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【Vibram(ビブラム)の歴史】世界を代表するソールブランドの誕生秘話

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♯【Vibram(ビブラム)の歴史】ソール開発の歴史・ヴィブラムソールのブランドシューズ5選

シューズ好きなら誰もが知っている「Vibram(ビブラム)」。世界的にも評価の高いソール専門のメーカーです。ブランドシューズ基本的に自社で製作しているソールを使用するのが主ですが、ヴィブラムソールは一流ブランドからも外注されるほどのアイテムなんです。そんなVibram(ビブラム)の歴史・成り立ちや用いられている大手ブランドシューズなどをご紹介いたします。

1937年設立のイタリア製ソール会社 Vibram S.p.A (ビブラム)

社名Vibram S.p.A (ビブラム)
本社所在地イタリア アルビッツァーテ
創業者ビターレ・ブラマニー
現CEOマルコ・ブラマーニ
URLhttps://ca.vibram.com/
店舗全国に多く取り扱い店舗あり

Vibram S.p.A (ビブラム) 歴史・成り立ち

1937年設立
1945年最初の製造工場をイタリアアルビッツァーテに建設
1954年イタリア登山家チームがK2征服。一気にヴィブラムの名を世に轟かせた
1965年北アメリアにヴィブラム生産工場を建設
1967年安全用品市場に参入。安全靴のソールを開発
1969年ヴィブラム社のシンボルマークである黄色いプレートの貼り付けを開始
1984年カジュアルシューズのための軽量ソールEVAを開発し、ファッション業界に参入
1988年ヴィブラムグリップを開発。クライミングチャンピオンが使用したことで大きな注目を集めた
1989年従来のゴムよりも30%軽量のガムライトを開発体制が非常に強いことが特徴
1991年軽量で衝撃吸収力に優れたPUインナーソールとFouraソールを発売
1994年廃棄物と未使用の材料の使用を最大30%削減できるエコステップを発表
1998年中国生産センターでの政策を開始
2001年未来的デザインの革新的トレッキングソールを開発
2004年ファイブフィンガーズを開発。はだしで歩くという概念に革命をもたらす
2008年ミラノのラファエッロ・サンツィオ通りにヴィブラムショップをオープン
2014年ウェアラブルテクノロジー開発。

悲劇から生まれたVibram S.p.A (ビブラム)ソール

Vibram S.p.A (ビブラム)ソールは、登山家のヴィターレ・ブラマーニが1935年にイタリアアルプスの遠征に出かけた際に、6人の仲間を登山事故で亡くしたことで生まれました。この時、ブラマーニはこの事故の要因はの質の悪さだと気付きました。当時の登山家は、スチール製のクリートやホブネイルを履いた滑らかな底のシューズ着用していました。そのため、のグリップが弱く、足元が安定しにくいものだったんです。

こうした悲しい出来事を少しでもなくしたいという願いから、ゴム製ソールの開発を始めました。や釘で出来た滑りやすく不安定なソールではなく、高いグリップ力と安全面に配慮したソールは、どんな地面であってもしっかりと安定感を持つことが出来ます。1937年、ブラマーニは加硫ゴム技術を使用したCARRARMOTOデザインを開発します。日本ではタンクソールと呼ばれ、このソールはすぐさま登山家たちの間で話題となりました。今現在も、登山家の中で一番用いられているソールでもあります。

発展のきっかけはイタリア登山チームのK2初登頂

Vibram S.p.A (ビブラム)ソールが今まで以上に大きく発展していくきっかけになったのが、1954年にイタリアの登山家チームが、当時世界で最も登頂が困難と言われていたK2の征を果たしたという出来事です。K2は標高8,611mあり、エベレストの次に高い山として存在しています。難攻不落とされていたK2ですが、このチームは見事登頂を達成。その際に着用していたのがヴィブラムソールでした。この快挙が大きな引き金となり、今まで以上の発展を遂げていきます。また、トレッキングやアプローチ、高度などの様々な環境に適したアイテムを製作するきっかけにもなりました。

優れた耐久性とグリップ力

Vibram S.p.A (ビブラム)は何と言っても安定感と優れたグリップ力が最大の魅力です。シューズ本体というのは足も守る役割がありますが、用いられているソールがしっかりとしたものでなければシューズの機能は半減し、安全面においても不安なものとなってしまいます。創業当時、ブラマーニは加硫ゴムという素材を用いたソールを開発しました。加硫ゴムというのは、ゴム素材に硫黄を混ぜ合わせたものを加熱し、強度や耐熱性、柔軟性をより高めた素材です。この加硫ゴムを導入したことにより、歩行時に地面をしっかりと踏みつけるような感覚を感じることができ、安定感をより強くすることができるようになりました。

1945年・最初の生産施設がオープン

イタリアのアルビッツァーテに最初の生産施設を建設しました。この工場が建てられた約10年後に、イタリア登山チームがVibram S.p.A (ビブラム)ソールを使用した特別なドロマイトブーツを装備しK2登頂を成し遂げました。工場では登山用としてのソールを製作し続け、商品として展開し始めてから非常に大きな話題となっていましたが、このK2登頂という偉業がさらに多くの登山家の間に広がっていき、今まで以上に注目を集めるようになっていきました。その後1965年にはQuabaug Rubber社が独占的のライセンスを取得し、北米にブヴィラムの生産工場を建設しました。

