デニムシャツは一枚で着ても良し、インナーに着込んでも良しと、流行遅れとは無縁の定番アイテムに他ならないアイテムだろう。ファストファッションブランドからデザイナーズブランドまで、時代を超えて発展と進化を続けていくワークスタイル系の王道アイテムとして、男のワードローブには欠かせない物だ。
デニムシャツの選び方を、メンズファッションコーデを写真やインスタグラムの情報など交えてご紹介しています。春服、夏服向けの情報もありますが。オールシーズン共通で、どういったシーンに対して、どういうデニムシャツの生地を選ぶのが最適なのか。インナーやアクセサリーは、どういったものを合わせるのが良いかなど非常に詳しく紹介しています。
ウォッシュ加工のデニムシャツが夏の気分なコーディネート
予めウォッシュ加工が入ったデニムシャツは、長年エイジングを重ねてきたアイテムの如く、古着特有の色落ちを直ぐにでも楽しむ事ができる。白パンツと合わせれば、夏らしいサマースタイルを手軽に作る事ができるだろう。ただ、購入したばかりの洗い加工のデニムシャツはそのまま着こなしてしまうと周りからもバレやすい為、水で生地全体を濡らした後に乾燥機に一度掛けると着込んだ様な風合いを出す事ができるだろう。
ボーダーシャツの見せ方が枠、地中海風デニムシャツスタイル
ヨーロッパ圏、特にイタリア人男性が「アズーロ・エ・マローネ」と共に好むスタイルの定番は、オフホワイトカラーのボトムスとデニムシャツ、またはデニムジャケット等のデニムアイテムを合わせる事だ。ドレスなテーラードジャケットのインナー・トップスとして着用すれば、大きくカジュアルダウンも可能。そして、彼の首元から見えるバスクシャツには普段見えない場所への紳士的な気遣いが感じられる。
オススメブランドは『BOGLIOLI(ボリオリ)』
『BOGLIOLI(ボリオリ)』のテーラード・ジャケット
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セクシーな着こなしが遊び気分全開な夏のデニムシャツコーデ
色落ちが目立ちにくい淡いパステルカラー風に映えるデニムシャツを何と第四ボタンまで開けてしまった大胆過ぎるセクシースタイル。センタープリーツの入ったカーキ色のボトムスは、綺麗目な印象も与えつつも、モカシンシューズのマロンカラーとホワイトソールの組合せがカジュアルな表情も漂わせてくれる。腕をまくる事で、手元のアクセサリーの主張を抑えながらもアピールできているのはデニムシャツの表情に視線が行くからだろう。
敢えてデニムシャツをタックインしたシンプルスタイル
デニムシャツをタックインする事で全体に引き締まった印象を持たせる事ができる。デニムシャツはご存知ワーク感の強いカジュアルアイテムの為、彼の様にどこかでドレスアップしたくなるのがファッショニスタの性でもあるかもしれない。このスタイリングはデニムシャツとの釣り合いを取れるダークブラウンのベルトをホワイトカラーのボトムスに合わせたのが正解だった。
オススメブランドは『 ANDERSON’S (アンダーソンズ)』
『Anderson’s(アンダーソンズ)』 ダークブラウン スウェードベルト
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ライダースと合わせたロックスタイルなデニムシャツコーデ
ロックミュージシャンを意識した様なバイカー系ファッションでも、インナー・トップスとして大活躍中のデニムシャツ。このスタイリングの特徴は着込まれたデニムのブルーと、メインカラーになるブラックのツートンカラーがキモになっているだろう。そして、レザーアウター特有のエイジングが進んだライダース・レザージャケットとデニムシャツの組み合わせは、黄金比率と言っても過言ではない。
オススメブランドは『AMIRI(アミリ)』
『AMIRI(アミリ)』 レザーバイカージャケット
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ジャケパンスタイルにもハマるデニムシャツの魅力
淡いブラウンカラーのテーラードジャケットはイタリア製のジャケットの中でも一際人気の高いカラーリングだ。デニムシャツをドレスシャツ同様に袖口が見えるようなサイズ感で選べば、華やかなコーディネートにもピッタリの魅力的なアイテムに変身を遂げるだろう。しかし、彼の様にドレスシャツとしての使用を考えている場合には、色落ちの少ない物を選択する事を推奨したい。
