアナタに少しでも知識、ワクワクがプラスになってくれれば嬉しいです。