1967年・Vibram S.p.A (ビブラム)セキュリティ

創業当時から注目を集め続け、発展をし続けてきたビブラムは、1967年安全用品の市場への参入を開始しました。耐油性ニトリルをベースとしたニトリルゴムという合成ゴム素材のソールを発売。このおかげでの寿命が延び、労働者の安全を守るためのものとして広く浸透していきました。工場や建築現場の安全などに採用され、労働者の間でも非常に大きな話題となっていくヴィブラム。登山としての知名度しかなかったビブラムですが、この安全市場への参入をきっかけに、様々な業種の人々から厚く支持されるようになり、ブランドとしての地位を確かなものとしていきました。

1994年・Vibram S.p.A (ビブラム)ECOSTEPを導入

Vibram S.p.A (ビブラム)は環境への配慮を考え、廃棄物と未使用の材料の使用を最大30%削減できる生産スクラップを組み込んだ、新的なエコミックスであるEcostepを発表しました。そのため、ヴィブラムはエコロジカルマテリアルの使用を許されました。エコロジカルマテリアルとは、温暖化物質などの排出が最小限で環境への負荷が少ないものなど、エコに貢献しているアイテムに用いられているものです。この取り組みは当時も大きく取り上げられ、環境問題に対する姿勢が大きく評価され、さらに大きく躍進していくきっかけともなりました。

2014年・Vibram S.p.A (ビブラム)ウェアラブルテクノロジー

2000年代はITテクノロジーやスマートフォンなど、デジタル社会が大きく発展してきました。ヴィブラムは、2014年にスマートフォンとやスマートウォッチなどのワイヤレス通信をし、専用のアプリと連動させることで暗闇でも歩行を補助するという大きな役割を果たすソールを開発しました。軍隊や警察、消防や救助など、あらゆる場面での活動を支援するという目的のために開発されたウェアラブルテクノロジーは、今後、温度を感知するセンサーや有毒ガスなどを感知するセンサーなどを搭載することを目標としており、さらにハイテク化し、使い勝手の向上を図っています。

Vibram S.p.A (ビブラム)ソールを使用しているシューズブランド・5選

Vibram S.p.A (ビブラム)のソールは、様々なブランドから外注されるほど信頼の高いソールブランドです。実は世界的にも有名な一流ブランドのソールにも使用されており、知らず知らずのうちに手にしていることがあるかもしれません。シューズブランドは、ほとんどがこうしたソールなどのパーツも自社生産のものを使用しています。しかし、ヴィブラムソールの機能性や高い品質を求めるブランドも多く、国を超えて多くのブランドから外注を受けているんです。ヴィブラムソールを使用したシューズというのはどういったものがあるのかをご紹介いたします。

REDWING(レッドウィング)

ワークブーツの王道・レッドウィング。メンズファッションには欠かせない人気ブランドですね!高い知名度と人気を誇るレッドウィングでも、Vibram S.p.A (ビブラム)ソールを用いているデザインが多くあります。レッドウィングは元々危険な仕事を行っている人のために、安全性を重視したを開発し続けてきました。ヴィブラムソールの高いグリップ力と安定性は、作業を主にしたレッドウィングからも認められるほどなんです!

THE NORTH FACE(ノースフェイス)

アウトドア用品や登山用具などを手掛けているノースフェイス。このブランドでもヴィブラムソールが用いられています。日本でも広く知られており、高い人気を誇っているノースフェイスですが、ブーツシューズの多くにVibram S.p.A (ビブラム)ソールが使用されているのをご存じの方は少ないのではないでしょうか?登山やアウトドアなど、まさにヴィブラムソールの本領発揮するシーンですね!ノースフェイスシューズ機能とヴィブラムソールの機能が合わされば、これほど安全面に信頼のおけるものはありません。

BUTTERO(ブッテロ)

乗馬ブーツやトラディショナルブーツなど、様々なデザイン性の高いシューズを展開しているブッテロ。品があり、嫌味のない高級感が人気ブランドです。ブッテロのソールでもVibram S.p.A (ビブラム)が用いられています。ブッテロは上質なレザー素材で作るシューズブランドで、男らしさの象徴ともいえるブランドの一つでもあります。ヴィブラムソールを用いることでソール部分の強度とボリュームが増し、より力強い男らしさを足元から醸し出すことが出来るようになるでしょう。

Danner(ダナー)

昔ながらの職人技が光るダナーのシューズ。1950年代、アメリカではじめてヴィブラムソールを取り入れた登山を開発しました。Vibram S.p.A (ビブラム)ソールの様々なデザインを用いてシューズを作成しており、長年良好な関係性を保っています。ダナーは一つ一つのシューズ職人が手作りで作成し、こだわりの強さが人気の一つとなっています。そんなダナーで長く求められるヴィブラムソール。それだけでもビブラムソールがいかに素晴らしいアイテムなのかが分かりますね。