女子ウケも抜群なキレイ目デニムシャツスタイル
ジャストサイズのデニムシャツをアウターとして活用した良い例。アクセサリーもサングラスのみ、日本国内でも大人気の黒スキニーをボトムスにチョイスすれば、女子ウケ抜群の大学生系コーディネートの完成だ。今では若者の定番スタイルだが、着用者の年代に合わせたアイテムをプラスする事で、垢抜けた印象と長いスパンでの活躍が見込める着こなし術になる。
デニムシャツはスウェットとも好相性、休日系コーデのお供に
スウェットパンツが休日のオフな印象を演出しているが、それを補うかのようにデニムシャツとの上にはテーラードジャケットとポケットチーフ。休日系コーデとしては悪くないのだが、彼は第三ボタンまで開けてしまっている事と足元がイマイチ華やかさに欠けている為、残念な事に”だらしがないコーデ”と言われてしまうかもしれない。せめてレザー系スリッポンを選んでいれば休日系コーデとしては非常に完成度が高かった。
オススメブランドは『OFFICINE CREATIVE(オフィチーネ・クリエイティブ)』
「Ivy(アイヴィー)」タッセルローファー|Officine Creative(オフィチーネ・クリエイティブ)
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男らしさの主張も得意なスタンスミス×デニムシャツ
スポーツブランドの代表格、『 adidas(アディダス) 』の『スタンスミス』が目を引く彼だが、マッシブな体格の男性にもデニムシャツは非常に良く似合うアイテムだ。カーキ色のボトムスは小さくロールアップする事でこなれ感を出してポイントを稼いだ。また、アクセサリー数も外国人男性としては平均的な数であり、彼は自分の体格を武器にしているのが好印象なところ。肩幅のある男性にはより男らしさを主張できるところもデニムシャツの魅力なのだ。
丈長のデニムシャツはスリムにタックイン
軽いストレッチの効いたホワイトデニム・ジーンズに、デニムシャツをタックインしたコーディネートだ。デニムシャツは長めの着丈をチョイスする事で、よりドレスシャツとして代用する側面を強められるだろう。そうする事でベルトがなくても彼の様なスマートなタックインが可能になるのだ。また、足元にはドレッシーデザインなレザーシューズを合わせれば完璧。
オススメブランドは『BERG & BERG(ベルク&ベルク)』
『Berg & Berg(ベルク&ベルク)』 「Anton(アントン)」コットンブレンドプリーツトラウザー
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ミリタリースタイルにデニムシャツでアメカジ系を意識
ミリタリーなテイストが男心をくすぐられる彼のボトムスと、フルブローグが目立つレザーシューズと合わせた事で、米国のアメリカントラッド感な空気が出ている。ポイントはサングラスとデニムシャツのタックインで、特徴的な下半身の主張を強めているのが実にテクニカルなところ。ミリタリー系のアウターなどにもデニムシャツは絶妙にマッチするので、吟味するのもメンズ流おしゃれの面白さの一つだ。
アクセサリーとデニムシャツでキューバ系メンズスタイルに
カリブ海が目に浮かぶターコイズ・アクセサリーと、ブレスレットの連続した組み合わせ方で手元に大きな個性が生まれる。例えば『CHROME HEARTS(クロムハーツ)』といった高価なアイテムを使って更なるラグジュアリー感をプラスできる。そしてその個性に馴染むかの様にデニムシャツには不思議と違和感が生まれないのだ。性別、年代、国境を超えて長く愛用されてきたデニムシャツの歴史に、合わせやすさのワケがあるのかもしれない。
ダメージデニムとデニムシャツがストリートスタイルを表現
ストリートファッションスタイルの鉄板アイテム、白スニーカーにはダメージジーンズとデニムシャツを合わせたスタイリングでお手軽ストリートファッション スタイル。トレンド感の強いコーディネートにも上手く合わせやすい デニムシャツ は、 オーバー・サイズをチョイスするとよりストリートファッション の特色を出す事ができる。スニーカーは『adidas(アディダス)』から『Nike(ナイキ)』といったスポーツ系のスニーカーがマストなアイテムだ。
サイドゴアブーツにデニムシャツの組合せがスマートなカジュアルコーデ