Paul Smith(ポールスミス)

イギリスを代表するファッショブランドの一つであるポールスミス。現代的スピリットや伝統などを融合させたアイテムは、世界中で多くのファンがいらっしゃいます。日本も例外ではありません。ヴィブラムソールを用いたポールスミスシューズは、年代問わず非常に高く評価され、営業職など、日々多く歩くようなビジネスマンからの支持も得ています。高い評価はグリップ感やシューズの耐久性も上がるVibram S.p.A (ビブラム)ソールのおかげと言っても過言ではありません。

ソールだけじゃない!Vibram S.p.A (ビブラム)のラインナップ

高い品質を誇るVibram S.p.A (ビブラム)ソールですが、ヴィブラム社はソールだけの会社ではありません!主な製品はソールですが、これまでの歴史で培ってきた技術や素材などを上手く活用し、他ブランドでは作れないようなオリジナルアイテムも多数発表しています。ソールだけで終わらないヴィブラム。どんなアイテムがあるのか、多くある種類の中でも特に人気があり注目度の高いラインナップをご紹介いたします。

ファイブフィンガーズ

Vibram S.p.A (ビブラム)が開発した代表アイテムとして有名なのがフィンガーシューズ「五本指シューズ」です。ウォーキングやハイキング、トレッキングに最も適しているとされており、その見た目は都会的でフレッシュさを感じることもできます。もちろん、メンズだけではなくレディースやキッズラインもあるので、ご家族でおそろいのフィンガーシューズを履いてジョギングなんかも素敵ですね!

5本指ソックス

5本指ソックスは近年一般的な定番アイテムとして様々なブランドメーカーなどで販売されています。Vibram S.p.A (ビブラム)の5本指ソックスはフォアイブフィンガーズにはもちろん、普通のシューズブーツなどでも足の快適さをより強くし、湿気を制御する大きな役割を果たしています。くるぶし丈やハイソックス丈など種類も豊富で、シーンに合わせて着用することもできます。

フロシキシューズ

これまでのシューズの常識を覆すような新的アイテムでもあるフロシキシューズ日本の風呂敷をヒントにして開発されたこのシューズは、足に巻き付けて履く全く新しいデザインシューズなんです。どんな足の形にもぴったりフィットし優しく包み込んでくれる感覚が非常に魅力的です。2018年にリニューアルをし、より快適なフィット感を感じることのできるようになりました。

VIBRAMの魅力

世界的に活躍の幅を広げ続けているシューズソールブランドのVibram S.p.A (ビブラム)。その魅力はどの国の人々にも愛され、年代性別問わず受け入れられてきました。このヴィブラム社のソールの魅力はどんな部分にあるのでしょうか。特に注目すべきポイントを3つご紹介いたします。

あらゆるカテゴリーに

Vibram S.p.A (ビブラム)ソールはどんなシーンでもしっかりと足を守ってくれる役割を果たしてくれます。ビジネスシーンでは革靴に合わせることで履き心地や歩きやすさをサポートし、現場や安全ではしっかりと地面に足をつけ安定感を保ち続けます。また、登山やアウトドアなどでもその機能を発揮し、いつでも快適な足元を叶えてくれます。どんなシーンにおいても安心を感じることが出来るビブラムソール。お持ちのシューズのソールを一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

安全と品質

Vibram S.p.A (ビブラム)ソールは完成してからしっかりと品質チェックを行うことでも知られています。完成したアイテムは、10以上の項目をしっかりと測定をします。1つでも合格しなければ、市場に出回るという事はまずありません。それほどまでに徹底した管理を行っているんです。また、全てが合格したアイテムであっても、実際に使用するときと同じ環境下でテストを行います。こうしたすべてを問題なく通過したものだけが、ブランドシューズに活用されたり市場に出回ったりという道を進みます。

豊富なデザイン性

Vibram S.p.A (ビブラム)ソールはその種類が非常に多くあります。使用するシーン、合わせるシューズによって最適なソールを組み合わせることで、機能やシューズ魅力を最大限まで引き出すことが出来るようになります。例えばトレッキングやハイキングに適しているTRONTは、少し柔らかめの素材となっています。ロッククライミングには粘りのある素材を使用したXS GRIP、雪や氷の上を歩くためのシューズにはICE TREKというソールが最適になります。その場その場の独特な状況をしっかりと把握できているビブラムだからこそ、こうした種類豊富のアイテムを開発することが出来たのではないでしょうか。

【RED WINGの歴史】高い知名度と人気を誇るレッドウィングのブランドヒストリーと愛用芸能人

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♯【RED WING歴史】レッドウィングの成り立ちや愛用者のご紹介・特徴的な魅力を徹底解説

日本でも高い人気を誇り、様々な芸能人も愛用していることでも知られているRED WING / レッドウィング。一般の方はもちろん、ドラマなどでも着用シーンをよく見かけますね。そんなレッドウィングは、一体どこでどんな風に誕生したのか・なぜ「ワークブーツの代表格」と言われるようになったのか・など、レッドウィングの歴史や成り立ちをご紹介いたします。

1905年設立のアメリカを代表するシューズブランド

社名Red Wing Shoe Company、Inc [RED WING(レッドウィング)]
本社所在地アメリカミネソタ州
創業者チャールズベックマン
現CEOマーク・アーダール
URLhttps://www.redwingshoes.com/
店舗日本の直営店は東京青山のレッド・ウィング・シューストアのみ

成り立ち

1905年設立
1908年プラント1と呼ばれるオリジナルのレッドウィング工場を建設
1917年第一次世界大戦中、米陸軍向けのトレンチブーツ(1088)を製造。寒さや湿気から守る設計で、戦後も人気が衰えることはなく、多くの人に愛されていた
1919年レッドウィングの最も有名なモデルの1つとなる農家向けブーツ(9111モデル)を販売。泥肥料などの付着を防ぐための低いトレッドソールが特徴的
1920年油田労働者のニーズを満たす丈夫さと耐久性を兼ね備えた設計になっているスペシャリストワークブーツを販売
1922年ミネソタ州のメサビ山脈にある鉄鉱石鉱山で働く人々のために設計されたブーツ(8111アイアンジャーモデル)販売。1年中活用できる優れた耐久性があり、現在でも人気シリーズの1つ。
1926年Redwing Gloriaリリース。ブランド初の女性は、ブーツキャンプや狩猟などのさまざまなアウトドアアクティビティで使用できる設計
1928年ブランド初のラバーソールブーツを発売。ラバーソールの活用でコスト削減が可能になり、わずか99セントという低価格での販売が実現
1932年ビリーブーツと呼ばれる優れた耐久性が特徴のブーツをリリース。サイドポにポケットナイフを入れることが出来る仕様で、すぐに人気アイテムとなった
1950年後に「アイリッシュセッターブーツ」として知られるようになる「845 ハンティングブーツ」が誕生
1954年1950年代は郵便局員が定期的にルートを歩いていたため、郵便サービス従業員向けのシューズを考案。現在よく知られているモデル101「ポストマン」オックスフォードシューズを販売
1964年プラント2の工場を開設し製造能力を拡大
1978年独自のジッパー開閉システムを備えたSuperSetterブーツを販売。これにより、高品質で今まで以上の快適なフィット感を実現
1982年日本で正式に発売開始
1997年アイリッシュセッターが独自のブランドへと進化し、高い人気を集めハンティングブーツの幅も広がる
2005年創業100周年。高さ約4m以上・重さ1tにもなる記念ブーツを製造し、ギネスにも登録されている。

知識豊富な創業者・チャールズベックマン

Red Wing(レッドウィング)創業者チャールズベックマン。彼はメインストリート商人として、アメリカンドリームをかなえた人物でした。商人としての知識や経験などから、当時の労働者が活用してるに違和感を感じ、メインストリートの他の14の地元企業投資家と共にレッドウィングシューカンパニーを設立しました。このミネソタ州のレッドウィングという土地は、19世紀後半には非常ににぎやかで産業が盛んなエキサイティングな場所でした。全国でも小麦の生産に長けており、数年後には天然の粘土層を発見し石器産業も盛んになりました。

労働者のためのワークブーツ

産業を支え続けたRed Wing(レッドウィング)の労働者たち。チャールズベックマンは日々彼らのに注目していました。ここで労働している人々は、発掘作業をしている人や農地を耕している人、建設業者など、多彩な職種の方々があふれかえっていたんです。しかし、どのを見ても職種に適したものとは言えないようなものばかりでした。職種によって、適切な機能や設計があるはずだと考えましたが、当時、こうした需要は高くても供給がなくどうすることもできませんでした。労働者のために何とかしたい…。そんな思いから設立したレッドウィング。

そこでチャールズベックマンは自らが起業し、職業によって快適に仕事が捗るようなシューズを作ると決めました。これこそが、レッドウィングがワークブーツの代表とも言われるようになった謂れです。ワークブーツの製作は、創業のきっかけともなっており、今現在もレッドウィングを語るうえでワークブーツは欠かせない存在となっていますね。企業して3年後に、同じくレッドウィングにあった当時の最先端施設SBフットタンニングカンパニー(皮製造施設)とのパートナーシップにより工場を建設。この工場では一日450ものを生産していたとされています。

日本の「レッドウィングジャパン」

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Red Wing(レッドウィング)ジャパンは東京・恵比寿に本社があります。本場アメリカのレッドウィングと、日本のレッドウィングジャパンは全く同じというわけではありません。レッドウィングジャパンで取り扱っているアイテムは、主にアメカジなどのファッションシューズのラインナップがほとんどです。しかし、アメリカのレッドウィングでは、創業当時から変わらずに今でも作業用のをメインとして扱っています。