このスタイリングではダークブラウンのチャッカブーツがホワイトカラーのボトムスと調和して、 デニムシャツ のブルー・ネイビー系の色をより引き立てている。何よりもストレッチの効いたボトムスには履きやすさの機能性だけではなく、細身のシルエットを強調してコーディネートにメリハリを持たらす効果もある。
オススメブランドは『KINGSMAN(キングスマン)』
商品ページはこちら⇛ 『KINGSMAN(キングスマン)』「George Cleverley」スウェードチェルシーブーツ
タッセルローファーが一層引き立つデニムシャツコーデ
バーガンディーカラーが眩しいタッセル・ローファーが デニムシャツ のカジュアル色によって普段以上にドレッシーな顔立ちを覗かせてくれている。確かに デニムシャツ は一枚で十分コーディネートの主役になれるが、最も得意とするのは個性を主張するアイテムの更なる”レベルアップ”だ。また、同色系のアイテムとも喧嘩する事なく差別化できるので、興味があれば一度試して見て欲しい。
オススメブランドは『ASPESI(アスペジ)』
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オリーブ&デニムがミリタリーテイストなカジュアルコーデ
トップスには デニムシャツ 、ボトムスにはオリーブカラーのワークパンツでネイビー系×グリーン系のワイルドな配色が背景に馴染みやすいスタイル。無骨なミリタリー系ファッションでも頻繁に扱われるカラーコーディネートだが、 デニムシャツ をメインアイテムとしたコーディネートでは、比較的手軽に完成させる事ができる手法だ。また、白スニーカーで差し色を入れる事によって、親しみやすいカジュアルコーデを演出出来ていると言える。
デニムシャツとデニムジーンズで効率的なエイジングも楽しめるアメカジスタイル
デニム・ジーンズと デニムシャツ のスタイルは近年『デニム・オン・デニム』の名前で大きく広まった。ドレスやフォーマルな印象とは程遠い下北沢系コーディネートではあるものの、 デニムシャツ とジーンズはどちらも耐久性と経年変化を楽しめる定番アイテムであり、デニム好きであれば一度は試した事があるかもしれないスタイルだろう。また、彼の様にサスペンダーなど個性を強めるアクセサリーは挑戦的なファッションであるが、ポイントとしてはとても良い味になる。
ススメブランドは『BOBBY JONES(ボビージョーンズ)』
商品ページはこちら⇛ 『BOBBY JONES(ボビージョーンズ)』5ポケットデニムジーンズ
ダブルモンクが色気抜群のデニムシャツコーデ
イタリア男性を虜にするダブルモンクシューズのフォルムはデニムシャツとも好相性だ。ドレスシャツと合わせればパーティーシーンで、カジュアル・シャツとならば色気を強調する。スーツスタイルと合わせれば身だしなみに気遣いのできるビジネスマンという使い分けも可能なのが強みである。 デニムシャツ のカジュアル感に程よい色気を出すのもアバンギャルドだ。
オススメブランドは『GEORGE CLEVERLEY(ジョージ・クレバリー)』
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夏コーデといえばサングラス×デニムシャツ
定番の 夏アクセサリーと言えばサングラス。地中海の陽気が眩しいヨーロッパ諸国では高い建造物も少なく、伝統的な街並みにも溶け込みやすいアイテムとしてサングラスを持つ男性が多いのだ。デニムシャツを一枚で着用し、サングラスを掛ければ手軽なサマーコーデの完成。彼はボトムスにホワイトカラーを選択しているが、ネオンカラーやパステルカラーでも遊び心があって面白い。
デニムシャツのカジュアルな空気をノームコアファッションで
メンズノームコアファッションを意識したシンプルでベーシックデザインのデニムシャツに、気取らないチノパンの合わせ方が最も好印象なスタイル。この王道かつ、定番のスタイルで春・夏・秋の3シーズンを過ごす事も可能。毎日のコーディネートで困った時には、アクセサリーなどの”ちょい足し”で自分色を強めてアレンジするのが最適解だ。
濃淡デニムシャツとカーゴパンツで男らしいバイカー系ファッション
ミリタリーファッションのお供カーゴパンツに濃淡デニムシャツを合わせ、男性の魅力を底上げするコーディネートがとてもモダン。ライダース・レザージャケットとデニムシャツの合わせ方はおしゃれ好きな男性であれば誰もが通りそうな道だろう。この組合せは春と秋に楽しめるが、中にニットアイテムを着込む事で冬の時期でも過ごしやすく、バイカーにも是非オススメできるファッションだ。