日本でのRed Wing(レッドウィング)は「おしゃれなワークブーツブランド」といったイメージが強くあるのではないでしょうか。そのため、ワークブーツの中にアメリカの流行や伝統を感じる1つのファッションアイテムとして取り扱われています。しかし、アメリカでは仕事用のという存在として認知されているレッドウィング。この意識の違いが2つの大きなポイントとなります。そのため、アメリカのレッドウィングで扱っているアイテムであっても、日本では販売していないというものも多くあります。2つのサイトを見比べてみると。ラインナップの違いが分かりますよ。

1908年・生産工場を建設

ミネソタ州レッドウィングのメインストリートとポッターの一角に「プラント1」と呼ばれるレッドウィングのオリジナル工場を建設しました。現在このプラント1は、新商品の開発を主に行っています。当時ここで作られるシューズは全て手作業でのカットを行っていました。シューズを製作するミシンはピューリタン社製のもので、このミシンはピューリタン社では現存していません。レッドウィング特有のトリプルステッチには欠かすことのできないミシンで、今でもメンテナンスを繰り返し約30台が現役で活動しています。

1926年・ブランド初の女性ブーツを製造

レッドウィング史上で初となる女性用のブーツを製作しました。このブーツは、キャンプや狩猟など、様々なアウトドアアクティビティで使用できる強さや耐久性を備えた設計となっています。これまでは主に作業用のメンズシューズを製作してきたレッドウィングからの女性ブーツというのはとても話題になり、その強さや安全性などが評価され多くの女性たちを虜にしてきました。今現在でも、レッドウィングのシューズ着用している女性は全国に多くいますが、始まりは創業してから20年以上経過してからでした。

1982年・日本での販売開始

元々日本でも人気の高かったレッドウィングが、本格的に日本でも販売を開始し始めました。アメリカでのレッドウィングは「作業」という位置づけでいましたが、日本ではライフスタイルブランドとして大々的に宣伝を行うことで、アメリカファッションや文化に憧れのある日本人にとって大きな話題になり、日本国内で一躍トップブランドとしての地位を確立しました。高品質で職人の技術が光るレッドウィングは、今でこそ日本人にとって馴染み深いブランドの一つですが、当時は若者の間で大きなブームになり、一種のステータスでもありました。

REDWING愛用の著名人

100年以上もの歴史を誇るレッドウィングは、多くの有名人、著名人が愛用していることでも知られています。様々なデザインシューズブーツが展開されているレッドウィングは、見た目のスタイリッシュさはもちろん、機能性や実用性も高く評価されており、ファッションにはうるさいセレブなども活用しています。海外・日本で活躍している愛用者をご紹介いたします。

デビット・ベッカムさん

夫婦で常にファッションに注目を浴びているデビット・ベッカムさん。いつでも洗練されたハイセンスでおしゃれなコーデを披露してくれます。デビット・ベッカムさんは大きく派手なタトゥーが目立ちますが、ファッションは実にシンプルで、「ダンディな男性」の憧れの象徴でもありますね。彼の着用しているレッドウィングは様々あり、合わせるボトムもデニムやチノパン、スラックスなど色々なので、レッドウィングがいかにファッションに取り入れやすいかというのが分かりますね。

ジョニー・デップさん

ワイルドで野性的な男らしさを持ち、その中にも妖艶な魅力を秘めているジョニー・デップさん。世界中で人気があり、彼の出演映画は常にトップランク!そんなジョニー・デップさんもレッドおウィングを愛用されている一人です。プライベートはもちろんですが、映画撮影などでもよく取り入れているそうで、とても気に入っているそうです。jp製からの支持も厚いジョニー・デップさんのレッドウィングコーデを真似すれば、モテ要素がグッと上がるかも!?

ブラッド・ピットさん

大人っぽく落ち着いた男らしさがあふれ出ているブラッド・ピットさんも、レッドウィングを長く愛用されています。そのファッションセンスも非常に魅力的で、世の多くの男性たちはマネしたい!と思っているのではないでしょうか?カジュアルでもドレッシーでもレッドウィングを活用しており、そのファッションの幅は非常に広く、どんなシーンでもブラッド・ピットさんの魅力を最大限引き出しています。シンプルコーデが多く着やすいファッションが多いので、ぜひ同じようなコーデを試してみてはいかがでしょう?

木村拓哉さん

年を重ねるごとに渋さを増し、日本イケメン代表でもある木村拓哉さんは、大人気ドラマ「HERO」でレッドウィングを着用していたのが印象的ではないでしょうか?しかし、実はこれよりはるか前からプライベートで長く愛用しているシューズブランドがレッドウィングなんです。10年以上前の雑誌インタビューでも、「レッドウィングのは8足以上持っている」と語っていた木村拓哉さん。シューズブーツなど、様々なデザインを活用しており、履きやすさや機能性の高さなどを周りのスタッフさんにも熱く語ってしまうくらいなんだとか。

浜田雅功さん

お笑い界の大御所でもあるダウンタウン・浜田雅功さん。実は、とってもオシャレでファッショナブルな方なんです!よく言われるのが手首のパワーストーン着用しているデニム類ですが、番組での外ロケでよく着用しているシューズがレッドウィングなんです。たくさん歩いたり長く立ち続けるロケだからこそレッドウィングで足を守ってるんですね。カジュアルシンプルな「浜ちゃんファッション」と相性抜群のレッドウィング。大人男性ファッションリーダー的な浜田雅功さん。シューズも要チェックですね!

REDWINGの魅力

長い歴史を誇るレッドウィングは、世界中の人々から愛され評価され続けています。見た目や履き心地など様々な魅力を凝縮させたアイテムばかりで、どのデザインでも失敗することのない安心感もありますね。コレクターも存在するほどのレッドウィング。レッドウィングの特徴的な魅力おすすめポイントをご紹介いたします。

実用性

元々レッドウィングは仕事をする人のための作業であり、どんな危険な場面でも足をしっかりと守る役目を担って作られました。そのため、おしゃれシューズとは違い、とにかく機能面に重視したアイテムが非常に多くあります。優れた防水性や強度、耐久性などがあるため、他ブランドに比べ履きやすさや活用のしやすさが飛び抜けています。グリップ感も強くあるので、歩きやすさをやホールド感をしっかりと感じることが出来ますよ!

種類

レッドウィングのシューズブーツは、実に様々な種類があります。どんな仕事の人にもピッタリのを提供することができるように、色々な職業別に適したアイテムを展開してきました。レッドウィングはワークブーツを代表するブランドですが、ワークブーツと一言で言っても、その中で種別に分けることもできます。活用する場面や合わせるファッションにより、一番最適なデザインを選ぶことが出来るでしょう。多くのアイテムがあるので、見ているだけでも何だかワクワクしてしまいそうです。

修理・リペア

レッドウィングに限らず、シューズブーツは長く履き続けていくとどうしても傷みや擦れなどが出てしまい、ソールも薄くすり減ってしまうでしょう。そんな時は修理に出す方も多いと思います。直営や取り扱い店舗では純正のレッドウィングのパーツを使用してくれるので安心です。修理専門店なども多くありますが、純正パーツでの修理を希望する方はぜひ直営や取り扱い店舗に持っていきましょう。ソールの張替えだけでなく、縫い直しやハトメ・フックのつけなおしなども受け付けてくれますよ。

【Tricker’s/トリッカーズの歴史】老舗ブランドの成り立ちや魅力を徹底解説

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♯【Tricker’s/トリッカーズの歴史】長年にわたり愛され続けるTricker’sの軌跡・ロイヤルワラント授賞ブランドとしての魅力をご紹介

世界中で多くのファンを虜にしているシューズブランドTricker’s/トリッカーズ。2019年には創業190年を迎え、世界で2番目となる単独店舗青山にOPENさせるなど、その発展は留まる事を知りません。数多くあるシューズブランドの中でも、特に知名度も高く魅力的なトリッカーズ。愛用している著名人も多くいるトリッカーズの歴史や文化をご紹介いたします。

1829年設立の老舗シューズブランド

社名RE Tricker Ltd. [Tricker’s(トリッカーズ)]
本社所在地ロンドン
創業者ジョセフ・トリッカー
現CEOマーティン・メイソン
URLhttps://www.trickers.com/uk/
店舗世界で2番目となる単独店舗・東京青山に2019年4月25日OPEN

成り立ち

1829年設立
1840年ノーザンプトンの靴の需要が一気に高まる。当時1,824のシューズメーカーがある、トリッカーズはその中の一つ
1848年義理の息子ウォルター・ジェームズ・バールトロップがわずか7歳にして、トリッカーズの現在のカントリーブーツの原点ともいえるブーツを試作
1904年ノーサンプトンのセントマイケルズロードの最新工場が稼働開始。グッドイヤーウェルトマシンを導入。
1925年ジャーミンストリート87番地に最初のロンドン店をOPEN
1926年繰り返し行ったモデルチェンジの末、現在親しまれているカントリーブーツのデザインが決まる
1937年ジャーミンストリート67番地に店舗移転
1989年ロイヤルワラント授賞
2019年創業190周年。東京青山に日本初の店舗OPEN

英国・ノーザンプトンから生まれる最高の靴

1892年 創業者ジョセフ・トリッカー紳士階級向けのを製作する会社を設立しました。創業当時から卓越した製造品質と耐久性に定評のあったトリッカーズ。農場や不動産所有者向けのカントリーブーツは瞬く間に広がり、強度や防水性など、実用的な面が多くの人に支持されていました。

トリッカーズの靴は、昔から現代にいたるまで、ノーザンプトンの工場で一つ一つ丁寧に作られています。1つのシューズを製作するのにかかる時間は約8週間!しっかりとこだわり抜いて作られるシューズはまさに完璧の一言です。

今では世界43か国以上で流通しているトリッカーズ。カントリーブーツ、ウィングチップ、ワークブーツなど様々なデザインが支持され続けています。また、トリッカーズは最初は非常にが固く、擦れをおこすのも当たり前とさえ言われるほどです。しかし、数年履き続けるうちに、フィット感やホールド感が増していき、自分だけの特別なになる瞬間があるんです。

この馴染みは他ブランドでは味わうことが出来ないほどで、多くのファンを虜にしている魅力の一つでもあります。さらに経年変化による表情の違いは、世界が認める美しさを誇り、多くの革靴愛好家たちを唸らせてきています。創業当時から現在に至るまで、品質を落とすことなく最高のものを作り続けているトリッカーズ。職人のこだわり、熱意がこもった素晴らしいアイテムをぜひチェックしてみてくださいね。

ベンチメイド製法

トリッカーズは靴を作るうえで実に260個もの工程があります。一般的には、工程により場所や職人を分けて作成するのが普通ですが、トリッカーズのベンチメイド製法では、一人の職人が最後まで作り上げるという手法を採用しています。そのため、職人により責任感や最高の技術が集約した奇跡のアイテムともいえますね。

個体別で雰囲気に差があるといわれるトリッカーズのアイテムには、このベンチメイド製法の影があるのかもしれません。職人によるちょっとした癖や製法の違いが反映されるので、それもまた手作りシューズの醍醐味となっています。

代々続く最古の家族経営

ブランドとしては非常に珍しいのが、創業から現代にいたるまでの「家族経営」ではないでしょうか。一族で守り続けているブランドだからこそ、長年の伝統を失うことなく、今なお一流ブランドとして輝き続けているのかもしれません。

現在は5代目になり、新しい技術などを取り入れつつも、トリッカーズらしさを消してしまわぬよう、しっかりと昔ながらの製法なども重視した製作を続けています。妥協を許さない職人の最高技術と、良質で誠実な素材を使用することにより、多くの人々に信頼されているトリッカーズは、一族の信念が込められたブランドと言えるでしょう。

1904年・最新の工場を開業

ノーザンプトンにあるトリッカーズの工場は、20世紀の変わり目に、ウォルタージェームズバールトロップがニューヨークへの買い付け旅行から戻った際に、グッドイヤーウェルトマシンを導入しました。

1829年の創業以来、全てを手作業で行うよりも、マシンを使用することによりさらにスマートで良くできたアイテムを作り出すことが出来るようになりました。このマシンの導入によって、同じステッチでアンダーソールを取り付けることなく、インソールのアッパーを縫うことを可能にしました。この工場ですべてのトリッカーズのアイテムが作られており、「100%ノーザンプトン」を曲げることなく今も続いています。

ヴィクトリア女王治世中の電化

1877年から1901年の間、政治面だけでなく経済や文化、科学など、あらゆる分野での成果を上げたヴィクトリア女王。この時代の事柄などは「ヴィクトリア朝の〇〇」と言われるほど代表的です。そんなヴィクトリア女王の治世中、様々な電化がすすんでいき、英国は一気に発展していきました。

導入したグッドイヤーウェルトマシンは、効率や結果で成果を上げ、その結果トリッカーズはノーザンプトンの他業者から一線を画した存在へとなっていきました。ヴィクトリア女王は色々な国の文化や技術を多く取り入れていましたが、もしもヴィクトリア女王がいなければこうしたマシンの導入もなかったかもしれませんね。

1989年・チャールズ皇太子から授かる王室御用達「ロイヤルワラント」

「ロイヤルワラント」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?王室御用達を意味する言葉で、この称号を授かった企業は、王室に対してサービスや商品提供を許される由緒ある称号になります。

今現在はエリザベス女王、その夫であるエジンバラ公、そして息子のチャールズ皇太子の3名のみが与えることのできる称号で、企業にとってこれを受けるほど名誉なことはありません。ロイヤルワラントを授かると、王室への提供だけではなく、「ロイヤルワラントを授かった」という事実が多くの一般の人への信頼にも繋がるため、宣伝効果も抜群です。

トリッカーズも、その品質やデザイン性、実用性が認められ、チャールズ皇太子からのワラントを1989年に授賞しました。また、2019年に190種年を迎えたトリッカーズは、ノーザンプトンの工場で記念銘板を発表しました。その際、チャールズ皇太子も来賓として訪れました。「190周年おめでとうございます。このような高度に熟練した技術を見るのは非常に素晴らしい経験です。今後も何年も続けていただければ幸いです。」とお祝いの言葉を述べています。

きっかけは「故ダイアナ妃」

チャールズ皇太子がこれほどまでにトリッカーズをご愛顧しているのは一体何がきっかけだったのか。それは、故ダイアナ妃が関係しています。実は、元々トリッカーズの顧客として数々のアイテム愛用していた故ダイアナ妃。ダイアナ妃の実家はノーサンプトンの近くにあるため、代々トリッカーズの顧客としてダイアナ妃だけでなくそのご家族もトリッカーズを愛用していました。

その故ダイアナ妃がチャールズ皇太子にすすめたのがルームシューズです。トリッカーズのアイテムを非常に気に入ったチャールズ皇太子はその後、ドレスシューズやカントリーブーツ着用していきました。履き心地やデザインなど、全てにおいてチャールズ皇太子の心をがっちり掴むことが出来たトリッカーズ。こうしてロイヤルワラントを授賞することとなったのです。

今なお続くチャールズ皇太子ご愛顧のTricker’s

1989年にチャールズ皇太子のロイヤルワラントを授賞してから、今なおその栄誉を受け続けているトリッカーズですが、実はロイヤルワラントは一度授かっても、生涯掲げることが出来るというわけではありません。

ロイヤルワラントを授かってから、5年ごとに厳しい審査を通過することが出来なければその時点で称号は取り消しとなってしまいます。そのため、称号を授かったからといって油断してしまうと、その審査を通過することはできません。

年月が経っても変わらずこだわり抜き、品質を落とさないようにする努力が必要となってくるんです。今なおチャールズ皇太子のロイヤルワラントを掲げ続けているトリッカーズ。それだけでいかに素晴らしいブランドなのかという事が分かりますね。創業当時から変わらずに、熱い志を持ってシューズを製作しているトリッカーズだからこそ、長きにわたり王室御用達の価値をなくすことなくある続けることができるのではないでしょうか。

世界中から愛されているTricker’sの魅力

トリッカーズは、世界43か国以上もの国や地域で愛されている一流ブランドです。日本でも馴染み深く、革靴好きに限らずこの名を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。英国の老舗シューズブランドとして、優れたデザインや機能的なアイテムは、年代、性別問わず活用され続けており、プライベートからビジネスフォーマルなどどんなシーンでも取り入れることが出来る万能アイテムです。

そんなトリッカーズのシューズは、チャールズ皇太子をはじめ、俳優のヘンリー・カヴィルさん、ロックバンドベーシストのアレックス・ジェームスさんなどを虜にしました。日本でも多くの著名人が愛用していたり、ドラマなどの小道具でもよく使用されていますね。そんなトリッカーズの最も特徴的とされている魅力3つをご紹介いたします。これを知ればトリッカーズを手にしたくなってしまうかも!?

高品質

何と言っても品質の高さです。ロイヤルワラントを授賞するほどの高い品質は、簡単に作り上げられるものではありません。シューズを製作するうえで用いるには、生後6か月以内の子羊のであるカーフスキンを使用し、その中でも厳選した最高級素材のみを取り入れています。

だけではなく、ソールに使用する広葉樹(オーク)も上質なものだけを使用。このようにこだわり抜いて選んだ素材だけを使用したトリッカーズのシューズは、誰からも認められるほどの高品質なアイテムとなります。

厳しく品質を維持することで、顧客様からの信頼を失うことなくあり続けているトリッカーズ。だからこそ、何年にもわたりチャールズ皇太子のロイヤルワラントも維持し続けることができるのでしょう。ロイヤルワラントの審査は非常に厳しく、少しでも引っ掛かると簡単に称号をはく奪されてしまいます。ロイヤルワラントを長きにわたり維持し続けていることが、トリッカーズの品質を守り続けている証拠にもなりますね。

安全性と実用性

今でこそハイセンスファッションには欠かすことのできないトリッカーズですが、もともとトリッカーズのシューズオシャレアイテムとしてではなく、悪道や農地などで足をしっかりと守るために作られています。

そのため、防水性やグリップ力、シューズ本体の丈夫さは他ブランドと比べ非常に強く、それでいて履き心地の快適さも併せ持っている素晴らしいアイテムです。トリッカーズ特有の個性的なデザインもさることながら、その高い機能性とクオリティは創業当時から変わらずに今でも変わらずに維持しています。

トリッカーズのシューズは、一つ一つを職人が丁寧に作り上げています。機械のみで量産するものとは違い、同じ形でもどこか違っていたり、縫い目に少しの歪みなどがある場合もあります。しかし、だからといって安全面が弱くなるという事はありません。

むしろ長年作りをし続けた目利きの職人がしっかりと確認しつつ作っているため、非常に安全性が高く、実用性、機能性に自信のあるアイテムとして展開されています。細かな部分まで注意してみてみると、職人の手作り感を感じられる部分が見つけられるかもしれませんね。

経年変化(エイジング)

革靴で特に魅力を感じることが出来るのが経年変化による表情の違いですね。革靴好きの方たちの中では、この経年変化を楽しむことこそ革靴の最大の魅力として語る方もいます。トリッカーズは、記事の中で説明した通り最初は非常に固く、初めて履く人は驚いてしまうかもしれません。革靴に慣れていない方なら履くのをためらってしまうほどです。しかし、ケアをしながら2年、3年と使用していくうちに、柔らかさが生まれ段々と自分の足にピッタリとはまる形に変化していきます。

革靴はこの経年変化が特徴的ではありますが、トリッカーズの経年変化は非常に強く、馴染んでいくほど自分だけの形へと変わっていき、他のでは味わえないようなフィット感を感じることが出来ます。また、見た目の色の変化もとても美しく変わっていきます。これはトリッカーズの厳選された上質な素材と、卓越した技術を持った職人だからこそ出せる味であり、トリッカーズの最も魅力とする特徴でもあるといえるでしょう。